JPS603596B2 - 建築架構 - Google Patents
建築架構Info
- Publication number
- JPS603596B2 JPS603596B2 JP18104180A JP18104180A JPS603596B2 JP S603596 B2 JPS603596 B2 JP S603596B2 JP 18104180 A JP18104180 A JP 18104180A JP 18104180 A JP18104180 A JP 18104180A JP S603596 B2 JPS603596 B2 JP S603596B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rigidity
- walls
- wall
- layers
- architectural frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は耐震壁間に可変剛性壁を配置して架礎の靭‘
性と剛性を所要の大きさに確保して建物全体の安全性を
向上した建築架線に関するものである。
性と剛性を所要の大きさに確保して建物全体の安全性を
向上した建築架線に関するものである。
一般にソリッドな耐震壁は剛性が大きく鞠性に乏しい。
そして純フレームと混合させた場合、水平力の負担が大
きになり、材料の許容応力度を越える場合が多いので、
剛性低下を考慮して解析設計する。そこでいよいよ応力
大になるため壁の断面を増す。そしてさらに応力大とな
るという悪循環に陥いる場合が多い。また建物が高層化
され、ラーメン等柔なフレームと混在させた場合次のよ
うな問題点がある。
きになり、材料の許容応力度を越える場合が多いので、
剛性低下を考慮して解析設計する。そこでいよいよ応力
大になるため壁の断面を増す。そしてさらに応力大とな
るという悪循環に陥いる場合が多い。また建物が高層化
され、ラーメン等柔なフレームと混在させた場合次のよ
うな問題点がある。
すなわち、‘１｝ 境界梁ａの剛性が少ないと全体の曲
げ変形が大きくなり水平力の負担が少なく、耐震壁とし
ての有効性がなくなる。
げ変形が大きくなり水平力の負担が少なく、耐震壁とし
ての有効性がなくなる。
（第１図、Ａ，Ｂ参照）【２１ 境界梁の剛性が大きい
と、水平力の負担が増えても境界梁の応力（Ｍ、Ｑ）が
大きくなって断面設計ができなくなるといったケースに
陥る場合が多い。
と、水平力の負担が増えても境界梁の応力（Ｍ、Ｑ）が
大きくなって断面設計ができなくなるといったケースに
陥る場合が多い。
（第２図参照）脚 一般に建物を高層化する場合、その
フレームを柔購造とする場合が多く、ソリッド壁の鯛性
が問題となる。
フレームを柔購造とする場合が多く、ソリッド壁の鯛性
が問題となる。
ところで高層ラーメンにおいて一定以上の外力が作用し
た場合ラーメンが柔構造となるスリット壁を利用した発
明、例えば椿公昭４８−１１１３５号公報に示す発明が
あるが以上の境界梁の剛性の大小によって生じる問題の
解決にはならない。この発明は以上のような問題点を解
決すべく開発したもので、ソリッド壁と可変剛性壁を適
当な位置に配置し、フレーム全体を適度に曲げ変形しう
るようにして水平力の負担を調整し、その性能をより向
上させるようにしたものである。
た場合ラーメンが柔構造となるスリット壁を利用した発
明、例えば椿公昭４８−１１１３５号公報に示す発明が
あるが以上の境界梁の剛性の大小によって生じる問題の
解決にはならない。この発明は以上のような問題点を解
決すべく開発したもので、ソリッド壁と可変剛性壁を適
当な位置に配置し、フレーム全体を適度に曲げ変形しう
るようにして水平力の負担を調整し、その性能をより向
上させるようにしたものである。
以下その詳細を図示した実施例によって説明する。
第３図に示す実施例では３スパンの建物におし、て両側
のスパンにはソリッドの耐震壁１を配置し、その耐震壁
間の面内における中間のスパンに階と階間の高さの丈を
有する可変剛性壁２を適当な階位置に設けたものである
。
のスパンにはソリッドの耐震壁１を配置し、その耐震壁
間の面内における中間のスパンに階と階間の高さの丈を
有する可変剛性壁２を適当な階位置に設けたものである
。
しかして前記耐震壁１の剛性は大きく、可変剛性２は前
記耐震壁１より剛性は４・さく、かつその耐力と剛性は
コントロールしうるようになっている。そして第３図の
実施例では２層毎に設けてあるが、第４図のように３層
毎に、第５図のように３層毎に２層連続させて設けても
よい。さらに非常に階層が多い場合には４層またはそれ
以上毎に設けてもよい。また規則性のないランダムな配
置にしてもよい。ところで可変剛性壁の例が第６図、第
７図に示してある。そして第７図は上下梁間に所要数の
比較的剛性の大きいモーメント抵抗単位パネル３を並設
してその上下端を取付け、かつ単位パネル３，３間をボ
ルト４等で連結し、その連結位置数等を適宜調節するこ
とにより単位パネルで構成される壁全体の耐力と剛性を
コントロールしうるようにしたものである。第７図は上
下梁間に多数のモーメント抵抗柱５を配置した全体とし
てスリットを有する壁状としたもので、モーメント抵抗
柱５の数を適宜選択して壁全体の耐力、剛性をコントロ
ールできる。
記耐震壁１より剛性は４・さく、かつその耐力と剛性は
コントロールしうるようになっている。そして第３図の
実施例では２層毎に設けてあるが、第４図のように３層
毎に、第５図のように３層毎に２層連続させて設けても
よい。さらに非常に階層が多い場合には４層またはそれ
以上毎に設けてもよい。また規則性のないランダムな配
置にしてもよい。ところで可変剛性壁の例が第６図、第
７図に示してある。そして第７図は上下梁間に所要数の
比較的剛性の大きいモーメント抵抗単位パネル３を並設
してその上下端を取付け、かつ単位パネル３，３間をボ
ルト４等で連結し、その連結位置数等を適宜調節するこ
とにより単位パネルで構成される壁全体の耐力と剛性を
コントロールしうるようにしたものである。第７図は上
下梁間に多数のモーメント抵抗柱５を配置した全体とし
てスリットを有する壁状としたもので、モーメント抵抗
柱５の数を適宜選択して壁全体の耐力、剛性をコントロ
ールできる。
そして上下梁とモーメント抵抗柱５とをプレハブ化して
おき、梁端を柱にピン接合することができる。ところで
以上の例はスリットＳが垂直方向であるが、必要により
水平あるいは水平面に対してある角度とすることができ
る。
おき、梁端を柱にピン接合することができる。ところで
以上の例はスリットＳが垂直方向であるが、必要により
水平あるいは水平面に対してある角度とすることができ
る。
また壁体の厚さ方向に可変剛性壁を数層重ねて用いるこ
とができる。この発明は以上の構成からなり可変剛性壁
を適当な位置に設けることにより特に境界梁の剛性をコ
ントロールしてフレーム全体を適度に曲げ変形させ、水
平力の負担を調整するとともに耐震壁を含む加機を曲げ
降伏させて轍性を向上させることにより単体としては剛
性が高く鋤性の少ないソリツド耐震壁によってもたらさ
れる欠点を改良する架横方法を提供できた。
とができる。この発明は以上の構成からなり可変剛性壁
を適当な位置に設けることにより特に境界梁の剛性をコ
ントロールしてフレーム全体を適度に曲げ変形させ、水
平力の負担を調整するとともに耐震壁を含む加機を曲げ
降伏させて轍性を向上させることにより単体としては剛
性が高く鋤性の少ないソリツド耐震壁によってもたらさ
れる欠点を改良する架横方法を提供できた。
第１図Ａ，Ｂ、第２図は従来例の説明図、第３図、第４
図、第５図はこの発明の実施例の概要図、第６図、第７
図は可変剛性壁の概要正面図である。 １・・・・・・耐震壁、２・・・・・・可変剛性壁、３
…・・・単位パネル、４……ボルト、５・…・・モーメ
ント抵抗柱。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図
図、第５図はこの発明の実施例の概要図、第６図、第７
図は可変剛性壁の概要正面図である。 １・・・・・・耐震壁、２・・・・・・可変剛性壁、３
…・・・単位パネル、４……ボルト、５・…・・モーメ
ント抵抗柱。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図
Claims (1)
- １ 両側のスパンにはソリツドな剛性の大きい耐震壁を
配置し、その耐震壁間の面内における中間の境界梁を有
するスパンに階と階間の高さの丈を有し、前記耐震壁よ
り剛性が小さく、壁全体の耐力と剛性をコントロールし
うる可変剛性壁を設けてあることを特徴とする建築架構
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18104180A JPS603596B2 (ja) | 1980-12-20 | 1980-12-20 | 建築架構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18104180A JPS603596B2 (ja) | 1980-12-20 | 1980-12-20 | 建築架構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57104772A JPS57104772A (en) | 1982-06-29 |
| JPS603596B2 true JPS603596B2 (ja) | 1985-01-29 |
Family
ID=16093725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18104180A Expired JPS603596B2 (ja) | 1980-12-20 | 1980-12-20 | 建築架構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603596B2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-20 JP JP18104180A patent/JPS603596B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57104772A (en) | 1982-06-29 |
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