JPS6035806B2 - プラスチツク磁石及びその製造方法 - Google Patents

プラスチツク磁石及びその製造方法

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JPS6035806B2
JPS6035806B2 JP51101385A JP10138576A JPS6035806B2 JP S6035806 B2 JPS6035806 B2 JP S6035806B2 JP 51101385 A JP51101385 A JP 51101385A JP 10138576 A JP10138576 A JP 10138576A JP S6035806 B2 JPS6035806 B2 JP S6035806B2
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和雄 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気異万性プラスチック磁石及びその製造方
法に関する。
従来フェライト磁石は、バリウムフェライト・ストロン
チウムフェライト等のハードフェライトを圧縮成形後、
焼成工程を経て作るため、その磁気特性にもかかわらず
収縮による寸法不良を生じ、所定の寸法精度を得る為に
、研摩工程が必要である。
暁結物なので機械的にもろい成形形状の複雑な磁石寸法
大なるフェライト磁石の製造が極めて困難である。又、
競緒反応が高温であり、エネルギーを大量に消費する等
の欠点があった。これらの欠点を改良するため、寸法精
度が高く、複雑な形状、大きさが自由で脆性がなく、機
械加工でき、かつ生産時のエネルギー消費も少ないフェ
ライトプラスチック磁石が提案されている。これは焼結
により粒子を凝集保持する代りにフェライト粒子をプラ
スチックで凝集保持するとともにプラスチックの成形性
を利用し、従来確立された押出・射出・圧縮成形等のプ
ラスチック加工方法でプラスチック磁石を得んとするも
のである。プラスチック磁石の残留磁束密度は、プラス
チック磁石中でフェライトのしめる体積により決ってく
るので、磁石の見掛密度が磁力のめやすとなる。焼結工
程を経たフェライト磁石の密度は、5夕/仇程度あり、
プラスチック磁石では一般にその密度が3.7夕/塊程
度までであり残留磁束密度は見幾密度に対応して低下し
てしまう。このように、磁力の低下とプラスチックによ
る機械特性の付与条件は、背反する為に単にフェライト
粉末とプラスチックの混合物を用い、押出成形・射出成
形・カレンダロール成形・圧縮成形を行っても磁気特性
と機械特性・寸法精度等プラスチックにより与えられる
性質の二つを同時に生かすことができなかった。ところ
で磁気特性は、フェライト粒子の磁性の方向により改善
できるので磁性粒子の方向を揃える試みがなされている
。例えば、板状のフェライトを用い、狭いスリット間を
通して機械的敷断力をかけ、磁気異方性のある材料を得
られるが、原料フェライトが特殊になり価格が高い、又
、異方性を与えられるスリット間隔が4・さい為、形状
が限定され厚物・異形品等の成形物が得られない欠点が
あった。この為ドメィンサィズのフェライトを磁場中処
理したのち、焼綾後再粉砕したマルチドメィンフェラィ
トを用し、押出成形する方法、磁場中で圧縮成形する方
法などが提案されているが、シングルドメインフヱライ
ト、等方性多結晶フェライトをプラスチックで被覆し、
或は混合した場合粒子間の摩擦力により粒子は全て磁気
配列しないことが報告されている。本発明者等はかかる
事実にかんがみ、種々研究した結果、特殊なフェライト
を用いず、かつ量産性の高い押出機による加工が可能な
異方性プラスチック磁石とその製造方法を完成した。
本発明者等は、市場で入手可能な平均粒径0.5〜3r
までのバリウムフェライト・ストロンチウムフェライト
の等方性多結晶粒子と塩化ビニル樹脂系粘結剤からなる
磁気組成物を、永久磁石もしくは電磁石を励磁源とした
磁場回路からなる磁場配向ダイを先端に取付けた押出機
を使って磁場配向しながら押出し、滋場配向ダィを出た
時点から空冷もしくは水冷により冷却させると押出成形
品は印加磁場方向に強い異方性を持つプラスチック磁石
となることを見し、出した。
一方磁気特性がプラスチック磁石中のフェライト体積百
分率に比例することから、バリウムフェライトを一定と
し、フェライト体積百分率も一定とし、大占緒剤として
各種ゴム・ェラストマー・塩化ビニル系樹脂・塩素化ポ
リエチレン・エチレン酢酸ビニル共重合体等を選び、組
成物を押出し、磁気特性を比較したところ粘結剤の種類
により磁気特性への影響に著差が生じ本発明によるもの
のみが強い磁気特性を与えることが判明した。かかる差
異は、高分子粘結剤として塩化ビニル系樹脂・塩素化ポ
リエチレン・エチレン酢酸ビニル共重合体の1種又は2
種以上を5の重量%以上含有するものを使用する本発明
による特定の磁気組成物がフェライト粒子の配向に極め
て有効に作用しているためと推定される。即ち、上記必
須成分を使用すれば、標準的押出成型温度に於いて好適
な溶融粘度を有し、且つフェライトの界面相互作用が適
当であって良好なフェライト粉末の配向が蓬せられるこ
と及び押出成型適性が良好で加工条件幅が広く、且つダ
ィ部より吐出されてから冷却固化せしめる迄の間に上記
配向が乱れて磁気特性が低下することが少ない、その他
の効果がある。従って、成型性や最終的に得られるプラ
スチック磁石の諸特性を改良する目的で他の粘結剤成分
を加えても良いが、これら必須成分を少くとも過半量用
いないと上述した効果が少なくなる。従って、本発明に
於いてはこれら必須成分を5堰重量%以上用いる。本発
明の磁気組成物は、高分子粘結剤中の上記必須成分の他
に5の重量%以下の可塑剤・加工性改良剤・安定剤を選
び必須成分と併用することによってその効果を一層高め
ることができる。可塑剤としては、モノェステル及びポ
リエステル系可塑剤、ェポキシ系可塑剤がよい。好まし
くは20午0で粘度が1にP〜30にPのフタル酸誘導
体、20℃での粘度が1にP〜5にPのァジビン酸系誘
導体、セバチン酸系誘導体、20つ0での粘度が$P〜
30にPのトリメリット酸議導体、25℃での粘度が2
0比P〜600にPのァジピン酸系ポリエステル、フタ
ル酸系ポリエステル、2500での粘度が120にP以
下のェポキシ誘導体があげられる。安定剤としては、三
塩基性硫酸鉛、二塩基性亜燐酸鉛等の鉛系安定剤、ステ
アリン酸鉛、ステアリン酸バリウム等の金属石けん、ジ
ブチル錫ラウレート、ジブチル錫マーレート等の有機錫
系安定剤を単独又は併用するのが良い。使用するフェラ
イトが平均粒蓬0.5〜3ムまでのバリウムフエライト
・ストロンチウムフエライトの等万性多結晶体であれば
本発明の高分子粘綾剤中で良好に配向する。
本発明で用いるバリウムフェライト・ストロンチウムフ
ェライトの使用量は磁気組成物中50〜9の重量%であ
る。9の重量%を越えると押出成型は不可能ではないが
、フェライ.ト粉体相互の作用が大となり押出機ダィ部
にて印加した磁場によってフェライト粒子の配向が困難
となって最終的に得られる異方性プラスチック磁石の磁
気特性の向上が困難となったり、低下したりする。
即ち、フェライトの使用量を9血重量%を越えて使用す
ることは可能ではあるが加工の困難度が増大するから工
業的な意義を欠く。又、使用するフェライト量が5広重
量%未満であっても相応する磁気特性は示すものの実用
に供されることは殆んどなく工業的に意味がない。
従って、本発明においては50〜9の重量%のフェライ
ト含有量を採用する。又、フェライトのモル比はFe2
03/鞠0,Fe203/Sの5.1〜6.0が好まし
く、これらは通常原料造粒後95000〜1300oo
の間で1時間から3時間焼成され粗粉砕後、振動ミル・
アトラィター等にて湿式又は乾式で微粉砕される。フェ
ライト中のモル比が6を越えると遊離の酸化鉄が生じ著
るしく磁気特性を損なう。又、同モル比が極度に低くな
るとモノフェラィトの生成が増加し徐々に磁気特性が低
下する。フェライトの焼成条件等で変化するので一概に
はいえないが、モル比が5.0以下となると得られるフ
ェライト粉の磁気特性の低下が無視できなくなる。それ
故上記の如くフェライトのモル比はFe2Q/母0,F
e203/Sr○が5.1〜6.0であることが好まし
い。勿論、使用すフェライトが単結晶又は異万性多結晶
体であっても本発明による粘絹剤を用いれば良好に節向
し、良好な特性が得られる。本発明に使用される押出機
としては、強磁性材料及び非磁性材料により押出成形物
使用方向にェアギャップを有する構造の押出ダィと、こ
れに付属する永久磁石も.しくは電磁石を励磁源とした
磁気回路からなる磁場配向ダィを先端に取りつけた押出
機が挙げられる。
本発明の押出成形異方性プラスチック磁石は、特定の高
分子粘結剤を含むことと相まってフェライトの磁化容易
軸が印加磁場方向に充分配同しており、配向度が高く優
れた磁気特性を有するものであり、しかも長尺の磁石に
なり得るので極めて利用価値が高いのである。
本発明の組成物を用いることにより等方性バリウムフェ
ライト暁結磁石と同等の特性を有し、かつ可榛性・機械
特性にすぐれた異万性プラスチック磁石が量産性の高い
押出方法で可能となり競結磁石の欠点をなくし、かつ軽
量なマグネットを市場に供孫合できる。
又従来ゴム磁石・プラスチック磁石の主要マーケットで
あったエネルギー積0.4〜0.9MG○e程度の分野
に対しては、従来品のフェライト量に比べ、はるかに少
し、フェライト量(樹脂分がはるかに多い)で同一特性
を出せるため、従来品に比べると可榛性、機械特性がは
るかに改善される他、軽量な製品を汎用プラスチック加
工機械で製造できる。さらに、できた製品は、一般のプ
ラスチック材料と同じ要領で熱落着加工・ウエルダー加
工・ラミネート加工・エンボス加工等の二次加工ができ
るため、二次加工分野での利用範囲の拡大が期待でき、
例えば冷蔵庫ガスケットの一体化成形及びその溶着に対
しても極めて有効である。以下本発明を実施例、参考例
を用いて更に詳細に説明する。
参考例 1 市販ニトリルゴム(グッドリッチ社製ハイカー1411
)10の重量部に対し亜鉛華5重量部、プロセスオイル
15重量部、加硫促進剤1.5重量部からなる配合物を
8インチ蒸気加熱ロール(以後試験ロールと呼ぶ)にて
渡練し、この粘結剤中にしめるバリウムフェライト(戸
田工業バリウムフェライトBFA、粒径1.31仏,F
e2Q/母○モル比5.44)の体積充填率が52体積
%になるように加えながら鷹練したあと約5肋角のべレ
ツトに加工した。
ブラベンダー社製プラストグラフニーダータィプを用い
、当該磁気組成物の最適加工温度におけるトルクを測定
した。さらに上述プラストグラフ押出機と押出機先端に
つけた滋場配向ダイにより該磁気組成物を押出し、磁場
のeの場合と磁場*1100比×についての押出成形物
の磁気特性の比較をJISC2501に従って行なった
トルク 3.1&瓜 参考例 2 市販エチレンプロピレンゴム(日本合成ゴムEP33)
10の重量部に対し亜鉛華5重量部、プロセスオイル1
の重量部、加硫促進剤3重量部からなる配合物を参考例
1と同一条件でべレット加工し、参考例1と同一方法で
トルク及び押出物の磁気特性を測定した。
トルク 5.4Kのh 参考例 3 市販クロロスルフオン化ポリエチレン(デュポン社/・
ィパロン45)100重量部に対しポリエチレングリコ
ール1重量部、マグネシア4重量部から成る配合物を参
考例1と同一条件でべレット加工し、参考例1と同一方
法でトルク測定及び押出物の磁気特性を測定した。
トルク 5.4&m 実施例 1 市販エチレン−酢酸ビニル共重合体(大日本インク、ェ
バスレン410)10の重量部、潟剤1重量部から成る
配合物を参考例1と同一条件でべレツト加工し参考例1
と同一方法でトルク測定及び押出物の磁気特性を測定し
た。
トルク 6.8&m 実施例 2 塩化ピニル樹脂(鐘淵化学工業、商品名カネビニールS
3000平均重合度3000)100重量部に対しポリ
エステル系可塑剤(大日本インキ、W36肥LS二塩基
酸ァジピン酸、粘度430にP25℃)70重量部、ェ
ポキシ系可塑剤(ァデカァーガス化学、0−130Pェ
ポキシ化大豆油分子量約1000、粘度35にP300
0)8.5重量部、滑剤及び安定剤I1重量部から成る
配合物中のバリウムフェライト量が52体積%になるよ
うに参考例1のフェライト粉末を加え、9そへンシェル
ミキサーで混合後蒸気ロールで混練し約5仰角のべレッ
トに加工したあと参考例1と同一方法でトルク測定及び
押出物の磁気特性を測定した。
トルク 4.6&m 実施例 3 塩素化ポリエチレン(昭和電工、ェラスレン401A
塩素化度4の重量%)l0G重量部、ポリエステル系可
塑剤(大日本インキ、W36班LS)30重量部、ェポ
キシ系可塑剤(アデカアーガス化学、○−13価)4重
量部、滑剤及び安定剤11重量部から成る配合物を実施
例2と同一条件でべレット化し、参考例1と同一方法で
押出物の磁気特性を測定した。
実施例 4 塩化ピニル樹脂(鐘淵化学工業、カネビニールS300
0)8の重量部、塩素化ポリエチレン(昭和電工、ヱラ
スレン401A)2の重量部、ポリエステル系可塑剤(
大日本インキ、W360Eは)50重量,※部、ェポキ
シ系可塑剤(アデカアーガス化学、0一130P)6.
5重量、滑剤及び安定剤11重量部から成る配合物を実
施例2と同一条件でべレット化し、参考例1と同一方法
で押出物の磁気特性を測定した。
実施例1〜4および参考例1〜3より明らかなように同
一フェライト体積充填率であっても大占結剤として用い
る合成高分子の種類によって磁場配向押出後、本発明の
ように成形物中のフェライト粒子が餌向し、異方化して
いるものと、配向してし、ないものがあることが明確に
理解できる。
さらに、加工時の粘度の目安となるトルクを比較すると
単純に粘度の大小だけでは磁場に対する配向性の優劣は
つけられず高分子粘結剤として選ぶ材料自身も艶向性に
寄与していることがわかる。実施例 5塩化ビニル樹脂
(鐘淵化学工業、カネビニールSIOO李平均重合度1
300)6の重量部に対し塩素化ポリエチレン(昭和電
工、ェラスレン401A)40重量部、ポリエステル系
可塑剤(大日本インキ、W360ELS)80重量部、
ェポキシ系可塑剤(アデカアーガス化学、0一130P
)1の重量部、溶剤及び安定剤11重量部から成る配合
物中のバIJウムフェラィト量が85重量%になるよう
にバリウムフェライト(戸田工業、バリウムフェライト
粉末GPB、粒径1.81仏、モル比Fe203/Ba
○:5.90)を加え9そへンシエルミキサーでドライ
ブレンド後蒸気ロールで濠糠し約5側仰角のべレツトに
加工した。
プラベンダー社製ブラストグラフ押出機と押出機先端に
つけた磁場配向ダィにより当該組成物を押出し、電磁石
の電流を変えて印加磁場の強さを変化させこの時の押出
成形物の磁気特性の比較をJISC2501に従って行
なった。実施例5から明らかなように本発明の磁気組成
物を用いれば220比×程度の低い磁場を与えながら押
出してもバリウムフェライトの磁化容易軸は印加磁場方
向に配向されている。印如磁場を12,00Kたまで増
加すると押出物の最大エネルギー積は0.90MG○e
と等方性バリウム蟻結磁石の下限にほぼ相当することが
わかる。実施例 6 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業、カネビニールSIO0
8平均重合度800)8の重量部に対し塩素化ポリエチ
レン(昭和電工、ェラスレン401A)20重量部、ト
リメリット酸系可塑剤(大日本インキ、W70u粘度1
80〜22にP25℃)100重量部、滑剤及び安定剤
1の重量部からなる配合物中のバリウムフェライト量が
8錠重量%になるようにバリウムフェライト(戸田工業
、GPB)を加え実施例5に示す方法で押出物を得た後
、JISC2501により磁気特性を測定した。
実施例6より明かなように市販等方性バリウム暁結磁石
と同等の磁気特性を30%も軽い材料で製造できる。
当該押出物はプラスチックの性質を十分にそなえており
、例えば室温(20qo)で180oおり曲げテストを
行ってもひび割れ等を全く生じない。これはほぼ同等の
磁気特性を出す従来品の機械特性と比較してもその優位
差が明かに認められる。また、市販等方性ゴム磁石押出
品の最高のもの(武智工業ゴム製、冷蔵庫用マグネット
コード)でもBr:残留磁束密度158の、BHC:保
磁力119Kだ、最大エネルギー積0.47MGW、密
度3.8夕/塊、バリウムフェライト量89〜9の重量
%であり、その機械特性(例えば同一条件のおり曲げテ
スト)で大きな磯位差がある。以上より本発明が磁気特
性・機械特性・量産性をみごとに解決していることが明
確に理解できる。実施例 7 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業、SIO03)90重量
部に対し塩素化ポリエチレン(昭和電工、ェラスレン4
01A)1の重量部、ポリエステル系可塑剤(大日本イ
ンキ、W1200二塩基酸:アジピン酸、粘度40にP
25午0)7の重量部、滑剤及び安定剤10重量部から
なる配合物中のストロンチウムフェライト量が82重量
%になるようにストロンチウムフェライト(戸田工業、
GPS粒径1.88仏、Fe203/Sの:モル比5.
75)を加え実施例5に示す方法で押出物を得たあとJ
ISC2501に従って磁気特性を測定した。
ストロンチウムフェライトもバリウムフェライトと同様
に磁場配向し強い磁気異方性をもつプラスチツク磁石に
できることが示された。
実施例 8 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業、SIOOI平均重合度
1,000)90重量部に対し塩素ポリエチレン(昭和
電工、ェラスレン401A)10重量部、ポIJェステ
ル系可塑剤(アデカアーガス化学、ドラベツク7.7二
塩基酸・フタール酸、粘度55KP〜140庇P250
0)65重量部、滑剤及び安定剤1の重量部から成る配
合物中のバリウムフェライト量が78重量%(フェライ
ト体積充填率45本種%)になるようにバリウムフェラ
イト(日本弁柄工業製、DNPS、粒径1.67仏、モ
ル比Fe203/Ba0:5.76)を加え実施例6に
示す方法でべレツト化した。
当該べレットは実施例5に示す方法で押出した以外に、
田辺プラスチック製500押出機(L/D:28)と押
出機先端につけた永久磁石(アルニコ7)を励磁源とす
る磁場配向ダィにても滋場配向押出し、これら押出物の
磁気特性をJISC2501に従って測定した。実施例
9 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業、SIO03)90重量
部に対し塩素化ポリエチレン(昭和電工、ェフスレン4
01A)1の重量部、ポリエステル系可塑剤(大日本イ
ンキ、W1200)60重量部、滑剤及び安定剤I0重
量部から成る配合物中のバリウムフェラィト量が75重
量%(41体積%に相当)になるようにバリウムフェラ
イト(日本弁柄工業、EN37、粒径1.59仏、モル
比Fe203ノBa05.33)を加え実施例5に示す
方法で押出物を得たあとJISC2501に従って磁気
特性を測定した。
実施例 10 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業、SIO03)90重量
部に対し塩素化ポリエチレン(昭和電工、ェフスレン4
01A)1広重量部、フタル酸系可塑剤(大日本インキ
、W−520、粘度8にP2000)6の重量部、滑剤
及び安定剤1の重量部から成る配合物中のバーJウムフ
ェラィト量が75重量%(41体積%に相当)になるよ
うにバリウムフェライト(戸田工業、GP300、粒径
2.04仏、モル比Fe203/母05.76)を加え
実施例5に示す方法で押出物を得たあとJISC250
1に従って磁気特性を測定した。
実施例 11 塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業、SIO03)90重量
部に対し塩素化ポリエチレン(昭和電工、ヱフスレン4
01A)1の重量部、ポリエステル系可塑剤(大日本イ
ンキ、W36班LS)44.5重量部、ェポキシ系可塑
剤(アデカアーガス化学、0一13帆)5.5重量部、
溶剤及び安定剤11重量部から成る配合物中のバリウム
フェライト量が6の重量%(2母本積%に相当)になる
ようにバリウムフェライト(戸田工業、BFA 粒径0
.98r、モル比Fe203/筋○:5.44)を加え
実施例5に示す方法で押出物を得たあとJISC250
1に従って磁気特性を測定した。
実施例8〜10より、市販ゴム磁石の主要分野であるエ
ネルギー積0.4〜0.9MG○e押出品に対してはフ
ェライト含率75重量%から7頚重量%(41体積%か
ら49本積%)の間で十分対処できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 バリウムフエライト・ストロンチウムフエライトの
    1種又は2種が50〜90重量%で、残部50〜10重
    量%が高分子粘結剤であり、該高分子粘結剤中に塩化ビ
    ニル系樹脂・塩素化ポリエチレン・エチレン酢酸ビニル
    共重合体の1種又は2種以上を50重量%以上含む磁気
    組成物からなり、該磁気組成物に直流磁場を印加しなが
    ら押出すことにより該磁気組成物中のフエライト粒子磁
    化容易軸が印加磁場方向に磁気的に配向していることを
    特徴とす押出成形異方性プラスチツク磁石。 2 高分子粘結剤が、塩化ビニル系樹脂・塩素化ポリエ
    チレン・エチレン酢酸ビニル共重合体の1種又は2種以
    上を50重量%以上、可塑剤・加工性改良剤・安定剤の
    1種又は2種以上を50重量%以下を含むものである特
    許請求の範囲第1項記載のプラスチツク磁石。 3 バリウムフエライト・ストロンチウムフエライトの
    フエライトのモル比Fe_2O_3/BaO,Fe_2
    O_3/BaOが5.1〜6.0である特許請求の範囲
    第1項記載のプラスチツク磁石。 4 強磁性材料及び非磁性材料により押出成形物使用方
    向にエアギヤツプを有する構造の押出ダイとこれに付属
    する永久磁石もしくは電磁石を励磁源とした磁気回路か
    らなる磁場配向ダイを先端に取りつけた押出機を使つて
    、バリウムフエライト・ストロンチウムフエライトの1
    種または2種が50〜90重量%で、残部50〜10重
    量%が高分子粘結剤であり、該高分子粘結剤中に塩化ビ
    ニル系樹脂・塩素化ポリエチレン・エチレン酢酸ビニル
    共重合体の1種または2種以上を50重量%以上含む磁
    気組成物に直流磁場を与えながら押出し、成形物区中の
    フエライト粒子の磁化容易軸を印加磁場方向に配向させ
    ながら押出加工することを特徴とするプラスチツク磁石
    の製造方法。
JP51101385A 1976-08-24 1976-08-24 プラスチツク磁石及びその製造方法 Expired JPS6035806B2 (ja)

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