JPS6035641B2 - 光伝送繊維 - Google Patents

光伝送繊維

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JPS6035641B2
JPS6035641B2 JP51064589A JP6458976A JPS6035641B2 JP S6035641 B2 JPS6035641 B2 JP S6035641B2 JP 51064589 A JP51064589 A JP 51064589A JP 6458976 A JP6458976 A JP 6458976A JP S6035641 B2 JPS6035641 B2 JP S6035641B2
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JP
Japan
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methacrylate
optical transmission
group
resin
component
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JP51064589A
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伸典 福岡
博 柳原
浩一 安井
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光伝送性の優れたプラスチック製光伝送繊維に
関する。
従来、プラスチック製の光伝送繊維として、屈折率が高
く、透明性の良好なポリスチレン樹脂を芯成分とし、よ
り屈折率の低いポリメチルメタクリレート系樹脂を鞘成
分とするものがよく知られている。
しかしながらポリスチレン樹脂を芯成分とした場合には
、耐薬品性、耐膜性等が悪く、用途的に限定されること
、及びポリメチルメタクリレート系樹脂との界面での接
着性があまり良好でなく透光性に限界があること、鞘成
分が剥離しやすいこと等の欠点があった。このような欠
点を解消する一つの方法として、ポリメチルメタクリレ
ート系樹脂を芯成分とする種々の光伝送繊維がその後提
案されている。
しかし、本発明者等が、これまで公けにされた上記提案
について種々の検討したところでは、いずれも一得一失
的な結果しか得られず、必ずしも前記従来方法の欠点を
解決するものではないことを確認した。本発明者等は、
この発明の属する技術分野の現状に鑑み、その改良をは
かるべく鋭意研究を進めた結果、ついた本発明を完成し
所期の目的を達成するに至った。
すなわち本発明は、メチルメタクリレートを少なくとも
7の重量%含有するポリメチルメタクリレート系樹脂を
芯成分とし、一般式【1}(但し、RはH又はCH3,
Rf及びRf′はそれぞれ炭素数1〜6のフルオロアル
キル基を示す。
)(以下「一般式{1ー」という。)で表わされる単位
を主成分とするフッ素含有重合体樹脂を鞘成分として、
鞘芯構造に成形されて成る光伝送繊維をその要旨とする
ものである。以下本発明の構成、作用効果、実施の態様
について更に詳細に説明する。
本発明で用いる一般式{1}で表わされるアクリレート
またはメタクリレートは、エステルのアルコール部分の
Q一炭素原子上にフッ素原子を有することが特徴である
このことが、これらを主成分とする重合体樹脂に、芯成
分としてポリメチルメタクリレート系樹脂を用いる光伝
送繊維又は鞘成分として有用な性質を与えているものと
推定される。本発明者等は、ポリメチルメタクリレ−ト
系樹脂を芯成分とする優れた光伝送繊維を複合溶融荻糸
によって製造するに当つては、鞘成分樹脂の性質として
次の項目を満足すべきことを数多くの実験結果確認した
■ 透明性が良好なこと。
■ 屈折率がポリメチルメタクリレート系樹脂の屈折率
(約1.49)よりもできるだけ小さいこと。
■ ポリメチルメタクリレート系樹脂との接着性が良好
なこと。
■ 熱軟化温度および、又は溶融成形温度がポリメチル
メタクリレート系樹脂のそれらと近いこと。
■ 溶融成形温度における溶融粘度がポリメチルメタク
リレート系樹脂のそれと近いこと。
■ 収縮率あるいは膨脹率がポリメチルメタクリレート
系樹脂のそれらと近いこと。
本発明の上記鞘成分樹脂は、芯成分との結合関係におい
て上記要件に極めてよくマッチするものである。
即ち、本発明の鞘成分となる重合体樹脂は透明性が非常
に良好で、かつ屈折率が約1.40以下と低く、熱軟化
温度が約90qo〜13000の間にあり、ポリメチル
メタクリレート系樹脂のそれと近い上に溶融成形温度が
約190oC〜270oCの間にあってポリメチルメタ
クリレート系樹脂と近い。
さらに、メタクリル系樹脂であるので芯成分のポリメチ
ルメタクリレート系樹脂との界面での接着性が非常に良
好であること、及び収縮率あるいは膨脹率も芯成分と類
似しているため、熱的な収縮、膨脹等による鞘と芯との
剥離あるいは、クラッキング等が全然起らないことが判
明した。このような重合体を与える主成分である前記一
般式‘1}で表わされるアクリレートあるいはメタクリ
レートモノマ一は、下式に示すように、含フッ素ケトン
化合物を金属フルオラィドと反応させてケトンのカルボ
ニル基を金属のフルオロカルビノール基に変換させた後
、アクリル酸ハラィドあるいはメタクリル酸ハラィドと
反応させて、容易に高収率で合成される。
(但し、RはH又はCQ,Rf及びRf′はそれぞれ炭
素数1〜6のフルオロアルキル基を示し、Mはアルカリ
金属、X′はハロゲンを示す。
)本発明において用いられる含フッ素ケトンとして、上
記Rf及びRf′で示される化合物はそれぞれ次のよう
な基から選ばれる。■ 一(CF2)nCF3,(n=
0〜5)のようなノルマルパーフルオロアルキル基、■
一CF(CF3)2,一C(CF3)3のようなイソ
パーフルオロアルキル基、■ パーフルオロシクロヘキ
シルのような環状フルオロアルキル基、■ −CF2Y
′(Y′=CI,Br,1)のようなフッ素以外のハロ
ゲンを含むフルオロアルキル基、また、環状フルオロア
ルキルケトンも用いることができる。
上記のアルキル基において全ての水素がフッ素で置換さ
れたパーフルオロアルキル基でなくても部分的にフッ素
化されたフルオロアルキル基であってもよい。このよう
にして得られた含フッ素アクリレートモノマーあるいは
メタクリレートモノマ一から、通常のラジカル重合で、
塊状重合、懸濁重合等、何れの方法でも容易に単独重合
体あるいは共重合体を製造することができる。
共重合成分としてはメチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリ
レート、シクロヘキシルメタクリレート等のアルキルメ
タクリレート類、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、シ
クロヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレート類
、あるいは、および、 (但し、RはH又はCH3、XはH又はF又はCI,Y
はH又はCF3,mは1〜6の整数、nは2〜10の整
数をそれぞれ示す。
)で表わされる含フッ素アクリレートおよび含フッ素メ
タクリレート類、あるいはスチレン類等から選ばれた1
種以上のモノマーが使用される。共重合体とする場合は
屈折率を低下させるために、フッ素を3の重量%(以下
特記しない限り%は重量百分率を示す。
)以上含ませるように配合する必要がある。共重合成分
としてフッ素を含まないモノマーを用いる時は、そのモ
ノマーの使用量は30%以下にすることが好ましく、フ
ッ素を含むモノマーを使用する時には、50%程度まで
用いることができる。このようにして得られた を主成分とする少くとも30%以上のフッ素を含有する
重合体樹脂は、ポリメチルメタクリレート系樹脂を芯成
分とする光伝送繊維の鞘成分として非常に優れたもので
ある。
本発明で用いられる芯成分樹脂であるポリメチルメタク
リレート系樹脂とは、メチルメタクリレート成分を少く
とも70%含有するもので、ポリメチルメタクリレート
以外に、メチルメタクリレートを主成分とする共重合体
も含まれる。
このような共重合成分としては、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルア
クリレ−ト、シクロヘキシルアクリレート等のアクリレ
ート類、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、ペンジルメタクリレート、フェニルメタクリレー
ト等のメタクリレート類、およびスチレン類等から選ば
れた1種以上のモノマーが使用される。本発明による光
伝送繊維の製造は、鞘約・構造となるような紙糸口金を
用いる複合溶融紡糸方法や繊維状の芯成分を、鞘成分の
溶液中を通すことによってコーティングする方法がある
が、生産性及び物性等の関係から複合溶融紡糸方法が、
より好ましい。
また本発明光伝送繊維の形態は、通常その横断面が円形
をなすもの及び長方形のものいわゆる局平状のものを王
とするが、所望に応じ断面多角形のものその他の異形断
面糸とすることもできる。
次に本発明の実施例を示す。実施例において熱軟化温度
とはビッカート軟化点を指し、透過率はキセノンランプ
を用いて測定したものである。実施例 1 乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド中に、乾燥した
フッ化カリウムを入れ分散液を作り、冷却し、次いでフ
ッ化カリウムと等量のへキサフルオロァセトンを導入し
た。
このようにして得られたフルオロカルビノール中間体溶
液に、ヘキサフルオロアセトンと等量のメタクリロィル
クロラィドを加え、反応させ精製することによってパー
フルオロイソプロピルメタクリレートが透明な液体(沸
点10が0/760脚Hg、屈折率1.324)として
得られた。上記のパーフルオロイソブロピルメタクリレ
−トを常法により、アゾビスイソブチロニトリルを開始
剤とし75〜80℃で重合することにより、屈折率1.
370、熱軟化温度約115q○の非常に透明性の良い
重合体を得た。
芯成分としてメチルアクリレートを10%含むポリメチ
ルメタクリレート(屈折率1.490)を用い、鞘成分
として上記のポリ(パーフルオロィソプロピルメタクリ
レート)を用いて、23び○で複合溶融紡糸することに
より、芯と鞘の面積比が10対1で繊維直径が250ム
の鞘芯構造の光伝送繊維を得た。
この繊維1の当りの白色光透過率は80%であった。ま
たこの繊維を−3び○と8ぴ○のヒートサイクル(回/
1日)を10回繰り返したが、繊維はクラツクを生ぜず
、何ら変形も起さなかった。また透過率も変化しなかっ
た。さらに鞘成分を機械的に剥離させることは非常に困
難であった。実施例 2実施例1のパーフルオロィソプ
ロピルメタクリレ−トにメチルメタクリレートを10%
共重合させた重合体(熱軟化温度1080、屈折率1.
382)を鞘成分とし、芯成分には実施例1と同じポリ
メチルメタクリレートを用い、実施例1と同様の方法に
より芯と難の比が8対1で繊維直径が500仏の光伝送
繊維を得た。
この繊維の白色光透過率は1肌当り、78%であった。
実施例 3 実施例1と同様な方法により、ヘキサフルオロアセトン
の代りにパーフルオロヘプタンーチーオンを用い、パー
フルオロヘプタンーチーオールのメタクリル酸ェステル
を製造し、次いで常法により重合することによって、非
常に透明性の良い重合体(熱軟化温度120℃、屈折率
1.368)を得た。
この重合体を鞘成分とし、メチルアクIJレートを5%
含むメチルメタクリレートを芯成分として、25ぴ0で
複合溶融抜糸し、芯と鞘の比が9対1で繊維直径が35
0ムの光伝送繊維を得た。この繊維の白色光透過率はl
m当り82%であった。この繊維をカーボンアークによ
る耐光試験機中で、紫外線照射を100餌時間行なった
が、外観、透過率変化はほとんどなかった。実施例 4 実施例1で得られた、パーフルオロィソプロピルメタク
リレート(70モル%)と2,2,2−トリフルオロエ
チルメタクリレート(30モル%)を共重合させた重合
体を鞘成分とし、メチルメタクリレートを10%含むポ
リメチルメタクリレートを芯成分として複合溶融織糸を
行ない、直径500仏の光伝送繊維を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メチルメタクリレートを少なくとも70重量%含有
    するポリメチルメタクリレート系樹脂を芯成分とし、一
    般式(1)▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、RはH又はCH_3,Rf及びRf′はそれぞ
    れ炭素数1〜6のフルオロアルキル基を示す。 )で表わされる単位を主成分とするフツ素含有重合体樹
    脂を鞘成分として、鞘芯構造に形成されて成る光伝送繊
    維。2 特許請求の範囲第1項記載の鞘成分がポリ(パ
    ーフルオロイソプロピルメタクリレート)樹脂より成る
    光伝送繊維。 3 特許請求の範囲第1項記載の鞘成分が、一般式(1
    )▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、RはH又はCH_3,Rf及びRf′はそれぞ
    れ炭素数1〜6のフルオロアルキル基を示す。 )で表わされる単位にアルキルメタクリレーを主成分と
    するメタクリレート系モノマーを共重合させた樹脂であ
    る光伝送繊維。4 特許請求の範囲第3項記載の鞘成分
    が、一般式(1)で表わされる単位、▲数式、化学式、
    表等があります▼ において、Rがメチル基、Rf及びRf′がそれぞれト
    リフルオロメチル基であり、アルキルメタクリレートの
    アルキル基がメチル基である光伝送繊維。 5 特許請求の範囲第3項記載のアルキルメタクリレー
    トのアルキル基が−(CH_2)_m−(CF_2)n
    Xおよび−C(CF_2)_2Y(但し、mは1〜6の
    整数、nは2〜10の整数、XはH又はF又はclxを
    示し、YはH又はCF_3を示す。 )の群から選ばれる少なくとも1種のフルオロアルキル
    基である光伝送繊維。
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JPS52148137A JPS52148137A (en) 1977-12-09
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JPS49115556A (ja) * 1973-03-08 1974-11-05

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