JPS6035443Y2 - 揚物製造機 - Google Patents

揚物製造機

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JPS6035443Y2
JPS6035443Y2 JP15856682U JP15856682U JPS6035443Y2 JP S6035443 Y2 JPS6035443 Y2 JP S6035443Y2 JP 15856682 U JP15856682 U JP 15856682U JP 15856682 U JP15856682 U JP 15856682U JP S6035443 Y2 JPS6035443 Y2 JP S6035443Y2
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JP
Japan
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temperature
oil
gas burner
gas
frying pan
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JP15856682U
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JPS5961733U (ja
Inventor
國男 服部
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服部工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフライ、天ぷら、コロッケ、カツレツ等の揚物
を製造する特に業務用の揚物製造機に関する。
この種の業務用の揚物製造機は、一度に多量の揚物を揚
げ製造することを連続的に行なうために揚鍋を加熱する
熱源として強力火力のガスバーナを用いることがよいと
いうことは周知であり、一方揚物をこれに適した温度で
揚げないと揚物の素地をくずしたりして品質が一定にな
らず、商品価値が下ってしまうことも知られている。
そこで、従来では、揚鍋内の油の温度を検出して変位す
るバイメタルを設け、このバイメタルの変位により前記
ガスバーナに都市ガス、プロパンガス等の燃料ガスを供
給するガス供給弁の開閉調節を行なってガスバーナの燃
焼度合を調節し、以て、揚鍋の油の温度を設定された温
度に一定に保つように考えられているが、バイメタルの
応答速度が遅く、しかもこのバイメタルの変位にガス供
給弁を機械的に開閉連動させるようにしているので、揚
物内の油の温度変化が大きく、油の温度を設定値に一定
に制御することは困難であった。
このため、最近では、ガスバーナに燃焼ガスを供給する
ために電磁弁を設け、前記揚鍋内の油の温度を検知して
温度検知信号を発生する温度制御用センサを設け、この
温度制御用センサの温度検知信号に基づいて前記電磁弁
を通断電制御することによりガスバーナを断続的に燃焼
させ、以て、応答性のよい制御を行なう試みがなされて
いる。
ところが、これによると、ガスバーナの燃焼停止時にお
いても揚鍋を加熱した後の燃焼ガスが外部に排出される
ので、熱損失が大きく、揚鍋内の油の温度が急激に下降
して短時間でガスバーナが再燃焼を開始するようになり
、従って、燃焼ガスの消費量が著しく大となる問題があ
る。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、揚鍋内の油の温度を設定温度に確実に制御し得るとい
う効果を奏しながら熱損失を少なくなし得て燃焼ガスの
消費量の著しい節減を図ることができる揚物製造機を提
供するにある。
以下本考案の一実施例につき図面を参照しながら説明す
る。
1は四本の脚体2を有する機枠であり、その内部の前方
側には燃焼室3が形成され、内部の後方側には排気路4
が形成されている。
5は機枠1内に支持された揚鍋であり、その上面は開口
され、下部は略漏斗状に形成されていて、その最低部に
は排油口6が形成され、該排油口6にはバンドル7によ
って開閉される排油コック8が装着されている。
そして、前記揚鍋5の中間部には前記燃焼室3と排気路
4とを連通ずるように前後に貫通して複数本の加熱管9
が等間隔に並設されており、これらの加熱管9上には網
状の棚10が載置されている。
11は前記機枠1内に前記燃焼室3内に下方から臨むよ
うに配設されたガスバーナであり、これには、図示しな
いガスホースと連結されるホース接続金具12、継手管
13、連結管14、手動のガスコック15、連結管16
、継手管17、電磁弁18及び連結管19からなるガス
の供給経路20を経て都市ガス、プロパンガス等の燃焼
ガスが供給されるようになっている。
21は前記機枠1内に配設された点火器であり、これは
前記ガスバーナ11の近傍に配設された点火用電極22
と電気的に接続されている。
23は前記ガスバーナ11の近傍に配設された炎検知器
であり、これはガスバーナ11の燃焼時の炎の光を検知
して炎検知信号を発生するようになっている。
5aは温度検知部であり、これは前記揚鍋5内に前記棚
10の下方に位置して配設されており、内部にはPR(
白金ロジウム−白金)熱電対からなる温度制御用センサ
24並びにサーミスタからなる異常温度検知用センサ2
5が配置されている。
26は前記機枠1の後方上部に連結パイプ27により取
付けられた操作盤であり、これには電源スィッチ28、
点火スイッチ29、油温設定器30、油温表示用のデジ
タル式の表示器31及び報知装置32が取付けられてい
るとともに、内部には御述するように制御動作を行なう
電気制御回路33(第4図参照)が配設されている。
尚、34は前記機枠1の後方上部に前記排気路4に連通
して立設された排気筒、35は前記排油コック8の下方
に配設された廃油缶、36は前記揚鍋5の上面開口部に
着脱可能に装着された蓋体である。
さて、37は前記排気路4の下部に配設されたダンパ装
置であり、これは、排気路4の排気流入口たる各加熱管
9の後端部の開口9aを開閉すべく矢印38及び反矢印
38方向の回動可能なダンパ39と、このダンパ39に
一体に設けられた操作体39aにプランジャ40aが連
結された電磁ソレノイド40と、前記ダンパ30の先端
部と機枠iの背面部との間に張設され該ダンパ39に常
には矢印38方向への回動力を付勢する引張コイルばね
41とから構成され、電磁ソレノイド40は通電される
とプランジャ40aを上方に移動させるようになってい
る。
次に、本実施例の作用につき説明する。
先ず、揚鍋5内に適当量の油42を収納し、その揚鍋5
の上面開口部に蓋体36を装着した上で、ガスコック1
5を手動で開放させる。
その後、油温設定器30によって揚げるべき揚物に適し
た設定温度を設定した上で、電源スィッチ28をオンさ
せ、次いで点火スイッチ29をオンさせる。
すると、電気制御回路33は電磁弁18及び点火器21
に通電するようになり、電磁弁18は通電により開放し
てガスバーナ11に燃料ガスを供給し、点火器21は通
電により点火用電極22に火花を発生させるようになり
、この火花によりガスバーナ11が着火されて燃焼を開
始する。
ガスバーナ11が燃焼を開始すると、その炎の光を検知
して炎検知器23が炎検知信号を発生するようになり、
電気制御回路33はこの炎検知信号の発生に基づいて点
火器21に対する通電を切る。
而して、ガスバーナ11が燃焼すると、その燃焼ガス(
熱気)は、矢印43で示すように、燃焼室3から加熱管
9に流入して揚鍋5内の油42を加熱し、その後、開口
9a、排気路4及び排気筒34を経て排気として外部に
放出される。
このようにして油42が加熱されて温度が上昇すると、
その温度を検知する温度制御用センサ24が検知温度に
応じた熱起電力たる温度検知信号を発生するようになり
、電気制御回路33は、この温度検知信号をアナログ−
デジタル変換してデジタル信号とし、このデジタル信号
を表示器31に与えて油42の温度を数値として順次表
示させる。
又、電気制御回路33は、温度制御用センサ24からの
温度検知信号と油温度設定器30に設定された設定温度
たる設定信号とを比較し、その温度検知信号が設定信号
の上限値になると、前記電磁弁18を断電するとともに
、電磁ソレノイド40に通電するようになり、電磁弁1
8が開閉してガスバーナ11の燃焼が停止されるととも
に、プランジャ40aが上方に移動してダンパ39が引
張コイルばね41のばね力に抗し反矢印38方向に回動
されて排気路4の排気流入口たる開口9aを閉鎖する。
この結果、加熱管9内の燃焼ガスは排気路4内には流失
することなくその加熱管9内に滞留する。
その後、ガスバーナ11の燃焼停止により油42の温度
が下降して温度制御用センサ24からの温度検知信号が
前記設定信号の下限値になると、電気制御回路33は、
再び電磁弁18及び点火器21に通電するとともに、電
磁ソレノイド40を断電するようになり、従って、ガス
バーナ11が再び着火燃焼するとともに、ダンパ39が
引張コイルばね41のばね力により矢印38方向に回動
されて開口9aを開放する。
以下同様にして、電気制御回路33は、油温設定器30
からの設定信号と温度制御用センサ24からの温度検知
信号とを比較して電磁弁18及び点火器21を通断電制
御することによりガスバーナ11を断続的に燃焼させる
とともに、電磁ソレノイド40を電磁弁18及び点火器
21とは逆の関係で通断電制御することによりダンパ3
9によって排気路4の排気流入口たる開口9aを開閉さ
せ、以て、油42を油温設定器30に設定された設定温
度に略一定に制御するものである。
従って、このように設定温度に略一定に制御される油4
2を利用してフライ、天ぷら、コロッケ、カツレツ等の
揚物を揚げるようにするものである。
ところで、上述したようなガスバーナ11の断続的燃焼
による油42の温度制御運転において、電磁弁18及び
点火器21に通電されたにもかかわらず燃料ガスの一時
的な組成変化、圧力変化、その他の原因でガスバーナ1
1が着火失敗することが考えられる。
この場合には、ガスバーナ11から生ガスが流失して極
めて危険である。
このような場合に対処して、本実施例の電気制御回路3
3は次のように作用する。
即ち、電気制御回路33は、電磁弁18及び点火器21
に通電すると同時に内蔵のタイマーに計時作動を開始さ
せるようになっており、該タイマーが一定時間(例えば
3分)の計時作動を行なっている間に炎検知器23から
の炎検知信号が与えられるとそのタイマーを直ちに復帰
させるようになっているが、炎検知器23から炎検知信
号が与えられずにタイマーが一定時間(例えば3分)の
計時作動を終了した時には着火失敗と判定して着火失敗
検知信号を発生し、これに基づいて前記電磁弁18及び
点火器21を断電するとともに報知装置32の着火失敗
報知器32aに通電して報知させる。
又、上述したような温度制御運転において、温度制御用
センサ24或いはこれに関連する温度制御用の回路が故
障した場合には、油42の温度制御が不能になって該油
42の温度が異常上昇し、火災発生等の危険が生ずる。
このような場合に対処して、本実施例の電気制御回路3
3は次のように作用する。
即ち、電気制御回路33は、常時温度検知用センサ25
からの温度検知信号と予め設定された異常設定値とを比
較しており、その温度検知信号が示す油42の温度が前
記異常設定値以上となると異常検知信号を発生し、これ
に基づいて電磁弁18を断電するとともに前記報知装置
32の異常温度報知器32bに通電して報知させる。
このような本実施例によれば、次のような効果を得るこ
とができる。
即ち、揚鍋5内の油42の温度を検知する温度制御用セ
ンサ24の温度検知信号に基づいて電気制御回路33が
電磁弁18を通断電制御することによりガスバーナ11
を断続的に燃焼させ、以て、油42の温度を油温度設定
器30に設定された設定温度に略一定に制御するように
したので、従来の機械的な制御とは異なり応答性が極め
てよく、油42の温度を設定温度に確実に制御すること
ができる。
しかも、油温度設定器30により設定温度を設定した上
で点火スイッチ29を操作すれば、電気制御回路33に
よって自動的に温度制御運転が行なわれるので、操作性
に優れ使用上極めて便利である。
又、ダンパ装置37のダンパ39によって排気路4の排
気流入口たる開口9aをガスバーナ11の燃焼時には開
放させ燃焼停止時には閉鎖させるようにしたので、ガス
バーナ11の燃焼停止時には加熱管9内の燃焼ガス(排
気)が排気路4に流出することなくその加熱管9内に滞
留することになり、従って、燃焼ガスの熱気によって揚
鍋5内の油42を加熱し得て一種の保温状態とすること
ができることから、熱損失を少なくすることができ、こ
れにより、ガスバーナ11が燃焼を停止しても油42の
温度は緩やかに下降して設定信号の下限値に達するには
比較的長い時間かかるようになり、それだけガスバーナ
11の燃焼時間が短かく済んで燃料ガスの消費量の著し
い節減を図り得るものである。
尚、上記実施例ではダンパ39を排気路4の排気流入口
たる開口9a部分に設けるようにしたが、例えば排気路
4の途中部分に設けるようにしてもよいものである。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限
定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変形して実施し得ることは勿論である。
本考案は以上説明したように、揚鍋内の油の温度を検知
してその温度検知信号に基づいてガスバーナを断続的に
燃焼させるための温度制御用センサを設け、前記揚鍋を
加熱した後の燃焼ガスを外部に排出する排気路を設け、
そして、前記ガスバーナの燃焼停止時に該排気路を閉鎖
するダンパ装置を設ける構成としたので、揚鍋内の油の
温度を設定温度に確実に制御し得ることは勿論のこと、
熱損失を少なくなし得て燃料ガスの消費量の著しい節減
を図り得るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断正面図、
第2図は縦断側面図、第3図は作用説明用の部分縦断側
面図、第4図は電気的構成図である。 図面中、1は機枠、3は燃焼室、4は排気路、5は揚鍋
、9は加熱管、9aは開口、11はガスバーナ、18は
電磁弁、21は点火器、22は点火用電極、23は炎検
知器、24は温度制御用センサ、25は異常温度検知用
センサ、26は操作盤、29は点火スイッチ、32は報
知装置、33は電気制御回路、37はダンパ装置、39
はダンパ、40は電磁ソレノイドを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油を収納した揚鍋を加熱するガスバーナと、前記油の温
    度を検知して温度検知信号を発生しこの温度検知信号に
    基づいて前記ガスバーナを断続的に燃焼させるための温
    度制御用センサと、前記揚鍋を加熱した後の燃焼ガスを
    外部に排出する排気路と、この排気路に設けられ前記ガ
    スバーナの燃焼停止時に該排気路を閉鎖するダンパ装置
    とを具備してなる揚物製造機。
JP15856682U 1982-10-20 1982-10-20 揚物製造機 Expired JPS6035443Y2 (ja)

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JPS5961733U JPS5961733U (ja) 1984-04-23
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JPH0647403Y2 (ja) * 1990-05-16 1994-12-07 北沢産業株式会社 加熱調理器
KR100436827B1 (ko) * 2001-07-26 2004-06-23 린나이코리아 주식회사 튀김기의 배유장치

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