JPS6035211Y2 - モ−ルドコイルの口出し線引出装置 - Google Patents

モ−ルドコイルの口出し線引出装置

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Publication number
JPS6035211Y2
JPS6035211Y2 JP4075280U JP4075280U JPS6035211Y2 JP S6035211 Y2 JPS6035211 Y2 JP S6035211Y2 JP 4075280 U JP4075280 U JP 4075280U JP 4075280 U JP4075280 U JP 4075280U JP S6035211 Y2 JPS6035211 Y2 JP S6035211Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
lead
insulating tube
conductor
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP4075280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56141406U (ja
Inventor
弘一 水野
Original Assignee
株式会社愛知電機工作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社愛知電機工作所 filed Critical 株式会社愛知電機工作所
Priority to JP4075280U priority Critical patent/JPS6035211Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はモールドコイルにおける口出し線引出装置の改
良に関するものである。
一般にコイルをエポキシ樹脂等の注型樹脂によってモー
ルドしたコイルにおいては、コイルから引出される巻始
め、巻終りあるいはタップ用の各引出導体はその引出部
分の周囲が樹脂層によって固く押えられているため、配
線等のために上記引出導体を左右に折り曲げたり等して
樹脂層から引出される引出導体の付根部に力が加わった
場合、上記引出導体はその付根部が樹脂層から離れたり
、あるいは付根部周囲の樹脂層に亀裂を生じさせたりす
ると共に、最悪の場合は引出導体が付根部から折損した
りしてモールドコイルを使用不能にする恐れがあった。
本考案は上述の点に鑑み、コイルの巻始めおよび巻終り
あるいはタップ位置から引出される各引出導体に可撓性
の絶縁チューブを被せて形威した口出し線を使用するこ
とにより、モールドコイルにおける口出し線自体の損傷
を簡単に防止すると共に樹脂層の割れを防ぐようにした
モールドコイルの口出し線引出装置を提供するもので、
以下本考案をモールドコイルの巻始めおよび巻終り用の
口出し線に実施した例を図により説明すると、1は本案
の口出し線引出装置を備えたモールドコイルで、周知の
ようにコイル導体2′を各巻回層毎に眉間絶縁紙3を介
して所定回数巻回して素コイル2を形威し、この素コイ
ル2を離型処理を施した図示しない金型内に入れ、予備
乾燥を行ってからエポキシ樹脂等硬化性の樹脂を金型内
に圧入してこの樹脂を素コイル2に含浸させた後、加熱
硬化させてモールドコイル1を製作する。
4,4′は上記モールドコイル1から引出された巻始め
用および巻終り用の口出し線でこれら口出し線4゜4′
は素コイル2を形成するコイル導体2′の端末から同じ
引出構造で引出されているため、その構造を第2図に示
すように巻終り用の口出し線4′に実施して例で詳述す
ると、巻回されたコイル導体2′の端末をコイル導体の
巻回方向と直角に折り曲げて上方に引出された引出導体
5に、四フッ化エチレン樹脂あるいはガラス繊維にシリ
コン樹脂を含浸硬化させて設けた耐熱性で樹脂不透過性
に優れた可撓性の絶縁チューブ6を被せてこの絶縁チュ
ーブ6の内方端を素コイル2内のコイル導体2′の端末
に位置させると共に、外方端を素コイル2から数0上方
り突出させ、この状態で絶縁チューブ6の内方端をガラ
ス繊維等の絶縁糸7で強固に縛り付けて引出導体5に一
体に固着し、このあとコイル最外周に巻回したコイル導
体を絶縁部材で包囲して素コイル2を作製する。
次に上記素コイル2を離型処理済の金型に入れて予備乾
燥を行ったあと、金型内にエポキシ樹脂等熱硬化性の樹
脂を圧入して上記素コイル2に含浸させる。
この樹脂は素コイル2内のすみずみまで含浸されるが、
上記引出導体5の素コイル2からの引出部分に被せた絶
縁チューブ6内へは、その内方端が絶縁糸7に縛り付け
られて引出導体5に固着されていることと、絶縁チュー
ブ6が樹脂不透過性であるため侵入することは全くない
樹脂の含浸後これを加熱硬化することより、上記絶縁チ
ューブ6は外方端をコイル外端に形威された樹脂層8よ
り突出させた状態で内方端の絶縁糸7により固着された
固着部9が絶縁層8内に埋設されて固定される。
このように内方端を引出導体5に固着して樹脂層8から
突出させた絶縁チューブ6と、この絶縁チューブ6を挿
通させた引出導体5とによってモールドコイル1の口出
し線4,4′を形威し、この口出し線4,4′を配線等
に際し折り曲げた場合、引出導体5,5′は絶縁チュー
ブ6に緩衡されながら折り曲げられるので樹脂層に影響
を与えることはない。
尚、口出し線4,4′はコイル導体2′の端末を折り曲
げて引出導体5,5′を直接引出す代りに、コイル導体
2′の端末に別の日出導体を接続してこれを引出導体と
し、これに上述同様の可撓性の絶縁チューブを被せてそ
の内方端を絶縁糸で縛りつけたあと、コイルを注型樹脂
により樹脂モールドして樹脂層内にコイル導体を接続し
た引出導体の接続部と、内方端を引出導体に固着した絶
縁チューブの固着部とを埋設して口出し線をモールドコ
イルから引出すようにしても本考案は成立する。
本考案は上述のように、コイル導体2′の巻回層間に層
間絶縁紙3を介在させて巻回したコイルから引出した引
出導体に可撓性の絶縁チューブ6を被せ、この絶縁チュ
ーブ6内方端を絶縁糸7により縛り付けて引出導体に固
着したあと、注型樹脂によりコイルをモールドして上記
絶縁チューブ6内方端の固着部9を樹脂層8内に埋設さ
せて引出導体を挿通させた上記絶縁チューブ6の外方端
を樹脂層より突出させてモールドコイル1の口出し線を
引出すようにしたもので、配線等に際して上記口出し線
を左又は右に折り曲げたりした場合、可撓性の絶縁チュ
ーブ内を挿通してコイルから引出される引出導体の樹脂
層から引出される引出部分は、従来のように樹脂層から
この樹脂層に固く押えられて引出すようにしたものと異
なり、絶縁チューブに覆われてモールド、コイルの樹脂
層に固定されていないため、引出導体の引出部分に横方
向の力が加わっても、引出導体は第3図に示すように絶
縁チューブを樹脂層に押えつけた状態でこの絶縁チュー
ブに緩衡されながら絶縁チューブと共に折り曲げられる
ので、樹脂層に亀裂を発生させたり、引出導体が樹脂層
から離れるということはなく、モールドコイルを長期に
亘り安定した状態で使用することが出来る。
又、絶縁チューブはその内方端が絶縁糸に縛り付けられ
て引出導体に強固に固着されているので、樹脂注型時コ
イルから抜脱したり、位置がずれたりするというような
ことはなく所定位置に確実に取付けることが出来ると共
に、注型樹脂は絶縁チューブ内に侵入せず、従って絶縁
チューブ内に樹脂が侵入してこれが硬化したとき、この
絶縁チューブ内の硬化した樹脂によって絶縁チューブの
可視性が損われ、従って配線に際し目出線を折り曲げた
りした時に樹脂が割れて絶縁チューブを損傷せしめると
いう事態を防止することが出来る等実用上優れた効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の口出し線引出装置を備えたモールドコ
イルの一部切欠正面図、第2図はモールドコイルの要部
を切欠いて口出し線の引出状態を拡大して示す説明図、
第3図は口出し線の使用状態を拡大して示する説明図で
ある。 1:モールドコイル、4.4’:口出し線、5.5’:
引出導体、7:絶縁糸、8:樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルから引出された引出導体に可視性の絶縁チューブ
    を被せ、この絶縁チューブの内方端を絶縁糸により縛り
    付けて引出導体に固着し、注型樹脂により上記絶縁チュ
    ーブの内方端固着部を樹脂層内に埋設し、外方端を樹脂
    層から突出させてコイルを樹脂モールドして成るモール
    ドコイルの口出し線引出装置。
JP4075280U 1980-03-26 1980-03-26 モ−ルドコイルの口出し線引出装置 Expired JPS6035211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4075280U JPS6035211Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26 モ−ルドコイルの口出し線引出装置

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JP4075280U JPS6035211Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26 モ−ルドコイルの口出し線引出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56141406U JPS56141406U (ja) 1981-10-26
JPS6035211Y2 true JPS6035211Y2 (ja) 1985-10-19

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ID=29636149

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JP4075280U Expired JPS6035211Y2 (ja) 1980-03-26 1980-03-26 モ−ルドコイルの口出し線引出装置

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JPS56141406U (ja) 1981-10-26

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