JPS603472Y2 - 帯域動作型温度スイッチ - Google Patents
帯域動作型温度スイッチInfo
- Publication number
- JPS603472Y2 JPS603472Y2 JP8213880U JP8213880U JPS603472Y2 JP S603472 Y2 JPS603472 Y2 JP S603472Y2 JP 8213880 U JP8213880 U JP 8213880U JP 8213880 U JP8213880 U JP 8213880U JP S603472 Y2 JPS603472 Y2 JP S603472Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- reed switch
- sensitive magnetic
- switch
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はリードスイッチ、永久磁石および2種類の感温
磁性体を組合せて特定温度範囲だけでリードスイッチの
接点が閉成するようにした帯域動作型温度スイッチの改
良に関する。
磁性体を組合せて特定温度範囲だけでリードスイッチの
接点が閉成するようにした帯域動作型温度スイッチの改
良に関する。
従来のこの種の温度スイッチの基本的構造を第1図およ
び第2図に示す。
び第2図に示す。
第1図はリードスイッチ1の外周に比較的高いキュリ一
点を有する第1の感温磁性体4をリードスイッチの接点
に対向して配置し、前記感温磁性体4を挾んでリードス
イッチの軸方向に永久磁石2,3を磁化方向が軸方向に
同一になるように配設し、これら永久磁石2、感温磁性
体4、永久磁石3の配列体のリードスイッチと反対の面
に比較的低いキュリ一点を有する第2の感温磁性体5を
配置した構成であり、第2図は第1図におけると同様な
永久磁石2、感温磁性体4、永久磁石3の配列体をリー
ドスイッチ1に対して間隔をおいて配置しリードスイッ
チ1に向い合う面に第2の感温磁性体5を配設した構成
である。
点を有する第1の感温磁性体4をリードスイッチの接点
に対向して配置し、前記感温磁性体4を挾んでリードス
イッチの軸方向に永久磁石2,3を磁化方向が軸方向に
同一になるように配設し、これら永久磁石2、感温磁性
体4、永久磁石3の配列体のリードスイッチと反対の面
に比較的低いキュリ一点を有する第2の感温磁性体5を
配置した構成であり、第2図は第1図におけると同様な
永久磁石2、感温磁性体4、永久磁石3の配列体をリー
ドスイッチ1に対して間隔をおいて配置しリードスイッ
チ1に向い合う面に第2の感温磁性体5を配設した構成
である。
第1図の温度スイッチの場合は感温磁性体5のキュリ一
点4(低温側動作温度)未満の低温域で永久磁石2,3
よりの磁束が感温磁性体5で充分に集束されずリードス
イッチ1のリード片にも若干流れるので低温側動作(リ
ードスイッチ1の接点が閉成する動作)が確実に行なわ
れるように永久磁石2,3とリードスイッチ1との間隔
、リードスイッチ1の種類(ATの大小)を選定しなけ
ればならないという面倒さがあり殊に低温側動作温度に
および復帰動作温度(温度が降下する場合の動作温度)
のバラツキが大きく、また動作温度と復帰動作温度との
温度差が大きい欠点がある。
点4(低温側動作温度)未満の低温域で永久磁石2,3
よりの磁束が感温磁性体5で充分に集束されずリードス
イッチ1のリード片にも若干流れるので低温側動作(リ
ードスイッチ1の接点が閉成する動作)が確実に行なわ
れるように永久磁石2,3とリードスイッチ1との間隔
、リードスイッチ1の種類(ATの大小)を選定しなけ
ればならないという面倒さがあり殊に低温側動作温度に
および復帰動作温度(温度が降下する場合の動作温度)
のバラツキが大きく、また動作温度と復帰動作温度との
温度差が大きい欠点がある。
また第2図の温度スイッチの場合、リードスイッチ1と
永久磁石2,3間に感温磁性体5があるのでリードスイ
ッチ部への漏れ磁束は小さくなり低温側動作が確実にな
り、リードスイッチの選択の必要がなくなる一方、低温
側感温磁性体が常磁性になった後、永久磁石2,3がリ
ードスイッチから離れた位置にあるため高温側動作即ち
リードスイッチ1の接点が感温磁性体4のキュリ一点で
開離する動作のバラツキが大である。
永久磁石2,3間に感温磁性体5があるのでリードスイ
ッチ部への漏れ磁束は小さくなり低温側動作が確実にな
り、リードスイッチの選択の必要がなくなる一方、低温
側感温磁性体が常磁性になった後、永久磁石2,3がリ
ードスイッチから離れた位置にあるため高温側動作即ち
リードスイッチ1の接点が感温磁性体4のキュリ一点で
開離する動作のバラツキが大である。
第1図および第2図の温度スイッチのいずれも永久磁石
、感温磁性体の特性・寸法、リードスイッチの種類を変
えて低温側・高温側動作の均衡を図ることとなるがバラ
ツキが大きく所望の温度スイッチを歩留りよく生産する
ことが困難である。
、感温磁性体の特性・寸法、リードスイッチの種類を変
えて低温側・高温側動作の均衡を図ることとなるがバラ
ツキが大きく所望の温度スイッチを歩留りよく生産する
ことが困難である。
第3図は第1図の温度スイッチの永久磁石2゜3の磁極
面を覆うように感温磁性体5を延ばした構造の温度スイ
ッチであるが、この温度スイッチの場合、低温域でのリ
ード片への磁束の洩れが減り低温側動作のバラツキ、動
作すきまは改善されるが未だ充分とは言えない。
面を覆うように感温磁性体5を延ばした構造の温度スイ
ッチであるが、この温度スイッチの場合、低温域でのリ
ード片への磁束の洩れが減り低温側動作のバラツキ、動
作すきまは改善されるが未だ充分とは言えない。
本考案の目的は、動作すきまが小さく、動作特性のバラ
ツキの小さな帯域動作型温度スイッチを得んとするもの
で、リードスイッチの外周に近接して配置された永久磁
石の内側、外側、磁極面の3面を一体的に覆い、かつ、
リードスイッチ間と永久磁石との距離を短縮した低いキ
ュリ一点を有する感温磁性体を配設することを特徴とす
る。
ツキの小さな帯域動作型温度スイッチを得んとするもの
で、リードスイッチの外周に近接して配置された永久磁
石の内側、外側、磁極面の3面を一体的に覆い、かつ、
リードスイッチ間と永久磁石との距離を短縮した低いキ
ュリ一点を有する感温磁性体を配設することを特徴とす
る。
次に、図面を参照しながら本考案の実施例について説明
する。
する。
第4図は本考案の第一実施例を示す。
永久磁石2.3と設定温度範囲の上限温度に対応するキ
ュリ一点を有する感温磁性体4を直列にリードスイッチ
1の外周に配列させている。
ュリ一点を有する感温磁性体4を直列にリードスイッチ
1の外周に配列させている。
この配列体のリードスイッチの軸方向両側に、設定温度
範囲の下限温度に対応するキュリ一点を有する断面コ字
形状の感温磁性体5,5′が感温磁性体4及び永久磁石
2,3の配列体の全体を覆うように被着される。
範囲の下限温度に対応するキュリ一点を有する断面コ字
形状の感温磁性体5,5′が感温磁性体4及び永久磁石
2,3の配列体の全体を覆うように被着される。
第5図は本考案の第2の実施例を示し、リードスイッチ
1に高温側動作温度に対応するキュリ一点を有する環状
感温磁性体4がリードスイッチ1の接点に対向して嵌着
されている。
1に高温側動作温度に対応するキュリ一点を有する環状
感温磁性体4がリードスイッチ1の接点に対向して嵌着
されている。
この環状感温磁性体4と同一の内径および外径を有する
左右対称形の低温側環状磁性体5,5′には軸方向に着
磁された環状の永久磁石2および3が収納できる同心の
環状凹部が設けられ、この凹部に前記永久磁石2および
3がそれぞれ嵌合されて左方の環状磁極面Sと右方の環
状磁極面Nがそれぞれ環状の低温側磁性体5,5′の端
面と共に高温側感温磁性体4の左右両面に当接している
。
左右対称形の低温側環状磁性体5,5′には軸方向に着
磁された環状の永久磁石2および3が収納できる同心の
環状凹部が設けられ、この凹部に前記永久磁石2および
3がそれぞれ嵌合されて左方の環状磁極面Sと右方の環
状磁極面Nがそれぞれ環状の低温側磁性体5,5′の端
面と共に高温側感温磁性体4の左右両面に当接している
。
第6図および第7図はそれぞれ本考案の第3および第4
の実施例を示し、第6図に示すものは第5図に示した温
度スイッチにおいて左右の環状の低温感温磁性体の外周
部が、また第7図においては内周部がそれぞれ繋がるよ
うに延ばされた実施態様を示す。
の実施例を示し、第6図に示すものは第5図に示した温
度スイッチにおいて左右の環状の低温感温磁性体の外周
部が、また第7図においては内周部がそれぞれ繋がるよ
うに延ばされた実施態様を示す。
本考案の実施例に於ては第2の感温磁性体5゜5′のリ
ードスイッチ1と、永久磁石2,3の間の部分の断面積
と、永久磁石2,3の外側部分の断面積の和が永久磁石
2,3から発生する磁束を充分に集束しうる大きさをも
っていればよく、永久磁石2,3とリードスイッチ1の
間の部分を薄くし永久磁石2,3の厚味を厚くすること
により、より効果を上げることができる。
ードスイッチ1と、永久磁石2,3の間の部分の断面積
と、永久磁石2,3の外側部分の断面積の和が永久磁石
2,3から発生する磁束を充分に集束しうる大きさをも
っていればよく、永久磁石2,3とリードスイッチ1の
間の部分を薄くし永久磁石2,3の厚味を厚くすること
により、より効果を上げることができる。
第1図、第2図は従来の帯域動作型温度スイッチの断面
構造図、第3図は上記の温度スイッチを改良した帯域動
作型温度スイッチの断面構造図を示す。 第4図乃至第7図は何れも本考案の実施例を示す断面構
造図を示す。 図において、1:リードスイッチ、2.3:永久磁石、
4:比較的高いキュリ一点を有する感温磁性体、5.5
’:比較的低いキュリ一点を有する感温磁性体。
構造図、第3図は上記の温度スイッチを改良した帯域動
作型温度スイッチの断面構造図を示す。 第4図乃至第7図は何れも本考案の実施例を示す断面構
造図を示す。 図において、1:リードスイッチ、2.3:永久磁石、
4:比較的高いキュリ一点を有する感温磁性体、5.5
’:比較的低いキュリ一点を有する感温磁性体。
Claims (1)
- リードスイッチの軸方向に且つその外周に近接して同一
方向に磁化された第1および第2の永久磁石を高いキュ
リ一点を有する第1の感温磁性体を挾んで配置し、さら
に前記第1第2永久磁石の内側、外側並びに磁極の両側
面の3面を一体的に覆い、且つ永久磁石および第1の感
温磁性体とリードスイッチ間の距離を小さくした低いキ
ュリ一点を有する第2の感温磁性体を配置してなる帯域
動作型温度スイッチ。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213880U JPS603472Y2 (ja) | 1980-06-12 | 1980-06-12 | 帯域動作型温度スイッチ |
US06/268,132 US4389628A (en) | 1980-06-02 | 1981-05-29 | Thermo-magnetically operated switches having two different operating temperatures |
DE8116235U DE8116235U1 (de) | 1980-06-02 | 1981-06-01 | Thermomagnetisch betätigter Schalter mit zwei verschiedenen Arbeitstemperaturen |
DE19813121714 DE3121714A1 (de) | 1980-06-02 | 1981-06-01 | Thermomagnetisch betaetigter schalter mit zwei verschiedenen arbeitstemperaturen |
FR8110927A FR2490870B1 (fr) | 1980-06-02 | 1981-06-02 | Commutateur a fonctionnement thermomagnetique a deux temperatures de fonctionnement differentes |
IT8122099A IT1167786B (it) | 1980-06-02 | 1981-06-02 | Interruttore termomagnetico a due differenti temperature di funzionamento |
GB8116867A GB2080624B (en) | 1980-06-02 | 1981-06-02 | Thermo-magnetically operated switches having two different operating temperatures |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8213880U JPS603472Y2 (ja) | 1980-06-12 | 1980-06-12 | 帯域動作型温度スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS577134U JPS577134U (ja) | 1982-01-14 |
JPS603472Y2 true JPS603472Y2 (ja) | 1985-01-31 |
Family
ID=29444499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8213880U Expired JPS603472Y2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-12 | 帯域動作型温度スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603472Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6292539U (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-13 |
-
1980
- 1980-06-12 JP JP8213880U patent/JPS603472Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS577134U (ja) | 1982-01-14 |
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