JPS606977Y2 - リードスイツチ - Google Patents
リードスイツチInfo
- Publication number
- JPS606977Y2 JPS606977Y2 JP4957484U JP4957484U JPS606977Y2 JP S606977 Y2 JPS606977 Y2 JP S606977Y2 JP 4957484 U JP4957484 U JP 4957484U JP 4957484 U JP4957484 U JP 4957484U JP S606977 Y2 JPS606977 Y2 JP S606977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reed switch
- temperature
- contact portion
- reed
- alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はリードスイッチ、特に複数本のリードの一部を
対向させて構成した接点部を管体の内部に封入したリー
ドスイッチに関する。
対向させて構成した接点部を管体の内部に封入したリー
ドスイッチに関する。
従来のリードスイッチは、例えば第1図に示すように、
Ni52%残鉄の材料(以下封入用合金と呼ぶ)よりな
る2本のリード1,2の相互対向部にて構成された接点
部をガラス管3の内部に封入しただけの構造になってい
るため、平常時の接点状態が不安定である。
Ni52%残鉄の材料(以下封入用合金と呼ぶ)よりな
る2本のリード1,2の相互対向部にて構成された接点
部をガラス管3の内部に封入しただけの構造になってい
るため、平常時の接点状態が不安定である。
それ故に外部にコイル4を組合わせてリードリレーとし
た場合にも動作が不確実で信頼性に劣る。
た場合にも動作が不確実で信頼性に劣る。
そこでガラス管3の外部にさらにバイアス用永久磁石5
を配置し、この永久磁石5の磁力により接点部を平常時
閉成状態に付勢腰コイル4に給電されて逆方向の磁界が
印加されたときにの開離させることで正確な動作を行わ
せることが試みられている。
を配置し、この永久磁石5の磁力により接点部を平常時
閉成状態に付勢腰コイル4に給電されて逆方向の磁界が
印加されたときにの開離させることで正確な動作を行わ
せることが試みられている。
しかしその場合、永久磁石5の特性や取付は位置によっ
て動作点が変動してしまう上に、組立が面倒であり、か
つリードスイッチの外部の構造が複雑になるとともに、
全体の寸法が大きくなってしまうという問題もある。
て動作点が変動してしまう上に、組立が面倒であり、か
つリードスイッチの外部の構造が複雑になるとともに、
全体の寸法が大きくなってしまうという問題もある。
ところで最近、冷間加工により薄板、棒、線材にでき、
又、ダイス加工、打抜き、曲げ、深絞り、切削加工も可
能で、しかも磁気特性の良好な永久磁石が開発されてい
る。
又、ダイス加工、打抜き、曲げ、深絞り、切削加工も可
能で、しかも磁気特性の良好な永久磁石が開発されてい
る。
そのような永久磁石は、例えば、Cu−Ni−Fe系の
ものであり、以下このような永久磁石を合金磁石と呼ぶ
。
ものであり、以下このような永久磁石を合金磁石と呼ぶ
。
その合金磁石は第2図に示したような特性をもっている
。
。
即ち、残留磁束密度13.0〜14.0KG、保磁力5
00〜6000e 、エネルギー積4.0〜5.0MG
Oe、機械特性として引張強度、時効後65〜75KG
/rdt、伸び率10−15%、硬さ200〜230
(HV)との特性である。
00〜6000e 、エネルギー積4.0〜5.0MG
Oe、機械特性として引張強度、時効後65〜75KG
/rdt、伸び率10−15%、硬さ200〜230
(HV)との特性である。
本考案の目的は、かかる合金磁石の利点を有効に利用す
るようにリードスイッチに組込み、それにより種々の面
で優れたリードスイッチを提供することになる。
るようにリードスイッチに組込み、それにより種々の面
で優れたリードスイッチを提供することになる。
以下図面を参照しながら実施例を用いて説明する。
先ず第3図は本考案によるリードスイッチの一実施例の
外部にコイル4を組合わせてなるリードリレーを示して
いる。
外部にコイル4を組合わせてなるリードリレーを示して
いる。
このリードスイッチにおいてリード6.7をいずれも上
記合金磁石より作り、かつその磁力により接点部を閉じ
る方向に自己付勢させである。
記合金磁石より作り、かつその磁力により接点部を閉じ
る方向に自己付勢させである。
コイル4に給電することによりリード6,7に逆方向の
磁界が印加されると接点部が開く。
磁界が印加されると接点部が開く。
ここで、リード6.7の磁化方向を接点部を開く方向に
選んで常開型リードスイッチを得、コイル4により強い
磁界が印加されると接点部が閉じるようにすることもで
きよう。
選んで常開型リードスイッチを得、コイル4により強い
磁界が印加されると接点部が閉じるようにすることもで
きよう。
また第4図は他の実施例を示し、一方のリード1を封入
用合金より作り、他方のリード7は上記合金磁石より作
ったものである。
用合金より作り、他方のリード7は上記合金磁石より作
ったものである。
これにおいては、平常時はリード7の磁力によってリー
ド1を吸着することにより接点部を閉成しているが、外
部より可動永久磁石8を近づけて逆方向の磁界を印加さ
せると接点部が開離する。
ド1を吸着することにより接点部を閉成しているが、外
部より可動永久磁石8を近づけて逆方向の磁界を印加さ
せると接点部が開離する。
この場合、リード1,7には自己のばね性により接点部
を開離させる方向の復元力をもたせておくと、永久磁石
8に代えて鉄板を近づけることにより接点部を作動させ
ることもできる。
を開離させる方向の復元力をもたせておくと、永久磁石
8に代えて鉄板を近づけることにより接点部を作動させ
ることもできる。
即ち近接スイッチとしても実施できる。
第5図は塊路を切換えることのできる実施例を示し、2
本のり−11および2を封入用合金より作り、残りのリ
ード7を上記合金磁石より作ったものである。
本のり−11および2を封入用合金より作り、残りのリ
ード7を上記合金磁石より作ったものである。
これによると平常時は図示の如くリード1および7が互
いに接色しているが、第3図や第4図で説明したような
コイル4や永久磁石8が鉄板等を近づけるとリード1が
自己の復元力によりリード2に切換え接触するリードリ
レーを得ることができる。
いに接色しているが、第3図や第4図で説明したような
コイル4や永久磁石8が鉄板等を近づけるとリード1が
自己の復元力によりリード2に切換え接触するリードリ
レーを得ることができる。
第6図は、上記合金磁石より作ったり−16゜7による
接点部を封入したガラス管3の外周に、温度上昇により
飽和磁束密度の低下する感温磁性材料よりなるリング1
3を嵌合させである。
接点部を封入したガラス管3の外周に、温度上昇により
飽和磁束密度の低下する感温磁性材料よりなるリング1
3を嵌合させである。
これにおいては、温度が低くてリング13の飽和磁束密
度が高いと、両リード6.7の磁束はリング13に漏洩
して、接点部を流れる磁束が少ないためその接点部は開
離しており、一方、温度上昇によりリング13の飽和磁
束密度が低下すると、リング13に漏洩する磁束は減少
して接点部に多くの磁束が流れるためその接点部が閉成
する。
度が高いと、両リード6.7の磁束はリング13に漏洩
して、接点部を流れる磁束が少ないためその接点部は開
離しており、一方、温度上昇によりリング13の飽和磁
束密度が低下すると、リング13に漏洩する磁束は減少
して接点部に多くの磁束が流れるためその接点部が閉成
する。
即ち、温度上昇により接点部の閉成する温度スイッチを
きわめて簡単な構造で提供できる。
きわめて簡単な構造で提供できる。
ここでリング13を熱伝導の良好な合金を利用して作る
と、高速応答型の温度スイッチが実現できる。
と、高速応答型の温度スイッチが実現できる。
第7図は上記合金磁石にて作ったり−16,7゛を用い
たリードスイッチのガラス管3の外周に永久磁石14と
感温磁性体15とを配置して構成した温度スイッチを示
している。
たリードスイッチのガラス管3の外周に永久磁石14と
感温磁性体15とを配置して構成した温度スイッチを示
している。
ここで永久磁石14の着磁方向はリード6.7の着磁方
向とは逆になっている。
向とは逆になっている。
これによると、温度上昇により接点部が開離する。
第8図はリードスイッチのガラス管3の外周にリング状
の2つの永久磁石16,17を嵌合させるとともに、そ
の両永久磁石16゜17間にリング状の感温磁性体18
を配して温度スイッチを構成している。
の2つの永久磁石16,17を嵌合させるとともに、そ
の両永久磁石16゜17間にリング状の感温磁性体18
を配して温度スイッチを構成している。
これによると、温度上昇により接点部が閉成する。
なお第6図乃至第8図に示した温度スイッチにおいては
、第3図に示したリードスイッチを用いているが、第4
図又は第5図に示したリードスイッチを用いもよいし、
また他の設計変更を施したリードスイッチを用いてもよ
い。
、第3図に示したリードスイッチを用いているが、第4
図又は第5図に示したリードスイッチを用いもよいし、
また他の設計変更を施したリードスイッチを用いてもよ
い。
以上実施例を用いて説明したように、本考案によるリー
ドスイッチにおいては、接点部を封入した管体の内部に
、(、−Ni−Fe系の永久磁石材料よりなる圧延可能
な合金磁石を配し、その合金磁石の磁力によって接点部
を成る状態に付勢した構成になっているので、これを用
いてリードリレーや温度スイッチを得る場合に、リード
とは別部品としてのバイアス用永久磁石を用いることな
く正確な動作を行わせることができ、それ故に組立てが
簡単で、かつリードスイッチの内部構造を複雑にするこ
となく外部の構造も単純化できるとともに、全体の寸法
も小さくでき、しかも組立時に動作点が変動してしまう
おそれも少なく抑えることができる。
ドスイッチにおいては、接点部を封入した管体の内部に
、(、−Ni−Fe系の永久磁石材料よりなる圧延可能
な合金磁石を配し、その合金磁石の磁力によって接点部
を成る状態に付勢した構成になっているので、これを用
いてリードリレーや温度スイッチを得る場合に、リード
とは別部品としてのバイアス用永久磁石を用いることな
く正確な動作を行わせることができ、それ故に組立てが
簡単で、かつリードスイッチの内部構造を複雑にするこ
となく外部の構造も単純化できるとともに、全体の寸法
も小さくでき、しかも組立時に動作点が変動してしまう
おそれも少なく抑えることができる。
また従来の常開接点を有する一般的なリードスイッチと
本考案によるリードスイッチとを用意しておけば、それ
らに共通の永久磁石や感温磁性体を付加することにより
常開型温度スイッチと常閉型温度スイッチとを任意に得
ることができるため、組立て現場における部品点数を削
減できる。
本考案によるリードスイッチとを用意しておけば、それ
らに共通の永久磁石や感温磁性体を付加することにより
常開型温度スイッチと常閉型温度スイッチとを任意に得
ることができるため、組立て現場における部品点数を削
減できる。
第1図は従来のリードスイッチを用いた常閉型リードリ
レーの一例を示す構成図、第2図は本考案に用いる合金
磁石の特性図、第3図は本考案によるリードスイッチの
一実施例を用いたリードリレーの構成国、第4図および
第5図は本考案によるリードスイッチの他の実施例をそ
れぞれ示した構成国、第6図は本考案によるリードスイ
ッチを用いて構成した温度スイッチの断面図、第7図は
同じく温度スイッチの他例の断面図、第8図は同じく温
度スイッチのさらに他例の断面図である。 1.2・・・・・・封入用合金製リード、3・・・・・
・ガラス管、4・・・・・・コイル、6,7・・・・・
・合金磁石製リド、13・・・・・・感温磁性材料製リ
ング、15,1・・・・・・感温磁性体。
レーの一例を示す構成図、第2図は本考案に用いる合金
磁石の特性図、第3図は本考案によるリードスイッチの
一実施例を用いたリードリレーの構成国、第4図および
第5図は本考案によるリードスイッチの他の実施例をそ
れぞれ示した構成国、第6図は本考案によるリードスイ
ッチを用いて構成した温度スイッチの断面図、第7図は
同じく温度スイッチの他例の断面図、第8図は同じく温
度スイッチのさらに他例の断面図である。 1.2・・・・・・封入用合金製リード、3・・・・・
・ガラス管、4・・・・・・コイル、6,7・・・・・
・合金磁石製リド、13・・・・・・感温磁性材料製リ
ング、15,1・・・・・・感温磁性体。
Claims (1)
- 複数本のリードの一部を互いに対向させて2つの状態間
で切換り可能に構成した接点部を管体の内部に封入せし
めたリードスイッチにおいて、上記複数本のリードのう
ち少なくとも一本は、全体をCu−Ni−Fe系の永久
磁石材料よりなる圧延可能な合金磁石により作られ、該
合金磁石の磁力によって上記接点部を一方の状態に付勢
しことを特徴とするリードスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4957484U JPS606977Y2 (ja) | 1984-04-06 | 1984-04-06 | リードスイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4957484U JPS606977Y2 (ja) | 1984-04-06 | 1984-04-06 | リードスイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59177144U JPS59177144U (ja) | 1984-11-27 |
JPS606977Y2 true JPS606977Y2 (ja) | 1985-03-07 |
Family
ID=30180079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4957484U Expired JPS606977Y2 (ja) | 1984-04-06 | 1984-04-06 | リードスイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606977Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-04-06 JP JP4957484U patent/JPS606977Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59177144U (ja) | 1984-11-27 |
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