JPS6034585B2 - キナクリドンおよびその誘導体の製造方法 - Google Patents

キナクリドンおよびその誘導体の製造方法

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JPS6034585B2
JPS6034585B2 JP52110642A JP11064277A JPS6034585B2 JP S6034585 B2 JPS6034585 B2 JP S6034585B2 JP 52110642 A JP52110642 A JP 52110642A JP 11064277 A JP11064277 A JP 11064277A JP S6034585 B2 JPS6034585 B2 JP S6034585B2
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quinacridone
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ハ−マン・ガ−ソン
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ロ−レンス・ロバ−ト・ラ−ナ−
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Publication of JPS6034585B2 publication Critical patent/JPS6034585B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B48/00Quinacridones

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重要な工業的耐光性顔料でありそして自動車仕
上げ、織物捺染および建築塗料に広く用いられるキナク
リドンの製造方法に関する。
キナクリドンの工業的に重要な製造方法には、閉環を行
うために通常好ましい溶媒であるポリ燐酸中での2,5
−ジアリールアミノテレフタル酸の酸触媒閉環が含まれ
、その理由はポリ燐酸が溶媒および酸触媒の両方として
作用するからであり、そして米国特許第3342823
号〔ジェン(Dien)〕、米国特許第3257405
号〔ゲルソン等(Q岱onetal)〕米国特許第32
6569y号〔ジヤフェ(Jaffe)〕および米国特
許第3940349号〔ノース(Nor仇)〕に例示さ
れている。然しながら、米国特許第3020279号に
発表されているごとく、ニトロベンゼンのごとき他の溶
媒を酸触媒と共に用いることが出来、そして従来公知の
なお更に一つの方法は英国特許第978091号〔ザン
ド(Sandoz)〕に例示されており、談万法におい
てはキナクリドンはエチレングリコールのごとき有機液
体中で酸触媒を用いて2,5ージアリールアミノテレフ
タル酸を開環することにより製造される。然しながら、
これらの従釆の方法は、回収が困難且つ/もしくは危険
でありそして汚染の問題を起す傾向がある大量の高価な
溶媒を用いる欠点を有する。本発明の一つの目的は、容
易に回収出来る有機液体の存在のもとで限られた量のエ
チレングリコ*ール溶媒を用いてキナクリドンおよびそ
の誘導体を簡単且つ経済的に製造する方法を提供するこ
とである。
本発明の更に一つの目的は簡単且つ経済的な方法により
不置換ガンマキナクリドンを製造することである。
なお更に一つの目的は簡単且つ経済的な方法によりキナ
クリドン混合物の固溶体を製造することである。
本発明の他の目的および利点は下記の具体例および説明
により明らかとなるであろう。
本発明により、水と混和せず、かつエチレングリコール
と混和しない有機液体およびエチレングリコールを含み
そしてエチレングリコールが2,5ージアリールアミノ
テレフタル酸1部当り約0.25乃至4重量部の量にて
存在しそして該有機液体がエチレングリコール1部当り
少くとも約2重量部の量にて存在する二相液体系中で、
2,5−ジアリールアミノテレフタル酸および酸触媒を
、液体系からの副生成物水を蒸発により除去するのに十
分な温度にて加熱することを含む、有機顔料として有用
なキナクリドンおよびその誘導体の製造方法が提供され
る。
得られたキナクリドンは本質的に純粋でありそして更に
精製する必要はない。下記の式は本発明の一般的反応を
例示する。
エチレングリコール、有機液体、酸触媒2,5−ジアリ
ールアミノテレフタル酸 熱 式中、R5およびR,oは日であり、そしてR,,R2
,R3,R4,R6,R7,R8および9 は同種もし
くは異種とすることが出釆そして日、好ましくは1乃至
4個の炭素原子を含むアルキル、CI,Br,1もし〈
はFのごときハロゲン、トリフルオロメチル、好ましく
は1乃至4個の炭素原子を含むアルコキシ、カルボキシ
、好ましくは2乃至5個の炭素原子を含むカルボアルコ
キシ、スルホン酸、ニトロ、アミノ、好ましくは1乃至
6個の炭素原子を含むアミノ、メルカプト、好ましくは
1乃至6個の炭素原子を含むアルキルメルカプト、好ま
しくは6乃至18個の炭素原子を含むアリールアゾ、お
よび6乃至18個の炭素原子を別々にもし〈は融合環と
して含むアリールから成る群から選ばれる。
本発明の好ましい具体例はR3およびR8がメチルであ
りそしてR,,R2,R4,R5,R6,R7,R9お
よびR,。
が日である2,5ージーq一トルイジノテレフタル酸か
ら2,9一ジメチルキナクリドンを製造する方法である
。本発明の更に一つの好ましい具体例は、R3およびR
8がクロルでありそしてR,,R2,R4,R5,R6
,R7,R9およびR,。
が日である2,5−ジp−クロロアニリノテレフタル酸
から2,9−ジクロロキナクリドンを製造する方法であ
る。本発明の更に一つの態様は、水およびエチレングリ
コールと混和しない有機液体およびエチレングリコール
を含みそしてエチレングリコールが2,5ージアリール
アミノテレフタル酸1部当り約0.25乃至4重量部の
量にて存在しそして有機液体がエチレングリコール1部
当り少くとも約2重量部の量にて存在する二相液体系中
で、2,5−ジアニリノテレフタル酸を酸触媒と共に、
液体系から副生成物水を蒸発により除去するのに十分な
温度にて加熱することを含む、不置換ガンマキナクリド
ンの製造方法である。
本発明のなお更に一つの態様は、水と混和せず、かつエ
チレングリコールと混和しない有機液体およびエチレン
グリコールを含みそしてエチレングリコールが2,5−
ジアリールアミノテレフタル酸1部当り約0.25乃至
4重量部の量にて存在しそして該有機液体がエチレング
リコール1部当り少くとも約2重量部の量に存在する二
相液体系中で2,5ージアリールアミノテレフタル酸お
よび酸触媒を液体系からの副生成物水を蒸発により除去
するのに十分な温度にて加熱することを合む、(X線回
折図が成分のX線回折図の合計と異ることを特徴とする
)実質的に固溶体であるキナクリドン混合物の製造方法
である。
本発明の詳細な説明および好ましい具体例を述べれば次
の通りである。
2,5ージアリールアミノテレフタル酸1モル当り2モ
ルの水が副生成物として生成される酸触媒閉環反応によ
り2,5−ジアリールァミノテレフタル酸を対応するキ
ナクリドンに転化する新規の方法に関する。
本発明の利点は、水およびエチレングリコールと混和せ
ずそして二相液体系中でエチレングリコールに対する希
釈剤として作用し且つまた副生成物水をそれが反応中生
成したときに除去するための助剤として作用する有機液
体を用いる場合に具体化される。
本発明の方法は、水と混和せず、かつエチレングリコー
ルと混和しない有機液体およびエチレングリコールから
成る二相液体系中で2,5−ジアリールアミノテレフタ
ル酸を酸触媒と共に加熱することを含み、その場合2,
5−ジアリールアミノテレフタル酸1重量部当りのエチ
レングリコールの所要量が従来の方法(英国特許第97
8091号に例示されている)において用いられている
約10乃至2の郭から1部まで減ぜられ、そして2,5
−ジアリールアミノテレフタル酸1部当りエチレングリ
コール約0.25乃至4部まで減ぜられる。
これは特に汚染の観点から重要であり、その理由は工程
中に必要なエチレングリコールの量を減ずることが通常
廃液として廃棄される量を減ずることになるからである
。またこの二相液体系により、英国特許第978091
号に例示されているごとく有機液体および酸触媒として
エチレングリコールのみを用いる方法により製造されそ
して着色品質を与える欠点を有しそして工業的に用いる
まえに精製されねばならない程顕著な量の不純物を含む
ことにより損じられたキナクリドンと著しく対照的に驚
異的に高純度且つ高収率にてキナクリドンが生成される
。本発明の方法の工程中に副生成物水を除去することが
英国特許第978091号に記載された方法により得ら
れるキナクリドンと反対に高純度のキナクリドンを高収
率にて得る要因となっており、それにより精製、極めて
高価且つ困難な操作の必要がなくなるものと信じられる
。有機液体は本発明の方法において用いられる温度範囲
を通してエチレンおよび水と非混和性であるべきである
然しながら、二つの非混和性液体間の溶解度が一般に温
度の上昇と共に増大することおよびエチレングリコール
と有機液体との間または水と有機液体との間の僅かな溶
解が起り得ることはよ知られている。従って、本明細書
に用いられている用語、「非混和性Jには、エチレング
リコ−ルと有機液体との間の二相液体系の存在に悪い影
響を及ごなし、程度の僅かな溶解性を包含せしめる。有
機液体は好ましくは用いられる最初の2,5ージアリー
ルアミノテレフタル酸および得られる対応するキナクリ
ドンに対して非溶媒であるべきである。有機液体は一般
に約800乃至200℃、好ましくは約1100乃至1
45こ○の沸点を有する。
可能な汚染の問題を最小にするために有機液体を回収す
ることが好ましい。その場合、用いられる有機液体は、
回収しそして反応混合物へ有機液体を戻して再循環する
ことを可能にするためにエチレングリコールおよび水の
密度と十分に異つた密度を有するべきである。水および
エチレングリコールと混和しない有機液体の典型的なも
のは芳香族炭化水素、ハロゲン化芳香族炭化水素および
ハロゲン化脂肪族炭化水素である。
芳香族炭化水素のうち好ましいものはベンゼン、トルェ
ンおよびキシレンの異性体のすべてのものであり、ハロ
ゲン化芳香族炭化水素のうち好ましいものはクロロベン
ゼン、オルトジクロロベンゼンおよびトリクロロベンゼ
ンであり、そしてハロゲン化脂肪族炭化水素のうち好ま
しい液体はその非可燃性、無毒性、回収の容易さおよび
低経費のゆえに、パークロロェチレンである。有機液体
はエチレングリコール1部当り少くとも約2重量部、好
ましくはエチレングリコール1部当り約2乃至約4碇部
の範囲に用いられ、更に好ましい範囲はエチレングリコ
ール1部当り有機液体約8乃至約25部である。エチレ
ングリコールは本発明における2,5ージァリールアミ
ノテレフタル酸の閉環を促進するのに驚くほど極めて効
果的であることが見出された。
ヱチレングリコールモノメチルエーテル、1,2−プロ
ピレングリコール、1,3.プロピレングリコールおよ
びグリセリンのごとき種々の他のグリコールを本発明に
おいて試みたが良好でなかった。恐らく、エチレングリ
コ−ルは或る型の中間的グリコール酸ェステルを形成す
ることにより2,5ージアリールアミノテレフタル酸の
閉環反応の機構に入り込むものと考えられるが、その機
構は明かではない。一般に、2,5−ジアリールアミノ
テレフタル酸1重量部当り‘こ用いられるエチレングリ
コールの量は一般に2,5ージアリールアミノテレフタ
ル酸1部当り約0.25乃至4部であり、好ましい範囲
は2,5ージアリールアミノテレフタル酸1部当りエチ
レングリコール約0.5乃至4部であり、より好ましい
範囲は2,5−ジアリールアミ/テレフタル酸1部当り
エチレングリコール約0.5乃至2部である。
本発明の方法において必要なエチレングリコールの量の
少ないことはより多量を必要とする従来の方法より著し
く経済的な利点を示す。用いることが出来る酸触媒には
ベンゼン、トルエン、キシレン、/ぐラジクロロベンゼ
ン、ナフタリン、ニトロベンゼンおよびクロロパラキシ
レンのモノーもしくはジースルホン酸があるが、それら
に限定されない。
また過塩素酸およびメタンスルホン酸のごときアルキル
スルホン酸が有用である。好ましいアリールスルホン酸
は直接加えることが出来るかまたはスルフアン(S山f
an)〔アライド・ケミカル・コーポレーション(Am
edChemicalCorporation)の登録
商標〕安定化液体三酸化硫黄および相当する芳香族部分
の化学量論量を用いることによりその場合において製造
することが出来る。硫酸自体を触媒として用いることは
不純なキナグリドン生成物を生成する傾向を示すので、
アリール−もしくはアルキルースルホン酸が好ましい。
一般に、酸触媒は2,5ージアリールアミノテレフタル
酸1部当り約0.1乃至4部の範囲にて用いられ、好ま
しい範囲は2,5−ジアリールアミノテレフタル酸1部
当り約0.2乃至1.5部である。本方法は一般に、有
機液体、酸触媒、エチレングリコールおよび2,5ージ
アリ−ルアミノテレフタル酸の混合物を加熱し、次に権
辞しそして副生成物水を液体系から蒸発により除去する
ために十分な温度まで加熱し、そしてその温度を雛拝し
つつ、一般に約8乃至24時間、好ましくか約8乃至1
筋時間保つことを含む。
加熱周期時間が終った後、得られたキナクリドンを炉過
により反応混合物から分離するかまたは溶媒を蒸留によ
り除去し、そのあと得られたキナクリドンを熱い希アル
カリで処理して少量の如何なる未反応の2,5ージアリ
ールアミノテレフタル酸を除去し、次に炉過し、洗浄し
てアルカリを除去しそして乾燥する。
本方法は別法として加圧容器中で行うことが出来、但し
副生成物水は反応過程中に除去され、そして圧力、加熱
時間及び有機液体の選択についての変形はこの分野に精
通した人々にとって明かであろう。
蒸発により液体系からの副生成物水の除去に十分な温度
は水、エチレングリコールおよび有機液体を含む液体系
の還流温度である。
本明細書において用いられている還流温度なる語は、水
および二相液体系の混合物から液体蒸気が生成し始めそ
して外部冷却により凝縮される温度を意味するにすぎず
、そして該語は凝縮されたあとの全蒸気が完全に反応混
合物に戻されるとを意味するものではない。生成される
初期の蒸気は必ず水を含みそして恐らくエチレングリコ
ールおよび有機液体を含む。蒸気は二成分系もしくは三
成分系一定沸点混合物もしくは共孫板合物を含み得るか
または単に水蒸気と二相液体系蒸気の混合物であるかま
たは水およびエチレングリコールの蒸気であるかまたは
単に水蒸気である場合がある。通常、蒸気は水、エチレ
ングリコールおよび有機液体から成る。液体系の還流温
度は主として系中の三つの液体、即ち有機液体、エチレ
ングリコールおよび水の個個の沸点およびそれらの相対
割合の関数である。
水は反応混合物中にて副生成物として連続的に生成され
そして液体混合物の還流の温度を下げることにより還流
温度を緩和する。還流温度が約70o乃至200℃の範
囲に達するように有機液体および液体混合物中の相対割
合を選ぶことが好ましい。有機液体としてパ−クロロェ
チレンを用いる場合、1160乃至12〆0の範囲の還
流温度となることが好ましい。本方法により得られるキ
ナクリドンの収率は−股に理論値の90乃至98%の範
囲内にありそして得られる純度は硫酸中でスベクトロメ
トリーにより標準的に測定された市販純度のキナクリド
ンと比較して90乃至100%の範囲内にある。
得られるキナクリドンの純度は精製を必要としない市販
品として受入れられるものである。2,5ージアニリ/
テレフタル酸を用いる場合、この分野においてよく知ら
れた不置換キナクリドンのアルファ、ベータ、ガンマお
よび他の公知の結晶形を得ることが出来る。
通常の生成物はベータ形とガンマ形の混合物であるが、
場合によりX線回折により確認された純粋のアルファ、
ベータもしくは純粋のガンマ結晶形のものが得られる。
然しながら、液体系を還流温度に至らしめる前に少量の
微粉砕された不置換キナクリドンを反応混合物に加える
便利な方法により純粋のガンマ結晶形を再現性よく生成
せしめることが出来る。
微粉砕された不置換キナクリドンは恐らく生成物の結晶
相の方向づけにおける反応中の「種」として作用し、そ
して驚くべきことには、用いられる「種」の結晶形の如
何は反応の過程に重要でなく、例えばアルファ、ベータ
もしくはガンマ形の種を用いることが出来、そして各々
の場合に2,5一ジアニリノテレフタル酸の閉環により
生成されるキナクリドンをガンマ形の不置換キナクリド
ンに方向づけるよう作用する。好ましく用いられる微粉
砕された不置換キナクリドンの量は一般に少くとも2,
5−ジアニリノテレフタル酸1部当り少くとも約0.0
01、好ましくは約0.01至約0.1重量部である。
更に多量を用いることが出来るが同等の結果が得られる
。水を含んだパルプ状物、例えば不置換キナクリドンの
新たに調製された湿った炉過固体もしくは新たに粉砕し
た物質を用いることが好ましく、次にそれを反応混合物
中で還流状態まで加熱して系中の水を除去する。この方
法により不置換キナクリドンの微粉砕形が得られる。然
しながら、微粉砕した乾燥粉末を用いても良好な結果が
得られる。本発明の方法は不置換キナクリドン並びに置
換キナクリドンを製造するために用いることが出来る。
本発明の方法により製造することが出来る不置換キナク
リドンの代表例はアルファーキナクリドン、ベータキナ
クリドン、ガンマーキナクリドンおよびそれらの混合物
である。本発明の方法により製造される不置換キナクリ
ドンの好ましい具体例はベータおよびガンマキナクリド
ンである。本発明の方法により製造することが出来る置
換キナクリドンの代表例は2,9ージメチルー、4,1
1−ジメチルー、1,8−ジメチルー、3,10ージメ
チル−、3,8−ジメチル−、2,9−ジクロロ−、1
,8−ジク。ロー、3,10ージクロロ−、3,8ージ
クロロー、2,9ージカルボキシ−、2,9ージカルボ
キシ−、2,9ージカルボエトキシ−、2,9ージカル
ボメトキシー、2,9ージフルオロー、2,9−ジート
リフルオロメチルーおよび2,9−ジメトキシーキナク
リドンである。好ましい具体例は2,9ージメチルー、
2,9ージクロ。−、4,11ージクロロー、4,11
−ジメチルキナクリドソを生成させる方法である。本発
明により得ることが出来る置換キナクリドンの例は対象
的に置換されたものに限定されず、非対象に置換された
キナクリドンをも含み、例えば1,2,3一もし〈は4
ーク。
ロ、ーフルオロ、一トリフルオロメチル、一メチル、一
力ルボキシ、一カルボエトキシおよび−カルボメトキシ
キナクリドンおよび二つの種類の異なるアリールアミノ
基を含むジアリールアミノテレフタル酸から製造される
相当する1,3−もしくは2,4ージ置換誘導体がある
。本発明はまたキナクリドン固溶体の合成にも適してい
る。
キナクリドンの圏熔体は米国特許第316051び号〔
ェーリツヒ(Ehrich)〕にその個々の成分の合計
でなく特徴的に異つた図形を示す×線回折図を示すもの
として定義されている。この方法により作られる固熔体
の例は不置換キナクリドンと2,9一ジメチルキナクリ
ドンの1:1重量比の固溶体であり、その中では固熔体
はその成分の合計と異つたX線回折図を示す。本発明の
方法により製造することが出来る固溶体の代表例は4,
11−ジクロローキナクリドン/キナクリドン、2,6
一ジメチルキナクリドン/キナクリドン、2,9一ジク
ロロキナクリドン/キナクリドンおよび4,11ージメ
チルキナクリドン/キナクリドン‐であり、それらはす
べて二成分型である。
三成分型固綾体も例えば4,11ージクロロキナクリド
ンノ2,9−ジクロ。キナクリドン/キナクリドンのよ
うなものを製造することが出来る。好ましい固溶体は二
成分系のものでありそしてキナクリドン、1,11一ジ
クロロキナクリドン、2,9−ジクロロキナクリドンお
よび2,9一ジメチルキナクリドンから成る基から選ば
れた2種類のキナクリドンから成る。下記の実施例は置
換および不置換の両方のキナクリドン且つまたキナクリ
ドン団溶体の合成に本発明の方法を用いることを例示す
るものである。
これらの実施例は本発明の態様もしは精神を限定しない
ものと考えられたい。実施例中に記載された部は重量部
である。実施例 1 麓洋機、戻し可能のトラップ、温度計および電気加熱ジ
ャケットを備えたフラスコ中に、パークロロエチレン2
40碇都およびパラートルエンスルホン酸1水和物84
部を投入した。
系中の水のすべてが除去されるまで(約7.8部)、内
容物を116〜121℃にて還流し、次に90qoまで
冷却しそしてエチレングリコール132郭、2,5−ジ
アニリノテレフタル酸132部を加えそして反応内容物
を2時間にわたって116℃に加熱した。内容物を燈拝
しそして116〜11700にて計1既時間加熱した。
加熱周期中、反応にて生成した水はエチレングリコール
およびパークロロェチレンと共に一定の速さで留出せし
められた。水−エチレングリコール層は除去され、他方
パークロロェチレン部分は反応に戻された。反応混合物
を炉過しそして得られた固体を水200碇郭および50
%水酸化ナトリウム溶液120部中に再びスラリとして
、3時間煮沸し、炉過し、そして該固体をアルカリがな
くなるまで洗浄し、1800Fにて乾燥した。X線回折
図により確認されたものとしてガンマキナクリドンおよ
び少量のベータキナクリドンの混合物を含む赤色固体が
理論値の94.4%の収率にて得られた。実施例 2 実施例1の装置を用いて、渡梓機、戻し可能のトラップ
、温度計および電気加熱ジャケットを備えたフラスコ中
に、パークロロェチレン240$部、2,4−ジメチル
ベンゼンスルホン酸9礎部および水を含んだパルプ状キ
ナクリドン(乾燥分29%)9.3部を投入した。
系中の水のすべてが除去されるまで内容物を116〜1
21℃にて還流し、そして2,5一ジァニリノテレフタ
ル酸およびエチレングリコール132部を投入しそして
該混合物を116〜117q0の還流温度にて6時間加
熱した。6時間後、エチレングリコール33部を加え、
そして還流を116〜117q0の温度にて合計1母時
間続けた。
加熱周期の間に、反応にて生成した水はエチレングリコ
ールおよびパークロロェチレンと共に一定の速さで留出
せしめられた。水ーェチレングリコール層は除去され、
他方パークロロェチレン部分は反応に戻された。反応混
合物を冷却し、炉過し、そして得られた固体を再びスラ
リとして50%水酸化ナトリウム溶液80部を含む水2
000部中で煮沸した。該固体を炉別し、アルカリがな
くなるまで洗浄しそして1800Fにて乾燥した。X線
回折図により確認されたものとしてガンマーキナクリド
ンを含む赤色固体が理論の95%の収率にて得られた。
実施例 3実施例1の装置を用い、パークロロェチレン
240碇部、パラ一トルヱンスルホン酸1水和物84部
および水を含んだパルプ状キナクリドン(乾燥分16.
1%)16.7部を投入しそして該混合物を系中のすべ
てが除去されるまで116〜121℃にて還流し、その
間に温度は12が0に達した。
次に、エチレングリコール9甥部、2,5−ジアニリノ
テレフタル酸132部およびベンゼン37.5部を90
qoにて投入し、そして2時間にて116〜121℃の
還流温度に加熱した。6時間後に、エチレングリコール
33部を加えそして還流を121〜12〆0の温度にて
合計1曲時間続けた。
反応混合物を80q0まで冷却し、炉過し、そして得ら
れた固体を再びスラリとしてそして水5000部および
50%NaOH溶液30礎部中で3時間煮沸した。固体
を炉遇し、アルカリがなくなるまで洗浄しそして180
0Fにて乾燥した。X線回折図により確認されたものと
してガンマーキナクリドンを含む赤色固体が理論値の9
7.4%の収率にて得られた。実施例 4 実施例1の装置を用いて、パークロロェチレン240碇
郭、ベンゼンスルホン酸(90%)77.6部および水
を含んだパルプ状キナクリドン(乾燥分16.1%)1
6.7部を投入し、該混合物を系中のすべてが除去され
るまで116〜121℃にて還流した。
反応混合物を90ooまで冷却しそしてエチレングリコ
ール9$部および2,5−ジアニリノテレフタル酸13
2部を加え、該混合物を116〜12100の還流温度
で2時間加熱した。6時間還流した後、エチレングリコ
ール33部を加えそして還流を121〜1220の温度
にて合計1斑時間続けた。
実施例1と同様に処理を続け且つ完了した。X線回折図
により確認されたものとしてガンマーキナクリドンを含
む赤色固体が論値の斑.8%の収率にて得られた。実施
例 5 実施例4に記載されたものと同様の操作を行い、但しベ
ンゼンスルホン酸の代りに2−ナフタリンスルホン酸1
0礎郭を用いた。
X線回折図により確認されたものとしてガンマーキナク
リドンを含む赤色固体が理論値の99.2%の収率にて
得られた。実施例 6 実施例4に記載されたものと同様の操作を行い、但しベ
ンゼンスルホン酸の代りにメタンスルホン酸42.4部
を用いた。
X線回折図により確認されたものとしてガンマーキナク
リドンを含む赤色固体が理論値の91.9%の収率にて
得られた。実施例 7実施例1の装置を用いて、パーク
ロロェチレン240碇部およびクロローp−キシレン舷
.3部(0.48モル)を投入した。
次にスルフアン35.4部(0.44モル)を15分に
わたって滴々添加しそして反応温度を118〜120つ
0にて1時間保った。反応混合物を90℃まで冷却しそ
してエチレングリコール132部および2,5−ジアニ
リノテレフタル酸132部を加えそして反応物質を2時
間にわたって121〜122℃の還流温度まで加熱した
。6時間還流した後、エチレングリコール4碇都を加え
そして還流を121〜12が0にて1曲寿間続けた。
実施例1に記載されたものと同機の処理を続けそして完
了した。X線回折図により確認されたものとしてベータ
およびガンマキナクリドンの混合物を含む青味をおびた
赤色固体が理論値の甥BI%の収率にて得られた。実施
例 8実施例1の装置を用い、パークロロェチレン24
0碇都、水を含んだパルプ状キナクリドン(乾燥分16
%)16.7部およびpートルェンスルホン酸72.1
部を投入しそして該混合物を116〜1220にて還流
してすべての水を系から除去した。
反応混合物を90qoまで冷却しそしてエチレングリコ
ール132部および2,5一ジアニリノテレフタル酸1
32部およびメタルスルホン酸6部を加えそして該混合
物を2時間にわたって121〜1220の還流温度まで
加熱した。6時間還流後、エチレングリコール4碇部を
加えそして還流を121〜1220の温度にて合計1錨
時間続けた。
実施例2に記載されたものと同様の処理を続けそして完
了した。X線回折図により確認されたものとしてガンマ
ーキナクリドンを含む赤色固体が理論値の95.5%の
収率にて得られた。実施例 9 実施例1の装置を用いて、パークロロェチレン192礎
都、p−トルェンスルホン酸144部および水を含むパ
ルプ状キナクリドン(乾燥分24.6%)13.3を投
入しそして該混合物を116〜121℃の温度にて還流
して系からすべての水を除去した。
反応混合物を9000まで冷却し、そしてエチレングリ
コール113部および2,5−ジアニリノテレフタル酸
226部を加えそして該混合物を121〜1220の温
度にて1粥時間還流した。2時間毎に蒸発につて凝縮ト
ラップ中に補った量と同容積のエチレングリコールを反
応混合物に加えた。
加熱周期の間に加えられたエチレングリコールの全量は
67.4部であった。実施例1と同様の処理を競けそし
て完了した。×線回折図により確認されたものとしてガ
ンマーキナクリドンを含む赤色固体が理論値の99.5
%の収率にて得られた。実施例 10 実施例1の装置を用いて、パークロロェチレン240戊
部およびp−トルェンスルホン酸1水和物84部を11
6〜12100の還流温度に加熱して反応混合物から水
を除去した。
エチレングリコール132部および2,5一ジアニリノ
テレフタル酸132部を加えそして該混合物を118℃
の還流温度にて合計16時間加熱した。実施例1に記載
されたものと同様の処理を続けそして完了した。X線回
折図により確認されたものとしてベータキナクリドンを
含む紫色固体が論値の96%の収率にて得られた。実施
例 11実施例1の装置を用い、キシレン240礎部お
よびp−トルェンスルホン酸1水和物84部を没しそし
て該混合物を133〜13が○の温度にて還流して系か
らの水をすべて除去した。
反応混合物を9ぴ0に冷却しそしてエチレングリコール
132部および2,5一ジアニリノテレフタル酸132
部を加えそして該混合物を133〜136qoの還流温
度に加熱した。還流を合計1母時間綾けそして実施例1
と同様に処理を完了した。X線回折図により確認された
ものとしてベータおよびガンマキナクリドンの混合物を
含む赤味をおびた紫色固体が理論値の95.7%の収率
にて得られた。実施例 12 実施例11に記載されたものと同様の操作を行い、但し
キシレンの代りにベンゼンを用し、そして還流を行し、
そして80℃にて4糊時間保った。
X線回折図により確認されたものとしてアルファーキナ
クリドンを含む赤色固体が理論値の38.8%の収率に
て得られた。実施例 13 実施例1の装置を用い、パークロロェチレン128碇郡
、エチレングリコール聡部、p−トルェンスルホン酸1
水和物56部および2,5−ジアニリノテレフタル酸8
8部を投入した。
フラスコを窒素ガスを用いて洗浄しそして内容物を12
0℃に加熱した。12ぴ0にて還流凝縮器をとりつけて
フラスコ内の液体表面上に窒素ガスをゆるやかに流して
反応水を除去した。
12び○の還流温度にて1畑時間後、実施例1に記載さ
れたものと同様の処理を完了した。
X線回折図により確認されたものとしてベータおよびガ
ンマキナクリドンの混合物を含む紫色固体が理論値の9
5%の収率にて得られた。実施例 14実施例1の装置
を用い、oージクロロベンゼン28礎郭、pートルェン
スルホン酸1水和物4戊部、2,5−ジ(p−クロロア
ニリノ)テレフタル酸2礎部およびエチレングリコール
2碇部を没した。
内容物を約155qoの還流温度まで加熱しそして15
60にて還流して6時間後、エチレングリコール1礎部
を加えそしてi55qoにて合計16時間還流を続けた
。実施例1に記載されたように処理を完了した。2,9
一ジクロロキナクリドンが理論値の89.2%の収率に
て得られた。
実施例 15 実施例1の装置を用い、パークロロヱチレン32$部お
よびp−トルヱンスルホン酸1水和物40部を投入しそ
して該混合物を116〜121℃にて還流して系からの
水のすべてを除去した。
反応混合物を90午Cに冷却し、次にエチレングリコー
ル2碇部および2,5ージ(pークロロアニリノ)テレ
フタル酸2碇部を加え、該混合物を118〜1220の
還流温度に加熱した。還流6時間後、エチレングリコー
ル2碇部を加え、そして還流を更に10時間続けた。実
施例2に記載されたごとく処理を完了した。収率は2,
9−ジクロロキナクリドンの理論値の89.2%であっ
た。実施例 16 実施例1の装置を用い、パークロロェチレン240碇部
およびpートルヱンスルホン酸1水和物84部を投入し
そして該混合物を系中のすべての水が除去されるまで1
16〜121℃にて還流した。
反応混合物を9000まで冷却し、次にエチレングリコ
ール13芥部および2,5−ジ(p−トルイジノ)テレ
フタル酸132部を加えそして該混合物を2時間で12
0〜12〆0の還流温度に加熱した。還流7時間後、エ
チレングリコール4碇都を加えそして還流をi21〜1
220の温度にて更に9時間続けた。実施例1に記載さ
れたごとく処理を完了した。収率は2,9一ジメチルキ
ナクリドンの理論値の94.6%であった。実施例 1
7 実施例1の装置を用い、パークロロェチレン240碇部
およびp−トルェンスルホン酸1水和物84部を投入し
そして該混合物を116〜2100の還流温度まで加熱
しそして系中のすべての水が除去されるまで還流した。
反応混合物を90ooに冷却しそしてエチレングリコー
ル66部および2,5−ジ(p−トルィジノ)テレフタ
ル酸13森部を加えそして該混合物を2時間にて121
〜1220の還流温度に加熱した。還流7時間後、エチ
レングリコール2碇都を加えそして還流を121〜12
が0にて更に9時間続けた。実施例1に記載されたよう
に処理を完了した。収率は2,9−ジメチルキナクリド
ンの理論値の93.4%であった。実施例 18 実施例1の装置を用い、パークロロェチレン192碇部
、水を含んだパルプ状のキナクリドン(乾燥分16.6
%)28.6部を投入し、そして該混合物を系中のすべ
ての水が除去されるまで116〜12roにて還流した
該混合物を90o0に冷却しそしてトルェンスルホン酸
の粗製混合異性体144部、エチレングリコール17碇
郡および2,5一ジアニリノテレフタル酸226部を加
えそして該混合物を2時間で116〜12100の還流
温度に加熱した。還流6時間後エチレングリコール51
部を加えそして還流を121〜1220の温度にて1筋
時間続けた。反応混合物を冷却しそして実施例1に記載
されたごとく処理を完了した。X線回折図により確認さ
れたものとしてガンマーキナクリドンを含む赤色団体が
理論値の97.3%の収率にて得られた。実施例 19 実施例1の装置を用い、oージクロロベンゼン25碇部
、エチレングリコール22部、2,5−ジアニリノテレ
フタル酸22部および75%週塩素酸5部を投入しそし
て該混合物を155o0に加熱して還流を開始した。
還流を155午0にて1曲時間綾けそして実施例1に記
載されたごと〈処理を完了した。×糠回折図により確認
されたものとしてガンマおよびベータキナクリドンを含
む青味をおびた赤色固体が論値の94.2%の収率にて
得られた。実施例 20実施例1の装置を用い、パーク
ロロェチレン32碇部およびバラートルェンスルホン酸
1水和物(99%純度)14部を投入しそして該混合物
を116〜121℃にて還流して系中の水を除去した。
該混合物を90ooに冷却しそして2,5−ジアニリノ
テレフタル酸1の部、2,5−ジーpトルイジノテレフ
タル酸1碇部およびエチレングリコール22部を加えそ
して該混合物を11げ0にて5時間還流した。還流5時
間後、エチレングリコール8部を加えそして還流を11
が〜1220にて合計1斑時間続けた。該混合物を冷却
し、炉過しそして得られた固体を熱希苛性液中で再びス
ラリとし、炉過し、アルカリがなくなるまで洗浄し、1
300Fにて乾燥した。キナクリドンおよび2,9一ジ
メチルキナクリドンの園溶体を含むえび茶色の固体が理
論値の92%の収率にて得られた。この生成物はキナク
リドンもしくは2,9−ジメチルキナクリドン、または
その一つの合計と異つたX線回折図を示した。実施例
21実施例1に記載されたものと同様の装置および物質
量を用い、反応内容物を111〜115qoにて2畑時
間還流し、その間に液相を連続的に凝縮させそして副生
成物を除去することなく反応混合物に戻した。
X線回折図により確認されたものとしてベータキナクリ
ドンを含む紫色固体が理論値の26.5%の収率にて得
られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水と混和せず、かつエチレングリコールと混和しな
    い有機液体およびエチレングリコールを含みそしてエチ
    レングリコールが2,5−ジアリールアミノテレフタル
    酸1部当り約0.25乃至4重量部の量にて存在しそし
    て該有機液体ぎエチレングリコール1部当り少くとも約
    2重量部の量に存在する二相液体系中、2,5−ジアリ
    ールアミノテレフタル酸および酸触媒を、液体系からの
    副生成物水を蒸発により除去するのに十分な温度にて加
    熱することを含む、キナクリドンおよびその誘導体の製
    造方法。 2 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸が下記式の
    ものである、特許請求の範囲第1項記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R_5およびR_1_0はHであり、R_1,
    R_2,R_3,R_4,R_6,R_7,R_8,R
    _9は同種もしくは異種のものとすることが出来、そし
    てH、アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、アル
    コキシ、カルボキシ、カルボアルコキシ、スルホン酸、
    ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、メルカプト、アルキ
    ルメルカプト、アリールアゾおよびアリールから成る群
    から選ばれる。 3 有機液体をエチレングリコール1部当り約2乃至約
    40重量部の量にて存在せしめる、特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 4 有機液体がパークロロエチレンである、特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 6 有機液体をo−ジクロロベンゼン、トリクロロベン
    ゼン、クロロベンゼン、ベンゼン、トルエン、オルト、
    メタおよびパラキシレンもしくはそれらの混合物から成
    る群から選択する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 酸触媒がp−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホ
    ン酸、キシレンスルホン酸、過塩素酸、硫酸およびメタ
    ンスルホン酸から成る群から選択された酸である、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。7 2,5−ジアリール
    アミノテレフタル酸が2,5−ジ−p−トルイジノテレ
    フタル酸でありそして生成物が2,9−ジメチルキナク
    リドンである、特許請求の範囲第1項記載の方法。 8 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸が2,5−
    ジ−p−クロロアニリノテレフタル酸でありそして生成
    物が2,9−ジクロロキナクリドンである、特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 9 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸がp−フル
    オロアニリノ、p−トリフルオロメチルアニリノ、p−
    カルボキシアニリノ、p−カルボメトキシアニリノ、p
    −カルボエトキシアニリノ、m−クロロアニリノ、o−
    クロロアニリノ、m−メチルアニリノ、o−メチルアニ
    リノおよびアニリノから成る群から選択された二つの同
    一種のアリールアミノ基を含みそして生成物が対象的に
    置換されたキナクリドンである。 特許請求の範囲第1項記載の方法。10 2,5−ジア
    リールアミノテレフタル酸がp−フルオロアニリノ、p
    −トリフルオロメチルアニリノ、p−カルボキシアニリ
    ノ、p−カルボメトキシアニリノ、p−カルボキシエト
    キシアニリノ、m−クロロアニリノ、o−クロロアニリ
    ノ、m−メチルアニリノ、o−メチルアニリノおよびア
    ニリノから成る群から選ばれた二つの異種のアリールア
    ミノ基を含みそして得られる生成物が非対象的に置換さ
    れたキナクリドンである、特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 11 水と混和せず、かつエチレングリコールと混和し
    ない有機液体およびエチレングリコールを含みそしてエ
    チレングリコールが2,5−ジ−アニリノテレフタル酸
    1部当り約0.25乃至4重量部の量にて存在しそして
    該有機液体がエチレングリコール1部当り少くとも約2
    重量部の量にて存在する二相液体系中で、微粉砕された
    不置換キナクリドンの存在のもとで、2,5−ジアニリ
    ノテレフタル酸および酸触媒を、蒸発により液体系から
    の副生成物水を除去するのに十分な温度にて、加熱する
    ことを含む、不置換ガンマキナクリドの製造方法。 12 微粉砕された不置換キナクリドンの量が2,5−
    ジアニリノテレフタル酸1部当り少くとも約0.001
    部である、特許請求の範囲第11項記載の方法。 13 有機液体がエチレングリコール1部当り約2乃至
    約40重量部の量にて存在する、特許請求の範囲第11
    項記載の方法。 14 有機液体がパークロロエチレである、特許請求の
    範囲第11項記載の方法。 15 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸が混合物
    であり、得られたキナクリドンのX線回折図がその成分
    キナクリドンのX線回折図の合計と異る、実質的にキナ
    クリドン混合物の固溶体を製造する、特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 16 有機液体がエチレングリコール1部当り約2乃至
    約40重量部の量にて存在する、特許請求の範囲第15
    項記載の方法。 17 有機液体がパークロロエチレンである、特許請求
    の範囲第15項記載の方法。 18 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸の混合物
    が2,5−ジアニリノテレフタル酸、および2,5−ジ
    −p−クロロアニリノテレフタル酸、2,5−ジ−p−
    トルイジノテレフタル酸、2,5−ジ−o−クロロアニ
    リレテレフタル酸および2,5−ジ−o−トルイジノテ
    レフタル酸から成る群から選ばれた少くとも一つの2,
    5−ジアリールアミノテレフタル酸を含むものである、
    特許請求の範囲第15項記載の方法。 19 2,5−ジアリールアミノテレフタル酸の混合物
    が2,5−ジアニリノテレフタル酸および2,5−ジ−
    p−トルイジノテレフタル酸を含むものである、特許請
    求の範囲第15項記載の方法。
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