JPS6034483Y2 - 自動車のドアガラス浮き防止部材 - Google Patents

自動車のドアガラス浮き防止部材

Info

Publication number
JPS6034483Y2
JPS6034483Y2 JP1981069111U JP6911181U JPS6034483Y2 JP S6034483 Y2 JPS6034483 Y2 JP S6034483Y2 JP 1981069111 U JP1981069111 U JP 1981069111U JP 6911181 U JP6911181 U JP 6911181U JP S6034483 Y2 JPS6034483 Y2 JP S6034483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door glass
door
vehicle
glass
automobile door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981069111U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57181615U (ja
Inventor
義人 富田
Original Assignee
富士重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP1981069111U priority Critical patent/JPS6034483Y2/ja
Publication of JPS57181615U publication Critical patent/JPS57181615U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6034483Y2 publication Critical patent/JPS6034483Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車ドアの高速走行時におけるドアガラス
浮き防止部材に関するものである。
〔従来の技術〕
近時、自動車の車体重量軽減のためにドアガラスを自動
車用のガラスとしては最も薄い3.577111!のガ
ラスを使用することが多くなった。
・しかし、ドアガラスを薄くしたための剛性の低
下により、高速走行時において、ドアガラスを全閉しよ
うとしても、走行風の負圧によりドアガラスが車外に吸
い出されて、ドアサツシュにひつ掛り全閉できないとい
う不具合が生じた。
このような不具合の解消に関連する先行技術例として実
開昭53−76415号公報に示されたものがあるが、
これによれば、三角窓のない窓ガラスの前方側サツシュ
の下部区画内の凹溝に、装着されるランチヤンネルの底
部より車体外方側の内方折込み部までを被覆する硬い材
料から戒るガイド部材を装着し、窓ガラスが閉められる
際、該ガラスがランチヤンネル内に挿入されるのを案内
するようにしているが、このガイド部材は、窓ガラスを
全閉状態かられずか(3〜5cm)下げただけで窓ガラ
スに接触できなくなるから、高速走行時窓ガラスをスム
ースに開くことができる範囲は、ごく小さいものであり
、しかも、高速走行時風の負圧により車外に吸い出され
る窓ガラスの前端部を、拘束しようとすると該ガイド部
材は、前方側サツシュを外側方に膨出するように構威し
なければならず、従って窓ガラスまわりの美観が損なわ
れるうえに、この膨出部に、乗降時に人体が引掛ったり
また歩行者が接触したりするなどの危険があり、この場
合ガイド部材の長さを延長すると上記危険は一層増大す
るなどの問題があった。
このような問題を改善するために本考案の出願人は、す
でに第3図に示すような、アッパーサツシュ5の幅Wを
ひろげて、オアガラス1がランチヤンネル6に入りやす
くすることを提案したが、これでは、サツシュの幅を広
くすることの必要からサツシュ全体の重量が大となり、
薄いガラスを使用しても、ドア全体の重量はあまり変ら
ないという欠点があった。
〔考案が解決しようとする問題点3 本考案の目的は、上記の問題および欠点を改善し、自動
車の高速走行時のドアガラスの浮きを防止し、通常走行
時と変らないドアガラスの昇降を可能にし、しかも、車
体重量を軽減したドアガラスの浮き防止部材を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、ロアーサツシュ
の先端のガゼツトに使用する部材であって、ガゼツトに
挿入できるように断面がコ字形状をしており、コ字形状
内側にはランチヤンネルを嵌着し、ランチヤンネルを室
内側に片寄らせるように上記のコ字形状の、車外に面す
る外側辺の肉厚を室内に面する内側辺の肉厚よりも厚く
したものである。
〔実施例〕
以下、第4図から第7図を参照して、本考案の一実施例
を詳しく説明する。
第4図において、7はドアガラスの浮きを防止する断面
がコ字形状をした部材であり、車外に面する外側辺71
と室内に面する内側辺72とを有しており、その開放側
を広目にしてそれが有する多少の弾性によりガゼツト8
内にワンタッチで簡単に挿入取付けすることができる。
そして、この部材7の材質には、製作が容易で費用も安
価な合成樹脂が有利である。
部材7を、ロアーサツシュ3の先端のガゼツト8に取り
付けた状態を第5図に示すが、さらに詳しく第5図の■
−■断面を第6図に、■−■断面を第7図にそれぞれ示
して説明する。
第5図において、アッパーサツシュ5とドア1と、ロア
ーサツシュ3とによって固定する三角形のガゼツト8に
は、断面がコ字形状の部材7が挿入取り付けされており
、車外に面する外側辺71を室内Rに面する内側辺72
よりも厚くすることによって、これに嵌着されるランチ
ヤンネル6が室内R側に所定寸度偏らされており、この
結果、ランチヤンネル6に前方縁が係合するドアガラス
2も室内R側に偏ることになる。
そして、この時の偏り寸度Wは、内側片72と外側片7
1の肉厚差によって定まり、したがって、これらの各々
の肉厚を変化させることによってドアガラス2の異なる
偏り寸度Wを容易にプリセットできる。
第7図において、ドアガラス1は、自動車の静止時に部
材7により、上方のアッパーサツシュ5において、W′
の寸法だけ室内側に偏ることになるが、このW′のプリ
セット量が、高速走行時における風の負圧Pによる吸い
出しに対しての余裕となる。
勿論、プリセット量W′は、静止時においても、ドアガ
ラス1が容易にランチヤンネル6に挿入し、ドアガラス
が全閉し得る範囲に設定しなければならない。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のような構成より戒るので、ドアガラス
浮き防止部材はそれが有する多少の弾性を利用して、自
動車製造ラインで簡単にガゼツトに挿入して取り付ける
ことができるうえ、前述した先行技術例におけるガイド
部材と異なり浮き防止部材の上下方向の長さを加減して
ドアガラスの昇降を広範囲にわたり制御することができ
、また、アッパーサツシュより外側方に膨出するような
ことがなく体裁もよい。
また、全閉時ドアガラスは、その前方縁が所定の長さ断
面がコ字形状の部材内で所定の寸度室内側に偏位されて
いるランチヤンネルのみに当接させているため、高速走
行時でも静止時や通常走行・時と同様にドアガラスの昇
降ひいては開閉をスムースに行うことができ、従って、
ドアガラスの、前方縁が三角ピースの凹部に嵌着されて
いるランチヤンネルに当接されると共に外表面が吸い出
し防止リップの室内側への傾斜面により当接されている
ため、ドアガラスは、全閉状態かられずか(3〜5cm
)開かれると、その前方縁が室の内外方向に動揺して硬
い吸い出しリップに衝突し騒音を発生したり傷ついたり
し、特にドアの強閉時には、室内の空気が室外へと急速
に放出されることにより、ドアガラスに室外方向への衝
撃力が作用することよりドアガラスが上記リップに衝突
して破損する恐れがあるという実開昭55 11567
4号(実開昭57−37612−q公報)の考案が有す
る欠点がなく、さらにサツシュの幅を広げる必要もない
ので車体のドア部の重量を軽減できるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用ドアの側面図、第2図は第1図
のI−I断面図、第3図は他の従来例の一つを示す断面
図、第4図は本考案の一実施例を示す斜視図、第5図は
本考案による部材を使用した状態を示す側面図、第6図
は第5図の■−■線に沿う断面図、第7図は第5図の■
−■線に沿う断面図である。 1・・・・・・自動車ドア、 3・・・・・・ロアーサツシュ、 ・・・・・・ランチヤンネル、 7・・・・・・部材、 71・・・・・・外側 辺、 72・・・・・・内側辺、 訃・・・・・ガゼツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車ドアのロアーサツシュの先端のガゼツトに使用す
    る部材であって、ガゼツト内に挿入できるように断面が
    コ字形状をしており、コ字形状内側にはランチヤンネル
    を嵌着し、□ランチヤンネルを室内側に片寄らせるよう
    に上記のコ字形状の、車外に面する外側辺の肉厚を、室
    内に面する内側辺の肉厚よりも厚くしたことを特徴とす
    る高速走行時におけるドアガラス浮き防止部材。
JP1981069111U 1981-05-12 1981-05-12 自動車のドアガラス浮き防止部材 Expired JPS6034483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981069111U JPS6034483Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12 自動車のドアガラス浮き防止部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981069111U JPS6034483Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12 自動車のドアガラス浮き防止部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57181615U JPS57181615U (ja) 1982-11-17
JPS6034483Y2 true JPS6034483Y2 (ja) 1985-10-15

Family

ID=29864996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981069111U Expired JPS6034483Y2 (ja) 1981-05-12 1981-05-12 自動車のドアガラス浮き防止部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6034483Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57181615U (ja) 1982-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6034483Y2 (ja) 自動車のドアガラス浮き防止部材
JPH0553652B2 (ja)
JPH0143928Y2 (ja)
JPS6022198Y2 (ja) 自動車のガラスランチヤンネル
JPS63188517A (ja) 自動車ドアのウインドウガラス昇降案内装置
JPS63212125A (ja) 自動車のドア構造
JPS6033045Y2 (ja) 自動車用ドア
JPH0331606Y2 (ja)
JPH033058Y2 (ja)
JPS592971Y2 (ja) 車両用窓のウエザ−ストリツプ
JPH036493Y2 (ja)
JP3881825B2 (ja) サッシュレスドア型車のシール構造
JP4456247B2 (ja) 風切音を低減させる自動車用サイドバイザー
JP3700445B2 (ja) 昇降ドアガラスのガイド構造
JPS6121283Y2 (ja)
JPH0315402Y2 (ja)
JPH0517292Y2 (ja)
JPS583708Y2 (ja) ウインドガラスノウエザ−ストリツプ
JPS6143611Y2 (ja)
JPH0434094Y2 (ja)
JPH0454013Y2 (ja)
JPS62273118A (ja) 自動車用ドアのシ−ル構造
JPH0133367Y2 (ja)
JPH035131Y2 (ja)
JP2541836Y2 (ja) 昇降式ウインドウのグラスラン構造