JPS6034209B2 - 温度ヒュ−ズの製造方法 - Google Patents

温度ヒュ−ズの製造方法

Info

Publication number
JPS6034209B2
JPS6034209B2 JP16507279A JP16507279A JPS6034209B2 JP S6034209 B2 JPS6034209 B2 JP S6034209B2 JP 16507279 A JP16507279 A JP 16507279A JP 16507279 A JP16507279 A JP 16507279A JP S6034209 B2 JPS6034209 B2 JP S6034209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extruding
insulating material
thermal fuse
fusible
fusible metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16507279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5686430A (en
Inventor
利之 佐藤
篤司 河野
剣 冨山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16507279A priority Critical patent/JPS6034209B2/ja
Publication of JPS5686430A publication Critical patent/JPS5686430A/ja
Publication of JPS6034209B2 publication Critical patent/JPS6034209B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、温度ヒューズの製造方法に関する。
従来の温度ヒューズの製造方法を、第1図に示す温度ヒ
ューズの断面図を用いて説明すると、所定温度以上です
みやかに溶断する特性をもつ易融合金を針金状に押出し
、これを一定寸法に切断して易融合金片1を形成し、こ
の易融合金片1に端子線2,2′を接合し、易融合金片
1の表面に酸化防止用の熱軟化性樹脂3を塗布する。そ
の後、両端に閉口部を有する絶縁性ケース4に易融合金
片1を収納し、樹脂5,5′によって絶縁性ケース4の
閉口部を密封して温度ヒューズを完成していた。しかし
、上記製造方法では易融合金を針金状に押し出し、易融
合金片1に加工する工程において、易融合金片1の表面
が酸化により劣化するため、所望する温度より高い温度
にならないと易融合金片1が熔断しなくなり、温度ヒュ
ーズの溶断特性が悪くなる。また、易融合金片1の両端
と端子線2,2′との接合に時間を要し、さらに易融合
金片1を絶縁性ケース4に収納する場合に、1個ごとに
行なわねばならず量産に適していないという欠点があっ
た。上記欠点を改善するための従来の他の製造方法とし
ては、第2図に示すように易融合金6とフラックス性・
粘着性を有する熱軟化性樹脂7とを、加熱した熱ロール
8a,8bの隙間8cで同時に加工する。
熱ロール8bの回転速度が熱ロール8aの回転速度より
大きくなるように設定してあるため、易融合金6と熱軟
化性樹脂7は加圧・混合されながら分離され、多数回隙
間8cを通して加圧することにより、最終的には易融合
金6と熱軟化性樹脂7とが一様に混ざり合い微粒化分散
された可溶体9ができる。ここでは、易融合金6と熱軟
化性樹脂7が一様に混合されたものを可溶体とよんでい
る。次に第3図に示すように、この微粒化された可溶体
9を外装機10の押出し孔11に投入し、一方他方の押
出し孔12には樹脂充填剤を混練した絶縁材13を投入
し、加圧体14と15によってそれぞれ押出し孔11内
の可溶体9および押出し孔に内の絶縁材13を加圧する
。押出し孔11の先端側通路11aと押出し孔12の蓬
小通路12aとは同軸関係に配置されているため、可溶
体9の周囲を絶縁材13が包囲する形で可溶体9と絶縁
体13が押し出され、押し出されたものを硬化させた後
所定の最さもこ切断し、可溶体9の両端に端子線を接合
すれば温度ヒューズが完成する。
Z上記従来の方法においては、可溶体9を
絶縁材13に収納する工程が外装機101こよって自動
的に行なわれるため、工程が大幅に合理化できるが、一
方熱ロール8a,8bによって微粒化された可溶体9を
作ると、可溶体9は微粒子状であるため空気とふれる面
積が大きくなり、酸化される部分が多くなる。また、微
粒化された可溶体9を作る時に易融金属が粉塵となり飛
散するため、作業者の安全性という点から問題がある。
本発明は以上の欠点を除去し、溶断特性がすぐれ、製造
がきわめて安全で、廉価な温度ヒューズの製造方法を提
供するものである。
以下図面をもとにして本発明の実施例における温度ヒュ
ーズの製造方法を詳細に説明する。
第4図a,b、第5図a,bおよび第6図a,bは本実
施例の工程を説明するための図であり、これらの図にお
いてaは正面図をbは下面図を示している。まず、第4
図a,bに示すように錫、金日、ビスマス、インジウム
、カドミウムまたはこれらの合金等より成る塊状の易融
合金16の周囲に、樹脂、油脂、パラフィン等のフラッ
クス性、粘着性を有する熱軟化性樹脂17を加圧・密着
させる。
このようにしてできた易融合金16と熱軟化性樹脂17
の円柱体18を、第5図a,bに示すように加圧して、
板状体19にする。ざらにくこの板状体19をその一辺
20を中心にして巻き取り、第6図a,bに示すように
易融合金16と熱軟化性樹脂17が互いに易融合金16
と熱軟化性樹脂17が互いに渦巻状にからみ合うような
固まり(ベレツト21とよぶ)にする。上記工程におい
て、特徴的な点は、易融合金16の空気に触れる部分が
きわめて小さくなるように熱軟化性樹脂17を易融合金
16の周囲に配置しながら、易融合金16と熱軟化性樹
脂17より成るべレット21を形成していることである
次に、第7図に示すように、上記工程で形成したべレッ
ト21を外装機10の押出し孔11に投入し、加圧体1
4によってべレット21を外部より加熱しつつ、押出し
孔11の細い先端閉口部11bから押し出す。べレット
21は先端関口部11bを通って押出されるまでに、押
出し孔11内部で加圧体14の圧力によって混線され、
さらに先端側通路11aを通って先端閉口部11bより
押出されるとき、熱軟化性樹脂17の粘着性で易融合金
16は延ばされて、易融合金16と熱軟化性樹脂17は
適当に混ざりあった可溶体9となって先端開□部11b
より出てくる。一方、外装機10の他方の押出し孔12
には樹脂、充填剤を混練した絶縁材13を投入し、加圧
体15によってこの絶縁材13を加圧して径小通路12
aより押し出す。
押出し孔11の先端閉口部11bの周囲には押出し孔1
2の怪小通路12aが先端側通路11aと同軸関係に設
けられているため、先端開□部11bより押出された可
溶体9は、周囲が絶縁材13に包囲された状態で閉口部
22より押出される。押し出されたものを硬化させた後
所定の長さに切断し、可溶体9の両端に様子線を接合す
れば温度ヒューズが完成する。以上の工程において、ベ
レット21を外装機10の押出し孔11に投入するまで
は、第4図〜第6図に示すように易融合金16は熱軟化
性樹脂17に被われているため空気と触れて酸化される
部分がごくわずかであり、また押出し孔11に投入して
から温度ヒューズが完成するまでは第7図に示すように
易融合金16は外装機10の内部にあり、完成後は絶縁
材13に被われているため、空気と触れることがなく酸
化されることがない。また、製造中に易融合金16を微
粒化する工程がないため、易融合金16の粉塵の発生に
よる弊害が避けられる。さらに、可溶体9を絶縁材13
内に収納する工程が合理化されているため温度ヒューズ
を廉価・大量に製造できるものである。次に、上記温度
ヒューズの製造方法を具体的な数値にもとづいて説明し
、その溶断特性の測定結果を示す。
重量比が錫42%、金白12%、インジウム46%であ
る易融合金を作り、一方、ウッドロジンを主成分とする
フラックス性・粘着性を有する熱軟化性樹脂を作る。次
に、第4図〜第6図に示すように易融合金16の周囲に
熱軟化性樹脂17を圧着した後、加圧して板状の易融合
金16の両面に熱軟化性樹脂17が付着した板状体19
を作る。この板状体19を一辺20を中心として渦巻状
に加工し、直径27肌の円柱状の金型に入れて50k9
/c虎で加圧し、円柱形のべレット21を作る。この円
柱形のべレット21は易融合金16と熱軟化性樹脂17
が互いに渦巻状にからみ合った構成をしている。一方、
重量比がフェノール樹脂80%とシリカ20%の混合物
を8000の熱ロールで10分間混線してできた絶縁物
を直径50側の金型に入れ、50k9/cあで加圧して
絶縁材13を作る。第7図に示すように、この絶縁材1
3と、易融合金16および熱軟化性樹脂17より成るべ
レット21とをそれぞれ外装機10の押し出し孔11と
12に投入する。外装機10の開□部22から周囲が絶
縁材13に被われた直径2.2側の針金状の可溶体9(
易融合金16と熱軟化性樹脂17の混合体)を押し出し
、第8図に示すように7肋間隔で切断し、可溶体9の両
端に端子線23と23′を接合し、絶縁材13の外周を
絶縁塗料24を塗布して温度ヒューズ25を完成する。
上記製造方法により完成した温度ヒューズの特性を次の
ようにして測定した。
まず、温度ヒューズ25を1時間に5℃で熱処理し、絶
縁材13および絶縁塗料24を硬化させる。
次にこの温度ヒューズ25を11000の恒温槽中に放
置し、時間hが経過後取り出して、1分間あたり1℃の
割合で温度を上昇させ、温度ヒューズ25の可溶体9が
溶断する温度tを測定した。第9図はこの溶断特性の測
定結果をグラフ化したものである。曲線26,27はそ
れぞれ従来および本発明の実施例における製造方法によ
る温度ヒューズによって得られた結果を示している。グ
ラフより明らかなように、本発明による温度ヒューズ2
5は恒温槽中での長時間の加熱にもかかわらず、温度ヒ
ューズ25の可溶体9の溶断温度は126ooと127
0間にあり、ほぼ一定である。一方、従来の製造方法に
よる温度ヒューズは、長時間の加熱により可溶体の溶断
温度が上昇していることがわかる。以上説明したように
、本発明の温度ヒューズの製造方法によれば、易融合金
を塊状体から微粒化させずに、まだ空気にほとんど接触
させずに温度ヒューズを完成できるため、易融合金は酸
化されず、完成した温度ヒューズは劣化の小さい安定し
た熔断特性を有する。
また、易融合金を微粒化する工程を必要としないため易
融合金の粉塵が発生せず、作業上の安全性という点から
好ましい。さらに、可溶体を絶縁ケースに収納する工程
が合理化されているため、温度ヒューズを廉価・大量に
製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の製造方法によって作られた温度ヒューズ
の断面図、第2図は熱ロールの動作時の断面図、第3図
は従来の製造方法における外装機の断面図、第4図a,
b、第5図a,bおよび第6図a,bは本発明の一実施
例における温度ヒューズの製造方法の工程を説明するた
めの図、第7図は本発明の一実施例の製造方法における
外装機の断面図、第8図は同製造方法によって完成した
温度ヒューズの断面正面図、第9図は温度ヒュ−ズの溶
断特性を示す図である。 9・・・・・・可溶体、10…・・・外装機、11・・
…・押出し孔、11b・・・・・・先端閉口部、12・
・・・・・押出し孔、13・・・・・・絶縁材、14,
15…・・・加圧体、16・・・・・・易融合金、17
・・…・熱軟化性樹脂、19・・・・・・板状体、21
・・・・・・ベレット、23,23′・・・・・・端子
線、25・・・・・・温度ヒューズ。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定温度以上で溶断する性質を持つ塊状の易融合金
    の周囲にフラツクス性・粘着性を有する熱軟化性樹脂を
    付着した後、加圧によつて板状体に加工する工程と、上
    記板状体を上記易融合金と上記熱軟化性樹脂が互いにか
    らみ合うように加工し、ペレツトを形成する工程と、上
    記ペレツトを外装機の押出し孔に入れ加熱しながら加圧
    体によつてこの押出し孔の先端開口部より押し出す工程
    と、上記押し出す工程と同時に上記先端開口部の周囲に
    設けられた径小通路より絶縁材を押し出す工程と、上記
    押し出す工程によつて外部に押し出された周囲が上記絶
    縁材に被われた上記易融合金と上記熱軟化性樹脂の混合
    体(可溶体)を一定間隔で切断し切断した上記混合体(
    可溶体)の両端に端子線を接合する工程とよりなること
    を特徴とする温度ヒユーズの製造方法。
JP16507279A 1979-12-18 1979-12-18 温度ヒュ−ズの製造方法 Expired JPS6034209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16507279A JPS6034209B2 (ja) 1979-12-18 1979-12-18 温度ヒュ−ズの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16507279A JPS6034209B2 (ja) 1979-12-18 1979-12-18 温度ヒュ−ズの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5686430A JPS5686430A (en) 1981-07-14
JPS6034209B2 true JPS6034209B2 (ja) 1985-08-07

Family

ID=15805330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16507279A Expired JPS6034209B2 (ja) 1979-12-18 1979-12-18 温度ヒュ−ズの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6034209B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163611U (ja) * 1987-04-15 1988-10-25
JPH0111049Y2 (ja) * 1985-04-30 1989-03-30
JPH0116413Y2 (ja) * 1985-08-02 1989-05-15
JPH0313203Y2 (ja) * 1985-08-02 1991-03-27

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0111049Y2 (ja) * 1985-04-30 1989-03-30
JPH0116413Y2 (ja) * 1985-08-02 1989-05-15
JPH0313203Y2 (ja) * 1985-08-02 1991-03-27
JPS63163611U (ja) * 1987-04-15 1988-10-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5686430A (en) 1981-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0159759B1 (ko) 땜납연결장치
US4342893A (en) Composite electrical contact and bonding material
JPH0325336B2 (ja)
JPH02238929A (ja) 熱可塑性材料を電気的に溶着するための電気加熱要素を製造する方法
US4006443A (en) Composition resistor with an integral thermal fuse
AU541641B2 (en) Manufacturing electrical cartridge fuselinks
JPS6034209B2 (ja) 温度ヒュ−ズの製造方法
US2360287A (en) Method of making spark plugs
JP2592253B2 (ja) ガラスコートサーミスタの製造方法
JP2801345B2 (ja) スダレ状のフラットケーブルの製造方法
CN112539685B (zh) 一种雷管用刚性引火件结构及生产方法
JPH012302A (ja) ガラスコ−トサ−ミスタの製造方法
JPH0462737A (ja) 温度ヒューズの製造方法
JP2550783B2 (ja) 圧接用シールド線の製造方法
JPS60124312A (ja) 耐火電線及びその製造方法
JPS5889806A (ja) インダクタの製造方法
JPS6335088B2 (ja)
JPS5810802B2 (ja) 熱融着電線の製造方法
CN117095889A (zh) 一种合并引线的微芯片热敏电阻的制作方法
JPS6147031A (ja) 温度ヒユ−ズの製造法
JPH0795420B2 (ja) 温度ヒューズの製造方法
JPH10235708A (ja) 複合材の製造方法
JPH02158321A (ja) コンクリート補強部材の製造方法
JPH0126244B2 (ja)
JPH05205587A (ja) 温度ヒューズとその製造方法