JPS6033960Y2 - デンタル椅子におけるヘッドレスト装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はメーンバックレスト並びにサブバックレスト兼
メーンヘッドレスト及びサブバックレストとの関連につ
いて開発されたデンタル椅子におけるヘッドレスト装置
に関するものである。

従来のデンタル椅子におけるヘッドレストは、該ヘッド
レストがバックレストに対し伸縮自在に設けられた式の
ものであった。

しかしこの式のものでは、特に身長の高い者の場合には
バックレストとヘッドレストとの間に大なる空間を生じ
ることとなり、（注、当然のことながら幅ぜまの支板〔
業者間ではかんざしとも呼れている。

〕は存するが。

）従って患者において安定した楽な姿勢を取り難く、特
に２０〜３紛等の長時間治療の場合には苦痛を伴うこと
もあり、又特に身長の低い者及び子供等の場合にはバッ
クレストに頭部がとどかない等の不都合が見られたもの
であった。

（注、仰臥姿勢の場合は未だ良いとして、身体を腰部よ
り後方に少しく曲げて掛け、且つ頭部を上向きにした場
合に。

）本考案は前記された不都合を排除するために開発され
たもので、その目的はメーンバックレストに対しサブバ
ックレスト兼メーンヘッドレストを伸縮可能に設けると
共にサブバックレスト兼メーンヘッドレストにサブヘッ
ドレストを同じ＜伸縮可能且つ引抜き可能に設けたこと
により、特に身長の高い者及び特に身長の低い者にも良
く適応し得るデンタル椅子におけるヘッドレスト装置を
提供するにある。

次に、上記の目的を達威し得る本考案の一実施例を、添
附図面について詳細に説明する。

１は基盤、２は油圧装置ハウジング、３は油圧による昇
降装置、４はアンダーシート、５はアームレスト、６は
アンダーシート４に対し起倒可能に設けられたメーンバ
ックレスト、７はサブバックレスト兼メーンヘッドレス
ト、８はサブヘッドレストを示すがそのサブバックレス
ト兼メーンヘッドレスト７及びサブヘッドレスト８を除
く他部分は従来より周知のデンタル椅子を同様に構成さ
れている。

サブバックレスト兼メーンヘッドレスト７及びサブヘッ
ドレスト８の下部にはそれぞれ支板７ユ、８．、が固着
され、メーンバックレスト６とサブバックレスト兼メー
ンヘッドレスト７には、それぞれ差込用口６．，７ｂが
設けられている。

そして前記支板７．、が差込用口６＆を介し、又支板８
ａが差込用口６ｂを介してメーンバックレスト６とサブ
バックレスト兼メーンヘッドレスト内に引出し押入れ且
つ係止可能、即ち伸縮可能に設けられている。

（注、従来より周知の係止機構、例えばばね力により突
出し、該突出時にガイド枠の溝に係止する等の係止機構
。

）成上の構成において、特に身長の低い者の場合にはサ
ブヘッドレスト８を取除き又サブバックレスト兼メーン
ヘッドレスト７を適当に伸縮して使用し、特に身長の高
い者の場合にはサブヘッドレスト８の支板８ａをサブバ
ックレスト兼メーンヘッドレスト７の差込用ロア、を介
して内部に挿入且つ適当に伸縮して用いるものである。

本考案は上記したように戊るから、特に身長の高い者及
び特に低い者等の何れの者にも良く適応し得られ、従っ
て座位及び仰臥位の何れの場合においても安定した楽な
姿勢を取り得るの効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るデンタル椅子におけるヘッドレスト
装置の一実施例を示し、第１図は斜面図、第２図は要部
の分解斜面図である。 ６・・・・・・メーンバックレスト、７・・・・・・サ
ブバックレスト兼メーンヘッドレスト、訃・・・・・サ
ブヘッドレスト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 支板を備えたサブヘッドレストと、支板を備えたサブバ
   ックレスト兼メーンヘッドレストと、このサブバックレ
   スト兼メーンヘッドレストに設けられ、前記サブヘッド
   レストをその支板により伸縮可能に係止する係止手段と
   、メーンバックレストと、このメーンバックレストに設
   けられ、前記サブバックレスト兼メーンヘッドレストを
   その支板により伸縮可能に係止する係止手段とを備えた
   ことを特徴とするデンタル椅子におけるヘッドレスト装
   置。