JP3065910U - ソファ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 斬新なデザインによりインテリアとしての独
自性を発揮すると共に、使用時に、使用者の背中や臀部
に心地よい刺激やフィット感を与えることができるソフ
ァーを提供する。 【解決手段】 座部と背凭れとからなるソファーにおい
て、該ソファー全体で唇の形状を形成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、外観面において斬新なデザインを呈すると共に、快適な使用感が得 られるソファーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、休息用として汎用されているソファーは、一般に、クッション性を 具えた座部と、背凭れと、肘掛けとにより構成されている。かかるソファーの座 部は、通常２〜３人が掛けられる程度の大きさであって、矩形状を呈しており、 背凭れと肘掛けとは、この座部と調和した形状に形成されている。

【０００３】 また最近では、リクライニング機構を設け、背凭れを水平状態に倒すことによ り、ベッドとしても使用することができるソファーベッドが開発されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のソファーにおいては、クッション性や使用感のみが重要視され ており、外観面における斬新なデザインや、インテリアとしての独自性には十分 に考慮がなされていなかった。

【０００５】 また、座部や背凭れが一様なクッション性を有するよう形成されているのが一 般的であるため、使用時に心地よい刺激やフィット性を得ることはできなかった 。

【０００６】 そこで本考案の目的は、斬新なデザインによりインテリアとしての独自性を発 揮すると共に、使用時に、使用者の背中や臀部に心地よい刺激やフィット感を与 えることができるソファーを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案のソファーは、座部と背凭れとからなるソ ファーにおいて、該ソファー全体で唇の形状を形成していることを特徴とするも のである。

【０００８】 ソファーの座部が下唇、背凭れが上唇を模した形状に夫々形成されているため に、それらの組合せからなるソファー全体として、今までにない斬新なデザイン となっており、インテリアとしての独自性を発揮することができる。

【０００９】 本考案においては、背凭れの内部に、硬度の異なる複数種類の中材が収納され ていることが好ましい。

【００１０】 背凭れ内部に、硬度の異なる中材を適宜収納することにより、快適な使用感を 得ることができる。例えば、中央部に周囲より硬目の中材を使用すれば、着座し て背凭れに寄り掛かったときに、使用者の背中に快適な刺激を与えることができ る。また反対に、中央部に周囲より柔らか目の中材を使用すれば、身体との良好 なフィット感を得ることができる。

【００１１】 また、座部の内部に、硬度の異なる複数種類の中材が収納されていることが好 ましい。

【００１２】 座部についても、硬度の異なる中材を適宜収納することにより、快適な使用感 を得ることができる。例えば、中央部に周囲より硬目の中材を収納すれば、着座 したときに使用者の臀部周辺に快適な刺激を与えることができ、また反対に、中 央部に周囲より柔らか目の中材を使用すれば、身体との良好なフィット感を得る ことができる。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、本考案のソファーの好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１および２に示すように、ソファー本体１は、座部２と背凭れ３とで形成さ れており、かかる座部２と背凭れ３との接続部分には、起伏機構（図示せず）が 設置されている。そのため、図５および６に示すように、背凭れ３を任意の角度 にリクライニングすることができる。

【００１４】 図１および２に示すソファーにおいては、座部２は大人２人が着座できる程度 の大きさに形成されており、ウレタンフォーム等のクッション性を有する中材５ が収納されている。かかる中材５は、カバー６にて被覆されており、周囲はファ スナー７にて封止されている。

【００１５】 座部２の前面には、一対の湾曲部８が形成されており、この湾曲部８の周囲に は、人間の下唇、特に女性の下唇をイメージしたデザインの下唇部４が設けられ ている。尚、下唇部４に朱色等の赤系の色彩を施してもよい。

【００１６】 背凭れ３は、一対の湾曲部９を有する形状にて形成されており、座部２と同様 に、ウレタンフォーム等のクッション性を有する中材５が収納されている。かか る中材５は、カバー６にて被覆されており、周囲はファスナー１０にて封止され ている。また、背凭れ３には、外観面において人間の上唇の形状をイメージした 上唇部１１が形成される。尚、上唇部１１にも朱色等の赤系の色彩を施すことが できる。

【００１７】 また、本考案のソファーの他の好適例としては、前記背凭れ３に、硬度の異な る中材１２を、適宜収納させることができる。例えば、密度の高いウレタンフォ ームや、各種繊維を圧縮した高硬度を有する素材の中材１２を使用すれば、使用 者がソファに着座して背凭れ３に寄り掛かった場合に、その背中に快適な刺激を 与えることができる。また反対に、周囲の中材５よりも柔らかく形成した中材１ ２を使用すれば、身体との快適なフィット感を得ることができる。

【００１８】 さらに他の好適例としては、座部４に、硬度の異なる中材１２を収納させるこ とができる。例えば、密度の高いウレタンフォームや、各種繊維を圧縮させた高 硬度を有する素材の中材１２を使用すれば、着座した際に、使用者の臀部周辺に 快適な刺激を与えることができる。また反対に、中材１２を周囲より柔らかく形 成することにより、身体との快適なフィット感を得ることができる。

【００１９】 さらにまた、本考案においては、図３および４に示すように、ソファー本体１ の座部２と背凭れ３とを小形状に形成することにより、外観面で唇形状を呈する １人用のソファーを形成することも可能である。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案のソファーは、上述の構成とすることで以下 に示す効果を奏するものである。

【００２１】 ソファーの座部と背凭れとを、夫々下唇と上唇とを模した形状に形成している ために、今までにない斬新なデザインの外観を演出することができ、インテリア としての独自性を発揮することができる。

【００２２】 また、背凭れの内部に、部分的に周囲の中材と硬度の異なる中材を収納させる ことにより、使用者が着座して背凭れに寄り掛かった場合に、背中への快適な刺 激や、身体とのフィット感を与えることができる。

【００２３】 さらに、座部についても、内部に、周囲の中材と硬度の異なる中材を適宜収納 させることにより、着座した際に、使用者に対し、臀部周辺への快適な刺激や、 身体とのフィット感を与えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の好適例のソファーの一部を欠切した正
面図である。

【図２】図１に示すソファーの斜視図である。

【図３】本考案の他の例としての一人用のソファーを示
す正面図である。

【図４】図３に示すソファーの斜視図である。

【図５】本考案のソファーの背凭れを水平状態に倒伏さ
せた状態を表す側面図である。

【図６】背凭れを垂直状態に起立させた状態を表す側面
図である。

【符号の説明】

１ ソファー本体 ２ 座部 ３ 背凭れ ４ 下唇部 ５ 中材 ６ カバー ７ ファスナー ８ 湾曲部 ９ 湾曲部 １０ ファスナー １１ 上唇部 １２ 中材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 座部と背凭れとからなるソファーにおい
   て、該ソファー全体で唇の形状を形成していることを特
   徴とするソファー。
2. 【請求項２】 前記背凭れの内部に、硬度の異なる複数
   種類の中材が収納されている請求項１記載のソファー。
3. 【請求項３】 前記座部の内部に、硬度の異なる複数種
   類の中材が収納されている請求項１または２記載のソフ
   ァー。