JPS6033939B2 - 自立柱体の基礎 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は比較的小規模なる自立柱体の基礎に係る発明
である。

在来この種目立柱体はその殆んどが柱体の地中埋設部の
丈長をその倍量程度以上の径となる穴に掘削した上これ
に柱体を槍入し、柱体と掘削穴との間隙にコンクリート
を流入充填して柱体と凝結一体化して地中埋入部の対地
抵抗を増大し、その目的を達して居るのであるが余分な
穴の掘削やコンクリート煉合流入等極めて煩雑である。

この様な在来手段に対する本願発明は柱体の地中埋入部
に見合った径と丈長のパイプを以って基礎パイプとし、
その断面積よりも若干小量となる４ケの平板状抵抗板を
基礎パイプの断面上直交叉する４方向の内側端部を枢着
部位とし、且丈長上等間隔の段差を以つて根着し、夫々
の抵抗板をしてその最大抵抗面を基礎パイプ外に回動舷
開せしめたり、又その全抵抗面を基礎パイプ内に収納し
得る如き構造とした上、先ず基礎パイプ内に全抵抗板を
収納してこれを地中に埋設若しくは打設した後、地表上
より操作して最上段位の抵抗板より順次に回動して基礎
パイプ外に鉢開せしめ、これを以つて基礎パイプに対す
る地中抵抗を強化して自立柱体の基礎となし得る如くせ
るものである。以下添付図面に依ってその構造について
説明をする。第１図平面図及び第２図側面図を以つて２
は基礎パイプであり、１は該基礎パイプ２の内周と一致
する円周面の平板状抵抗板であるが、該抵抗板１はその
一例外端部に上端を尖状とせる角軸７を通入せしめた上
、該角軸７を基点として対向外側を必要量正円弧状に切
欠した状態とし、これを基礎パイプ２内に於いて基礎パ
イプ２の外側面上に固着されて夫々基礎パイプ２内に直
角に屈曲通入された上部受板４と下部受板８間に角軸７
を通入定遣され、夫々上部受板４上と下部受板８の下辺
より夫々ワッシヤー６を角軸７に固着して抵抗板１は回
動自在に枢着されるのである。以上に於いて抵抗板１と
角軸７との係合状態は抵抗板１に角軸７と一致する角孔
を穿孔して角軸７を通入せるものであり、又上下部受板
４，８の夫々角軸７を通入せしめる軸穴５は角軸７が充
分に回動する状態に穿孔されるべきは当然である。

３は切入溝であってこれは第３図及び第４図の如く抵抗
板１を右旋回して基礎パイプ２の外周面外に拡開せしめ
た時、その最大抵抗面が舷開して停止しそれ以上の回動
が規正される如き即ち１８０度の回動を以つて規正され
る位置迄切欠されるものであるが、本願発明は該切欠量
を基礎パイプ２の円周上の約１／針崖度として基礎パイ
プ２の丈長上の強度を維持せしめる必要上抵抗板１をそ
の範囲で回動し得る如くに該当端面を正円弧状に切欠し
たものである。

続いて第５図は基礎パイプ２の丈長上上記説明せる要領
を以つて４ケの抵抗板を最上部を第１抵抗板ＩＡとし、
以下等間隔の段差を以つて直角交叉する４方向に第２抵
抗板ＩＢ、第３抵抗板ＩＣ第４抵抗板ＩＤを夫々枢着し
て１８０度拡開せしめた状態を示したものであり、又上
端の４等分点にはナット９を固着する。

第６図は第５図状態の平面状態を示すものである。

以上の如き構造の本願発明はその施工に於いて埋設する
場合にはアースオーガ−を以つて基礎パイプ２の径より
も若干小径の穴を掘削し、該小窪孔内に４ケの抵抗板Ｉ
Ａ〜ＩＤをすべて基礎パイプ２内に収納して挿入するか
、若くは軽く加撃しつつ掘削穴内に没入せしめ、又打設
の場合には第８図の如く基礎パイプ２の先端を尖状に閉
鎖して基礎パイプ２内への土壌の浸入を防止した上、上
辺に加撃帽１２を冠着して打設時の加撃に依る上辺部の
損傷を防止して打設し、以上の如くして地中に定着せし
めた基礎パイプ２に対し上辺閉口面より角軸７に鼓合す
ると共に充分なる丈長の回動用具を基礎パイプ２内に通
入して角軸７に欧合し、最上段第１抵抗板ＩＡより第２
第３第４抵抗板ＩＢ，ＩＣ，ＩＤと順次に１８０度回動
した後第７図の如くあらかじめ地中埋入線部の該当部に
鍔１０を装着せる柱体１１を基礎パイプ２に鉄着し、夫
々のナット９をボルトを螺入緊定して地中に強固に定置
された基礎パイプ２に依って柱体１１の自立状態が確立
されるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は基礎パイプ２内に収納された抵抗板１の枢着状
態を示す平面図、第２図は同上側面図、第３図は基礎パ
イプ２より１８０度拡開された抵抗板１の状態を示す平
面図、第４図は同上側面図、第５図は基礎パイプ２の丈
長上直角交叉する４方向にして且等間隔段差を以って松
着された第１乃至第４抵抗板ＩＡ，ＩＢ，ＩＣ，ＩＤを
拡関せしめた状態を示す側面図、第６図は同上平面図、
第７図は本発明の施工状態を示す説明図、第８図は本発
明の変形として先端閉鎖状態を示す説明図である。 １・・・抵抗板、ＩＡ・・・第１抵抗板、ＩＢ・・・第
２抵抗板、ＩＣ…第３抵抗板、ＩＤ・・・第４抵抗板、
２・・・基礎パイプ、３・・・切込溝、４・・・上部受
板、５・・・麹穴、６・・・ヮッシャー、７・・・角軸
、８・・・下部受板、９・・・ナット、１０…鍔、１１
・・・柱体、１２・・・加撃帽。 彩図 秦卿 券〆図 鼓解 髪縄 茅る顔 髪フ函 髪８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 基礎パイプ２にその丈長上等間隔に依る段差と且そ
   の断面上直角交叉する４方向にその最大抵抗面を拡開せ
   しめたり、叉その全抵抗面をすべて基礎パイプ２内に収
   納せしめ得る如く４ケの抵抗板１を、夫々該当部に切穴
   溝３を切欠した上上部受４と下部受板８並びに角軸７と
   ワツシャー６に依つて、夫々１８０度を最大限度として
   規正される如くに回動性を以つて結合し。 以上を以つて地中に基礎パイプ２を打設若くは埋設す
   る時はすべての抵抗板を基礎パイプ２内に収納し、打設
   若くは埋設後に於いて第１抵抗板１Ａより以下第２第３
   第４抵抗板１Ｂ，１Ｃ，１Ｄを順を追つて夫々最大抵抗
   面を基礎パイプ２外に回動拡開し得る如くせることを特
   徴とした自立柱体の基礎。