JPS6033778B2 - 網状模様体入り合せガラスの製造方法 - Google Patents

網状模様体入り合せガラスの製造方法

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JPS6033778B2
JPS6033778B2 JP16372378A JP16372378A JPS6033778B2 JP S6033778 B2 JPS6033778 B2 JP S6033778B2 JP 16372378 A JP16372378 A JP 16372378A JP 16372378 A JP16372378 A JP 16372378A JP S6033778 B2 JPS6033778 B2 JP S6033778B2
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JP
Japan
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glass
laminated glass
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laminate
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JP16372378A
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雅久 石川
正 坪井
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
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Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、網状模様体を中間に挟侍積層してなる合せガ
ラスの製造方法に関するものである。
「従来の技術」2枚のガラス板の中間に熱可塑性樹脂特
に可塑化ポリビニルブチラール樹脂(以下「PVB」と
いう)からなる中間膜を積層してなる合せガラスは、破
損に際してもガラスの破片が飛散することがなく、耐貫
通性及び衝撃吸収が優れている等の特長を有している。
そのため、自動車、航空機等の風化ガラス、建物の窓ガ
ラス等に使用されている。 ..さら
に、合せガラスを構成する2枚のガラス板の間に中間膜
で挟持した種々の模様を描いた紙類プラスチックシート
等を挿入して、積層することにより、装飾性に優れた合
せガラスが製造できる。
このような合せガラスは、ショーウインドー、テーブル
敷き、窓ガラス等に使用されている。
通常合せガラスを製造する場合中間膜とガラス板を鏡層
した際、該積層体内に残留する気泡を除去するため、真
空法またはニップローラー法による予備圧着工程が行な
われる。「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、絹状模様体を2枚の中間膜で挟持し、さ
らに2枚のガラス板の間に挟持し、積層する場合は、該
網状模様体は凹凸を有するため、従来の積層体をェアバ
ックに装入、またはラバーリングを装着した後、減圧に
し、同時に90qoないし1260に一段で昇温する真
空予備圧着法では、該網状模様体と中間膜の間に残留す
る気泡を除去することは困難である。
したがって、残留する気泡のために得られた絹状模様体
入り合せガラスの外観は劣化し、さらに薮着が完全でな
いため、合せガラスとしての性能も劣るという問題点が
ある。
また、ニップローラー法により、予備圧着する場合も、
通常の条件よりも高温で、かつ高いローラー圧を採用す
る必要があり、実質的に実施不可能である。
本発明者等は、鋭意研究の結果真空予備圧着するにあた
って、室温で十分に気泡を除去した後、徐々に積層体の
温度を上昇させることにより上記の問題点を解決できる
ことを見出し本発明に到達したものである。
本発明の目的は、真空予備圧着法により「高品質の絹状
模様体入り合せガラスを製造する新規な方法を提供する
ことにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明の上記の目的は、2枚のガラス板、2板のPVB
からなる中間膜及び絹状模様体を、第1のガラス板、第
1のPVBからなる中間膜、絹状模様体、第2のPVB
からなる中間膜及び第2のガラス板の順序に積層してな
る積層体を、真空予備圧着法により予備圧着する工程を
経て網状模様体入り合せガラスを製造する方法において
、前記予備圧着工程の最初の30分間以上前記積層体を
室温に保持し、続いて7000まで50分間以上かけて
昇温し、次に8500以上の温度で前記積層体を予備圧
着するのに十分な時間保持することを特徴とする方法に
より達せられる。
合せガラス用中間膜には種々の熱可塑性樹脂、例えばポ
リウレタン、ポリカーボネート等も使用し得ることが知
られているが、通常は可塑化ポリビニルアセタール類、
特にPVBが広く用いられている。本発明方法に用いら
れる中間膜としては両表面に不規則な凹凸を設けたもの
、特に片面が断面V字状の線状の溝を多数形成した面(
以下「溝面」という)であるPVB中間膜が好ましい。
PVB中間膜のガラスに対する接着力は、該中間膜に含
有される水分により、箸るしく影響を受けるため、0.
45%以下に調節することが好ましい。中間膜の厚みは
、製品の使用目的にしたがつて、適宜選択されるが、通
常は0.15柳から0.8柳の範囲のものが用いられる
。本発明に用いられる絹状模様体は、木綿、麻、絹、羊
毛等の天然繊維、アセテート、ベンベルグ等の化学繊維
、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維、ガ
ラス繊維、鉄、ステンレス、銅等の金属紬線または繊維
等からなる織物または編組物が例示される。
特に、繊維表面が、毛羽立っていない、ポリエステル等
の合成繊維、ガラス繊維、金属紬線等からなるものが好
ましい。
また、製品が屋外で使用される場合は十分な耐光性を有
する材料からなる絹状模様体を用いることが望ましい。
なお、模様体の模様は得られた合せガラスの使用目的に
したがって適宜選択される。本発明方法に用いられるガ
ラス板は、シートガラス、フロートガラス等通常合せガ
ラスの製造に用いられるものであればよい。
本発明方法の実施にあたっては、製品の使用目的に従っ
て所定の大きさに裁断したガラス板、中間膜及び絹状模
様体を用いて、使用する中間膜の片面が溝面である場合
は最初に第1のガラス板の上に第1の中間膜を溝面を上
にして、すなわち溝面がガラス板と後しないようにして
積層し、次に網状模様体を第1の中間膜の溝面に積層し
、続いて第2の中間膜を溝面が絹状模様体に接するよう
に積層し、さらに第2のガラス板を積層する。
なお、2枚の中間膜の溝面の溝の方向は相互に同一方向
となることが望ましい。使用する中間膜が溝面を有しな
い場合も同様である。必要があれば、2枚のガラス板か
らはみだした網状模様体及び中間膜を除去した後、前記
積層体の真空予備圧着を行うため、ェアバック内に装入
するか、またはラバ−リングを前記積層体の周緑に装着
した後、室温において減圧にして、3び分以上、好まし
くは、40分から60分間保持して、2枚のガラス板の
間に包含された気泡を除去する。
その後オーブン中で7000まで50分以上かけて昇温
する。昇縞速度は200/分より小さいことが望ましい
。必要に応じて、6000から700○の温度で30分
以上保持することが好ましい。十分に気泡が除去された
後、前記積層体を85q○以上好ましくは100oo以
上の温度に昇温し、予備圧着するのに十分な時間保持す
る。
通常は20分以上が好ましい。予備圧着が終了した後、
通常の方法により本庄着を行ない、網状模様体入り合せ
ガラスを製造する。
本発明方法により、従来製造が困難であった網状模様体
入り合せガラスを容易に、かつ高品質で製造することが
できる。
本発明方法により製造された合せガラスは、上述のよう
に積層される網状模様体により、レース模様等種々の模
様を持つため、装飾性に優れ「かつ安全性も高い。
したがって窓ガラスショーウィンドー、衝立、テーブル
数等多くの用途に使用することができる。上記の通り、
本発明の産業上の利用価値は極めて大である。
「実施例」 次に本発明を実施例及び比較例に基づいてさらに具体的
に説明する。
実施例 1 厚さ3側幅70cm長さ100肌の通常の洗浄済のフロ
ートガラス板上に、前記ガラス板と同一の幅及び長さに
裁断した厚さ0.15肋の片面を溝面としたPVB中間
膜(水分含量0.23%)を、溝面をガラス側と反対側
となるようにして重ねた。
次に、ガラス板と同一の幅及び長さに裁断したポリエス
テル繊維からなるレース地を前記PVB中間膜の溝面上
に重ねた。
該レース地面に、前記PVB中間膜と同様のPVB中間
膜を溝面が前記レース地と接して、かつ2枚のPVB中
間膜の溝面の溝が相互に平行になるように重ねて、さら
に最初のガラス板と同様のガラス板を重ねた。ガラス板
からはみ出した中間膜及びレース地を切除した。上言己
積層体を、ェアバッグ内に装入して、オーブン内に装入
した後、真空ポンプにより減圧にして、大気圧との差圧
を740柳Hgとした。真空ポンプ始動後6び分後にオ
ーブンの昇満を開始し、20分間で6200まで昇温し
、6粉ご間6200に保持した。その後4び分間に12
000まで昇温し、該温度を6び分間保持した。その後
20分間で5000までオーブン温度を降下させた後、
真空ポンプを停止し、予備圧着を終了した。
得られた積層体には、肉眼により観察される気泡は全く
なかった。
また、接着も良好であった。この積層体を通常の条件(
オイルオートクレープ中、13k9/c堆、135qo
、6分間)で本庄着し、合せガラスを製造した。得られ
た合せガラスを100℃の温水に2時間浸潰したが、気
泡は全く観察されなかった。実施例 2 実施例1と同機にしてガラス板、PVB中間膜、レース
地を積層し、得られた積層体をェアバッグ内に装入した
後オーブン内に入れて、大気圧との差圧を74仇倣Hg
に減圧してェアバッグ内の空気を除去した。
室温2000にて真空ポンプ始動後60分後、オーブン
を1℃/分の一定速度で70ooまで昇温し、該温度で
4び分間保持した。その後40分間で12000まで昇
溢、その温度で60分間保持した。予備圧着終了後の積
層体は、気泡は全く含まれず、また接着強度も良好であ
った。この積層体を実施例1と同一の条件により本圧着
し、合せガラスを製造した。続いて、実施例1と同じ条
件で試験したが、気泡は全く観察されなかった。比較例
1 実施例1と同様の積層体を、ヱアバックに装入後、オー
ブン内に装入し、真空ポンプの始動と同時に昇塩を開始
し、5拍分後に12000まで昇塩し、60分間前記温
度を保持した。
その際、20分間に50℃まで温度を降下させた後、真
空ポンプを停止して予備圧着を終了した。得られた積層
体には、肉眼で観察し得る気泡が多数存在した。
比較例 2 実施例1と同様の積層体をェアバック内に装入して、更
に該ェアバッグをオーブン内に装入した後、真空ポンプ
により減圧にして大気圧の差圧740肌Hgとした。
真空ポンプ始動後60分経過した時点で、オーブンの昇
温を開始した。すなわち、10分間で6グ0に昇温し、
この温度で2流ご間保持し、その後40分間で1200
0まで昇温した。
なお、室温から7000まで昇温するのに要した時間は
、40.8分間であった。オーブンの温度が、120o
oになった後、6ぴ分間その温度で保持し、その後オー
ブンの加熱を停止して、2び分間で50ooまでオーブ
ンを冷却し真空ポンプを停止し、予備圧着を終了した。
予備圧着を終了した積層体を実施例1と同一の条件によ
って本庄着を行なった。
得られた合せガラスには気泡が全く見られなかったが、
この合せガラスを100qoの温水に2時間浸債すると
、肉眼で観察し得る気泡が、24個発生した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2枚のガラス板、2枚の可塑化ポリビニルブチラー
    ルからなる中間膜及び網状模様体を、第1のガラス板、
    第1の可塑化ポリビニルブチラールからなる中間膜、網
    状模様体、第2の可塑化ポリビニルブチラールからなる
    中間膜及び第2のガラスの順序に積層してなる積層体を
    、真空予備圧着法により予備圧着する工程を経て網状模
    様体入り合せガラスを製造する方法において、前記予備
    圧着工程の最初の30分間以上前記積層体を室温に保持
    し、続いて前記積層体の温度を70℃まで50分以上か
    けて昇温し、次に85℃以上の温度で前記積層体を予備
    圧着するのに十分な時間保持することを特徴とする網状
    模様体入り合せガラスの製造方法。 2 70℃までの昇温を2℃/分より小さい昇温速度で
    行う特許請求の範囲第1項記載の網状模様体入合せガラ
    スの製造方法。 3 70℃までの昇温に際し、60〜70℃の温度で3
    0分間以上保持する特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の網状模様体入り合せガラスの製造方法。
JP16372378A 1978-12-28 1978-12-28 網状模様体入り合せガラスの製造方法 Expired JPS6033778B2 (ja)

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AU5345879A (en) 1980-07-03
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