JPS6033757Y2 - 電動機電流制御装置 - Google Patents
電動機電流制御装置Info
- Publication number
- JPS6033757Y2 JPS6033757Y2 JP1980090701U JP9070180U JPS6033757Y2 JP S6033757 Y2 JPS6033757 Y2 JP S6033757Y2 JP 1980090701 U JP1980090701 U JP 1980090701U JP 9070180 U JP9070180 U JP 9070180U JP S6033757 Y2 JPS6033757 Y2 JP S6033757Y2
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はインバータ駆動の誘導電動機のトルク制御と磁
束制御とを独立して行うベクトル制御における検出電流
整形による過度応答低下の改良に関する。
束制御とを独立して行うベクトル制御における検出電流
整形による過度応答低下の改良に関する。
一般に可変電圧可変周波数インバータで運転される誘導
電動機(以下単に電動機という)の一次電流波形はイン
バータの転流毎に波形が変る歪波形電流となる。
電動機(以下単に電動機という)の一次電流波形はイン
バータの転流毎に波形が変る歪波形電流となる。
これを電圧制御機能をもついわゆるPWMインバータ例
につき第1図を参照して説明する二第1図a、 bにお
いて縦軸は電流値、横軸は電気角を示している。
につき第1図を参照して説明する二第1図a、 bにお
いて縦軸は電流値、横軸は電気角を示している。
なお簡単化して3パルスモードにおけるU相電流1uの
波形とトル4戊分電流Iqの波形のみを示す。
波形とトル4戊分電流Iqの波形のみを示す。
このようにパルス幅制御される場合には第1図aに示す
如くオンオフ制御するチョッピング周波数成分を有する
高調波電流を回転磁界上でこれと平行成分および直交成
分に座標変換を行うことから得られる磁界成分電流■φ
、トルク戊分電流■9とも、第1図すに示すように3相
インバータ運転の場合にはこれを全波整流したと同様な
直流成分■φ091qoにインバータ周波数の6倍の周
波数で繰返す脈動電流波形となる。
如くオンオフ制御するチョッピング周波数成分を有する
高調波電流を回転磁界上でこれと平行成分および直交成
分に座標変換を行うことから得られる磁界成分電流■φ
、トルク戊分電流■9とも、第1図すに示すように3相
インバータ運転の場合にはこれを全波整流したと同様な
直流成分■φ091qoにインバータ周波数の6倍の周
波数で繰返す脈動電流波形となる。
第2図は従来例のベクトル制御の回路構成を示すもので
、1はインバータ、2はインバータ1で電流制御運転さ
れる電動機、3は一次電流検出のため一相のみ略示した
電流検出器、4は電動機2の回転速度nを検出する速度
検出器、5は磁束検出器、6,8はベクトル変換器、7
はディジタル平滑器、9は電流調節器、10.12は比
較器、11は速度調節器、13は速度設定器である。
、1はインバータ、2はインバータ1で電流制御運転さ
れる電動機、3は一次電流検出のため一相のみ略示した
電流検出器、4は電動機2の回転速度nを検出する速度
検出器、5は磁束検出器、6,8はベクトル変換器、7
はディジタル平滑器、9は電流調節器、10.12は比
較器、11は速度調節器、13は速度設定器である。
第2図において、ベクトル変換器6は一次電流iい I
Vs IWにさらに磁束検出器5より図示していない
回転磁界の位置φ9を得て回転磁界における平行成分と
直交成分に座標変換を行う。
Vs IWにさらに磁束検出器5より図示していない
回転磁界の位置φ9を得て回転磁界における平行成分と
直交成分に座標変換を行う。
このベクトル変換器6の出力信号iqは前記第1図すに
示す如く6倍の周波数を有する脈動電流である。
示す如く6倍の周波数を有する脈動電流である。
ディジタル平滑器7は前記脈動電流の60°間毎にその
移動平均をとることにより平滑化して信号変換するもの
であり、この出力信号1q□がトルク電流の指令値iq
*と比較器10で比較される。
移動平均をとることにより平滑化して信号変換するもの
であり、この出力信号1q□がトルク電流の指令値iq
*と比較器10で比較される。
その偏差信号が電流調節器9を介し、されにベクトル変
換器8を介して前述の磁束検出器5出力の信号から回転
磁界上より測定子上の制御信号iu*y iv*y
iw*に変換されてインバータ1を付勢する。
換器8を介して前述の磁束検出器5出力の信号から回転
磁界上より測定子上の制御信号iu*y iv*y
iw*に変換されてインバータ1を付勢する。
なお指令値iq*は、速度設定器13出力の設定値n*
と回転速度りとを比較器12で比較し、この偏差出力を
速度設定値まで調節を行うための速度調節器11を介し
て発生される。
と回転速度りとを比較器12で比較し、この偏差出力を
速度設定値まで調節を行うための速度調節器11を介し
て発生される。
かかる第2図装置の信号制御状態は第3図にように示さ
れるものとなる。
れるものとなる。
すなわち第3図は信号変化の時間的推移を示すものであ
り、指令値19*が時刻T1からT2まで直線的に増え
ている。
り、指令値19*が時刻T1からT2まで直線的に増え
ている。
このときディジタル平滑器7の出力信号1qoは出力信
号i、を60’間づつ順次平均をとった移動平均値であ
って、例示の如く実際値の平均レベルが指令値に近い値
となってもまたは実際値の移動平均がとられた平均値i
q*と出力信号jqoとを比較してみても明白なように
、前記指令値の変化した過渡状態の初期には立上りが極
めて遅く、その指令値が一定となった時刻T2を経て実
際値が指令値を超えても移動平均によるタイムラグのた
めにあたかも指令値まで達しないと判定されて制御上オ
ーバーシュートが生じるものとなる。
号i、を60’間づつ順次平均をとった移動平均値であ
って、例示の如く実際値の平均レベルが指令値に近い値
となってもまたは実際値の移動平均がとられた平均値i
q*と出力信号jqoとを比較してみても明白なように
、前記指令値の変化した過渡状態の初期には立上りが極
めて遅く、その指令値が一定となった時刻T2を経て実
際値が指令値を超えても移動平均によるタイムラグのた
めにあたかも指令値まで達しないと判定されて制御上オ
ーバーシュートが生じるものとなる。
本考案は上述したような点に着目しなされたもので、前
記制御上のタイムラグおよびオーバーシュートを発生さ
せることなく臨界制御可能な電動機電流制御装置を提供
するものである。
記制御上のタイムラグおよびオーバーシュートを発生さ
せることなく臨界制御可能な電動機電流制御装置を提供
するものである。
ここで本考案の原理説明のためインバータ周波数と等し
い周波数で変化する波形上にこのインバータ周波数の6
倍の周波数で変化する信号電流を(1)式で表わされる
ものとする。
い周波数で変化する波形上にこのインバータ周波数の6
倍の周波数で変化する信号電流を(1)式で表わされる
ものとする。
i =Asin fJ +Bs1n50・・”・・(1
)この(1)式を60°すなわち(π/3)毎に移動平
均を求めその平均値j。
)この(1)式を60°すなわち(π/3)毎に移動平
均を求めその平均値j。
は、(θo π/3)前から現時点のθ。
までにおいて(2)式のようになる。io”fθo4/
3 (Asinθ+Bs1nfiθ)dθπ 3(A (cos−?r/3)−cosθ0)π 十e (co (6θo2π) −CO86θo )
〕=Asin (θo n / 6 )
””(2)このようにして6倍の周波数成分のも
のが除去されて基本波成分は30’遅れた同じ波形が得
られるものとなる。
3 (Asinθ+Bs1nfiθ)dθπ 3(A (cos−?r/3)−cosθ0)π 十e (co (6θo2π) −CO86θo )
〕=Asin (θo n / 6 )
””(2)このようにして6倍の周波数成分のも
のが除去されて基本波成分は30’遅れた同じ波形が得
られるものとなる。
また(2)式は簡単のため(θo−3/π)からθ。
までの区間求積におけるサンプリング角度を無限小にと
った場合で示したが、このサンプリング角度Δθを考慮
しその求積をΔθの中間点で代表させれば(3)式とな
る。
った場合で示したが、このサンプリング角度Δθを考慮
しその求積をΔθの中間点で代表させれば(3)式とな
る。
io’=Asin (θo(π/6)+(Δθ/2))
・・・・・・(3) これにより前記サンプリングの周期を無限にとったとき
最大60°の遅れで基本波成分はそのまま現われてくる
ことになり、かくの如く第2図装置はディジタル平滑器
7出力が移相遅れを生じる制御系からなる。
・・・・・・(3) これにより前記サンプリングの周期を無限にとったとき
最大60°の遅れで基本波成分はそのまま現われてくる
ことになり、かくの如く第2図装置はディジタル平滑器
7出力が移相遅れを生じる制御系からなる。
したがって指令値、実際値ともに移動平均によるディジ
タル平滑路部分を挿入せしめることにより、同じ時間レ
ベルで制御し得るものとなってこれら指令値と実際値間
にタイムラグを生じることが解消され、かつインバータ
特有の転流チョッピングによるリップル電流が流れる電
流の瞬時値制御機能をもつことになる。
タル平滑路部分を挿入せしめることにより、同じ時間レ
ベルで制御し得るものとなってこれら指令値と実際値間
にタイムラグを生じることが解消され、かつインバータ
特有の転流チョッピングによるリップル電流が流れる電
流の瞬時値制御機能をもつことになる。
第4図は本考案の一実施例を示すもので、7′はディジ
タル平滑器である。
タル平滑器である。
図中第2図と同符号のものは同じ機能を有する部分を示
す。
す。
すなわち第4図装置は第2図装置にディジタル平滑器7
′が加えられてなる。
′が加えられてなる。
このようにしてなる第4図装置は指令値、実際値がそれ
ぞれディジタル平滑器7.7′を介してその移動平均が
とられて発生させるものであり、かかる装置の信号制御
状態を第3図に類して時間的推移を示せば第5図のよう
に示される作用効果が得られるものとなる。
ぞれディジタル平滑器7.7′を介してその移動平均が
とられて発生させるものであり、かかる装置の信号制御
状態を第3図に類して時間的推移を示せば第5図のよう
に示される作用効果が得られるものとなる。
なお本説明に用いたディジタル平滑器部分適用の移動平
均方法は、支出願人が先に提案しているところの特願昭
55−48726号「電動機電流制御装置」に示される
如く、繰返し波形を利用して順次この周期(通常の三相
グレッツ結線の変換器では60°)間の平均値より周期
変動要素を取除くようにしたものであるから、記憶素子
を備え演算機能をもつマイクロコンピュータの使用が好
適となる。
均方法は、支出願人が先に提案しているところの特願昭
55−48726号「電動機電流制御装置」に示される
如く、繰返し波形を利用して順次この周期(通常の三相
グレッツ結線の変換器では60°)間の平均値より周期
変動要素を取除くようにしたものであるから、記憶素子
を備え演算機能をもつマイクロコンピュータの使用が好
適となる。
第6図は本考案に適用されたディジタル平滑器部分の一
例を示すもので、14はディジタル平滑回路である。
例を示すもので、14はディジタル平滑回路である。
図中第4図と同符号のものは同じ部分を示す。
すなわちディジタル平滑回路14はマイクロコンピュー
タから構成されるものであり、アナグロ信号として入力
される出力信号iq*。
タから構成されるものであり、アナグロ信号として入力
される出力信号iq*。
iqともにサンプリング信号Tsで与えられる時間間隔
毎にAD交換器7b、7cでディジタル量に変換され、
その平均値を求めるデータとしてコンピュータ部7aの
記憶素子に順次記憶される。
毎にAD交換器7b、7cでディジタル量に変換され、
その平均値を求めるデータとしてコンピュータ部7aの
記憶素子に順次記憶される。
コンピュータ部7aは、平均値を求めるデータ数のうち
最も古い60°前のデータと最新のデータとを置換えて
得られる平均値を実際値の出力信号iqと指令値iq*
とについて演算処理したのちに、平均値の指令値iq*
、出力信号iqoをDA変換器7d、7eに発生する。
最も古い60°前のデータと最新のデータとを置換えて
得られる平均値を実際値の出力信号iqと指令値iq*
とについて演算処理したのちに、平均値の指令値iq*
、出力信号iqoをDA変換器7d、7eに発生する。
これらDA変換器7d、7eの出力が比較器10で比較
され電流調節器9を介して信号送出され、これにより移
動平均指令と検出電流の転流リップルを除去された実際
電流の移動平均信号が等しくなるように制御される。
され電流調節器9を介して信号送出され、これにより移
動平均指令と検出電流の転流リップルを除去された実際
電流の移動平均信号が等しくなるように制御される。
以上説明したように本考案によれば、指令、実際の両信
号ともに移動平均をとった信号で制御せしめる回路構成
となし、制御上過渡特性を著しく改善でき連応性が所望
されるベクトル制御の過渡応答がさらに改良された装置
を提供できる。
号ともに移動平均をとった信号で制御せしめる回路構成
となし、制御上過渡特性を著しく改善でき連応性が所望
されるベクトル制御の過渡応答がさらに改良された装置
を提供できる。
第1図はPWMインバータ運転の場合の波形例を示す図
、第2図、第3図は従来例のベクトル制御を示す回路図
、信号制御状態説明図、第4図、第5図は本考案の一実
施例を示す回路図、信号制御状態説明図、第6図は本考
案に適用されたディジタル平滑器部分の一例を示す系統
図である。 5・・・・・・磁束検出器、6,8・・・・・・ベクト
ル変換器、7,7′・・・・・・ディジタル平滑器、9
・・・・・・電流調節器、14・・・・・・ディジタル
平滑回路。
、第2図、第3図は従来例のベクトル制御を示す回路図
、信号制御状態説明図、第4図、第5図は本考案の一実
施例を示す回路図、信号制御状態説明図、第6図は本考
案に適用されたディジタル平滑器部分の一例を示す系統
図である。 5・・・・・・磁束検出器、6,8・・・・・・ベクト
ル変換器、7,7′・・・・・・ディジタル平滑器、9
・・・・・・電流調節器、14・・・・・・ディジタル
平滑回路。
Claims (1)
- 可変電圧可変周波数インバータにより駆動される誘導電
動機の回転磁界上で回転磁界に平行する電流成分と回転
磁界に直交する電流成分とを指令する装置、前記誘導電
動機の一次電流検出信号から回転磁界上に座標変換を行
い前記平行する電流成分と直交する電流成分を演算検出
する装置を具備しこれら指令値と検出演算値とが一致す
るよう制御する電動機電流制御装置において、前記指令
値信号と検出演算値信号とを順次電気角60°間の積分
値またはその平均をとった移動平均の信号となし偏差制
御することを特徴とする電動機電流制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980090701U JPS6033757Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | 電動機電流制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980090701U JPS6033757Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | 電動機電流制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5715698U JPS5715698U (ja) | 1982-01-27 |
JPS6033757Y2 true JPS6033757Y2 (ja) | 1985-10-07 |
Family
ID=29452698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980090701U Expired JPS6033757Y2 (ja) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | 電動機電流制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033757Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6221824B2 (ja) * | 2014-02-26 | 2017-11-01 | トヨタ自動車株式会社 | 電力変換器の制御装置 |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP1980090701U patent/JPS6033757Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5715698U (ja) | 1982-01-27 |
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