JPS6033391Y2 - 油分濃度計のワイパ装置 - Google Patents

油分濃度計のワイパ装置

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JPS6033391Y2
JPS6033391Y2 JP5272980U JP5272980U JPS6033391Y2 JP S6033391 Y2 JPS6033391 Y2 JP S6033391Y2 JP 5272980 U JP5272980 U JP 5272980U JP 5272980 U JP5272980 U JP 5272980U JP S6033391 Y2 JPS6033391 Y2 JP S6033391Y2
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JP
Japan
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light
wiper
signal
oil concentration
output
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JP5272980U
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JPS56153849U (ja
Inventor
幹夫 田中
哲生 久永
郁夫 広野
Original Assignee
株式会社山武
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワイパ駆動タイミングをフローセルの汚れ程度
に応じて検出できるような油分濃度計のワイパ装置に関
するものである。
油分濃度計は、例えば石油タンク等のバラスト水中に含
有される油分濃度を測定するために用いられており、そ
の測定手段としてはフローセル内に被測定液体を通過さ
せ、その油分濃度を光学的に検出する構造のものが使用
されている。
すなわち、フローセルは対向する光透過部材とその光透
過部材の外側に配置された発光素子と受光素子とを有し
、光透過部材の間を通過する被測定液体によって受光素
子に受光する光が減光する度合から油分濃度を測定して
いる。
この測定方法としては、例えば周知の2段乳化方式(特
開昭52−50293号公報参照)が用いられ、この方
法によるとフローセルの汚れや混入物に影響されずに油
分濃度の測定ができる。
しかし、この方式でも油分が増えて高濃度になりフロー
セルの光透過部材の内面に油分が付着してくると、発光
素子から受光素子に到達する光の光過性が妨害され、こ
れがある程度以上になると測定回路にドリフトが生じて
測定誤差の原因になる。
このため、一般に、フローセルには光透過部材の内面を
手動または自動で清掃するワイパ装置が設けられている
従来のワイパ装置においては、その駆動タイミングはあ
らかじめ設定さた一定時間毎になされるため、フローセ
ルの汚れに関係なくワイパ動作がなされてしまう。
したがって、被測定液体の油分濃度が激しく変化するよ
うな場合、次のワイパ動作がなされる前に光透過部材の
汚れが大きくなって測定回路にドリフトが生じ測定誤差
の原因になるという問題があった。
また、駆動タイミングをシーケンスプログラムによって
決めるワイパ装置もあるが、このような装置でもフロー
セルの実際の汚れに直接対応させて駆動タイミングを決
定するわけではないので、やはり誤差原因を含んでいる
という問題があった。
本考案は従来のこのような問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、簡単な構成によ
り常に正確な油分濃度計の測定ができるような油分濃度
計のワイパ装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案は、受光素子
から出力される受光信号を基準値と比較しこの受光信号
が基準値より低い場合に減光信号を出力する比較回路と
、この比較回路から出力される減光信号によって動作し
一定時間後にまだこの減光信号が出力されているとワイ
パ信号を出力する遅延回路とを備え、このワイパ信号に
もとすいてワイパを手動または自動動作するようにした
ものである。
以下、本考案を図面にもとづいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る油分濃度計のワイパ装置の一実施
例の構成図である。
図において、左側はフローセルの断面構造を示し、右側
はブロック回路図を示す。
1,2は本体で、本体1には乳化部で乳化された被測定
油水を導びく配管が接続される入口通路3が形成され、
本体2には油水を主機器側に還流させる配管が接続され
る出口通路4が形成されている。
5,6は円形のガラス板を同心状に対向して配置させた
光透過部材で、本体1および2にそれぞれ気密状に固定
されており、これにより、光透過部材5と6の間にはフ
ローセルの試料室7が形成される。
8は本体2に貫通して気密状に摺動自在に取付けられた
駆動軸、9は駆動軸8の先端に固定されたワイパ基体、
10.11はワイパ基体9に固定された合皮ゴム材から
なるワイパ、12は出口通路4と試料室7との間を連通
ずるためにワイパ基体9に貫通して形成された通路であ
る。
入口通路3から入った被測定油水は試料室7、通路12
を経て出口通路4から出てゆく。
試料室7の内面に油分が付着して光透過部材5.6が汚
れた場合、駆動軸8を手動または自動で上、下に往復移
動させると、ワイパ10,11が光透過部材5,6の内
面上をそれぞれぬぐい汚れを除去する。
なお、ワイパ10,11は常時は試料室7内の本体2側
に寄っており、光の通路を妨害しないようになっている
一方、14は光透過部材5の外側に配置されたランプ、
発光ダイオード等からなる発光素子、15は光透過部材
6の外側に配置されたフォトトランジスタ等からなる受
光素子であり、発光素子14から発射された光は光透過
部材5、試料室7、°光透過部材6を経て受光素子15
に受光される。
したがって、発光素子14の発光量を一定にすれば試料
室7内を通過する被測定油水の油分濃度に対応して受光
素子15の受光量は変化するこになる。
受光素子15からは受光量に比例した受光信号が出力さ
れ、この受光信号は増幅器16で増幅された後、測定回
路17で適当な処理(例えば前述した特開昭52−50
293号公報に示されたように2段乳化して得られる出
力値の比を演算する)をされ表示装置18に被測定油水
の油分濃度として表示される。
増幅器16から出力された受光信号の一部は測定回路1
7に入らず分岐されて比較回路20に入力される。
比較回路20にはあらかじめ所定値に設定された基準電
圧VRが入力されており、受光信号はこの基準電圧VR
と比較される。
そして、発光素子14から出た光が汚れ等によって減光
されて発光素子15が受光する光量が減少し、受光信号
の電圧が基準電圧以下になると比較回路20はその出力
レベル“°H゛から°“L99に反転し減光信号が出力
されるようになっている。
一方、21はシフトレジススタ等からなる遅延回路で、
入力が°L゛から“H′になったときは直ちにその出力
は“L“°から“HISに変化するが、入力が“H2S
から“I、99になったときは所定の遅れ設定時間T秒
後に入力がそのままLttであればその出力がn9tか
らL゛に変化するように構成されている。
22はワイパ駆動回路で、動作すると図示しないモータ
等によりワイパを自動的に往復移動させるようになって
いる。
第2図は回路の各信号のタイムチャートで、イは比較回
路20に入力される受光信号、基準電圧の波形図、口は
比較回路20から出力される減光信号の波形図、ハは遅
延回路21から出力されるワイパ信号の波形図、二はワ
イパ駆動回路22の動作波形図である。
次に第2図のタイムチャートを参照にして回路の動作に
ついて説明する。
被測定油水に含まれているゴミがt□のタイミングで試
料室を通過すると、一時的に受光信号が減少し基準電圧
以下となる。
したがって、tlの時点で比較回路20の出力は“t、
Stになり減光信号が遅延回路21に送出される。
しかし、遅延回路21は入力が“°L゛になっても、設
定時間T秒を経過しないうちに入力が再び“H′′にな
るとその出力はHttのままで変らない。
このため、ゴミ等によって一時的に減光信号が出力され
るときは遅延回路21からはワイパ信号は送出されない
次に、試料室の汚れが増加して受光信号が徐々に減少し
、ちの時点で標準電圧以下になると比較回路20から減
光信号が送出される。
そしてこの状態でT秒経過すると、遅延回路21の出力
は“H2SからL99に変化し、第2図へに示すように
t3の時点でワイパ信号が送出される。
この結果、ワイパ駆動回路22が動作し、ワイパは光透
過部材を清掃する。
第2図イにおいて、受光信号力曳後に減少しているのは
ワイパ動作によって光がしゃ断されるためである。
ワイパ動作が終了した魁の時点では、汚れはぬぐわれた
ので受光信号は基準電圧より大きくなり、減光信号はオ
フされ比較回路20の出力は再び“°H゛になる。
これを同時に遅延回路21の出力も“H2Sになリワイ
パ信号はオフされる。
このように、ゴミ等により瞬間に減光するときは遅延回
路21からワイパ信号は出力されず、汚れによって所定
時間以上減光状態にあることを検出するとワイパ信号が
出力されるようになっている。
なお、汚れがあまりなくても油分濃度が高くなるとワイ
パ信号が出力され、ワイパは駆動されるが、油分濃度が
高ければいずれ汚れてワイパリングしなければならない
わけであるから特に問題はない。
この実施例では、遅延回路から出力されるワイパ信号に
よってワイパ駆動回路を動作し、ワイパを自動的に駆動
して汚れの清掃を行なったが、ワイパ信号によってラン
プを点灯させたり、ブザーを鳴奏させたりして警報を発
し、これによって作業者が手動でワイパを動作させるこ
ともできる。
このように、本考案に係る油分濃度計のワイパ装置によ
ると、油分濃度の経時変化を読みとる苦労は不要となり
、ワイパ動作が必要となる程度にフローセルが汚れれば
自動的にワイパ信号が出力され、警報を発するか自動ワ
イパ動作がなされるので、被測定液体の長時間監視に極
めて有用である。
また、比較回路と遅延回路を付加するだけの簡単な構成
により、適宜ワイパ動作がなされて常に正確な油分濃度
の測定が可能になるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油分濃度計のワイパ装置の一実施
例の構を図、第2図はタイムチャートである。 1.2・・・・・・本体、3・・・・・・入口通路、4
・・・・・・出口通路、5,6・・・・・・光透過部材
、7・・・・・・試料室、8・・・・・・駆動軸、9・
・・・・・ワイパ基体、10.11・・・・・・ワイパ
、12・・・・・・通路、14・・・・・・発光素子、
15・・・・・・受光素子、17・・・・・・測定回路
、18・・・・・・表示装置、20・・・・・・比較回
路、21・・・・・・遅延回路、22・・・・・・ワイ
パ駆動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する光透過部材を有しこの間を被測定液体が通過す
    る試料室と、この試料室の光透過部材の内面をぬぐうよ
    うに往復移動自在に設けられたワイパと、前記試料室を
    はさんで対向し前記光透過部材の外側にそれぞれ配置さ
    れた発光素子および受光素子とを有し、この受光素子の
    受光量にもとづいて出力される受光信号を処理して被測
    定液体の油分濃度を測定するようにした油分濃度計のワ
    イパ装置において、前記受光素子から出力される受光信
    号を基準値と比較しこの受光信号が基準値より低い場合
    に減光信号を出力する比較回路と、この比較回路から出
    力される減光信号によって動作し一定時間後にまだこの
    減光信号が出力されているとワイパ信号を出力する遅延
    回路とを備え、このワイパ信号にもとづいて前記ワイパ
    を動作するようにした油分濃度計のワイパ装置。
JP5272980U 1980-04-18 1980-04-18 油分濃度計のワイパ装置 Expired JPS6033391Y2 (ja)

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JPS56153849U JPS56153849U (ja) 1981-11-17
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