JP3031778U - プローブ式濁度検出器 - Google Patents

プローブ式濁度検出器

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JP3031778U
JP3031778U JP1996004289U JP428996U JP3031778U JP 3031778 U JP3031778 U JP 3031778U JP 1996004289 U JP1996004289 U JP 1996004289U JP 428996 U JP428996 U JP 428996U JP 3031778 U JP3031778 U JP 3031778U
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JP1996004289U
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Inventor
正彦 笠原
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笠原理化工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドヘルド且つ軽量であり、低濃度濁度測
定や微量濁度測定に適する90°散乱光測定方式を応用
した濁度検出器を、安価にて提供すること。 【構成】 プリアンプを内蔵するケーシングと、該ケー
シングの先端に光学ハウジングが設けてあるプロープ式
濁度検出器において、該光学ハウジング内に組み込まれ
た発光素子と受光素子は、前記発光素子から投光された
測定光に対して前記受光素子が常に90°に向かい合う
よう配置されていることを特徴とするプローブ式濁度検
出器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所望とする水域の濁度を測定するための検出器に係り、特に、低濃 度濁度測定又は微量濁度測定に適したプローブ式濁度検出器である。
【0002】
【従来の技術】
検水の濁度を測定する方法として、表面散乱光測定方式、透過光測定方式、透 過散乱光測定方式、積分球方式、反射光測定方式、90°散乱光測定方式などが あり、90°散乱光測定方式とは試験管等にサンプリングした検水を、検出器ブ ロック、変換器、指示器、指示部などを一体化した測定計器にその都度脱着して 、検水の濁度をスポット測定する方法であるが、従来は本考案のように90°散 乱光測定検出器自体を水中に没水させて濁度を測定するものは存在していなかっ たため、所望とする水域でその都度測定計器をセットし、検水をサンプリングし なければならないなど、計測作業が極めて煩わしく、検水の連続的な濁度測定が 困難であるという問題があった。また、連続的な測定ができない結果、測定され た数値も誤差を生じやすいといった問題も有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、如上の問題点を解消するべく、検出器全体を防水式且つハンドヘル ドなものとし、それに前記した90°散乱光測定方式の原理を応用することで、 水中にこれを没入させるだけで連続的な濁度の測定を可能としたプローブ式濁度 検出器である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するための手段として、プリアンプを内蔵するケー シングと、該ケーシングの先端に光学ハウジングが設けてあるプローブ式濁度検 出器において、前記光学ハウジング内に組み込まれた発光素子と受光素子は、前 記発光素子から投光された測定光に対して前記受光素子が常に90°に向かい合 うよう配置された構成のプローブ式濁度検出器を提案し、更に、前記発光素子と 受光素子とが組み込まれている前記光学ハウジングの加工面を90°に形成した 構成、同じく加工面を90°以上170°未満に形成した構成、加えて、前記光 学ハウジングに脱着式光学カバーを取り付けた構成の、各プローブ式濁度検出器 を提案するものである。
【0005】
【実施例】
図1は本考案に係る光学ハウジングの加工面を90°に形成した場合の構造を 示す断面図、図2は本考案に係る光学ハウジングの加工面を135°に形成した 場合の構造を示す断面図、図3は本考案に係る光学ハウジングに脱着式光学カバ ーを取り付けた場合の構造を示す断面図、図4は本考案に係る検出器を用いて水 槽内の検水の濁度測定を行う場合の実施図、図5は本考案に係る検出器を用いて イン・ライン測定を行う場合の実施図である。1はケーシング、2は光学ハウジ ング、3は発光素子、4は受光素子、5は加工面、6は脱着式光学カバー、7は プリアンプ、8は投光窓、9は受光窓、10はケーブル、11は検水の流れる方 向、12は水槽、13は測定チャンバー、14は溝である。
【0006】 そこで、本考案で提案するプローブ式濁度検出器の構成を図面に基づき説明す ると、以下のとおりである。先ず、図1は光学ハウジング2の加工面5を90° に形成した場合の本考案の構成を示すもので、1は光学ハウジング2を防水状態 で装着し、プリアンプ7を内蔵するためのケーシングであり、2は投光素子及び 受光素子を収納するための光学ハウジングであり、3はLED等からなる発光素 子であり、4は発光素子3から投光された測定光に対して常に90°に向かい合 うよう配置された受光素子である。プリアンプ7を内蔵するケーシング1はステ ンレスなどの耐水性を有する素材からなり、発光素子3と受光素子4を組み込ん でなる光学ハウジング2と密閉状態で結合されている。光学ハウジング2は耐水 性を有するものであれば素材は問わないが、強度や重量の点から樹脂製やステン レス製が望ましい。光学ハウジング2の内部にはLEDなどの発光素子3と受光 素子4が組み込まれており、発光素子3から投光された測定光に対して受光素子 が常に90°で向かい合うよう配置されている。一般的には、太陽光線その他の 外部光の影響を回避するため、発光素子3からの測定光が前方方向(水中方向) に平行に投光されるよう配置されており、従って、その場合、この測定光と常に 90°に向かい合う受光素子4は、通常、水平方向を向くよう配置されている。 図1では、光学ハウジング2の先端に90°の加工面5が形成されており、この 加工面5上に発光素子3と受光素子4が90°に向き合った状態で組み込まれて いるが、本考案においては、発光素子3から投光された測定光と受光素子4間に おける90°の位置関係と、光学ハウジング2の加工面5が90°に形成されて いることとは、直接には無関係である。すなわち、本考案においては、光学ハウ ジング2に形成された加工面5の角度如何に拘わらず、発光素子3から投光され た測定光に対し受光素子4は常に90°の位置関係を保っている。なお、発光素 子3と受光素子4を組み込んである加工面5の表面部分には、それぞれ水分の流 入を遮断するための強化ガラス等からなる投光窓8と受光窓9が設けられている 。なお、ケーブル10の他端は測定計器(図示しない)とで接続されている。
【0007】 次に、光学ハウジング2の加工面5を90°以上170°未満に形成した場合 の本考案の構成について説明すると、以下のとおりである。図2は、実験の結果 、最も好ましい計測結果が得られた約135°の加工面5を光学ハウジング2の 先端に形成した場合の本考案の構成を示すもので、発光素子3と受光素子4は、 この加工面5上に、発光素子3から投光された測定光に対して常に受光素子4が 90°に向かい合うよう配置されている。図2では、加工面5の受光素子4を組 み込んだ部分の角度はそのままに、発光素子3を組み込んだ部分の角度を鈍角と することで、135°の加工面5を形成してある。その結果、投光窓8は受光素 子4及び受光窓9と90°で向かい合う関係にないが、発光素子3から投光され る測定光に対する受光素子4の角度が90°である点については変わりはない。 その他の構造については図1に示すものと同一である。
【0008】 次に、図3は前記した光学ハウジング2に脱着式光学カバー6を取り付けた場 合の本考案の構成を示すもので、脱着式光学カバー6の上部には、本考案に係る 検出器を水中に没水させた際に、脱着式光学カバー6内に流入した検水が澱みな くその外部に流出し得るよう、逃げ道となる溝14が形成されている。なお、脱 着式光学カバー6の脱着方法については、本考案ではねじ込み式を予定している が、格別これに限定されるものではない。
【0009】 次に、本考案に係るプローブ式濁度検出器を用いて濁度の測定を行う場合の手 順を、図面に基づいて説明すると、以下のとおりである。先ず、図4に示すよう に、本考案に係る検出器を、水槽12や河川、湖、海、井戸、上下水道、工業用 水、生産工程及び工場排水など、所望とする測定現場の検水中にこれを没水させ るか、又は、図5に示すように、イン・ライン測定において、配管の測定チャン バー13内の検水中にこれを没水させる。続いて、図1及び図2において、測定 計器(図示しない)の電源をONにして、LED等の発光素子3を発光させ、投 光窓8から測定光を水中に投光させると、その測定光が検水中の微生物やその他 SS及び濁度物質によって散乱光となって受光窓9から受光素子4に入光する。 すると、受光素子4は入光した散乱光に応じて光電流信号を発生し、これがプリ アンプ7を介して変換器(図示しない)に導かれ、演算増幅されて表示器(図示 しない)に濁度の測定値が表示されることになる。その際、光学ハウジング2の 加工面5を90°に形成した本考案では、検水の汚れが少なく、水流の静止した 又は穏やかな測定現場での使用に適しており、加工面5を90°以上170°未 満に形成した本考案では、加工面5が鈍角となっているために気泡や汚れが付着 し難いことから、これらによる影響を受けやすい現場、つまり検水の汚れた測定 現場での使用に適している。
【0010】 また、図3に示すように、光学ハウジング2に脱着式光学カバー6を取り付け た場合の本考案においては、測定方法は前記した場合と同一であるが、太陽光線 やその他の外部光の影響を排除することができる。また、その上部に水の逃げ道 となる溝14が設けてあるため、脱着式光学カバー6内に流入した検水を澱むこ となく外部に流出することができる。なお、配管中の測定チャンバー13におい てイン・ライン測定を行う場合など、外部光の影響を受ける虞のない場面におい ては、脱着式光学カバー6を取り外して使用することが可能である。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るプローブ式濁度検出器は、90°散乱光測 定方式をハンドヘルド且つ軽量なケーシング1と光学ハウジング2からなるプロ ープ式濁度検出器に応用したことで、従来は所望とする検水のサンプリング、濁 度計の測定計器への脱着、及び、スポット測定を、その都度行わねばならなかっ たものを、本考案によってこのような煩わしさを解消することができた。また、 従来は濁度を連続して測定することができなかったため、測定値に誤差を生ずる ことがしばしばであったが、本考案ではいかなる測定現場においても連続して測 定することができるため、より正確な測定値を求めることが可能となった。また 、本考案では発光素子3と受光素子4を組み込んである光学ハウジング2の加工 面5を、90°の角度を持たせて形成し、又は、90°以上170°未満の角度 を持たせて形成することで、前者は検水の汚れや気泡の付着の影響が少なく、且 つ、水流が静止又は穏やかな測定現場での使用に適し、また、後者は検水が汚れ や気泡の付着等の影響を受けやすい測定現場での使用に適するなど、場面に応じ て使い分けすることができる。更に、散乱光測定においては、外部光が測定値に 与える影響が極めて大きいが、本考案では光学ハウジング2に脱着式光学カバー 6を取り付けることで、太陽光線その他の外部光を完全に遮断することが可能で ある。また、脱着式光学カバー6を取り付けたとしても、その上部に水の逃げ道 となる溝14が設けてあり、脱着式光学カバー6の内部に流入した水が澱むこと なく外部に流出されるため、装着によって却って測定値に悪影響を及ぼしてしま うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光学ハウジングの加工面を90°
に形成した場合の構造を示す断面図である。
【図2】本考案に係る光学ハウジングの加工面を135
°に形成した場合の構造を示す断面図である。
【図3】本考案の光学ハウジングに脱着式光学カバーを
取り付けた場合の構造を示す断面図である。
【図4】本考案に係る検出器を用いて水槽内の検水の濁
度測定を行う場合の実施図である。
【図5】本考案に係る検出器を用いてイン・ライン測定
を行う場合の実施図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 光学ハウジング 3 発光素子 4 受光素子 5 加工面 6 脱着式光学カバー 7 プリアンプ 8 投光窓 9 受光窓 10 ケーブル 11 検水の流れる方向 12 水槽 13 測定チャンバー 14 溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリアンプを内蔵するケーシングと、該
    ケーシングの先端に光学ハウジングが設けてあるプロー
    ブ式濁度検出器において、該光学ハウジング内に組み込
    まれた発光素子と受光素子は、前記発光素子から投光さ
    れた測定光に対して前記受光素子が常に90°に向かい
    合うよう配置されていることを特徴とするプローブ式濁
    度検出器。
  2. 【請求項2】 前記発光素子と受光素子とが組み込まれ
    ている前記光学ハウジングの加工面は90°に形成され
    ていることを特徴とする請求項1のプローブ式濁度検出
    器。
  3. 【請求項3】 前記発光素子と受光素子とが組み込まれ
    ている前記光学ハウジングの加工面は90°以上170
    °未満に形成されていることを特徴とする請求項1のプ
    ローブ式濁度検出器。
  4. 【請求項4】 前記光学ハウジングに脱着式光学カバー
    が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のプローブ式濁度検出器。
JP1996004289U 1996-04-22 1996-04-22 プローブ式濁度検出器 Expired - Lifetime JP3031778U (ja)

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