JPS6033378Y2 - クロマトグラフ検出器用光度計 - Google Patents

クロマトグラフ検出器用光度計

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JPS6033378Y2
JPS6033378Y2 JP13258877U JP13258877U JPS6033378Y2 JP S6033378 Y2 JPS6033378 Y2 JP S6033378Y2 JP 13258877 U JP13258877 U JP 13258877U JP 13258877 U JP13258877 U JP 13258877U JP S6033378 Y2 JPS6033378 Y2 JP S6033378Y2
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JP
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flow cell
lens
photometer
light source
diffraction grating
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JP13258877U
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JPS5458181U (ja
Inventor
三男 嶋田
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株式会社日立製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクロマトグラフ検出器用光度計に係り、特に液
体クロマトグラフ等の検出器として使用するに好適な高
感度の多波長光度計に関する。
液体クロマトグラフは混合物の分離分析に有効な手段で
あるがまた微量成分の分離分析にも有効な手段である。
液体クロマトグラフの検出器として光度計を使用する場
合に、光度計のノイズを小さくすることが微量成分の分
析性能に大きくかかわってくる。
また混合物の分離分析には、分離はしても各成分が特定
の一波長のみで最大吸収を示すとは限らず、それぞれ固
有の最大吸収波長を有するのが普通である。
現在液体クロマトグラフに使用されている光度計は、通
常ダブルビーム形の分光光度計であり、次の2種類が広
く使用されている。
第1は、光学変調系により、試料セルと標準セルに光を
交互に照射し、これを1個の光検出素子で光電変換を行
い、この電気信号を復調して、試料セルの出力および標
準セルの出力として取出す方式の光度計である。
このような光変調電気復調系ではノイズが約5 Xl0
−4Abs (吸光度単位)までしか低減できない欠点
があった。
また光源からの光は凹面鏡で集光され分光器に入るが、
分光器内部の反射鏡や回折格子等の光学素子は暗箱に入
れ、密封して内部を乾燥剤で乾燥させ部品を保護してい
るが、光源部の集光ミラーは一般には外気に通じている
この種分析計は一般に化学実験室等で使用される例が多
いため、雰囲気がミラー表面のアルミ蒸着膜を酸化させ
反射率を低下させる場合がある。
表面のキズは反射率を低下するのでアルミ蒸着面はふく
こともできない。
またこのような素子を交換するときの光学調整は非常に
面倒である等の欠点を有し、もちろん波長も1波長でし
か測定できない欠点を有している。
第2の光度計は、分光器で分光された光を、半透過ミラ
ーで2方向に分け、試料セルと標準セルに別々照射する
方式である。
これはノイズの面では改善されるが次のような欠点があ
る。
まず半透過ミラーで透過光を反射光がほぼ直角になる。
このため試料セルと標準セルが別々にあり、高価になり
、さらに重要なことは温度差を生じることである。
さらに光検出素子はその間隔がもつとひらくので温度差
も大きくなる。
このためにノイズは小さいが、温度ドリフトが大きくま
た安定時間がかかり実際には高感度の測定は不可能な欠
点を有している。
上記した2つの方式では液体クロマトグラフの高感度検
出器としては欠点が多く、光学素子も多く使用しており
複雑である。
本考案の目的は、フローセル対と凹面回折格子の組合せ
であっても、散乱光の影響を低減し得、ノイズも低減し
得るクロマトグラフ検出器用光度計を提供することにあ
る。
本考案は、従来装置におけるノイズの原因が光変調方式
にあることを実験により確認したことに鑑みてなされた
本考案の特徴は、凹面回折格子面上の異なる二点に向け
て1つの白色光源からそれぞれ直線光路を形成し、上記
光源と上記凹面回折格子の間に参照用フローセルと試料
用フローセルからなるフローセル対を設け、一方の直線
光路上に上記参照用フローセルを配置し、他方の直線光
路上に上記試料用フローセルを配置し、上記光源と上記
フローセル対の間に、レンズの直径よりレンズ芯間距離
が小さくなるように形成されたレンズ対を配置し、一方
のレンズの芯を上記一方の直線光路に一致せしめ、他方
のレンズの芯を上記他方の直線光路に一致せしめたこと
にある。
本考案の望ましい実施例では、多波長同時測光を行い、
クロマトグラフの分離成分に適合した波長の吸光度出力
が常時得られるように構成されている。
また、ノイズを小さくする手段として先非変調方式をと
り、さらに最適の波長で検出する手段として、セルに白
色光を照射しローランド円上に光検出素子を各波長毎に
配列し、上下に別れた光検出素子の出力を吸光度変換し
、各波長毎の吸光度出力を同時に得られるように構成さ
れている。
本考案の実施例では、上下の直線光路に配置された上下
2個のレンズの芯間の距離をDとするとき、レンズの芯
から172Dの部分を残して端部を削り取り、その削り
取り面同士で2枚のレンズを対向させて小形化と高性能
化をはかつている。
第1図および第2図は本考案に基づく一実施例の説明図
である。
光源1、標準側フロ−セル2A1人射スリツ)3A、凹
面回折格子4上の点4Aは一直線上にある。
同様に、光源1、試料側フローセル2B、入射スリット
3B、該凹面回折格子4上の点4Bも一直線上にある。
該入射スリン)3A、3B、ホトダイオード5A〜7A
およびホトダイオード5B〜7Bは、凹面回折格子4の
ローランド円上にある。
光源1から放射状に出た光はフローセル2A。
2Bを通り、さらに入射スリット3A、3Bを通り、凹
面回折格子4上の点4A、4Bに達する。
点4A、4B上の光は分光されて、ローランド円上にあ
らかじめ設定された波長の位置に配列しである2系列の
ホトダイオード5A〜7Aおよびホトダイオード5B〜
7B上に照射される。
第3図に示すように、ホトダイオード5A〜7Aには切
換器8A、9Aが接続され、同様にホトダイオード5B
〜7Bには切換器8B、9Bが接続される。
切換器8A、8B、9A、9Bの出力は増巾器10A、
IOB、IIA、IIBに接続される。
増巾器10A、IOBの出力は対数増巾器12に接続さ
れ2つの信号の吸光度差が出力となり2ペン記録計14
へ接続される。
同様に増巾器11A、IIBの吸光度差が対数増巾器1
3から出力された2ペン記録計に接続される。
15゜16は出力信号である。
以上のような光度計で、標準側フローセル2Aには普通
、空気または溶媒が充填され、試料側フローセル2Bに
は液体クロマトグラフの分離カラムの溶出液が流れる。
本考案の一実施例によれば、光をチョッピングしないの
でSN比が改善され、ノイズが小さくなり、またカラム
によって分離された一つの成分についても2つ以上の波
長で連続して同時に測定することができるので二重に検
出感度を高めることができる。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、第2図と異
るのは光源1と標準側フローセル2A試料側フローセル
2Bの集光レンズ17A、17Bを設けたもので、レン
ズ17A、17Bの芯は光源1からの光がフローセル2
A、2Bに放射状に広がる光軸上にある。
このようにすることによって光量の増加を計りSN比の
改善を期しさらにノイズを小さくするものである。
第5図は第4図の変形例で、さらに光量の増大を計った
ものである。
第4図のレンズ17A、17Bの巷間の距離をDとする
ときレンズの直径はDまでであるが、第5図はこのレン
ズの直径をAより大きくできる例である。
レンズ18A、18Bは直径がDよりも大きく、レンズ
の芯から1/2Dを通る直線で三か月形の端部を削り取
り、二枚のレンズ18A、18Bを削り取った面で対向
させ、レンズの巷間の距離りを保つ。
このようにすることによりさらに光量は増大し、SN比
が改善され、一層ノイズを小さくすることができる。
第5図口は第5図イのP視図である。
ここで光量の増大を計る理由は、液体クロマトグラフの
特質からセルの体積を大きくするとカラム外での分離の
低下をきたすのでセルの体積を小さくし流れを乱さない
ためにあり、一般には直径が1mm、光路長が1orI
r!It1前後とし、セルの体積を10μm程度にする
が普通である。
このためセルに入る光が一般の光度計の1/10〜1/
10011度に小さくなるため、液体クロマトグラフ用
の光度計としてノイズの小さいものができなかった一つ
の理由でモする。
レンズ18A、18Bのもう一つの特長はレンズの表面
がくもったり、ゴミが付着したりするときに簡単に拭き
取ることができる点にある。
これが表面ミラーでは、アルミ蒸着面がくもったものは
新品と交換せざるを得ない。
図6はフローセルの構成の具体例である。
液体クロマトグラフの分離カラムで成分分離した溶出液
は流入口19を通り、チューブ20を通り10通路21
をへて試料側セル2Bを通り、通路22をへてチューブ
23を通り流出口24より流出される。
流出口24より出た液は背圧装置31をへて廃液となる
ここで背圧装置31は、フローセル2Bの中に気体が混
入したときに圧力をかけて気体を小さくして流出させて
しまうことと、気体の発生をあらかじめ防ぐためにある
液体クロマトグラフでは標準側フローセル2Aは通常空
気あるいは溶媒を充填させているだけで圧力がかかるこ
とは殆んどない。
普通は試料側フローセルのみに液が流れるので清掃や保
守のためにチューブ20.23を外す。
これらのときにチューブ20゜23と流路21,22の
接続面より液がこぼれたりする。
またこの接続面には圧力もかかつているのでチューブ2
0.23の先端のつば部がパツキン効果がうすれて液も
れを起す場合がある。
このようなとき、試料側フローセルが上側で接続面が上
側では液滴がフローセルの透光面をぬらす欠点がある。
そのために試料側フローセル2Bは標準側フローセル2
Aの下側に接続面も下側にある方が万が−もれた場合に
も測光誤差を大きくしない。
標準試料は、流入口25、チューブ26、通路27、通
路28、チューブ29、流出口30を順次繰て流れるか
、あるいは停止されている。
実施例の他の特長は散乱光が少ないことである。
第2図に示す通り凹面回折格子4上の点4A、4Bは互
に面上で重複しない。
これが重複してると凹面回折格子4によるわずかな散乱
光が相手側に干渉をおこし、散乱光を余分に検知してし
まうので吸光度の高濃度のときの測光精度が悪くなる。
本考案によれば、反射点4A、4Bは重複しないので散
乱光の影響が少なく高濃度のものまで測定できダイナミ
ックレンジを大きくとることができる。
本考案の実施例の説明では波長は説明上3つとしたが実
際には上下各10〜2嘲のホトダイオードが配列される
また一組の波長の上下2つのホトダイオードの吸光度差
を出力として説明したが、さらに他の一組の出力との差
として出力することもできる。
またホトダイオードの吸光差をとるにしても5Aと5B
でなく下段同士の5Bと7Bというように組合せること
もできる。
5Bと7Bというように組合せることもできる。
以上説明した波長差の測定方法は防害物の除去に有効な
手段である。
上述した実施例によれば光源から放射状に分れたビーム
でダブルビームとなし、光変調によらず常時ホトダイオ
ードに照射しているのでノイズが少なく、かつ多波長を
同時に出力するので分離成分を常に最適波長の出力で記
録分析することができる。
本考案では、凹面回折格子面上の異なる二点に向けて同
じ白色光源からの直線光路を形成しているので、一方か
ら他方への散乱光の影響を低減できる。
しかも、本考案では、レンズの形状およびフローセルの
配置の工夫により小形化をはかることができ、参照用フ
ローセルと試料側フローセルを近接配置できるので、両
セル間の温度差を小さくし得、測定値の安定性の向上を
もたらす。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本考案の一実施例を示す光学系統
図、第3図は本考案の実施例の電気系統図、第4図は本
考案の他の実施例の光学系統図、第5図は第4図の変形
例の説明図、第6図はフローセルの具体例を示す断面図
である。 1・・・・・・光源、2,2A、2B・・・・・・フロ
ーセル、3.3A、3B・・・・・・入射スリット、4
・・・・・・凹面回折格子、5,6,7・・・・・・ホ
トダイオード、17A、17B、18A、18B・・・
・・・レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凹面回折格子とローランド円上に配置される入射スリッ
    トおよび光検出素子を備えたクロマトグラフ検出器用光
    度計において、上記凹面回折格子面上の異なる二点に向
    けて1つの白色光源からそれぞれ直線光路を形成し、上
    記光源と上記凹面回折格子の間に参照用フローセルと試
    料用フローセルからなるフローセル対を設け、一方の直
    線光路上に上記参照用フローセルを配置し、他方の直線
    光路上に上記試料用フローセルを配置し、上記光源と上
    記フローセル対の間に、レンズの直径よりレンズ芯間距
    離が小さくなるように形成されたレンズ対を配置し、一
    方のレンズの芯を上記一方の直線光路に一致せしめ、他
    方のレンズの芯を上記他方の直線光路に一致せしめたこ
    とを特徴とするクロマトグラフ検出器用光度計。
JP13258877U 1977-09-30 1977-09-30 クロマトグラフ検出器用光度計 Expired JPS6033378Y2 (ja)

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JP13258877U JPS6033378Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 クロマトグラフ検出器用光度計

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JP13258877U JPS6033378Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 クロマトグラフ検出器用光度計

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Publication Number Publication Date
JPS5458181U JPS5458181U (ja) 1979-04-21
JPS6033378Y2 true JPS6033378Y2 (ja) 1985-10-04

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ID=29100264

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JP13258877U Expired JPS6033378Y2 (ja) 1977-09-30 1977-09-30 クロマトグラフ検出器用光度計

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US4848904A (en) * 1988-02-16 1989-07-18 Applied Biosystems Inc. Dual beam multichannel spectrophotometer with a unique logarithmic data converter

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JPS5458181U (ja) 1979-04-21

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