JPS6033106Y2 - 二輪車用フロントフオ−ク - Google Patents
二輪車用フロントフオ−クInfo
- Publication number
- JPS6033106Y2 JPS6033106Y2 JP9372880U JP9372880U JPS6033106Y2 JP S6033106 Y2 JPS6033106 Y2 JP S6033106Y2 JP 9372880 U JP9372880 U JP 9372880U JP 9372880 U JP9372880 U JP 9372880U JP S6033106 Y2 JPS6033106 Y2 JP S6033106Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil hole
- outer tube
- hole rod
- front fork
- outer periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、二輪車用フロントフォークに関するものであ
る。
る。
一般に、二輪車用フロントフォークの前車輪を装着する
車軸用アイ金具部分においては、インナーチューブ先端
のピストンが油孔桿の垂直部分に達すると、急激に圧力
が増大し、この圧力が油孔桿基部とアウターチューブと
の接合面を経て基部の背面に廻りこみ、油孔桿を浮き上
がらせることとなる。
車軸用アイ金具部分においては、インナーチューブ先端
のピストンが油孔桿の垂直部分に達すると、急激に圧力
が増大し、この圧力が油孔桿基部とアウターチューブと
の接合面を経て基部の背面に廻りこみ、油孔桿を浮き上
がらせることとなる。
これを防止するため、油孔稈茎部外周にＯリングを圧入
したり、或いは油孔稈茎部外周を、アウターチューブに
直接シール溶接する等の手段が採用されて来た。
したり、或いは油孔稈茎部外周を、アウターチューブに
直接シール溶接する等の手段が採用されて来た。
しかしながら前者においては、Ｏリングを必要とするた
め、それだけ部品点数が多くなると共に組立上の手間を
要することとなる一方、後者におけるシール溶接は、外
観上好ましいものではない。
め、それだけ部品点数が多くなると共に組立上の手間を
要することとなる一方、後者におけるシール溶接は、外
観上好ましいものではない。
本考案は、上述のような従来の欠点を排除すると共に、
堅牢にして耐久力のあるフロントフォークを提供せんと
するものである。
堅牢にして耐久力のあるフロントフォークを提供せんと
するものである。
このため本考案においては、アウターチューブの下端内
側に段部を設け、該段部に油孔桿の外周肩部を当接係止
して内圧によって油が油孔桿の背部に廻り込むことを阻
止すると共に油孔桿の浮き上りを確実に防止したもので
ある。
側に段部を設け、該段部に油孔桿の外周肩部を当接係止
して内圧によって油が油孔桿の背部に廻り込むことを阻
止すると共に油孔桿の浮き上りを確実に防止したもので
ある。
更にアウターチューブの下端を塑性加工によって油孔桿
外周に沿って絞り込んで密接させ、この絞り込んだ下端
に立上り部を形威し、該立上り部においてアイ金具と油
孔桿とアウターチューブとを一体に溶着し、発生圧力の
油孔桿背部への廻り込みによる。
外周に沿って絞り込んで密接させ、この絞り込んだ下端
に立上り部を形威し、該立上り部においてアイ金具と油
孔桿とアウターチューブとを一体に溶着し、発生圧力の
油孔桿背部への廻り込みによる。
油孔桿の浮上を阻止すると共に外観も整然とし、且つ□
きわめて堅固な構成となしたものである。
きわめて堅固な構成となしたものである。
以下、図面に示した実施例に基いて本考案の要旨を説明
する。
する。
第１図及び第２図は、従来のフロントフォークの下端部
分における一部を切欠した側面図、第３図は本考案によ
る同部分の一部を切欠した側面図で、第１図の従来品に
おいて、１はアウターチューブで、インターチューブ２
を収容し、インターチューブ２の先端にはピストン３を
設けである。
分における一部を切欠した側面図、第３図は本考案によ
る同部分の一部を切欠した側面図で、第１図の従来品に
おいて、１はアウターチューブで、インターチューブ２
を収容し、インターチューブ２の先端にはピストン３を
設けである。
４は油孔桿で、先頭部４ａと垂直部４ｂと基部４Ｃとか
らなり、基部４ｃには環状溝５を周回し、この中にＯリ
ング６を嵌装し、アウターチューブ１の内側面と密接し
て、ピストン３が油孔桿４の垂直部４ｂに達したときに
発生する内圧で、油が空所７内に廻り込むことを防止し
である。
らなり、基部４ｃには環状溝５を周回し、この中にＯリ
ング６を嵌装し、アウターチューブ１の内側面と密接し
て、ピストン３が油孔桿４の垂直部４ｂに達したときに
発生する内圧で、油が空所７内に廻り込むことを防止し
である。
この空所７は、アウターチューブ１の下端と、油孔桿４
の基部４ｃと車軸用アイ金具８とによって形威されてい
るもので、空所７を密封するＯリング６は部品点数の増
加と組立効率の低下をもたらすものであった。
の基部４ｃと車軸用アイ金具８とによって形威されてい
るもので、空所７を密封するＯリング６は部品点数の増
加と組立効率の低下をもたらすものであった。
又第２図に示すように、アウターチューブ１の下端をシ
ール溶着したものでは、シール部分９の不体裁が目立ち
、外観上好ましいものではない。
ール溶着したものでは、シール部分９の不体裁が目立ち
、外観上好ましいものではない。
本考案は、第３図に示すように、アウターチューブ１の
下端内側に、段部１０を設けこれに油孔桿の肩部１１を
当接係止することによって油孔桿４の浮き上りを確実に
阻止する。
下端内側に、段部１０を設けこれに油孔桿の肩部１１を
当接係止することによって油孔桿４の浮き上りを確実に
阻止する。
更にアウターチューブ１の下端１ａを車軸用アイ金具８
の傾斜した外周１２に沿って、塑性加工により密接せし
めて、第１図の従来品のような空所７を排除する一方、
立上り部１ｂをアウターチューブ下端１ａに延設し、油
孔桿４の突子４ｄを立上り部１ｂ内に嵌装し、この部分
において前記三者即ち、油孔桿４、アウターチューブ１
及びアイ金具８を爆着するようにしたもので、これによ
って溶接作業を容易にし、且つ油洩れを確実に阻止した
ものである。
の傾斜した外周１２に沿って、塑性加工により密接せし
めて、第１図の従来品のような空所７を排除する一方、
立上り部１ｂをアウターチューブ下端１ａに延設し、油
孔桿４の突子４ｄを立上り部１ｂ内に嵌装し、この部分
において前記三者即ち、油孔桿４、アウターチューブ１
及びアイ金具８を爆着するようにしたもので、これによ
って溶接作業を容易にし、且つ油洩れを確実に阻止した
ものである。
本考案はアウターチューブの下端内側に段部を設け、該
段部に油孔桿の外周肩部を当接係止すると共に、前記ア
ウターチューブの下端面を油孔桿の外周と密接するよう
塑性加ＩＩｊ：よって成形する一方、当該アウターチュ
ーブ下端に筒状の立上り部を設け、この立上り部に車軸
用アイとを一体に溶接するようにしたから、作動油が油
孔桿の背面へと伝播するのを防止できるばかりでなく、
従来品における油孔桿の浮上り防止用Ｏリングを必要と
せず、部品と手間を省き得ると同時に外観上も整然とし
て異和感がなく且つ堅牢なフロントフォークを提供し得
る等その利とするところすこぶる大なるものである。
段部に油孔桿の外周肩部を当接係止すると共に、前記ア
ウターチューブの下端面を油孔桿の外周と密接するよう
塑性加ＩＩｊ：よって成形する一方、当該アウターチュ
ーブ下端に筒状の立上り部を設け、この立上り部に車軸
用アイとを一体に溶接するようにしたから、作動油が油
孔桿の背面へと伝播するのを防止できるばかりでなく、
従来品における油孔桿の浮上り防止用Ｏリングを必要と
せず、部品と手間を省き得ると同時に外観上も整然とし
て異和感がなく且つ堅牢なフロントフォークを提供し得
る等その利とするところすこぶる大なるものである。
第１図及び第２図は、従来のフロントフォークにおける
アイ金具部分の実施例を夫々示す一部切欠側面図、第３
図は本考案によるアイ金具部分の一部切欠側面図である
。 １はアウターチューブ、２はインナーチューブ、３はピ
ストン、４は油孔桿、５は環状溝、６はＯリング、７は
空所、８は車軸用アイ金具、１０は段部、１１は肩部、
１２はアイ金具の傾斜外周。
アイ金具部分の実施例を夫々示す一部切欠側面図、第３
図は本考案によるアイ金具部分の一部切欠側面図である
。 １はアウターチューブ、２はインナーチューブ、３はピ
ストン、４は油孔桿、５は環状溝、６はＯリング、７は
空所、８は車軸用アイ金具、１０は段部、１１は肩部、
１２はアイ金具の傾斜外周。
Claims (1)
- アウターチューブの下端内側に段部を設け、該段部に油
孔桿の外周肩部を当接係止すると共に、前記アウターチ
ューブの下端面を油孔桿の外周と密接するよう塑性加工
によって成形する一方、当該アウターチューブ下端に筒
状の立上り部を設け、この立上り部に車軸用アイを一体
に溶接するようにしたことを特徴とする二輪車用フロン
トフォーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9372880U JPS6033106Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 | 二輪車用フロントフオ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9372880U JPS6033106Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 | 二輪車用フロントフオ−ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5715791U JPS5715791U (ja) | 1982-01-27 |
| JPS6033106Y2 true JPS6033106Y2 (ja) | 1985-10-02 |
Family
ID=29455666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9372880U Expired JPS6033106Y2 (ja) | 1980-07-02 | 1980-07-02 | 二輪車用フロントフオ−ク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6033106Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-02 JP JP9372880U patent/JPS6033106Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5715791U (ja) | 1982-01-27 |
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