JPS6032935A - 過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加圧式気化器を有する過給機付エンジンの吸
気装置に関し、特に加圧式気化器の直上流に設置きれる
エアチャンバの容積に関するものである。

この種の過給機付エンジンについては、従莱例えば実開
昭５０−２０９２９号公報の先行技術があり、加圧式気
化器の直上流にエアチャンバが設置され、特に過給時、
加圧式気化器に流入する加圧空気の脈動波を減衰して整
流化づ゛るようになっている。

ところで、上記エアチャンバの容積は内部にダンピング
手段が施されている場合も含めて、脈動波のダンピング
に直接影響づる。また、加圧式気化器のフロー１〜室に
おけるエアベントパイプがエアチャンバに連通し、エア
チャンバとベンチコリーの圧力差によりメインノズルか
ら燃料を吐出づるようになっているため、エアチャンバ
においてダンピングされた圧力が燃料の吐出、更にはエ
ンジン出力に直接影響を及ばす。

従って、エアチャンバの容積は任意に定めることができ
ず、車速の実用域で最も出力を向上し１りるように設置
することが望まれる。

本発明は、このような事情に鑑み、加圧式気化器の直上
流に設置されて脈動波をダンピングづるエアチャンバの
容積を、中速域での出力を向上し得るように設置した過
給機付エンジンの吸気装置を提供することを目的とする
。

この目的のため本発明は、実験によりエアチャンバの容
積がエンジンの１気筒当り排気量の５倍以上の場合に中
速域のエンジン１〜ルクが大ぎいことを見出し、このこ
とからエッ容積Ｔンバ容偵を土述のように設定すること
を要旨とするものである。

以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。第１図において本発明が適用される排気ターボ過
給機を備えた内燃機関の一例について説明すると、符号
１はＩ閏本体であり、この機関本体１からの排気管２が
過給機３のタービン３ａを介して連通構成され、過給ｍ
３のコンプレッサ３ｂがエアクリーナ４からの吸気管５
の途中に設けられて、排気エネルギにより過給機３を駆
動することで過給を行うようになっている。また、機関
本体１の吸気系においては、加圧式の気化器６が吸気マ
ニホールド１を介して連設され、気化器６の直上流に過
給機コンプレツナ３ｂからの吸気管５と連通ずる所定の
容量のエアチャンバ８が設置され、このエアチャンバ８
で過給圧の脈流及びスロットルバルブ下流の吸気系から
の脈動を減衰して除去するようにしである。

加圧式気化器６はフロー１−室９の上部空間のエアベン
トパイプ１０がエアチャンバ８に連通してあり、過給時
エアチャンバ８とベンチュリー１１の差圧によりメイン
ノズル１２から燃料を供給するように構成されている。

ここで、エアチャンバ８の内部とベンチュリー１１には
過給時、過給機３の駆動に同期し、且つ多少位相遅れを
伴う脈動圧力が発生づる。そして実験によると、■アチ
ャンバ容積Ｖｃと、エンジン１気筒当りの排気量Ｖ　ｈ
との比（ＶＣ／Ｖｂ）が５．０以下の場合は、エアチャ
ンバ容積が小さくて脈動ダンピング効果も小さいことが
ら、その波形は第２図（へ）のようになる。そこで、同
図の）のベンチュリー１１の脈動圧力との圧力差ΔＰは
同図（Ｃ）のようになる。次いで、上記比（Ｖｃ／Ｖｔ
＋）が５．０以上の場合は、エアチャンバ８で充分大き
い脈動ダンピング効果が発揮されること／１１　＋ら、
その脈動圧力の波形は第３図（へ）のように振幅が小さ
くなる。そのため、ベンチュリー１１との圧力差△Ｐ′
は同図（Ｃ）のようになり、このことがらエアチャンバ
容積がエンジン１気筒当りの排気量の５倍以上の場合に
エアチャンバ８での脈動ダンピング効果により、メイン
ノズル１２に燃料の吸い出しに必要且つ充分な圧力差を
生じ得るのである。

また、第４図においてエンジントルク、ＣＯＷ度との関
係について説明すると、上記比（Ｖｃ／Ｖｈ　）　が５
．ＯＪＸ下ではＣ０ｔＩ１度カ低く　ナリ、これに伴い
空燃比が希薄になってトルクが低下することがわかる。

尚、上記後者において低速でのトルク低下を生じない理
由は、低速域では過給機の過給率が低く、これより空気
充填効率が低く、空気の流れが遅い等による。また、前
者において高速でのトルク低下を生じない理由は、脈動
流が連続流になるためである。

このことから、加圧式気化器を備えた過給機付エンジン
において、加圧式気化器直上流のエアチャンバ８の容１
ｊｉＶｃを、エンジン１気筒当りの排気量ｖｈの５倍以
上に設定することにより、過給機３の駆動に伴う脈動波
を生じ易い中速域において効果的にダンピング作用する
。そこで、エアチャンバ８とベンチュリー１１どの圧力
差によるメインノズル１２からの燃料の吸い出しが良好
に行われて、エンジン１気筒当等も大きい。

尚、エアチャンバ８の容積は、そこに仕切板。

共鳴ポリコーム等のダンピング手段を施した場合は、上
述の５．ＯＶｈに更にその効果係数を乗じた等価ボリー
ムとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一実施例を示づ一構成図、
第２図と第３図はエチャンバ容積に対す゛る各部の圧力
波形を示す図、第４図はエアチャンバ容積に対するトル
ク及びＣＯ溌度の関係を示η図である。 １・・・エンジン本体、２・・・す１気管、３・・・過
給Ｉ幾、５・・・吸気管、６・・・加圧式気化器、７・
・・吸気マニホールド、８・・・エアチャンバ、９・・
・フＤ　−１−室、１０・・・エアベントパイプ、１１
・・・ベンチュリー、１２・・・メインノズル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンの吸気系において過給機の下流側で加圧式気化
   器の直上流に脈動減衰用エアチャンバを配置するものに
   おいて、該エアチャンバの容積をエンジン１気筒当りの
   排気量の５，０倍以上に設定することを特徴とする過給
   機付エンジンの吸気装置。