JPS6032882A - 蓄熱材 - Google Patents
蓄熱材Info
- Publication number
- JPS6032882A JPS6032882A JP14102483A JP14102483A JPS6032882A JP S6032882 A JPS6032882 A JP S6032882A JP 14102483 A JP14102483 A JP 14102483A JP 14102483 A JP14102483 A JP 14102483A JP S6032882 A JPS6032882 A JP S6032882A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- storage material
- supercooling
- magnesium chloride
- chloride hexahydrate
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は塩化マグネシウム6水塩を主体とする蓄熱材に
関する。
関する。
塩化マグネシウム6水塩(MgC12・6H20i融点
117C)は、安価で潜熱が大きいので、空調用あるい
は排熱回収用蓄熱材として有望な物質である。しかし放
熱時過冷現象を著しく起し、凝固点より約25C温度低
下しても潜熱を放出しない。第1図は、塩化マグネシウ
ム6水塩の凝固特性を示したもので、横軸に時間t、た
て軸に温度T’にとって示しである。この実験では、塩
化マグネシウム6水塩、100gをガラス容器の中に入
れ、150Cの電気炉に入れて完全に融解した後、気温
的251?の大気中で放冷するという操作を行ない、温
度の測定は熱電対の温接点をガラス容器中の塩化マグネ
シウム6水塩中に入れ、その熱起電力を打点式記録計に
入れて測定した。塩化マグネシウム6水塩の温度は時間
とともに下がり、90Cで過冷却が直り、その後その凝
固点T@=117Cに戻り潜熱を放出し始める。凝固点
T−と過冷却回復温度Tr = 90 Cとの差は27
Cもあり、この温度差の存在のために、潜熱蓄熱槽を用
いた熱機関、冷凍装置、加熱装置の熱設計にしばしば困
難をもたらしていた。たとえば蓄熱材(塩化マグネシウ
ム6水塩)を入れた蓄熱カプセル(銅。
117C)は、安価で潜熱が大きいので、空調用あるい
は排熱回収用蓄熱材として有望な物質である。しかし放
熱時過冷現象を著しく起し、凝固点より約25C温度低
下しても潜熱を放出しない。第1図は、塩化マグネシウ
ム6水塩の凝固特性を示したもので、横軸に時間t、た
て軸に温度T’にとって示しである。この実験では、塩
化マグネシウム6水塩、100gをガラス容器の中に入
れ、150Cの電気炉に入れて完全に融解した後、気温
的251?の大気中で放冷するという操作を行ない、温
度の測定は熱電対の温接点をガラス容器中の塩化マグネ
シウム6水塩中に入れ、その熱起電力を打点式記録計に
入れて測定した。塩化マグネシウム6水塩の温度は時間
とともに下がり、90Cで過冷却が直り、その後その凝
固点T@=117Cに戻り潜熱を放出し始める。凝固点
T−と過冷却回復温度Tr = 90 Cとの差は27
Cもあり、この温度差の存在のために、潜熱蓄熱槽を用
いた熱機関、冷凍装置、加熱装置の熱設計にしばしば困
難をもたらしていた。たとえば蓄熱材(塩化マグネシウ
ム6水塩)を入れた蓄熱カプセル(銅。
ステンレス等金属)を多数収納したカプセル式蓄熱槽に
おいて、その外部を流れる熱媒体(油やフロン等)の温
度が】00Cでは、蓄熱材は凝固潜熱を放出しないので
、少なくとも90p以下に下げねばならない。温度をこ
のように極度に下げると、潜熱蓄熱槽を用いた熱機関や
冷凍装置あるいは加熱装置の効率低下を生じ不都合であ
る。
おいて、その外部を流れる熱媒体(油やフロン等)の温
度が】00Cでは、蓄熱材は凝固潜熱を放出しないので
、少なくとも90p以下に下げねばならない。温度をこ
のように極度に下げると、潜熱蓄熱槽を用いた熱機関や
冷凍装置あるいは加熱装置の効率低下を生じ不都合であ
る。
本発明は上述した塩化マグネシウム6水塩の過冷却現象
全抑制した蓄熱材を提供することを目的とする。
全抑制した蓄熱材を提供することを目的とする。
本発明は塩化マグネシウム6水塩の核生成を容易にする
発核剤としてケイ酸マグネシウム(N gz S 10
4 )ケイ酸マグネシウム5水塩(Mg+ S 130
g・5H20)、 メタケイ酸ナトリウム(Na2Si
O3・xH2Oxけ5または9)、ケイ酸ナトリウム(
、N a4 S 104)およびそれらの誇導体全添加
したものである。
発核剤としてケイ酸マグネシウム(N gz S 10
4 )ケイ酸マグネシウム5水塩(Mg+ S 130
g・5H20)、 メタケイ酸ナトリウム(Na2Si
O3・xH2Oxけ5または9)、ケイ酸ナトリウム(
、N a4 S 104)およびそれらの誇導体全添加
したものである。
以下本発明の実施例について説明する。
〔実施例1〕
塩化マグネシウム100gに、ケイ酸マグネシウム0.
01g添加した混合物を、ガラス容器の中に入れ、この
容器1x5ocの電気炉に入れて完全に融解し、その後
これを気温25Cの大気中で放冷した。115Cで過冷
却が直り、凝固点T。
01g添加した混合物を、ガラス容器の中に入れ、この
容器1x5ocの電気炉に入れて完全に融解し、その後
これを気温25Cの大気中で放冷した。115Cで過冷
却が直り、凝固点T。
=1171:l’に戻り潜熱放出を開始した。この実験
において過冷却度ΔT1つま9凝固点T11と過冷却口
ゆ温度Trとの差は2Cと小さくなることがわかった。
において過冷却度ΔT1つま9凝固点T11と過冷却口
ゆ温度Trとの差は2Cと小さくなることがわかった。
この結果を第2図に示す。同一試料につき、同様の実験
を20回行なった所、過冷却度ΔT、はやはり2C程度
であった。差動熱量計で本蓄熱材の潜熱を測定した結果
、 41 kcatA9であった。またケイ酸マグネシ
ウムをケイ酸マグネシウム5水塩に変えて同様の実験を
行った所、過冷却度はやはり2Cにおさえることができ
た。
を20回行なった所、過冷却度ΔT、はやはり2C程度
であった。差動熱量計で本蓄熱材の潜熱を測定した結果
、 41 kcatA9であった。またケイ酸マグネシ
ウムをケイ酸マグネシウム5水塩に変えて同様の実験を
行った所、過冷却度はやはり2Cにおさえることができ
た。
〔実施例2〕
塩化マグネシウム6水塩100gK%メタケイ酸ナトリ
ウム5水塩1g添加した混合物を、ガラス容器の中に入
れ、実施例1と同様の実験を行なった。その結果過冷却
度ΔT6は5Cであることがわかった。差動熱量計で本
蓄熱材の潜熱を測定した結果s 41 kcat/Kg
であった。メタケイ酸ナトリウム5水塩tメタケイ酸ナ
トリウム9水塩に変えて同様の実験を行った所、過冷却
度はやはり5Cにおさえることができた。
ウム5水塩1g添加した混合物を、ガラス容器の中に入
れ、実施例1と同様の実験を行なった。その結果過冷却
度ΔT6は5Cであることがわかった。差動熱量計で本
蓄熱材の潜熱を測定した結果s 41 kcat/Kg
であった。メタケイ酸ナトリウム5水塩tメタケイ酸ナ
トリウム9水塩に変えて同様の実験を行った所、過冷却
度はやはり5Cにおさえることができた。
〔実施例3〕
塩化マグネシウム6水塩100gに、ケイ酸ナトリウム
0.05g添加した混合物を、ガラス容器の中に入れ、
実施例1と同様の実験を行なった。
0.05g添加した混合物を、ガラス容器の中に入れ、
実施例1と同様の実験を行なった。
その結果過冷却度ΔT8は3Cであることがわかった。
差動熱量計で本蓄熱材の潜熱を測定した結果、41 k
cat/に9であった。
cat/に9であった。
以上の結果をまとめ、第1表に示す。この表より、いづ
れも発核剤を何も添加しない場合(A4)度 に比較し、過冷却。ΔT8は著しく小さくなることがわ
かる。
れも発核剤を何も添加しない場合(A4)度 に比較し、過冷却。ΔT8は著しく小さくなることがわ
かる。
さらに、発核剤の複合添加実験を行った所、単独添加の
場合に比較し、さらに効果が高まることがわかった。そ
の結果を第2表に示す。
場合に比較し、さらに効果が高まることがわかった。そ
の結果を第2表に示す。
またさらに、発核剤を複合添加した蓄熱材に、空気泡ヲ
含むガラスせんいを混合すると過冷却度は約50%減少
することがわかった。その−例を第2表j16.4に示
す。カラスせんいは二相分離の防止にも役立つ。空気泡
入りガラスせんいは、長くつながったガラスせんい束を
ハサミ等で裁断する。
含むガラスせんいを混合すると過冷却度は約50%減少
することがわかった。その−例を第2表j16.4に示
す。カラスせんいは二相分離の防止にも役立つ。空気泡
入りガラスせんいは、長くつながったガラスせんい束を
ハサミ等で裁断する。
発核剤の添加量としては、極く微量でも良く、実施例1
に示すごとく、0.01重量部でも十分効果が生じる。
に示すごとく、0.01重量部でも十分効果が生じる。
発核剤の添加量の上限は特に制限は無いが、余り多く添
加すると蓄熱容量が減少するので10重量部以下にする
のが良い。
加すると蓄熱容量が減少するので10重量部以下にする
のが良い。
以上説明したように、本発明によれば、蓄熱材である塩
化マグネシウム6水塩の過冷却度が著しく小さく々る。
化マグネシウム6水塩の過冷却度が著しく小さく々る。
第1図は従来の蓄熱材の凝固特性を示す図、第2図は実
施例1に示す本発明の蓄熱材の凝固特性を示す図である
。
施例1に示す本発明の蓄熱材の凝固特性を示す図である
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 塩化マグネシウム6水塩に、発核剤としてケイ酸
マグネシウム、メタケイ酸ナトリウム。 ケイ酸ナトリウムおよびそねらの誘導体からなる群の中
から一種以上の物質を添加してなる。蓄熱材。 2、空気泡を含むガラスせんいを混合してなる特許請求
範囲第1項記載の蓄熱材。 3、塩化マグネシウム6水塩に、発核剤を0.01重量
部から10重量部添加してなる判許請求範囲第1項記載
の蓄熱材。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14102483A JPS6032882A (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 蓄熱材 |
EP84105365A EP0126396B1 (en) | 1983-05-20 | 1984-05-11 | Heat storage material |
DE8484105365T DE3479740D1 (en) | 1983-05-20 | 1984-05-11 | Heat storage material |
US06/611,948 US4604223A (en) | 1983-05-20 | 1984-05-18 | Heat storage material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14102483A JPS6032882A (ja) | 1983-08-03 | 1983-08-03 | 蓄熱材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6032882A true JPS6032882A (ja) | 1985-02-20 |
JPS6346792B2 JPS6346792B2 (ja) | 1988-09-19 |
Family
ID=15282432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14102483A Granted JPS6032882A (ja) | 1983-05-20 | 1983-08-03 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032882A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2687052A1 (fr) * | 1992-02-07 | 1993-08-13 | Perma | Produit de stockage d'energie thermique pour bigoudi. |
JP2019019151A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | パナソニック株式会社 | 蓄熱材組成物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930953A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-19 | ||
JPS5090585A (ja) * | 1973-12-13 | 1975-07-19 |
-
1983
- 1983-08-03 JP JP14102483A patent/JPS6032882A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930953A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-19 | ||
JPS5090585A (ja) * | 1973-12-13 | 1975-07-19 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2687052A1 (fr) * | 1992-02-07 | 1993-08-13 | Perma | Produit de stockage d'energie thermique pour bigoudi. |
JP2019019151A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | パナソニック株式会社 | 蓄熱材組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346792B2 (ja) | 1988-09-19 |
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