JPS6032830Y2 - レンジ用換気扇

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【考案の詳細な説明】本考案はフードの上部に送風機を備えた外枠を取付けて
成るレンジ用換気扇の改良に関する。

この種のレンジ用換気扇にあっては、外枠の排気口を連
結すべきダクトの位置が家屋によって異なることに対処
するために、複数機種用意して機種毎に排気口の向きを
異ならせるようにしていたが、これでは機種数が多く生
産性が悪いという問題があった。

またスイッチはフード側に設けられていて、該スイッチ
と外枠側の送風機のモータとを一本のコードで連結して
いるため、フードと外枠とを分離した状態で取付作業を
することができず、作業性が悪いといった問題もあった
。

従って本考案の目的は、−機種でダクトの位置の相異に
対処できると共に、作業性の良いレンジ用換気扇を提供
するにある。

以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

１はフードで、これの前面部には押釦式のスイッチ２を
取付けている。

３は四角箱形の外枠で、これの一側面部には排気口４を
形成し、該排気口４にテーパ状の継手管５を取付けてい
る。

そして外枠１内にはファンケーシング６をその吐出側が
排気口４に連なるよう収納配置すると共に、該ファンケ
ーシング６に取着した枠７に、ファン８を直結したモー
タ９を取付けている。

断る外枠３は前記フード１の上部に配置され、フード１
に突設したスタッド１０に蝶ナツト１１を螺合すること
により取外し可能に取付けられている。

尚、１２はフード１の上面にフード１内と外枠３内とを
連通すべく形成した開口部、１３は開口部１２を覆う着
脱可能なカバーである。

１４は第一のリード線に相当する二層の第一のコードで
、これは一端をフード１内に導入して各芯線を第３図の
如く前記スイッチ２の両接片ａ、ｂに接続し、フー
ド１外の他端に雄側のコネクター１５を装着している。

１６は第二のリード線に相当する二層の第二のコードで
、これは一端を外枠１内に導入して第３図の如く各芯線
をモータ９の一方の端子及び電源コード１７の一方の芯
線に夫々接続し、外枠３外の他端には雌側のコネクター
１８を装着している。

そして上記の両コード１４．１６は両コネクター１５．
１８によって分離可能に接続されている。

尚、前記電源コード１７は他方の芯線をモータ９の他方
の端子に接続し、プラグ１９側の他端を外枠３から長く
導出している。

上記構成によれば、蝶ナツト１１をスタッド１０から螺
脱すれば、外枠３をフード１から取外すことができるの
で、この取外し状態で外枠３を９０度ずつ順次回動して
転向させれば、排気口４の向きは前、右、後、左に順次
変換でき、このとき両コネクター１５．１８を外してお
けば作業性が良い。

従って、外枠３を適当量回動してフード１に取付けすれ
ば、ダクトの位置が換気扇配設位置の前側、右側、後側
、左側のいずれにあっても、これに対処できる。

尚、外枠３の回動量によっては第一、第二のコード１４
．１６がたるんだ状態になるが、このような場合には第
１図に示すようにたるんだ部分をバインド線２０で結束
しておけば良い。

また両コネクター１５．１８の接続を解くことによって
、フード１と外枠３とを完全に分離することができるか
ら、例えば外枠３上にフード１を被せた状態で包装する
ことによって、包装箱が小形のもので済むようになる。

本考案は以上説明したように、−機種でダクトの位置の
相異に対処することができ、生産性が向上すると共に、
作業性が良いといった優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は斜視図
、第２図は縦断面図、第３図は電気結線図である。図中、１はフード、２はスイッチ、３は外枠、４は排気
口、１４．１６は第一、第二のコード（第一、第二のリ
ード線）、１５．１８はコネクターである。

【実用新案登録請求の範囲】