JPS6032726Y2 - スライド式可変抵抗器 - Google Patents
スライド式可変抵抗器Info
- Publication number
- JPS6032726Y2 JPS6032726Y2 JP1977145131U JP14513177U JPS6032726Y2 JP S6032726 Y2 JPS6032726 Y2 JP S6032726Y2 JP 1977145131 U JP1977145131 U JP 1977145131U JP 14513177 U JP14513177 U JP 14513177U JP S6032726 Y2 JPS6032726 Y2 JP S6032726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rod
- variable resistor
- slider
- sliding
- slider receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスライド式可変抵抗器、とくにレバーを解放し
たとき該レバーが操作位置の中央に自動的に復帰するス
ライド式可変抵抗器に関する。
たとき該レバーが操作位置の中央に自動的に復帰するス
ライド式可変抵抗器に関する。
回転型可変抵抗器の抵抗素子に摺接する摺動刷子に中央
位置への自動復帰機能を備えさせ、可変抵抗器の回転軸
から手を離したとき摺動刷子が抵抗素素子の中央位置に
自動復帰するように構成したものは、たとえば高級受信
機に用いられる選局装置の駆動モータ制御用などに使用
されていて公知である。
位置への自動復帰機能を備えさせ、可変抵抗器の回転軸
から手を離したとき摺動刷子が抵抗素素子の中央位置に
自動復帰するように構成したものは、たとえば高級受信
機に用いられる選局装置の駆動モータ制御用などに使用
されていて公知である。
また、スライド式可変抵抗器でのこの種の自動復帰機構
の一例としては、たとえば特開昭50−86667号公
報に記載されたポテンショメータがある。
の一例としては、たとえば特開昭50−86667号公
報に記載されたポテンショメータがある。
これは、摺動刷子の両側に、中央位置への自動復帰用の
スプリングを備え、外部操作つまみに与える力を除いた
とき摺動刷子を自動的に中央位置に復帰させるとともに
、出力がOボルトになるようにしたもので、そのための
構成として特に、(1)左右のバネ圧のバラツキによっ
て生じる復帰位置のバラツキを補償するための落込み孔
と、(2)この落込み孔の下面の接地端子とを有してい
る。
スプリングを備え、外部操作つまみに与える力を除いた
とき摺動刷子を自動的に中央位置に復帰させるとともに
、出力がOボルトになるようにしたもので、そのための
構成として特に、(1)左右のバネ圧のバラツキによっ
て生じる復帰位置のバラツキを補償するための落込み孔
と、(2)この落込み孔の下面の接地端子とを有してい
る。
ところが、上記(1)の構成では、摺動刷子を中央へ
正確に位置決めできても、操作初期に落込み孔からの脱
出に加えて、バネ圧に抗して摺動刷子を移動させる必要
があるため、摺動時の操作力を不要に増大させるという
欠点がある。
正確に位置決めできても、操作初期に落込み孔からの脱
出に加えて、バネ圧に抗して摺動刷子を移動させる必要
があるため、摺動時の操作力を不要に増大させるという
欠点がある。
また、上記(2)の構成では、復帰位置での摺動端子か
らの出力は常にOボルトで、可変抵抗器に利用するとき
にその用途が限定されるうえ、摺動刷子を上下動可能に
しなくてはならないため、複雑な機構を採用せざるをえ
ないという欠点がある。
らの出力は常にOボルトで、可変抵抗器に利用するとき
にその用途が限定されるうえ、摺動刷子を上下動可能に
しなくてはならないため、複雑な機構を採用せざるをえ
ないという欠点がある。
このように、この種の可変抵抗器は、摺動刷子を中央位
置へ復帰させる機構が複雑で、部品点数が多くなるばか
りか、可変抵抗器を小型に構成することがむずかしいな
ど種々の欠点を有する。
置へ復帰させる機構が複雑で、部品点数が多くなるばか
りか、可変抵抗器を小型に構成することがむずかしいな
ど種々の欠点を有する。
本考案の目的は上述の如き従来の欠点を改善しようとす
るものであり、摺動刷子を中央位置へ自動的にかつ正確
に復帰させる機構を簡単にし、部品点数を少なくして全
体を小型に構成したスライド式可変抵抗器を提供するこ
とにある。
るものであり、摺動刷子を中央位置へ自動的にかつ正確
に復帰させる機構を簡単にし、部品点数を少なくして全
体を小型に構成したスライド式可変抵抗器を提供するこ
とにある。
その目的のために、本考案のスライド式可変抵抗器は、
抵抗体層を設けた絶縁基板上に摺動子受けを直線状に移
動せしめて抵抗値を調節するスライド式可変抵抗器にお
いて、両端をケースに掛止めた案内棒を摺動子受けに設
けた穴に貫通せしめるとともに、案内棒に大径部を設け
、案内棒に巻回された2つのコイルバネにより摺動子受
けの両端並びに大径部の両端をそれぞれ押圧せしめたこ
とを特徴とするもので、以下実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
抵抗体層を設けた絶縁基板上に摺動子受けを直線状に移
動せしめて抵抗値を調節するスライド式可変抵抗器にお
いて、両端をケースに掛止めた案内棒を摺動子受けに設
けた穴に貫通せしめるとともに、案内棒に大径部を設け
、案内棒に巻回された2つのコイルバネにより摺動子受
けの両端並びに大径部の両端をそれぞれ押圧せしめたこ
とを特徴とするもので、以下実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図において、1は絶縁基板で、その上面には、従来
型のスライド式可変抵抗器と同様、抵抗体層と導電層が
被着されている。
型のスライド式可変抵抗器と同様、抵抗体層と導電層が
被着されている。
2は絶縁基板1に適宜な方法で固定された箱型のケース
であり、該ケース2の上面には長溝2 aaがあけられ
ている。
であり、該ケース2の上面には長溝2 aaがあけられ
ている。
3および3′は絶縁基板1に植設された端子で、抵抗体
層あるいは導電層に接続している。
層あるいは導電層に接続している。
4は摺動子受けで、中はどに穴4aを有する。
5はレバーで、摺動子受け4の上部に固定され、その先
端はケース2上面の長溝2aからケース外に突出してい
る。
端はケース2上面の長溝2aからケース外に突出してい
る。
6は摺動子受け4の下部に固定された摺動子て、その先
端は絶縁基板1上の抵抗体層と導電層上を摺動する。
端は絶縁基板1上の抵抗体層と導電層上を摺動する。
7はケース2の両端壁間に掛は渡され、かつ止め輪8に
より移動を阻止された案内棒で、中央には大径部7aが
形成されている。
より移動を阻止された案内棒で、中央には大径部7aが
形成されている。
また、該案内棒7は摺動子受け4の中央に設けられた穴
4aを貫通している。
4aを貫通している。
9および9′は案内棒7の周囲に巻回されたコイルバネ
、10はコイルバネ9の先端に配置され、案内棒7に遊
嵌された駆動体で、常時はコイルバネ9に押圧されて大
径部7aに押し付けられている。
、10はコイルバネ9の先端に配置され、案内棒7に遊
嵌された駆動体で、常時はコイルバネ9に押圧されて大
径部7aに押し付けられている。
10′はコイルバネ9′の先端に配置され、案内棒7に
遊嵌された駆動体で、これまた常時はコイルバネ9′に
押圧されて大径部7aに押し付けられている。
遊嵌された駆動体で、これまた常時はコイルバネ9′に
押圧されて大径部7aに押し付けられている。
11および11′はケース2内壁に形成された突起であ
る。
る。
次に本考案の動作について説明する。
レバー5に何ら外力を加えないときには、摺動子受け4
の側方にある一対の駆動体10.10’はコイルバネ9
,9′によって押圧され、案内棒の中央に設けた大径部
7aによって停止された状態にあり、かつ摺動子受け4
は駆動体10と10′の間に挟まれて絶縁基板1の長手
方向のほぼ中央に停止している。
の側方にある一対の駆動体10.10’はコイルバネ9
,9′によって押圧され、案内棒の中央に設けた大径部
7aによって停止された状態にあり、かつ摺動子受け4
は駆動体10と10′の間に挟まれて絶縁基板1の長手
方向のほぼ中央に停止している。
この状態からレバー5を第2図に示すように、長溝2a
に沿って矢印A方向に移動させると、駆動体10′は摺
動子受け4の左端により押圧されて矢印A方向に移動す
る。
に沿って矢印A方向に移動させると、駆動体10′は摺
動子受け4の左端により押圧されて矢印A方向に移動す
る。
摺動子受け4の移動にともなって、これに取り付けられ
ている接触子6は絶縁基板1上の抵抗体層と導電層上を
抵抗値を調節する。
ている接触子6は絶縁基板1上の抵抗体層と導電層上を
抵抗値を調節する。
このとき、駆動体10は案内棒の大径部7aにその動作
を止められているので何ら移動しない。
を止められているので何ら移動しない。
レバー5に加えた力を除去すると、圧縮されていたコイ
ルバネ9′の反撥力により駆動体10′を右方向に押圧
するため、摺動子受け4は右方向に押圧され、第1図に
示した位置まで来て、案内棒7の大径部7aを押圧して
停止している駆動体10により位置決めされて停止し、
案内棒7中夫の復帰位置に正確に自動復帰する。
ルバネ9′の反撥力により駆動体10′を右方向に押圧
するため、摺動子受け4は右方向に押圧され、第1図に
示した位置まで来て、案内棒7の大径部7aを押圧して
停止している駆動体10により位置決めされて停止し、
案内棒7中夫の復帰位置に正確に自動復帰する。
この状態から今度はレバー5を反対方向すなわち矢印B
方向に移動させると、駆動体10摺動子受け4の右端に
より押圧されて矢印B方向に移動する。
方向に移動させると、駆動体10摺動子受け4の右端に
より押圧されて矢印B方向に移動する。
摺動子受け4の移動にともなって、これに取り付けられ
ている接触子6は絶縁基板1上の抵抗体層と導電層上を
摺動して抵抗値を調節する。
ている接触子6は絶縁基板1上の抵抗体層と導電層上を
摺動して抵抗値を調節する。
このとき、駆動体10′は案内棒に大径部7aにその動
作を止められているので、何ら移動しない。
作を止められているので、何ら移動しない。
レバー5に加えた力を除去すると、圧縮されていたコイ
ルバネ9の反撥力により駆動体10を左方向に押圧する
ため、摺動子受け4は左方向に押圧され、第1図に示し
た位置まで来て、先の場合と同様、停止している駆動体
10′により位置決めされて停止し、案内棒7中夫の復
帰位置に正確に自動復帰する。
ルバネ9の反撥力により駆動体10を左方向に押圧する
ため、摺動子受け4は左方向に押圧され、第1図に示し
た位置まで来て、先の場合と同様、停止している駆動体
10′により位置決めされて停止し、案内棒7中夫の復
帰位置に正確に自動復帰する。
レバー5に力を加えすぎて摺動子受けが左方向あるいは
右方向に大きく移動し過ぎた場合は、摺動子受けが突起
11または11′に当接してその過大な動きは規制され
る。
右方向に大きく移動し過ぎた場合は、摺動子受けが突起
11または11′に当接してその過大な動きは規制され
る。
なお、上記実施例は、案内棒の大径部を中央に置いて、
レバーの静止位置をケースの長溝の中央にしたが、本考
案はこの実施例に限定されるものではなく、必要により
案内棒の大径部を左または右方向に移してレバーの静止
位置を長溝の中央部からいずれかの一方向へ移動せしめ
てもよく、このように構成すれば、任意の所望の抵抗値
上に正確に摺動子受けを自動復帰させることができる。
レバーの静止位置をケースの長溝の中央にしたが、本考
案はこの実施例に限定されるものではなく、必要により
案内棒の大径部を左または右方向に移してレバーの静止
位置を長溝の中央部からいずれかの一方向へ移動せしめ
てもよく、このように構成すれば、任意の所望の抵抗値
上に正確に摺動子受けを自動復帰させることができる。
以上詳細に説明したように、本考案は直線状の案内棒に
巻回された2つのコイルバネにより、摺動子受けをその
両端から押圧するとともに、一方のコイルバネで押圧さ
れる摺動子受けの他端を、他方のコイルバネで前記復帰
位置に位置決めするようにした自動復帰装置を形成して
いるので、該自動復帰装置が従来の可変抵抗器のものに
比べて構造が簡単であり、また案内棒に設けた大径部の
位置で決定される復帰位置に、摺動子を常に正確に位置
決めして復帰させることができ、さらに全体の構成も従
来のスライド式のもので復帰位置を決定する機構に比べ
て操作が容易でかつその用途が広く、通常のスライド式
可変抵抗器に比べて特に形状が大きくなるということも
ないなど、多くの効果を有するものである。
巻回された2つのコイルバネにより、摺動子受けをその
両端から押圧するとともに、一方のコイルバネで押圧さ
れる摺動子受けの他端を、他方のコイルバネで前記復帰
位置に位置決めするようにした自動復帰装置を形成して
いるので、該自動復帰装置が従来の可変抵抗器のものに
比べて構造が簡単であり、また案内棒に設けた大径部の
位置で決定される復帰位置に、摺動子を常に正確に位置
決めして復帰させることができ、さらに全体の構成も従
来のスライド式のもので復帰位置を決定する機構に比べ
て操作が容易でかつその用途が広く、通常のスライド式
可変抵抗器に比べて特に形状が大きくなるということも
ないなど、多くの効果を有するものである。
第1図は本考案の実施例の横断面図、第2図はレバーを
移動せしめた場合の実施例の横断面図である。 1・・・・・・絶縁基板、2・・・・・・ケース、2a
・・・・・・長溝、4・・・・・・摺動子受け、4a・
・・・・・穴、5・・・・・・レバー、6・・・・・・
摺動子、7・・・・・・案内棒、7a・・・・・・太径
部、8・・・・・・止め輪、9. 9’・・・・・・コ
イルバネ、10.10’・・・・・・駆動体、11,1
1’・・・・・・突起。
移動せしめた場合の実施例の横断面図である。 1・・・・・・絶縁基板、2・・・・・・ケース、2a
・・・・・・長溝、4・・・・・・摺動子受け、4a・
・・・・・穴、5・・・・・・レバー、6・・・・・・
摺動子、7・・・・・・案内棒、7a・・・・・・太径
部、8・・・・・・止め輪、9. 9’・・・・・・コ
イルバネ、10.10’・・・・・・駆動体、11,1
1’・・・・・・突起。
Claims (1)
- 抵抗体層を設けた絶縁基板上に摺動子受けを直線状に移
動せしめて抵抗値を調節するスライド式可変抵抗器にお
いて、両端をケースに掛止めた案内棒を摺動子受けに設
けた穴に貫通せしめるとともに、案内棒に大径部を設け
、案内棒に巻回された2つのコイルバネにより摺動子受
けの両端並びに大径部の両端をそれぞれ押圧せしめたこ
とを特徴とするスライド式可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977145131U JPS6032726Y2 (ja) | 1977-10-29 | 1977-10-29 | スライド式可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977145131U JPS6032726Y2 (ja) | 1977-10-29 | 1977-10-29 | スライド式可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5471145U JPS5471145U (ja) | 1979-05-21 |
JPS6032726Y2 true JPS6032726Y2 (ja) | 1985-09-30 |
Family
ID=29124394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977145131U Expired JPS6032726Y2 (ja) | 1977-10-29 | 1977-10-29 | スライド式可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032726Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5086667A (ja) * | 1973-12-06 | 1975-07-12 |
-
1977
- 1977-10-29 JP JP1977145131U patent/JPS6032726Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5086667A (ja) * | 1973-12-06 | 1975-07-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5471145U (ja) | 1979-05-21 |
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