JPS6334176Y2 - - Google Patents

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JPS6334176Y2
JPS6334176Y2 JP1981074186U JP7418681U JPS6334176Y2 JP S6334176 Y2 JPS6334176 Y2 JP S6334176Y2 JP 1981074186 U JP1981074186 U JP 1981074186U JP 7418681 U JP7418681 U JP 7418681U JP S6334176 Y2 JPS6334176 Y2 JP S6334176Y2
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switch
movable contact
contact piece
delay
drive shaft
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JP1981074186U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば2個のスイツチ機構のオンタ
イミングを変えた遅延スイツチに係わり、特に、
可動接片を遅延動作させる遅延装置の改良に関す
る。
周知のように、スイツチケース内に第1,第2
のスイツチ機構が設けられ、操作子の操作に連動
して先ず第2のスイツチ機構がオン状態とされ、
次に、第1のスイツチ機構がオン状態とされる遅
延スイツチが開発されている。従来この種の遅延
スイツチでは第1のスイツチ機構側に遅延装置を
設け、この遅延装置によつて可動接片の動作を遅
らせている。第1図はこの遅延装置を示すもの
で、11はケース基板、12は基板11に設けら
れたコモン端子である。この端子12のケース内
端部にはシーソー式可動接片13が回動自在に設
けられる。この可動接片13の一端部に近接する
前記基板11にはシリンダ14が設けられ、この
シリンダ14内にはピストン15が設けられる。
このピストン15には作動杆16の一端部が設け
られ、この作動杆16の他端部は前記可動接片1
3の一端部に係合される。この作動杆16の一端
部は前記ピストン15に設けられた押え部材17
によつて抜止めされる。この押え部材17には大
孔18が設けられ、ピストン15にはこの大孔1
8と連通して小孔19が設けられる。また、前記
シリンダ14の内面には小孔20が設けられ、外
面にはこれと連通して大孔21が設けられる。こ
のような構成において、可動接片13が図示せぬ
作動子により図示矢印A方向に回動されると、小
孔19,20を介してシリンダ14内の空気が排
出され、可動接片13はゆつくり回動される。そ
して、可動接片13の他端部が図示せぬ固定接点
に当接されオン状態とされる。また、可動接片1
3が図示矢印B方向に回動されると、大孔18,
21を介してシリンダ14内に空気が流入され、
前記より速い動作速度でオフ状態とされる。
上記構成によれば所望の遅延動作が得られる。
しかし、このような構成では小孔19,20、大
孔18,21およびシリンダ14によつてスイツ
チケースの内部と外部が連通されている。したが
つて、塵埃がスイツチケース内に浸入することが
あるため、接点が腐食したりスイツチ機構の動作
に支障を来たすことがある。また、遅延速度は小
孔19,20、大孔18,21によつて規定され
るため、この速度を調整することは容易でなく、
所望の遅延速度を設定することが難しい欠点を有
している。
この考案は上記事情に基づいてなされたもの
で、密閉型のシリンダを用い、且つ、パツキング
の個数を可変し得る構成とすることにより、防塵
効果が優れ、しかも遅延速度を容易に調整するこ
とが可能な遅延スイツチの遅延装置を提供しよう
とするものである。
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第2図,第3図において、31,32は分割形
成されたスイツチケースであり、このケース31
の内部は隔壁33によつて仕切られる。この隔壁
33の一方面側、即ち第2図に示す側には第1の
スイツチ機構S1が設けられ、隔壁33の他方面
側、即ち第3図に示す側には第2のスイツチ機構
S2が設けられる。また、前記スイツチケース3
1,32の内部は仕切板34,35によつて仕切
られ、この仕切板34とケース32の間には操作
子36の軸部37が図示矢印C,D方向に摺動自
在に設けられる。この軸部37のケース内端部に
は凹所38が設けられ、この凹所38とケース3
2の内壁面間には復帰ばね39が設けられる。し
かして操作子36はこの復帰ばね39によつてケ
ース32より突出する方向(図示矢印D方向)に
付勢される。また、前記軸部37のケース内端部
上面には段部40が設けられ、この段部40とケ
ース32内に設けられた段部41とにより前記操
作子36の突出位置が規定される。また、軸部3
7回りに位置するケース32および前記仕切板3
4には凹部42が設けられ、この凹部42内には
前記軸部37の周面部に当接する防塵部材43が
設けられる。さらに、前記仕切板34,35には
軸部37の摺動方向に沿つて、第2図,第3図に
示す如く長孔44,45が設けられ、これら長孔
44,45には軸部37のケース内端部に設けら
れた突出部46,47がそれぞれ貫通される。つ
まり、これら突出部46,47は仕切板34,3
5および隔壁33を跨いだ状態に設けられる。
次に、第2図を用いて第1のスイツチ機構S1
ついて説明する。前記スイツチケース31の内底
部には前記隔壁33と一体形成された充実部48
が設けられ、この充実部48の底部には第1のス
イツチ機構S1用外部接続端子49,50および第
2のスイツチ機構S2用外部接続端子51,52,
53が埋設される。前記端子49の端部はケース
31内の空室54中央部に設けられた略コ字状の
第1のコモン接片55に接続され、このコモン接
片55には第1の可動接片56の中央部が回動自
在に載置される。この可動接片56の一端部は前
記充実部48に埋設された遅延装置57の駆動軸
58に連結され、他端部には接点59が設けられ
る。また、前記端子50の端部は前記空室54内
において前記コモン接片55の近傍に配設された
第1の固定接点60に接続される。さらに、前記
可動接片56の表面部には基端部が前記突出部4
6に出入自在に埋設された作動ピン61の先端部
が摺接され、この作動ピン61は突出部46内に
埋設されたばね62により可動接片50方向に付
勢される。
次に、第3図を用いて第2のスイツチ機構S2
ついて説明する。前記外部接続端子51,52,
53はそれぞれケース31内の空室63に配設さ
れた第2,第3の固定接点64,65および略コ
字状の第2のコモン接片66に接続される。この
コモン接片66には第2の可動接片67の中間部
が回動自在に載置され、この可動接片67の両端
部にはそれぞれ前記固定接点64,65に当接可
能な接点68,69が設けられる。また、この可
動接片67の表面部には基端部が前記突出部47
に出入自在に埋設された作動ピン70の先端部が
摺接され、この作動ピン70は突出部47内に埋
設されたばね71により可動接片67方向に付勢
される。
次に、第4図を用いて前記遅延装置57につい
てさらに説明する。第4図において80,81は
例えば互いに螺合された密閉容器であり、この容
器80内には例えばグリス等の遅延媒体(図示せ
ず)が充填される。また、この容器80,81内
には容器81を貫通して駆動軸58が出入自在に
設けられる。この駆動軸58の容器内周囲にはパ
ツキング82,83が設けられ、これらパツキン
グ82,83は駆動軸58に嵌合され、容器80
の縁部に配設された係止部材84によつて遊動規
制される。この係止部材84の周囲にもパツキン
グ85が設けられ、前記グリスの流出が防止され
る。また、容器80,81内における前記駆動軸
58の先端部は破線で示す如く小径とされ、この
小径部には周面が容器内壁面に接する弁状部材8
6,87,88,89が嵌合される。これら弁状
部材86〜89は例えばシリコンゴム等の可撓性
を有する素材からなり、駆動軸58に嵌合された
押え部材90,91,92,93によつて所定間
隔離間される。この押え部材90〜93はそれぞ
れ駆動軸58の先端部方向に小径とされた例えば
円錐台形状であり、径大部の直径は前記弁状部材
より小とされている。そして、これら弁状部材8
6〜89および押え部材90〜93は駆動軸58
に取着されたEリング94により抜止め保持され
る。
上記構成において動作を説明する。操作子36
の非駆動状態においては操作子36は第2図,第
3図に示す如くケース31,32に対して突出し
た状態にあり、第1,第2のスイツチ機構S1,S2
はオフ状態となつている。この状態において操作
子36を図示矢印C方向に駆動すると、作動ピン
61,70が可動接片56,67上を摺動され
る。そして、作動ピン61,70がコモン接片5
5,66を越えると、先ず可動接片67が作動ピ
ン70に設けられたばね71の付勢力によつて回
動され、接点69と固定接点65が当接される。
これとともに可動接片56も作動ピン61に設け
られたばね62の付勢力によつて回動されるが、
遅延装置57の抵抗により、可動接片56にはば
ね62の力がゆつくり作用するため、可動接片5
6の回動速度が遅延されて、接点59と固定接点
60が当接される。したがつて、第1のスイツチ
機構S1のほうが第2のスイツチ機構S2より遅れて
オン状態とされる。
上記状態より操作子36の駆動力を解除すれ
ば、操作子36はばね39によつて図示矢印D方
向に駆動され、上記とは逆の動作が行なわれて第
2図,第3図に示す如く第1,第2のスイツチ機
構S1,S2はほぼ同時にオフ状態に復帰される。
ここで、遅延装置57の動作についてさらに説
明する。第1のスイツチ機構S1がオフ状態にある
場合、駆動軸58は第4図に示す位置となつてい
る。これより可動接片56が回動されると駆動軸
58は図示矢印E方向に動作される。このとき、
押え部材90〜93の傾斜面は駆動軸58の動作
方向と逆く向きである。したがつて、弁状部材8
6〜89の変形が第5図に示す如く小さいため、
グリス等の遅延媒体の抵抗が大きく、駆動軸58
および可動接片56の動作速度が規制される。ま
た、可動接片56が復帰される場合、駆動軸58
は第4図に示す矢印F方向に動作される。このと
き、押え部材90〜93の傾斜面は駆動軸58の
動作方向と一致している。したがつて、この傾斜
面に対する遅延媒体の抵抗が小さいとともに、弁
状部材86〜89の変形が第6図に示す如く大き
いため、全体として遅延媒体の抵抗が小さく、駆
動軸58および可動接片56の動作が速い。よつ
て、復帰時には可動接片56,67がほぼ同時に
動作される。
上記構成によれば、遅延装置57は密閉構造で
あり、スイツチケース31,32の内部と外部と
は遮断されている。したがつて、防塵性に優れ、
接点の腐食を防止できる。
また、弁状部材86〜89および押え部材90
〜93は着脱可能であるため、弁状部材および押
え部材の個数を変えることにより、駆動軸58の
動作速度を所望に応じて容易に調整することがで
きる。
尚、この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、遅延装置57を可動接片56の接点59
側に設ける場合は押え部材90〜93の傾斜面方
向を逆にすればよい。即ち、要は可動接片56の
オフ動作方向に径が細くなるよう押え部材90〜
93を設ければよい。
また、弁状部材86〜89としてはシリコンゴ
ムに代えて可動接片56のオフ動作に対応して折
曲可能な例えば蝶番構造の部材としても実施可能
である。即ち、この蝶番構造の部材は可動接片5
6がオン動作の場合は開き、オフ動作の場合は閉
じるものである。
また、押え部材90〜93は先端方向に細い形
状であれば、円錐台形には限定されず、さらに、
容器80,81は円筒状に限らず角形としてもよ
い。
また、容器80,81は螺合して形成したが、
超音波接合または溶接等により結合してもよい。
さらに、押え部材90〜93の方向によつては第
1の可動接片56を第2の可動接片67より遅れ
てオフ状態とすることも可能である。
以上、詳述したようにこの考案によれば、防塵
効果が優れ、しかも遅延速度を容易に調整するこ
とが可能な遅延スイツチの遅延装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遅延スイツチの遅延装置の要部
を示す一部切除した側面図、第2図、第3図はこ
の考案が適用される遅延スイツチを示すものでそ
れぞれ異なる方向から見た側面図、第4図はこの
考案に係わる遅延スイツチの遅延装置の一実施例
を示す側断面図、第5図、第6図はそれぞれ第4
図の動作を説明するもので要部を示す側断面図で
ある。 S1,S2……第1、第2のスイツチ機構、31,
32……スイツチケース、36……操作子、56
……可動接片、57……遅延装置、80,81…
…容器、58……駆動軸、86〜89……弁状部
材、90〜93……押え部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイツチケース内に第1,第2のスイツチ機構
    が配設され、操作子の操作に連動して先ず第2の
    スイツチ機構が動作され、これより遅れて第1の
    スイツチ機構が動作される遅延スイツチにおい
    て、前記スイツチケースに取着され内部に遅延媒
    体が充填された密閉構造の容器と、この容器に出
    入自在に設けられ突出先端部が前記第1のスイツ
    チ機構におけるシーソー式可動接片の一端部に連
    結され、この可動接片とともに動作される駆動軸
    と、前記容器内における駆動軸に着脱自在に設け
    られ前記可動接片の一方の動作に対応して折曲可
    能な少なくとも1つの弁状部材とを具備したこと
    を特徴とする遅延スイツチの遅延装置。
JP1981074186U 1981-05-22 1981-05-22 Expired JPS6334176Y2 (ja)

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JP1981074186U JPS6334176Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JP1981074186U JPS6334176Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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Publication Number Publication Date
JPS57186928U JPS57186928U (ja) 1982-11-27
JPS6334176Y2 true JPS6334176Y2 (ja) 1988-09-12

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ID=29869963

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JP1981074186U Expired JPS6334176Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437310U (ja) * 1977-08-17 1979-03-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5437310U (ja) * 1977-08-17 1979-03-12

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JPS57186928U (ja) 1982-11-27

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