JPS603252Y2 - 上枠のドアチエツクア−ム取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はドア枠にドアを室内外側方向に回動自在に装着
してなる開きドアにおけるドアチェックのアームを上枠
に取付ける構造に関するものである。

従来、この種の取付構造としては第１図に示す如く、上
枠ａの内側に裏板取付溝ｅを形成し、この取付溝ｅに裏
板すを嵌合取付け、アームＣをビスｄを介して裏板すに
締付けるようにしたもの、あるいは第２図に示す如く、
上枠ａのアームＣ取付部分ａ′を厚肉とし、この厚肉部
分ａ′にビスｄを螺合してアームＣを取付けるようにし
たもの等が知られている。

しかし、前者の取付構造であると上枠ａを躯体開口部に
取付ける以前に裏板すを予め嵌合取付けしなければなら
ないと共に、ドアチェックの取付位置は一定でないから
裏板すはある程度長いものとなってしまうのでコスト高
となってしまい、後者の取付構造であると前述と同様な
理由から厚肉部分ａ′の長さがある程度長くなるためコ
スト高となってしまう。

又、気密材取付用の横溝を設けなければならずドアチェ
ックのアームの接触面が少なくビスの取付けが困難であ
ると共に、安定性がないものであった。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的はドアチェックのアームを上梓に強度強く任意の位置
で簡単に取付けできると共に、コスト安なる上梓の′ド
アチェックアーム取付構造を提供することである。

以下第３図以降を参照して本考案の実施例を説明する。

第３図は縦断面図であり、ドア枠１内にはドア２が室内
外側方向に回動自在に装着しである。

ドア２に取付けたドアチェック３のアーム４は上枠５に
取付けである。

以下その詳細を説明する。

上枠５は室内側壁５ａ、室外側壁５ｂ、連結壁５ｃによ
り路上向コ字状となり、室内側５ａの下方は連結壁５ｃ
よりも下方に延設して取付片６を形成している。

該取付片６はクランク型に折曲した縦片６ａ、横片６ｂ
とにより略り字型となり、横片６ｂの先端部には上部横
気密材７が嵌着される横溝８が形成してあり、その上部
横気密材７はドア上框９の上方突条１０と相対向してド
ア２を閉じた時にドア上框９と上枠５との気密を保持す
る。

１１はＬ字型に折曲した第１裏板であり、その一方の折
曲片１１ａは前記縦片６ａの折曲部イより下方の部分６
’ａの一側面口に当接し、他方の折曲片１１ｂは横片６
ｂの下面へに当接し、その下面二には前記アーム４が当
接されかつビス１２でアーム４、他方の折曲片１１ｂ１
横片６ｂを締付固着しである。

１３はＬ字型に折曲した第２裏板であり、前記連結壁５
ｃと横片６ｂとの隙間Ｓより一方の折曲片１３ａが連結
壁５ｃに、他方の折曲片１３ｂが縦片６ａの折曲部イよ
り下方の部分６’ａの他側面ホに当接するように取付け
られると共に、ビス１４で一方の折曲片１３ａと連結壁
５Ｃとを締付固着し、ビス１５で他方の折曲片１３ｂと
縦片６ａと一方の折曲片１１ａとを締付固着している。

しかして、アーム４は第１裏板１１を介して上枠５の取
付片６に取付けられ、その取付片６の縦片６ａは第１裏
板１１の一方の折曲片１１ａと第２裏板１３の他方の折
曲板１３ｂとによりサンドインチ状に挟持されているか
ら縦片６ａの強度が強くなって彎曲変形し難くなるので
アーム４の取付強度が強くなる。

また、第２裏板１３は取付片６の横片６ａと上枠連結壁
５ｃとの隙間Ｓから第５図仮想線で示す如く取付けでき
るので、上枠５を躯体開口部に取付けた後に取付けでき
る。

したがって、ドアチェック３の取付位置に応じて第２裏
板１３と第１裏板１１とを任意の位置で簡単に取付けで
きるから第１、第２裏板１１．１３の長さを必要最小限
とできコストを安くできる。

第５図はアーム４の取付作業の説明図であり、まず第２
裏板１３を隙間Ｓから仮想線で示すように取付け、その
一方の折曲片１３ａをビス１４で連結壁５ｃに締付固着
する。

次に第１裏板１１の一方の折曲片１１ａを縦片６ａの一
側面口に当接し、孔１６、孔１７を貫通してビス１５を
第２裏板１３の他方の折曲片１３ｂに形成したビス穴１
８に螺合し一方の折曲片１１ａと他方の折曲片１３ｂと
で縦片６ａを挟持支持する。

その後にアーム４を他方の折曲片１１ｂに当接し、孔１
９、孔２０を貫通してビス１２を横片６ｂに形成したビ
ス穴２１に螺合してアーム４を取付ける。

第３図において、２２はドア枠１の下枠であり、ドア２
の下框２３に形成した突条２４と相対する下部横気密材
２５が設けである。

本考案は以上の様になり、上枠５のドアチェック３のア
ーム４を取付ける取付片６の縦片６ａの両側面口、ホに
第１、第２裏板１１，１３を締付固着したからその強度
が強くなってアーム４の取付強度を強くできる。

また、第１裏板１１及び第２裏板１３は上枠５を躯体開
口部に取付けた後に取付けできるから、第１、第２裏板
１１．１３は任意の位置で簡単に取付けられ、長さは必
要最小限とすることができてコスト安となる。

さらに気密材取付用の横溝とは関係なくドアチェックの
アームが取付けられるので接触面を大きくできるのでビ
スの取付が容易であり、安定性がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ異なる従来例の断面図、第３
図は本考案の実施例を示す縦断面図、第４図はその要部
拡大断面図、第５図はアーム取付状態説明用断面図であ
る。 １はドア枠、２はドア、３はドアチェック、４はアーム
、５は上枠、５ｃは連結壁、６は取付片、６ａは縦片、
６ｂは横片、１１は第１裏板、１３は第２裏板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上枠５に縦片６ａと横片６ｂとにより略り字型となった
   取付片６を連結壁５ｃより下方に延設して一体形成し、
   該取付片６の縦片他側面ホと連結壁５ｃとに亘って略り
   字型に折曲した第２裏板１３を固着し、前記縦片−側面
   口と横片下面へとに亘って略り字型に折曲した第１裏板
   １１を固着すると共に、該第１裏板１１にドアチェック
   ３のアーム４を固着したことを特徴とする上枠のドアチ
   ェックアーム取付構造。