JPS5911149Y2

JPS5911149Y2 - 手摺の取付装置

Info

Publication number: JPS5911149Y2
Application number: JP3248479U
Authority: JP
Inventors: 征男佐渡
Original assignee: ワイケイケイ株式会社
Priority date: 1979-03-14
Filing date: 1979-03-14
Publication date: 1984-04-06
Also published as: JPS55132243U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、雨戸および戸袋が取付けられた窓開口部枠
に手摺を取付ける取付装置に関する。

その目的は、建物躯体に支柱取付金具を直接取付けて躯
体に損傷を与えたり、建物構造によって支柱の取付位置
が影響されることがなく、手摺の取付けが容易な手摺の
取付装置を提案するものである。

従来、雨戸および戸袋の付いた窓開口部枠に手摺を取付
ける場合、戸袋寄りの手摺取付用支柱は、雨戸走行の障
害にならぬよう、雨戸レール枠の上方および下方位置の
建物躯体に突設した支柱取付金具に、その上下端を固定
して取付けられていた。

しかし、この取付構造においては、建物躯体に直接取付
金具を取付けるために、建物躯体に損傷を与えたり、施
工に多くの工数を要する欠点があった。

また、建物構造や柱位置によって取付位置の制約を受け
る欠点もあった。

この考案は、上記の問題点に着目してなされたものであ
る。

その要旨は、一側に雨戸用戸袋を有する窓開口部粋に設
けた手摺において、少なくとも戸袋寄りの手摺取付用支
柱は、上下枠の雨戸レール前面に雨戸レールから突出す
るように裏板を介しビス止めした支柱取付金具にその上
下端部が固定されて取付けてあることを特徴とする手摺
の取付装置である。

この装置は従来のように建物躯体に支柱取付金具を直接
取付けないので建物躯体に損傷を与える恐れがない。

支柱取付金具は雨戸レールの前面に裏板を介しビス止め
するものであるから、サツシ枠上方に小屋根の軒があっ
たり、下方に一階の屋根等があっても邪魔にならず、手
摺をサッシ枠に後から取付ける際にもビス打ち作業が行
ない易く、施工性がよい。

しかも支柱取付金具の部品点数も少なく、手摺取付位置
の制約もない。

以下、図示する実施例により説明する。

第１図、第２図において、１は窓開口部枠、２は戸袋で
あり、手摺は笠木３、竪子４および下桟５により構威さ
れている。

一方、戸袋２寄りに設けられた手摺取付用支柱６は、雨
戸レール上下枠７，７′の前面に突設した支柱取付け金
具８，８′にその上下端部において連結し保持されてお
り、笠木３の戸袋２寄りの端は手摺取付用支柱６に固定
されている。

なお、戸袋２反対側の笠木３の端は雨戸レール戸当り枠
９に突設した戸当り枠金具に固定して保持されている。

また、この実施例では竪子４の下端部は室内方向に彎曲
しその先端は、雨戸レール下枠７′の下方に張出した掛
止板１０に掛止固定されている。

第３図は雨戸レール上下枠７，７′に支柱取付用金具８
を取付ける装置の１例を示すものであつて、窓開口部枠
１の室外側に設けられた雨戸レール上下枠７，７′の外
側壁１１．１１’の室内側に、その長手方向に沿って
帯状片１２，１２’が張出して設けてあり、支柱取付
金具８，８′の直角に折曲した新曲部１３．１３’は
外側壁１１，１１’に当接し、また外側壁１１．１
１’の帯状片１２．１２’側には裏板１４が設けられ
ており、ネジ１５で締結して、外側壁１１，１１’を
裏板１４と支柱取付金具８，８′の折曲部１３．１３’
とで挾持固定している。

このようにして、雨戸レール上下枠７，７′の前面に突
出して取付けた支柱取付金具８，８′の反対側の新曲部
１３ａ，１３’ａに手摺取付用支柱６の上下端部がネジ
１６により取付けられている。

第４図は雨戸レール上下枠７，７′に支柱取付用金具８
を取付ける構造の他の実施例を示すものであり、窓開口
部枠１の室外側に設けられた雨戸レール上下枠７，７′
の外側壁１１，１１’の室外側にその長手方向に沿っ
て、チャンネル状溝部１７をＬ字状舌片１２ａ，１２’
ａにより形或し、このチャンネル状溝部１７には裏板１
４を嵌挿してあり、支柱取付金具８，８′の折曲した折
曲部１３，１３’をＬ字状舌片１２ａ，１２’ａに当
接し、ネジ１５によりＬ字状舌片１２ａ，１２’ａ
を支柱取付金具８，８′の折曲部１３，１３’と裏
板１４により挾持し固定する。

このようにして、雨戸レール上下枠７，７′前面に突出
して取付けた支柱取付金具８，８′の反対側の折曲部１
３ａ，１３’ａに手摺取付用支柱６の上下端部がネジ１
６により取付けられている。

この考案の手摺取付装置は以上の通りであり、次の効果
をもたらす。

■建物躯体に損傷を与える恐れがない。

■手摺の取付施工性がよく、後から手摺を取付けるのも
容易である。

■取付部品の点数が少ない。

■取付位置の制約がない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すものであって、第１図、
第２図は窓開口部枠正面図、およびＡ−Ａ断面図、第３
図は支柱取付金具の要部縦断面図、第４図は支柱取付金
具の変形例の要部縦断面図である。１・・・窓開口部枠、２・・・戸袋、３・・・笠木、４
・・・竪子、５・・・下桟、６・・・手摺取付用支柱、
７，７′・・・雨戸レール上下枠、８，８′・・・支柱
取付金具、９・・・レール戸当り枠、１０・・・掛止板
、１１，１１’・・・上下枠外側壁、１２．１２’
・・・帯状片、１２ａ，１２’ａ・Ｌ字状舌片、１
３，１３′・・・支柱取付金具折曲部、１３ａ，１３’
ａ・・・支柱取付金具室外側折曲部、１４・・・裏板、
１５・・・ネジ、１６・・・ネジ、１７・・・チャンネ
ル状溝部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

一側に雨戸用戸袋２を有する窓開口部枠１に設けた手摺
において、少なくとも戸袋２寄りの手摺取付用支柱６は
、上下枠の雨戸レール７，７′前面に雨戸レール７，７
′から突出するように裏板１４を介しビス止め１５シた
支柱取付金具８，８′にその上下端部が固定されて取付
けてあることを特徴とする手摺の取付装置。