JPS6032450Y2 - 農機における変速装置 - Google Patents

農機における変速装置

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JPS6032450Y2
JPS6032450Y2 JP1979073808U JP7380879U JPS6032450Y2 JP S6032450 Y2 JPS6032450 Y2 JP S6032450Y2 JP 1979073808 U JP1979073808 U JP 1979073808U JP 7380879 U JP7380879 U JP 7380879U JP S6032450 Y2 JPS6032450 Y2 JP S6032450Y2
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JP
Japan
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transmission
state
speed
transmission mechanism
low
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Expired
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JP1979073808U
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JPS5621646U (ja
Inventor
真鋼 滝本
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、被駆動体を低速伝動機構と高速伝動機構を用
いて高低2段に駆動し、且つ、駆動停止状態に切換える
農機における変速装置に関する。
かかる変速装置を実施するに、従来では、両氏動機構の
夫々を、伝動状態と非伝動状態とに切換自在に構威し、
両氏動機構を背反的に伝動状態に切換えることにより、
被駆動体を高低2段に駆動し、且つ、両氏動機構をとも
に非伝動状態に切換えることにより駆動停止状態に切換
えるものであったが、この場合、高低変速時に両氏動機
構に対する操作を要するものとなり、操作が煩雑化する
問題があるとともに、ダブル伝動状態による装置損傷を
防止するために、高低変速時には必ず一旦駆動停止状態
がもたらされる不都合があった。
そして上記の手段は、ギア伝動とベルト伝動との二つの
態様があるがいずれの場合にも一度は駆動停止状態がも
たらされるものであるため、変速がスムーズでない上に
、特に低速から高速に切換える際には、第5図中の49
則こ示すように、駆動停止状態から一挙に高速状態に入
るため、機体にかかるショック(衝撃)がきわめて大き
く操縦者にとっては危険である不都合があった。
そこで、この点を解消する意図で、ギア伝動機構を採用
し、高速回転する高速側歯車と低速回転する低速側歯車
とを中間軸に回転自在に嵌合して、低速側歯車は一方向
クラッチを介して中間軸に支承せしめ、前記中間軸に軸
方向へのみ摺動自在に嵌合させた切換歯車を前記高速側
歯車および低速側歯車のいずれにも切り換えて結合しう
る如く設けると共に、前記切換歯車を伝動機構を介して
被動軸側へ連動連結するという手段が提案されている(
実公昭50−43658号公報)。
このものは、高低切換えの際に駆動停止状態がなく、又
単一操作で変速操作が可能となった点においては、改良
の成果が見られるが、ギア伝動を採用するがために、第
5図中へに示すように、たとえば低速から高速に切換え
る際に、やはり急激な速度変化があり(へ″部分)、機
体に大きなショックがかかる欠点はなんとしても否めず
、操縦者に対する危険度の高さにおいては前述の従来構
造と大差なくせっかくの改良点も現実には効果半減との
感を与え実用的でない。
本考案は、上記問題を解消せんとするものであって、官
記した農機における変速装置において、前記両伝動機構
をベルト伝動機構に構成し、低速伝動機構を常時伝動状
態に維持させ、且つ、この低速伝動機構に固定連結され
た外側環状部材と被駆動体にその軸線方向に摺動自在に
スプライン連結された内側環状部材と該内側環状部材に
保持されたスプラグとにより被駆動体がこの伝動機構で
駆動される速度よりも高速駆動されるのを許容する一方
向クラッチを設けるとともに、前記高速伝動機構を伝動
状態と非伝動状態とに切換え自在に構成し、且つ、前記
一方向クラッチを、その内側環状部材を軸線方向に往・
復摺動させてスプラグを円環状体間で挾持する状態と挾
持解除する状態とに切換えて、伝動状態と非伝動状態と
に切換自在に構成しである事を特徴とする。
すなわち、一方向クラッチ機構の有効利用により、高速
伝動機構を伝動状態と非伝動状態とに切換えるだけで高
低2段の変速を行なえるが故に、変速操作の簡略化を図
ることができるのであり、しかも、一方向クラッチ機構
の作用により、高低変速途中におけるダブル伝動状態を
回避させながら、変速途中において少なくとも低速伝動
機構にて駆動させ続けることができるが故に、駆動停止
状態がもたらされるのも回避できるのである。
そして、特に本案によれば一方向クラッチを非伝動状態
に切換えることにより、駆動停止状態に切換えるように
するものであるから、例えば別のクラッチ機構を設けて
駆動停止状態を現出させるに較べて、一方向クラッチを
有効に利用した安価、簡単な構造で駆動停止状態をもた
らすことができる利点がある。
更に高低切換えの際には、伝動機構としてベルト伝動機
構を用いであるために、ベルトとプーリーとの間に順次
的な摺接強さの変化が生じることとなるために、たとえ
ば低速から高速に切換える際に、ベルトとプーリーとの
半クラツチ状態が現出して、第5図二に示すように、低
速から高速へ向ってなめらかな速度変化が得られる。
従って、機体に対してはなんらのショックも与えず、操
縦者の安全を確保できる格別の効果を有する。
以下本考案の実施例を図面について詳述する。
第1図は、歩行型耕耘機の側面を示し、走行用ミッショ
ンケース1、このケース1の下部に支承された左右一対
の推進車輪2,2、前部エンジン3、操縦バンドル4等
を装備しており、前記ミッションケース1の後部に耕耘
ロータリ装置(図示せず)を取付けるか、又は、車輪2
,2の代わりに耕耘ロータリを取付けて、進行に伴い耕
耘作業を行なうべく構成されている。
前部エンジン3と、被駆動体としての走行用ミッション
ケース1の入力軸5との間に、次に述べる変速装置が設
けられており、以下、これについて第3図乃至第4図イ
9口、八に基づいて説明する。
すなわち、エンジン3にて駆動される2つの出カブ−’
J6a、?a(第1図参照)、前記入力軸5に支承され
る2つの入力プーリ6b、7b、これらプーリ6a・・
間に巻回される低速並びに高速伝動ベルト5c、6c、
7cから、低速ベルト伝動機構6及び高速ベルト伝動機
構7が構成されている。
前記低速ベルト伝動機構6は、そのベルト6c、6cが
テンションプーリ8にて常時緊張状態に維持されて、常
時伝動状態に維持されるとともに、前記入力プーリ6b
と入力軸5との間に介在した一方向クラッチ9により、
入力軸5がこの伝動機構6で駆動される速度よりも高速
で駆動されるのを許容すべく構成されている。
前記高速ベルト伝動機構7は、前記入力ブーリフbが入
力軸5に固着されるものの、前記ベルト7cが揺動操作
されるテンションプーリ10にて緊張弛緩すれることに
より、伝動状態と非伝動状態とに切換えられるべく構成
されている。
前記一方向クラッチ9は、前記入カブ−IJ 6 bに
固定連結された大径リング9a(外側環状部材)、前記
入力軸5にスプライン連結された小径リング9b(内側
環状部材)、及び伝動子9c(スプラグ)・・からなり
、大径リング9aと小径リング9bとの間に伝動子9c
(スプラグ)・・を挾持すると伝動状態となり、前記挟
持を解除すると非伝動状態になるように構成されている
又、このクラッチ9は入力軸5に回転自在並びに軸心方
向移動自在に支承された可動カム体11が、軸心周りに
回転操作されて可動カム体12とのカム作用により軸心
方向に往復移動されるに伴い、このカム体11に接当連
結される小径リング9bが移動操作されて、伝動状態と
非伝動状態とに切換えられるべく構成されている。
そして、前記一方向クラッチ9を非伝動状態に操作する
ことにより駆動停止状態を現出し、一方向クラッチ9を
伝動状態に切換えることにより低速駆動状態を現出し、
高速伝動機構7を伝動状態に切換えることにより高速伝
動状態を現出すべく構成されている。
次に、この変速装置の操作構造について説明する。
すなわち、固定枠13に形成した長孔14に上下方向に
移動自在並びに回転自在に係入案内される軸15と、前
記固定枠13の前面Fに摺接案内される板体16との共
働により姿勢が規制される可動枠体17が設けられ、こ
の枠体17と前記テンションブーIJ10の揺動アーム
18とが、長孔19にて融通を与えられた状態でスプリ
ング20を介して連動連結されるとともに、前記軸15
と前記可動カム体11から突設されたアームllaとが
スプリング21にて連動連結されている。
又、前記可動枠体17が、前記バンドル4に設けた揺動
レバー22とワイヤ連係されている。
そして、レバー22を前後に揺動操作することにより、
第4図イに示す駆動停止状態、軸15の上下移動により
一方向クラッチ9を操作した第4図口に示す低速伝動状
態、可動枠体17を軸15を支軸として上下揺動させた
第4図へに示す高速伝動状態とに切換えるべく構成され
ている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農機における変速装置の実施例を示
し、第1図は歩行型耕耘機の側面図、第2図イ9口は入
力プーリ装着部の横断平面図、第3図は可動枠体の装着
部を示す展開断面図、第4図イ9口、ハは可動枠体の装
着部を示す側面図、第5図は本考案と従来例との変速作
用状態を比較した説明図である。 5・・・・・・被駆動体、6,7・・・・・・伝動機構
、9・・・・・・一方向クラッチ、9a・・・・・・外
側環状部材、9b・・・・・・内側環状部材、9c・・
・・・・スプラグ、22・・・・・・操作レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 被駆動体5を、低速伝動機構6と高速伝動機構7を
    用いて高低2段に駆動し、且つ、駆動停止状態に切換え
    る農機における変速装置であって、前記両氏動機構6,
    7をベルト伝動機構に構威し、低速伝動機構6を常時伝
    動状態に維持させ、且つ、この低速伝動機構6に固定連
    結された外側環状部材9aと被駆動体5にその軸線方向
    に摺動自在にスプライン連結された内側環状部材9bと
    該内側環状部材9bに保持されたスプラグ9cとにより
    被駆動体5がこの伝動機構6で駆動される速度よりも高
    速駆動されるのを許容する一方向クラッチ9を構成する
    と共に、前記高速伝動機構7を伝動状態と非伝動状態と
    に切換え自在に構威し、且つ、前記一方向クラッチ9を
    、その内側環状部材9bを軸線方向に往・復摺動させて
    スプラグ9Cを両環状体9a間で挾持する状態と挟持解
    除する状態とに切換えて、伝動状態と非伝動状態とに切
    換自在に構威しであることを特徴とする農機における変
    速装置。 ■ 前記高速伝動機構7及び一方向クラッチ機構9は、
    1つの操作レバー12にて操作されるものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の農機における変速装置。
JP1979073808U 1979-05-31 1979-05-31 農機における変速装置 Expired JPS6032450Y2 (ja)

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JPS5621646U JPS5621646U (ja) 1981-02-26
JPS6032450Y2 true JPS6032450Y2 (ja) 1985-09-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4310091Y1 (ja) * 1964-09-14 1968-05-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4310091Y1 (ja) * 1964-09-14 1968-05-02

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JPS5621646U (ja) 1981-02-26

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