JPS6032446Y2 - トルクダンパ装置 - Google Patents

トルクダンパ装置

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JPS6032446Y2
JPS6032446Y2 JP1980053926U JP5392680U JPS6032446Y2 JP S6032446 Y2 JPS6032446 Y2 JP S6032446Y2 JP 1980053926 U JP1980053926 U JP 1980053926U JP 5392680 U JP5392680 U JP 5392680U JP S6032446 Y2 JPS6032446 Y2 JP S6032446Y2
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JP
Japan
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disk
pin
buffer
presser
fixed
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Expired
Application number
JP1980053926U
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English (en)
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JPS56155142U (ja
Inventor
洋 田島
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてエンジンの出力軸とフライホイールの
間などに装着して、エンジンの不平衡トルクに帰因する
駆動系の捩り共振などを防止するトルクダンパ装置に関
する。
従来この種装置として、緩衝体にコイルばねやゴムなど
を用いたものがすでに公知であるが、コイルばねを用い
たトルクダンパでは構造上大きな捩れ角をとるのが難し
く、通常6度程度であると共に、トルクダンパ全体の割
にコイルばねの体積が占める割合いが小さいため、空間
利用率が悪く小型にできない不具合がある。
また緩衝体にゴムを用いたトルクダンパは、ばねや鋼、
強化プラスチックなどに比べて単位当りの最大蓄積エネ
ルギが小さいので、小型に構威しにくいと共に、環境温
度などに耐久性が影響されるため、高温下や低温下で使
用上の制約を受けるなどの不具合がある。
そこで、本出願人は共にかかる不具合を改善した小型で
かつ大きな捩り角を有するトルクダンパ装置を提案した
つまり、第1図に示す如く複数枚の円板a、 bを間隔
を存して同心的に配置し、かつこれら円板a、 bの間
にばね鋼や強化プラスチックなどの弾性体によりほぼC
字形に形成した緩衝体Cを介在させると共に、この緩衝
体Cの一端を円板aに、モして他端を円板すに夫々固着
してなるトルクダンパ装置である。
このような構造のトルクダンパ装置においては緩衝体C
の両端を円板a、 bに係止固定する構造が問題となる
例えば、第2図に示す如く緩衝体Cを固定具となるピン
dで円板に係止固定するとピン部に緩衝体Cよりピンd
を外方(内方)へ押し出す(引き込む)半径方向の力F
1および円板すより反対向きの力F2が作用する。
この力F1と力F2との作用線はピン部の長手方向にず
れているからそれによってピン部にモーメントが作用す
るのでピンdはそのモーメントに打ち勝つように円板す
に強固に固定しなければならずその構造が複雑となって
しまう。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は小型でかつ大きな捩り角を有すると共に緩衝体と円
板とを係止固定する固定具にモーメントが作用しないよ
うにして固定具を円板に簡単な構造で固定できるように
したトルクダンパ装置を提供することである。
以下第3図以降を参照して本考案の実施例を説明する。
1は出力円板であり、中心部にスプライン孔2aを有す
るボス2が形成され、このボス2の一端側小径部2bに
は押え円板3が嵌合されスペーサ4、ボルトナツト5で
間隔を有して締付固定しであると共に、スプライン孔2
a内に出力軸9がスプライン嵌合しである。
6はエンジンの出力軸、つまりフライホイール7にボル
ト8で締付固定した入力円板であり、前記出力円板1と
押え円板3との間に同心的に位置している。
101は入力円板6の一側面6aと出力円板1の内側面
1aとの間に設けた第1緩衝体であり、10□は入力円
板6の他側面6bと押え円板3の内側面3aとの間に設
けた第2緩衝体であり、該第1、第2緩衝体10..1
G□はばね鋼や強化プラスチック(FRP)などの弾性
体により各円板1. 3. 6の中心部を中心とするほ
ぼC字形に形成され、吸収すべき最大トルクやぼね定数
などに応じて中心線半径や幅、厚みなどが任意に設定さ
れている。
そして、第1緩衝体10□と第2緩衝体10□とはその
開口部10’が同一位置となるように配置しである。
第1緩衝体101の一端側10′1は固定具となるピン
11で出力円板1に係止固定され、他端側10″1は固
定具となるピン12で入力円板6に係止固定しである。
そして、第2緩衝体10□の一端側10′2は固定具と
なるピン13で押え円板3に係止固定され、他端側10
″2は前記ピン12で入力円板6に係止固定しである。
つまり、第1緩衝体101の一端側10′1 と第2緩
衝体10□の一端側10′2には押え体15の溝16が
嵌合されてその径方向の外面イ、内面口及び−側表面へ
が押え体15で覆われている。
該押え体15の外周は大径部15aと小径部15bとを
備え、出力円板1と押え円板3にはその大径部15aと
小径部15bとが嵌合する段付孔17が形成され、ピン
11とピン13は段付孔17より押え体15の孔18を
通って第1緩衝体101のビン孔19及び第2緩衡体1
0□のビン孔20に嵌合しである。
そして、各押え体15の小径部15bが出力円板1、押
え円板3より外方に突出しかつスナップリング21.2
1で強固に固定しである。
また、第1緩衝体101の他端部10″1と第2緩衝体
10□の他端部10″2とには相対向するピン孔22.
23が穿孔され、このビン孔22.23間にピン12が
嵌合されていると共に、入力円板6にはピン12と同心
の孔24が穿孔され、この孔24内に保持具25が嵌挿
してあり、保持具25には前記第1、第2緩衝体10.
.10□の他端部10″1,10″2が嵌合する溝26
.27が形成され、この126.27はビン孔28で連
通しである。
つまり、第1、第2緩衝体10ttto□の他端部10
“1,10“2の外周面ホ、内周面へ、一側表面トは保
持具25て覆われ、ピン12はビン孔22、ビン孔28
、ビン孔23に亘って嵌挿されて他端部10″1,10
″2を入力円板6に固定した保持具25にピン係止固定
している。
このようであるから、入力円板6と第1、第2緩衝体1
0..10゜の他端部10″1,10″2とを係止固定
するピン12に作用する力F1、力F2、力F1による
生じるモーメントは相互に打ち消し合って実際にはモー
メントは生じないからピン12を強固に取付固定する必
要がなく、その構造が簡単となる。
また、出力円板1、押え円板3と第1、第2緩衝体10
..10□の一端側10’1−10’2との係止固定部
にはモーメントが生じるが各押え体15.15をスナッ
プリング21で出力円板1、押え円板3に強固に取付固
定できるので、その取付構造は簡単となる。
なお、このようにすると質量がアンバランスとなるから
、回転バランスをとるために適当な位置にバランスウェ
イトAを取付けである。
また、第1、第2緩衝体10..10゜の両端部10’
l −10’2 10“、、1o’2における外周面イ
99ロ、ホへは押え体15.15及び保持具25で覆わ
れているから径方向に変位できず緩衝体10のピンによ
る係止固定部においてピン11.12.13に直径方向
の力が働いてもビン孔19.20,22.23部分に割
れが生じることがない。
本考案は以上の様になり、緩衝体10と円板1.3.6
とを係止固定する固定具にモーメントが作用することが
なく固定具を円板に簡単な構造で固定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先に提案したトルクダンパ装置の断面図、第2
図はその不具合説明図、第3図以降は本考案の実施例を
示し、第3図は第4図の■−■線断面図、第4図は第3
図の右側正面図、第5図は第4図の■−■線断面図であ
る。 1.3は出力円板、6は入力円板、10は緩衝体、11
,12.13は固定具、15は押え体、25は保持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力円板6の両側に一対の出力円板1,3を同心状に配
    設し、該入力円板6と一方の出力円板1との間及び入力
    円板6と他方の出力円板3との間に弾性体よりほぼC字
    形となった第1、第2緩衡体10.,10□をその開口
    部10’、1G’が同一位置となるように設け、該第1
    、第2緩衝体10、.10□の一端側10’、 、
    10’2を固定具11.13で一対の出力円板1,3に
    それぞれ係止固定すると共に、他端側10″1,10″
    2を共通の固定具12で入力円板6に係止固定したこと
    を特徴とするトルクダンパ装置。
JP1980053926U 1980-04-22 1980-04-22 トルクダンパ装置 Expired JPS6032446Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980053926U JPS6032446Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22 トルクダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980053926U JPS6032446Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22 トルクダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56155142U JPS56155142U (ja) 1981-11-19
JPS6032446Y2 true JPS6032446Y2 (ja) 1985-09-27

Family

ID=29648719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980053926U Expired JPS6032446Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22 トルクダンパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6032446Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213798Y2 (ja) * 1971-05-29 1977-03-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56155142U (ja) 1981-11-19

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