JPS6031322Y2 - 送受分波器 - Google Patents

送受分波器

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Publication number
JPS6031322Y2
JPS6031322Y2 JP1978087774U JP8777478U JPS6031322Y2 JP S6031322 Y2 JPS6031322 Y2 JP S6031322Y2 JP 1978087774 U JP1978087774 U JP 1978087774U JP 8777478 U JP8777478 U JP 8777478U JP S6031322 Y2 JPS6031322 Y2 JP S6031322Y2
Authority
JP
Japan
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port
band
ports
transmission
transmitting
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978087774U
Other languages
English (en)
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JPS555623U (ja
Inventor
発 三島
綱夫 兼堀
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
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Publication of JPS555623U publication Critical patent/JPS555623U/ja
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Publication of JPS6031322Y2 publication Critical patent/JPS6031322Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、1つのアンテナで送信波及び受信波を共用
する送受アンテナ共用方式において、送信波と受信波と
を分離するための送受分波器に関するものである。
VHF帯及びUHF帯の同時送受波方式移動通信機に用
いられている従来の送受分波器は第1図に示す構成とさ
れていた。
Y形す−キュレータ11の端子12に送信帯域通過フィ
ルタ13及びアイソレータ14を経由して送信機15が
接続される。
サーキュレータ11の端子12に対して順方向の隣りの
端子16に送受共用アンテナ17が接続され、他の端子
18に受信帯域通過フィルタ19を経由して受信機21
が接続されていた。
この従来の送受分波器においては送受共用アンテナ17
のインピーダンス整合が不十分であるとその不整合に伴
う反射電力がすべて受信機側18に回り込むため、Y形
す−キュレータ11の見掛は上の逆方向結合減衰量が著
しく劣化する。
そのため送信機15で発生する側帯波状雑音中の受信帯
域の成分が受信機21に回り込むのを阻止するには送信
帯域通過フィルタ13の段数を多くする必要があった。
また送信波そのものが受信機21に回り込むのを阻止す
るために受信帯域通過フィルタ19の段数を多くする必
要があった。
このようにこれ等フィルタ13.19を多段にすること
は容積がかさみ、かつ高価となる欠点を伴なった。
この考案はこのような欠点を除去するために、Y形す−
キュレータの代りに送信帯域に同調された方向性フィル
タを用いて、送受共用アンテナのインピーダンス不整合
に伴う送受俗間結合減衰量の劣化を改善し、送受信各々
の帯域通過フィルタの負担を軽くする送受分波器を提供
するものである。
第2図はこの考案による送受分波器の一例を示し、第1
図と対応する部分には同一符号を付けである。
この考案では送信機15の送信帯域ftに同調した方向
性フィルタ22が設けられる。
方向性フィルタ22は第1〜第4ポート23〜26を持
ち、第1及び第2ポート23及び24間、また第3及び
第4ポート25及び26間はそれぞれ第3図に曲線27
として示すように、特定の帯域f。
で帯域通過フィルタ特性を示す。
第1及び第4ポート23及び26間、また第2及び第3
ポート24及び25間はそれぞれ第3図の曲線28に示
すように特定の帯域f。
で帯域阻止フィルタ特性を示す。
更に第1及び第3ポート23及び25間、また第2及び
第4ポート24及び26間はそれぞれ第3図の曲線29
に示すように大きな結合減衰特性を示す。
この方向性フィルタ22は送信帯域ftに同調するよう
に、つまりf (+) = ft選定される。
方向性フィルタ22は第3図に示す特性のものならば各
種のものを用いることができるが、第2図ではストリッ
プ線で構成した場合で方形リング状の導体31の一対の
対向辺に入出力線32及び33がそれぞれ結合されて構
成される。
入出力線32.33の各両端がそれぞれポートとされ、
リング状導体31の長さによりフィルタの同調周波数f
が決定される。第1ポート23に送信帯域通過フィルタ
13、アイソレータ14を通じて送信機15が接続され
る。
第2ポート24に送受共用アンテナ17が接続される。
第3ポート25に受信帯域通過フィルタ19を通じて受
信機21が接続され、第4ポート26に無反射終端器3
4が接続される。
この第2図に示した構成によると送信機15の送信波は
、方向性フィルタ22の通過フィルタ特性、即ち第3図
の曲線27に従ってほとんど損失なしに送受共用アンテ
ナ17に供給される。
また送受共用アンテナ17で受信された受信波は、その
受信波周波数帯frが方向性フィルタ22の共振周波数
ちから離れているので、帯域阻子フィルタ特性、即ち曲
線28の阻止特性に影響されず、はとんど損失なしに受
信機19に供給される。
一方、送信機15で発生した側帯波状雑音にうち、受信
帯域に落ちる雑音電力中の大部分は阻止帯域通過フィル
タ特性27の通過域を通って第4ポート26に達し、無
反射終端器34に吸収される。
一方第1ポート23から第2ポート24に達する雑音の
受信帯域成分は通過フィルタ特性27により減衰され、
受信機21は回り込まない。
また送受共用アンテナ17のインピーダンス不整合に伴
う送信反射波は帯域通過フィルタ特性27に従って再び
第1ポート23にもどり、アイソレータ14に吸収され
、かつ帯域阻止フィルタ特性28に従って阻止され、受
信機21にはほとんど回り込まない。
更に、分波器自体で送信帯域通過フィルタ特性27を具
備しているので、送信機で発生した送信スプリアス波が
アンテナに入力される前に減衰される特徴もある。
なおこの分波動作にはアイソレータ14は必すしの必要
としない。
以上説明したようにこの考案の送受分波器によれば送信
波に同調された方向性フィルタを用いることにより、送
受共用アンテナのインピーダンス整合が不十分であって
も、側帯波状雑音及び送信波ともに受信機側にほとんど
回り込まない、従って分波器そのものの送受俗間結合減
衰量は劣化せず、非常に大きな減衰量を得ることができ
る。
また送信帯域外の送信スプリアス波に対しても分波器自
体のフィルタ特性によって十分減衰させることができる
したがって送信及び受信帯域通過フィルタ13及び19
の負担を著しく軽減でき、その構成段数が少ない小型な
ものでよい。
このためVHF帯、UHF帯の移動機通信方式における
移動機のように収容空間が小さい所に適用して好ましい
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の送受分波器を示すブロック図、第2図は
この考案による送受分波器の一実施例を示すブロック図
、第3図は第2図の方向性フィルタの伝送特性曲線図で
ある。 13 : 送信帯域通過フィルタ、14ニアイソレータ
、15:送信機、17:送受共用アンテナ、19:受信
帯域通過フィルタ、21:受信機、22二方向性フイル
タ、23:第1ポート、24:第2ポート、25:第3
ポート、26:第4ポート、34:無反射終端器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1〜第4ポートを持ち、第1及び第2ポート間、また
    第3及び第4ポート間は特定の周波数帯においてそれぞ
    れ帯域通過ろ波特性を示し、第1及び第4ポート間、ま
    た第2及び第3ポート間はそれぞれ上記特定の周波数帯
    において帯域阻止ろ波特性を示す方向性フィルタが設け
    られ、上記第1ポートに送信帯域通過フィルタを通じて
    送信機が接続され、上記第2ポートに送受共用アンテナ
    が接続され、上記第3ポートに受信帯域通過フィルタを
    通じて受信機が接続され、上記第4ポートに無反射終端
    器が接続され、上記特定の周波数帯が上記送信機の送信
    帯域になるように上記方向性フィルタの特性が選定され
    てなる送受分波器。
JP1978087774U 1978-06-24 1978-06-24 送受分波器 Expired JPS6031322Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978087774U JPS6031322Y2 (ja) 1978-06-24 1978-06-24 送受分波器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978087774U JPS6031322Y2 (ja) 1978-06-24 1978-06-24 送受分波器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS555623U JPS555623U (ja) 1980-01-14
JPS6031322Y2 true JPS6031322Y2 (ja) 1985-09-19

Family

ID=29013620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978087774U Expired JPS6031322Y2 (ja) 1978-06-24 1978-06-24 送受分波器

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Also Published As

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JPS555623U (ja) 1980-01-14

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