JPS6031294B2 - ビディオ信号安定化装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原稿照明光源の光量変動に対してビディオ信号
を安定化するビディオ信号安定化装置に関する。

団体走査装置は光源で原稿を照明してこの原稿からの光
を固体走査素子で光電変換するが、ある電圧をしきい値
としてその固体走査素子からのビデイオ信号を２値化す
る場合固体走査素子からのビディオ信号電圧が原稿照明
用光源の光量変化によって変化すると、規定の２値化信
号が得られな〈なる。

そこで、従来は原稿照明用光源の光量を安定化する方法
や、固体走査素子に蓄積時間を制御して見かけ上の感度
を変えビディオ信号を原稿照明用光源の光量変化に対し
て安定化する方法を用いている。しかし、前者は原稿照
明用光源に例えば蛍光灯を使用する場合には蛍光灯の発
光光量が蛍光灯の管電流、管壁温度等によって変化する
ので、プリヒータ、ファン等を用いて管壁温度を一定に
しているため、装置が大きくなる。又後者は固体走査素
子の蓄積時間と走査時間の比が１であるような場合には
使用できない。本発明は上記欠点を除去し、原稿照明用
光源の光量変化に対するビディオ信号の安定化を簡単な
装置で固体走査素子の蓄積時間と走査時間の比に関係な
く行うことができるビディオ信号安定化装置を提供する
ことを目的とする。

以下図面を参照しながら本発明の実施例について説明す
る。

第１図に示すように固体走査装置において固体走査素子
１の光電変換部に結像するように原稿台２の左端部に反
射部３を設ける。

この反射部３は一定濃度、例えば白色で、酸化亜鉛等よ
りなる。原稿照明用光源として用いた蛍光灯は透明な原
稿台２を介してその上の原稿４を照明すると共に反射部
３を照明し、その原稿４及び反射部３からの反射光が固
体走査素子１の光電変換部に光学系５により結像されて
光電変換される。したがって固体走査素子１は原稿４か
らの反射光を光電変換してビディオ信号を生ずると共に
、蛍光灯から白色の反射部３を介して入射した光を光電
変換することによって蛍光灯の光量を検出する。第２図
及び第３図に示すように固体走査素子１の出力信号はビ
ディオ増幅器６で増幅され、サンプルホールド回路７に
おいて光量検出出力がサンプルクロックパルスによりサ
ンプリングされて１ライン走査時間ホールドされる。な
お、原稿４は反射部３と平行な前後方向に走行駆動され
て副走査が行われることは勿論である。ホトカップラ８
は発光素子８，がサンプルホールド回路７の出力信号に
より駆動されて受光素子８２の抵抗値が変化する。この
受光素子８２と抵抗９は減衰器を構成し、ビディオ増幅
器６の出力電圧を変化させる。したがってビディオ増幅
器６からのビディオ信号電圧は蛍光灯の光量に応じて減
衰器で可変され、蛍光灯の光量変化に対して安定化され
る。この安定化されたビディオ信号電圧はコンパレータ
ー川こおいて基準電圧ＶＲｅｆと比較されて２値化され
る。第４図は本発明の他の実施例であり、第５図はその
各部の波形を示す図である。この実施例では上記実施例
において減衰器を用いずビディオ増幅器６に電圧制御増
幅器１４を用いている。そしてサンプルホールド回路７
の出力電圧を誤差増幅器１５で基準電圧Ｖｓと比較増幅
して誤差出力を得、これにより電圧制御増幅器１４の利
得制御を行なってその出力をコンパレータ１０で２値化
している。又、第６図は本発明の更に他の実施例であり
、第７図はその各部の波形を示す図である。

この実施例では最初の実施例において、減衰器が省略さ
れ、サンプルホールド回路７の出力信号が減衰器１ １
で増幅され抵抗１２，１３よりなる分圧器で分圧されて
コンパレータ１０の基準電圧ＶＲｅｆとなる。以上のよ
うに本発明によるビディオ信号安定化装置によれば固体
走査装置において光源からの光を一定濃度の部材で固体
走査素子の一部を導いて光源の光量を検出しその出力で
固体走査素子からのビデイオ信号電圧もしくはこれを２
値化する２値化手段の基準電圧を減衰器もしくは電圧制
御増幅器もしくは分圧器により可変してビデイオ信号を
光源光量の変化に対して安定化させるので、プリヒータ
、ファン等を用いて光源の光量を安定化する必要がなく
、簡単な装置でビディオ信号を安定化することができる
。

しかも固体走査素子の蓄積時間と走査時間の比に無関係
で使用制限を受けることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る固体走査装置を示す正
面略図、第２図は同実施例で用いた回路を示す回路図、
第３図は同回路における各部の波形を示す波形図、第４
図は本発明の他の実施例を示す回路図、第５図は同実施
例における各部の波形を示す波形図、第６図は本発明の
他の実施例を示す回路図、第７図は同実施例における各
部の波形を示す波形図である。 １・・・・・・固体走査素子、２・・・・・・原稿台、
３・・…・反射部、４・・・・・・原稿、５・・・・・
・光学系、６・・・・・・ビディオ増幅器、７・・・・
・・サンプルホールド回路、８・・・・・・ホトカップ
ラ、９・・・・・・抵抗、１０・・・・・・コンパレー
タ、１１・・・・・・増幅器、１２・・・・・・抵抗、
１３・・・・・・抵抗、１４・・…・電圧制御増幅器、
１５・…・・誤差増幅器。 稀イ図 椿２図 糠８図 策４図 策５図 稀７図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 光源で原稿を照明してこの原稿からの光を固体走査
   素で光電変換しこの走体走査素子からのビデイオ信号を
   ２値化手段により基準電圧で２値化する装置において、
   上記光源からの光を上記固体走査素子の一部へ反射して
   光源光量を検出させる一定濃度の部材と、上記固体走査
   素子の出力信号から光源光量検出信号をサンプルしてホ
   ールドするサンプルホールド回路と、このサンプルホー
   ルド回路の出力信号に応じて上記２値化手段へのビデイ
   オ信号を減衰させる減衰器、もしくは上記サンプルホー
   ルド回路の出力信号に応じて利得が制御されて上記２値
   化手段へのビデイオ信号を増幅する電圧制御増幅器もし
   くは上記サンプルホールド回路に出力信号を分圧して上
   記２値化手段に基準電圧として加える分圧器からなりビ
   デイオ信号を光源光量の変化に対して安定化する手段と
   を備えたビデイオ信号安定化装置。