JPS6031086Y2 - 電気メツキ装置 - Google Patents

電気メツキ装置

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Publication number
JPS6031086Y2
JPS6031086Y2 JP5510381U JP5510381U JPS6031086Y2 JP S6031086 Y2 JPS6031086 Y2 JP S6031086Y2 JP 5510381 U JP5510381 U JP 5510381U JP 5510381 U JP5510381 U JP 5510381U JP S6031086 Y2 JPS6031086 Y2 JP S6031086Y2
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JP
Japan
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plating
anode
thickness
plate
plated steel
Prior art date
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Expired
Application number
JP5510381U
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English (en)
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JPS57167773U (ja
Inventor
郁夫 中瀬
寿男 芝下
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、一般のメッキ鋼板、すなわち等厚メツキ鋼
板をはじめ、差厚メッキ鋼板や片面メッキ鋼板のみなら
ず、例えば局部的にメッキが施こされていない特殊なメ
ッキ鋼板なども製造できる電気メツキ装置に関する。
従来、メッキ鋼板としては、大別すれば第1図イ9口お
よび八にそれぞれ示されるメッキ1をもつ等厚メツキ鋼
板、差厚メッキ鋼板および片面メッキ鋼板の3つのタイ
プが商品化されており、ユーザーは用途に応じこれらの
中から適当なものを選択、使用している。
メッキは本来、鋼板に高い耐食性を付与することに目的
があり、この意味においてはメッキ厚は厚い方が有利と
云える。
ところが、最終製品に組立てるに必要な溶接性は、メッ
キ厚の増加につれ低下し、そのため溶接に当っては折角
のメッキを一部除去しなければならないといったことが
起こる。
またメッキ鋼板は、一般の鋼板に較べ塗膜密着性に難が
あり、塗装を行うときにも予めその部分のメッキを落と
すというようなことが必要となる。
メッキはこのように、用途によっては大きな不利となる
性質をも併せ持っており、上記差厚メッキ鋼板や片面メ
ッキ鋼板はこのメッキのもつ劣性を少しなりとも補なわ
んとして生み出されたものである。
差厚メッキ鋼板は、溶接を考慮して片面のメッキ厚を薄
くしたもの、また片面メッキ鋼板は、主として自動車の
外装パネルなどに、その非メッキ面を外側にして使い外
面のみ電着塗装に有利な状態に保つためのものである。
このように、差厚・片面メッキの鋼板は、メッキ製品の
適用範囲の拡大に有効であるが、さらにもつと進んで、
ユーザーの要求に従って、例えば第2図イ9口および八
に示す如く局部的にメッキ1がない、或いはメッキ1厚
が薄いというように、メッキ形態を様々に変えられるよ
うなメッキ鋼板の商品化が実現できたならば、メッキの
商品的価値がさらに向上し多大のメリットが見込まれる
しかるに、第2図のようにメッキ形態の異なる鋼板の製
造は、従来の差厚メッキや片面メッキ技術の応用だけで
実現に及ぶのは全く不可能である。
、すなわち、表裏面でメッキ厚の異なる差厚メッキなら
ば、電気メツキラインにおいて通板ラインの上下に配さ
れた陽極への通電量をその上下で異ならしめるだけで得
られ、また片面メッキ鋼板でも、上下何れか一方(普通
は上側)の電極への通電を止め、必要に応じ非メツキ面
側を適当な被覆材で覆うなどの電流廻り込み対策を講じ
るだけの、比較的簡単な方法で製造することが可能であ
る。
これに対し、第2図に例示したように異なるメッキ形態
を得ようとすると、板肉方向にメッキ付着量を管理する
技術が必要で、これは、上記差厚・片面メッキなどとは
技術上全く別の範鴫にあることは明らかである。
本考案の目的は、この板肉方向にメッキ付着量を随意に
制御する技術の確立にあり、ひいてはこれをもってユー
ザーの要求に基く様々なメッキ形態の鋼板の製造を可能
ならしめることにある。
すなわち本考案は、鋼板の電気メツキ装置において、陽
極を板肉方向に複数に分割し、各分割陽極片に独立的に
通電すべくなすとともに、隣接する分割陽極片の間に陽
極の長さと同等以上の長さをもつ絶縁性遮蔽板を介在せ
しめ、該遮蔽板を上下に昇降可能に設けたことを特徴と
する電気メツキ装置を要旨とする。
要するにこの本考案装置は、複数の分割陽極片への通電
量を、各陽極片がメッキ形成を担当する区域のメッキ形
態に応じて別々に制御するとともに、必要に応じ絶縁性
遮蔽板を通板ラインまで下ろして各陽極片の担当する区
域のメッキ形態が隣接電極の影響を受けないようにし、
板肉方向のメッキ付着量を管理するようにしたものであ
る。
以下、本考案を図面に掲げる実施例に基いて詳細に説明
する。
第3図は本考案の一実施例に係る電気メツキ装置の側面
図、第4図は同上装置の要部拡大正面図である。
第3図において、ストリップ2は、入側の通電ロール6
からメッキ槽3に導入され、通板ラインを挾んで上下に
配置された陽極4. 、42からストリップへの電流で
メッキ液5からメッキ金属イオンの析出を受けてメッキ
鋼板となり、出側の通電ロール7を経て槽外に出てゆく
ここで本考案装置では、例えば第4図の正面図にみる如
く陽極4が、板肉方向に並列する所要数の分割陽極片7
に構成される。
第4図図示例では、上側の陽極41が分割され、これは
4個の分割陽極片71・・・・・・7.からなっている
この分割の数については、得ようとするメッキ形態の種
類を勘案して適宜任意に決められる。
各分割陽極片7は、芯材8の周囲に陽極材料9を付着せ
しめてなっており、これは、横桁10に上端を固定した
支持部材11の下端に設けられ、メッキ液3中に浸漬し
ている。
支持部材11は、表面をゴムライニング12に覆って絶
縁性を確保している。
支持部材11の上端には、分割陽極片毎に通電帯13が
接続されている。
隣接する分割陽極片の間には、陽極4の長さ11と同等
以上の長さ12 (第1図参照)をもつ絶縁性遮断板1
4が介挿される。
この遮断板14は、上下に昇降可能となし、先端14′
をライン上のストリップ2に当接させ、また少なくとも
陽極下面レベル9′まで退避させ得るよう設ける必要が
ある。
図示例では、前記遮断板14は前後端に取付けた支持枠
15.15を介してL型レバー16゜16で桟10に吊
下げられており、前記レバー16の手動操作で昇降する
よう設けられている。
遮断板14は、必要に応じ分割陽極片の間だけでなく、
板肉方向両端にある分割陽極片71,7、のそれぞれ外
側の側面に沿っても設けることができる。
次に、一例として、図示例に係る本考案装置により第2
図口に示すメッキ形態のメッキ鋼板を製造する場合を説
明する。
まず、上側の陽極については、図中左から1番目の陽極
片71 と同じく3番目の陽極片73、つまり鋼板2上
面側においてメッキの必要な区域St、Ssに対応する
陽極片、それに下側の陽極4□にそれぞれ通電する。
このとき遮断板14は、3つとも通板ラインレベルまで
下ろしておく。
この遮断板使用の有無は、その遮断板の両側にある陽極
片への通電条件が異なるとき使用し、同じく同一条件の
場合は使用しなくても差支えない。
このようにセットしたのち、ストリップ1を流せば、第
2図口の特殊なメッキ形態ができ上る。
すなわち、陽極片71によりこれに対応する区域S1に
メッキが施され、同じく陽極片に73によって区域S3
へのメッキが達成されるとともに、裏面側には下側の陽
極42により一様なメッキ層が確保されるのである。
陽極片7゜、74に通電しない非メツキ区域S2.S、
については、隣接電極11,73からの電流の漏洩が絶
縁性の遮断板14によって防止されるから、メッキ槽通
過後まで完全な非メツキ状態のまま維持される。
この他、第2図イ、へに掲げたようなメッキ形態も、上
記と同じ要領で得ることができるのは云う迄もないが、
さらに、第2図イやへのメッキ鋼板を一旦つくり、爾後
メッキ状態の異なる境界線Aに沿ってスリットを行ない
、別の種類のメッキ鋼板を時に製造するというようなこ
とも可能である。
以上の説明から明らかな如く本考案の電気メツキ装置は
、メッキ鋼板の板肉方向におけるメッキ分布の積極的な
管理を可能ならしめるもので、取り扱いが容易であるに
も拘わらず管理精度はきわめて高いものが期待でき、板
肉方向にメッキ厚が異なる、または局部的にメッキのな
い様々な特殊形態のメッキを得ることが可能となり、し
たがって本考案はメッキの利用価値向上にきわめて有効
なものと云うことができる。
本考案はまた、従来既存のメツキラインにも比較的簡便
、低コストで実施可能であり、これは実用上天きな有利
点と云える。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般のメッキ鋼板を示す模式図で、イは等厚メ
ッキ、日差厚メッキ、ハは片面メッキのそれぞれを示し
ている。 第2図は本考案装置により製造できるメッキ鋼板を例示
する模式図で、イは一面の板肉方向半分が非メツキ部で
あるもの、口は同一面にメッキ部と非メツキ部が交互に
あるもの、ハは同一面でメッキ厚の異なっているものを
、それぞれ示している。 第3図は本考案の一実施例に係る電気メツキ装置の側面
図、第4図は同上装置の要部拡大正面図である。 図中、1:メッキ層、2ニストリツプ、3:メッキ槽、
4:陽極、5:メッキ液、6:入側ダムロール、7:出
側ダムロール、8:芯材、9:陽極ライニング材料、1
0:横桁、11:支持部材、12:ゴムライニング、1
3:通電帯、14:遮断板、15:支持枠、16:L形
しバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 銅板の電気メツキ装置において、陽極を板肉方向に分割
    し、各分割陽極片7□、7□・・・・・・に独立的に通
    電すべくなすとともに、隣接する分割陽極片71,7゜
    ・・・・・・の間に陽極の長さ1□と同等以上の長さ1
    ゜をもつ絶縁性遮蔽板14を介在させ、該遮蔽板14を
    上下に昇降可能に設けたことを特徴とする電気メツキ装
    置。
JP5510381U 1981-04-15 1981-04-15 電気メツキ装置 Expired JPS6031086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5510381U JPS6031086Y2 (ja) 1981-04-15 1981-04-15 電気メツキ装置

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JP5510381U JPS6031086Y2 (ja) 1981-04-15 1981-04-15 電気メツキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57167773U JPS57167773U (ja) 1982-10-22
JPS6031086Y2 true JPS6031086Y2 (ja) 1985-09-18

Family

ID=29851667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5510381U Expired JPS6031086Y2 (ja) 1981-04-15 1981-04-15 電気メツキ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772359B2 (ja) * 1987-04-23 1995-08-02 日立電線株式会社 多本掛電気めつき線製造装置

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JPS57167773U (ja) 1982-10-22

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