JPS6030864Y2

JPS6030864Y2 - カセツト・ドアの照明装置

Info

Publication number: JPS6030864Y2
Application number: JP11410179U
Authority: JP
Inventors: 英雄渡辺
Original assignee: パイオニア株式会社
Priority date: 1979-08-20
Filing date: 1979-08-20
Publication date: 1985-09-14
Also published as: JPS5635102U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、テープレコーダ付き音響装置のフロントパネ
ル面上に設けられたカセット・ドアの照明装置に関する
ものである。

従来、カセット・ドアの内部には、多くの場合、ランプ
が内蔵されていた。

しかし、これはカセットを装着する時のため、あるいは
、内部に既に装着されているカセット・ハーフのラベル
上の文字やテープ残量を確認できるようにすることなど
がその主な目的であった。

下方、室内が暗い場合や暗くして音を聴く場合には、ド
ア・ボタンやその他各種の操作ボタン等の位置を判別で
きるようにするために、もう一つ別のランプを設けなけ
ればならなかった。

このためには、ランプを２つも取りつけねばならず、部
品代のアップだけでなく、作業工程の増加によるコスト
アップにもつながるという大きな欠陥があった。

本考案は、上記のような欠陥を解消すべくなされたもの
で、主にテープレコーダ等の音響装置において、カセッ
ト・ドアの周縁部に透明なエスカッションを設け、装置
内部に設けた光源からの照明光を上記エスカッションか
ら透過させて、フロントパネル上のスイッチ・ノブ、ボ
リューム・コントロール・ノブ等を照明するようにした
ものである。

以下、付図について本考案の一実施例を説明する。

第１図は、本実施例にかかるカセット・デツキのカセッ
ト・ドアを説明する斜視図で、１００はカセット・デツ
キ、１はフロントパネル、２はカセット・ドア、３はカ
セット・ドア２内に載置されたカセット・ハーフ、４．
４．・・・はカセットデツキ１００の操作用ノブ、５
はスイッチ・ノブ６はボリューム・コントロール・ノブ
である。

カセット・ドア２は、透明な合成樹脂で、パネル１の前
面より若干突出して設けられ、その周縁部から無用な照
明光が外部に漏れないように、遮光用カバー２２を装着
している。

一方、中央部には、ドアーの内部が見えるような窓２１
が形成されている。

２３は該ドアー２を閉じた時に、該ドアー２の周縁部と
、パネル１の前面部との間に形成された間隙で、この部
分を通って後述する照明光が外部に照射される。

第２図は、上記実施例のカセット・ドア２を説明する横
断面図で、上記第１図と同一部分を同一符号で示す。

２４はカセット・ドア２の周縁部裏面において、フロン
トパネル１の内方に突出して設けた導光部、７は導光部
２４に近接してデツキの内部に設けられた照明用ランプ
、８はカセット・ハーフ３の挿着把持部、９はカセット
・ドア２を開閉する際の回動軸である。

上記カセット・ドア２は、回動軸９を中心として矢印Ｃ
の方向に回動する。

２００は、カセット・ドア２が開かれた状態を示し、こ
の状態でカセット・ハーフ３は、矢印Ｂの方向に挿入さ
れる。

いま、上記照明用ランプ７が点燈すると、照明光は上記
導光部２４からカセット・ドア２の周縁部裏面を伝わっ
て、カセット・ドア２の輪郭全体を浮かび出させ、間隙
２３より矢印Ａ、Ａ’のごとく照射され、操作用ノブ４
，４．・・・、スイッチ・ノブ５、ボリューム・コント
ロール・ノブ６等を側方から直接照射する。

従って、暗い部屋の中であっても、上記ノブ類がフロン
トパネル１上で浮き出されたような状態に見えるので、
使用者に通常とは別異の美感を与えることもできる。

尚、カセット・ドア２は、金属製の場合であっても、そ
の周縁部裏面に導光部を設ければ、本考案の上記実施例
において述べたものと同様の機能と効果を発揮すること
ができる。

さらに、本考案は、テープレコーダ等の機器だけでなく
、アンプ等のフロントパネル面上に、ノブ、レバー類を
保護するために設けられているカバー・ドアにも広く応
用することもできる。

本考案にかかるカセット・ドアは、上述のような構成と
したので、ドア内部に設けられた唯一つの照明用ランプ
によって、ドアの内部を明るく見せるだけでなく、ドア
周縁部裏面の間隙から照射される光によって、フロント
パネル上にあるドアノブや各種ツマミ、レバー類が、あ
るいは、パネル上に記されている種々の表示文字類が、
明るく照らし出される。

これによって、暗い場所においても、ツマミやレバー類
の位置が容易に判別できるなど、操作全般がやり易くな
る。

また、デザイン的にも、横方向から照らし出されるパネ
ル上の各種ツマミ類が、見る者をして、あたかもパネル
上に浮かび上っているかのように感じさせ、機能面だけ
にとどまらず、美感上においても顕著なる効果をもたら
すことは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案にかかる照明装置を内蔵した′カセッ
ト・ドアの外観を示す斜視図。第２図は、上記カセット・ドアの内部を示す横断面図で
ある。１００・・・・・・カセット・デツキ、１・・・・・・
フロントパネル、２・・・・・・カセット・ドア、２３
・・・・・・間隙、２４・・・・・・導光部、３・・・
・・・カセット・ハーフ、４・・・・・・操作ノブ、５
・・・・・・スイッチ・ノブ、６・・・・・・ボリュー
ム・コントロール・ノブ、７・・・・・・照明用ランプ
、Ａ、Ａ’・・・・・・照明光。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

テープレコーダ付き音響装置において、カセット・ドア
をフロントパネル面より突出させて設け、該ドアの周縁
部裏面で、且つ、上記装置に内蔵した照明用ランプに対
して該ドアを閉じた時に近接する位置に、導光部を上記
ドアと一体に構威し、さらに、上記ドアの周縁部に遮光
部を設け、上記ドアの周縁部裏面とフロントパネル面と
の間に形成された間隙から、上記照明用ランプの照明光
を外部に照射するようにしたことを特徴とするカセット
・ドアの照明装置。