JPH0339814Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、暗室等で使用される電子機器例え
ばビデオプロジエクタ等に用いて好適な照明装置
に関する。

〔考案の概要〕

この考案は、コントロールツマミに対応して設
けられたコントロールパネルとこのコントロール
パネルの上に設けられたコントロール飾り板を貫
通する貫通孔を設け、この貫通孔にランプが臨む
ようになし、更にランプカバーにより貫通孔を覆
うと共にコントロールパネルとコントロール飾り
板を挟持し、ランプによりコントロール飾り板を
照光するようにすることにより、暗室でのコント
ロール部の調整がしやすくなり、サービス性が向
上するようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、ビデオプロジエクト等は暗室内でコント
ロール部を調整する場合が多いが、そのような場
合には例えばペンタイプのランプ等でコントロー
ル部を照光してその配置を確認し、所望の調整を
行うようにしていた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

ところが、上述の如くコントロール部をいちい
ちペンタイプのランプ等で照光しながら調整する
のは、作業性やサービス性が悪い等の欠点があつ
た。

この考案は斯る点に鑑みてなされたもので、作
業性やサービス性にすぐれ、また照光されるコン
トロール飾り板等の保護に工夫をこらした照光装
置を提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この考案による照光装置は、コントロールツマ
ミに対応して設けられたコントロールパネル１
と、このコントロールパネルの上に設けられるコ
ントロール飾り板３と、上記コントロールパネル
とコントロール飾り板を貫通する貫通孔２ａ，４
ａに臨むように設けられたランプ６と、上記貫通
孔を覆うと共に上記コントロールパネルとコント
ロール飾り板を挟持するランプカバー５とを備
え、上記ランプにより上記コントロール飾り板を
照光するように構成している。

〔作用〕 コントロールツマミに対応して設けられたコン
トロールパネル１とこのコントロールパネルの上
に設けられるコントロール飾り板３を貫通する貫
通孔２ａ，４ａに臨むようにランプ６を設け、更
にランプカバー５で貫通孔を覆うと共にコントロ
ールパネルとコントロール飾り板を挟持し、ラン
プによりコントロール飾り板を照光するようにす
る。これにより暗室でも容易に調整が可能とな
り、また、コントロールパネルにコントロール飾
り板を専用の止め金具を用いることなく、ランプ
カバーを兼用して止めることができる。

〔実施例〕

以下、この考案の一実施例を第１図〜第４図に
基づいて詳しく説明する。

第１図は本実施例の全体の構成を示すもので、
同図において、１はコントロールパネルであつ
て、材料としては例えばABS樹脂が使用され、
色としては光を吸収しにくい色、例えばシルバ系
のメタリツク塗装がなされる。このコントロール
パネルにはコントロール部（第４図）に配された
各操作ツマミが外部に突出して操作できるように
夫々対応する複数個の透孔２が形成されている。
３ははコントロールパネル１の上に設けられるコ
ントロール飾り板であつて、材料としては通光性
の良い透明板例えばアクリルやサンが用いられ、
その裏面に各操作ツマミの機能に対応した文字が
白色で印刷される。このコントロール飾り板３に
はコントロールパネル１に形成されている複数個
の透孔２に対応して複数個の透孔４が形成されて
いる。

５はランプカバーであつて、材料としては例え
ばABS樹脂が用いられる。このランプカバー５
はコントロール飾り板３の透孔４のうちの１つの
孔４ａとコントロールパネル１の透孔２のうちの
１つの孔２ａとに嵌入され、コントロール飾り板
３とコントロールパネル１を挟持する。第２図は
この状態を示すもので、第２図Ａは線Ａ−Ａの断
面図、第２図Ｂは側面図を示している。６はキヤ
ビネツト本体側に取付けられたランプであつて、
このランプ６は孔２ａ及び３ａで形成される貫通
孔に臨むように設けられ、第３図に示すように、
そのフイラメントができるだけコントロール飾り
板３の中央部にくるように位置決めされる。従つ
てランプ６からの光は通光性のよいコントロール
飾り板３の貫通孔近くの端部より入り込み、シル
バ系のメタリツクで塗装されたコントロールパネ
ル１には吸収されず、この結果コントロール飾り
板３の裏面に印刷された白文字部分だけが反射し
て表面で光つて見えることになる。このとき、ラ
ンプ６の臨んでいる貫通孔を覆つているランプカ
バー５はコントロール飾り板３とコントロールパ
ネル１を挟持する止め金具の役目をすると共にコ
ントロール飾り板３の上側にランプ６からの光が
逃げないようにする遮光の役目もすることにな
る。

コントロールパネル１及びコントロール飾り板
３はビス７によりキヤビネツトの背後に固定され
る。第４図はこの状態を示すもので、同図におい
て、８はキヤビネツト、９はコントロール部であ
る。なお、第４図は脱着可能な天板（図示せず）
を取り外した状態を示しており、１０はレジスト
レーシヨン調整部、１１，１２，１３は赤、緑、
青の３色の陰極線管（図示せず）に対応して設け
られたレンズ筒体、１４はレンズフオーカス調整
部であつて、このレンズフオーカス調整部１４は
周辺フオーカス調整部１４ａと中心フオーカス調
整部１４ｂとから成る。キヤビネツト８の上部に
取付けられる天板は図示せずもコントロール部９
に対応する部分が自由に開閉できる扉状となつて
おり、この扉を開けると、これに連動してランプ
６は点灯するようになされている。

〔考案の効果〕

上述の如くこの考案によれば、コントロールパ
ネル及びコントロール飾り板を貫通する貫通孔に
ランプを配し、このランプによりコントロール飾
り板を照光するようにしたので、従来の如くペン
タイプのランプを用いることなく、所望の位置を
照光でき、暗室でも容易に調整でき、作業性、サ
ービス性が向上される。また、コントロールパネ
ル及びコントロール飾り板を専用の止め金具で止
めることなくランプカバーで兼用するようにした
ので、それだけ構成が簡略化され、安価となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す構成図、第
２図はこの考案の要部の断面図、第３図はこの考
案の要部の断面図及び側面図、第４図はキヤビネ
ツト上面図である。 １はコントロールパネル、２ａ，４ａは孔、３
はコントロール飾り板、５はランプカバー、６は
ランプである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 コントロールツマミに対応して設けられたコン
   トロールパネルと、 該コントロールパネルの上に設けられるコント
   ロール飾り板と、 上記コントロールパネルと上記コントロール飾
   り板を貫通する貫通孔に臨むように設けられたラ
   ンプと、 上記貫通孔を覆うと共に上記コントロールパネ
   ルと上記コントロール飾り板を挟持するランプカ
   バーとを備え、 上記ランプにより上記コントロール飾り板を照
   光するようにしたことを特徴とする照光装置。