JPS6328455Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は昼間と夜間における色付照明が鮮明に
見えるようにした電子機器操作パネルの色表示装
置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図Ａ，Ｂは従来の色表示装置の前面図とＡ
−A′面での断面図である。同図において、１は
操作パネル、２は基板、３はランプ、４は色付灯
蓋、５は表示部、６は光誘導板、７はスピーカ、
８はボリウムつまみ、９はコネクタ、１０，１１
はキーボタンである。

上記構成において、ランプ３が点灯すると色付
灯蓋４を光が通過し、光誘導板６に光が導かれて
表示部５が光り、色付灯蓋４の色表示ができ、キ
ーボタン１０と１１の境界の表示が行われる。

しかし、上記構成においては、消費電流をでき
るだけ少なくする必要があるため、ランプに大電
流を流すことができない。そのため太陽光線下で
は、色が見えにくい欠点があつた。

考案の目的 本考案は前記のような従来例の欠点を除去し、
構造が簡単で太陽光線下でも色表示が見え易いよ
うにした電子機器操作パネルの色表示装置を提供
することを目的とする。

考案の構成 本考案は前記目的を達成するために、光誘導板
を透明にし、かつ、表示部の裏面に色付板を設
け、これによつて昼間の太陽光線下においては色
付板の色が見え、夜間においてはランプ灯蓋の色
が見えるようにして、昼夜とも色表示を鮮明に出
来るように構成したものである。

実施例の説明 以下に本考案の一実施例について図面を用いて
説明する。第２図Ａ，Ｂは、操作パネルの前面図
とＢ−B′面の断面図で、１は操作パネル、２は
基板、３はランプ、４は色付灯蓋、１２は表示
部、１７は光誘導板、１３は色付板、１４はボリ
ウムつまみ、１５はコネクター、１６は表示器
で、他の第１図と同じ符号は同じ名称を表わす。
また、第３図は、操作パネル色表示部の詳細を示
す図で、１は操作パネル、２は基板、１２は表示
部、１７はランプ３の光をより有効に導くための
光誘導板であり、明るさを増すため透明なプラス
チツク等で構成している。１３は色付板であり、
１８は、色付板１３、表示部１２のはいる溝、１
９は光誘導板１７が入るための穴である。

次に上記実施例の動作について説明する。

第２図において、基板２に取付けられたランプ
３が点灯すると、色付灯蓋４を通して光誘導板１
７が光る。これを第２図と第３図を用いてもう少
し詳細に説明すると、ランプ３が点灯すると色付
灯蓋４と近接している光誘導板１７に光が導か
れ、透明材質より成る表示部１２が光る。前記に
おいて、色付灯蓋４と色付板１３を同一色にして
おけば、昼間の太陽光線下においても鮮明に色が
見えるという効果がある。また、昼間と夜間の色
表示を変えたい場合は、色付灯蓋４と色付板１３
の色を変えておけば容易に昼と夜で異なる色の表
示が行える効果がある。

なお、ランプ３として色付の構造のものを用
い、色付灯蓋を省略することもできる。また、本
実施例では、キーボタン１０と１１の間に仕切り
を明瞭にするために色表示装置を用いているが、
キーボタン同志に限らず、表示機間の境界や、文
字等の固定の表示間の境を示すために使用しても
良いし、さらに、ランプ３自体も常時点灯すると
は限らず、必要に応じて或は他の機能と連動させ
て点灯させるようにしても良い。

考案の効果 本考案は前記のような構成であり、昼間、特に
太陽光線下においては色付板の色が表示部を通し
て見える。また、夜間においては、ランプ灯蓋の
色が見える。従つて、例えば昼夜共グリーンの表
示をしたい場合は、色付板とランプ灯蓋を共にグ
リーンにしておけば、昼夜とも同一色が鮮明に見
えるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ，Ｂは従来の電子機器操作パネルの色
表示装置の構成を示す前面図とＡ−A′面の断面
図、第２図Ａ，Ｂは本考案の一実施例における電
子機器操作パネルの色表示装置の構成を示す前面
図とＢ−B′面の断面図、第３図はその要部分解
斜視図である。 １……操作パネル、３……ランプ、４……色付
灯蓋、１２……表示部、１３……色付板、１７…
…光誘導板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電子機器操作パネル前面に設けられ、前記電子
   機器の内部に設けたランプの光を透明な光誘導板
   を介して案内して光らせる透明な表示部と、前記
   表示部の裏面に設けた色付板からなる電子機器操
   作パネルの色表示装置。