JP3767107B2 - 操作部カバーパネル装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一機能または複合機能を有する電子機器の操作手段を覆い隠すためにカバーする操作部カバーパネル装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、操作部カバーパネル装置は特開平５８ー７５８９８号公報や特開平６２ー１１４２９９号公報に記載されたものが知られている。図８、図９は従来の操作部カバーパネル装置の斜視図を示すものである。
【０００３】
図８において、機器本体を構成するキャビネット１の前面パネル２には、表示器３，操作つまみ４が設けられている。パネル２に設けられたユニット収納窓５には窓５内に出入り自在に収納された操作ユニット６が設けられている。ユニット６の上面にはユニット６の中に設けられたスイッチを作動させるための操作つまみ７が装着されて構成されている。
【０００４】
図９において、機器本体８の前面に回転により開閉可能な蓋体９と、機器本体前面に外部操作つまみ１０と、蓋体９が開いた状態のとき操作可能となる内部操作つまみ１１とを備えて構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図８のような操作部カバーパネル装置においては、回転式つまみをユニット６の上面には配置できず、前面パネル２より突出して配置させるか、または、回転式つまみの周囲を凹形状として回転式つまみを操作可能にするかしかなく、機器の外観は凹凸のある形状になっていた。
【０００６】
また図９のような操作部カバーパネル装置においては、回転式つまみを内部操作つまみ１１の位置に配置することは可能であるが、蓋体９を閉じた状態では回転式つまみが見えず、回転式つまみを備えた高級な外観形状を提供することが出来なかった。
【０００７】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決し、電子機器の操作部カバーパネルにおいて、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状と、且つ操作性の良い操作部カバーパネル装置を提供することを目的としてなされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の操作部カバーパネル装置は、機器本体キャビネットとほぼ同一面の頂部となるように配置された回転式つまみと、この回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な少なくとも一つの露出操作手段と、前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、機器の機能表示を行う表示手段と、前記表示手段を照明する照明手段と、露出操作手段の操作によりパネル駆動手段を制御すると共に前記表示手段及び照明手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記カバーパネルの第１の位置と第２の位置に連動して前記照明手段による輝度を切り換え制御し、前記カバーパネルの第１の位置から第２の位置への移動により、回転式つまみを回転可能とすると共に、隠蔽操作手段による操作が可能となるように構成したものである。
【０００９】
これにより、電子機器の操作部カバーパネルにおいて、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状と、且つ操作性の良い操作部カバーパネル装置が得られる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
この課題を解決するために本発明の操作部カバーパネル装置は、機器本体キャビネットとほぼ同一面の頂部となるように配置された回転式つまみと、この回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な少なくとも一つの露出操作手段と、前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、機器の機能表示を行う表示手段と、前記表示手段を照明する照明手段と、露出操作手段の操作によりパネル駆動手段を制御すると共に前記表示手段及び照明手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記カバーパネルの第１の位置と第２の位置に連動して前記照明手段による輝度を切り換え制御し、前記カバーパネルの第１の位置から第２の位置への移動により、回転式つまみを回転可能とすると共に、隠蔽操作手段による操作が可能となるように構成したものであり、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状と、且つ操作性の良い操作部カバーパネル装置が得られるという作用を有する。また、機器の全ての操作が可能となる第２の位置においては表示手段の輝度を高くして操作性を良くし、機器の操作を行わない機器使用時においては、表示手段の輝度を下げることによって、必要以上に明るくない落ち着いた輝度とし、それを任意に選択できるという作用を有する。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、機器は、単一機能機器または複数の機能を有する複合機能機器であり、露出操作手段は、機能の基本動作モードの操作手段を含むものであり、各機能の基本動作モードの操作手段を操作することにより、全ての操作手段の操作が可能となり、操作性が向上するという作用を有する。
【００１２】
請求項３に記載の発明は、露出操作手段は、機能の操作とは無関係に任意にカバーパネルを第１の位置と第２の位置との間に移動させるカバーパネル開閉操作手段を含むものであり、機器使用時に、機器の全ての操作が可能となる第２の位置、又は、機器の外部に見える操作つまみが少なく、且つ機器の外形より突出しない回転つまみが見えるシンプルで高級感のある外観となる第１の位置を任意に選択できるという作用を有する。
【００１４】
請求項４に記載の発明は、回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な露出操作手段と、前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、前記露出操作手段の操作によりカバーパネルを開動作するべく前記パネル駆動手段を制御する制御手段とを備え、露出操作手段は、電源スイッチと各機能の基本動作モード操作スイッチを含む複数のスイッチを有しており、当該複数のスイッチのいずれが操作された場合でも、機器の電源をオンして、前記制御手段によりパネル駆動手段を開動作制御するように構成したものであり、電源スイッチと各機能の基本動作モード操作スイッチのいずれが操作された場合でも、カバーパネルを第２の位置に駆動でき、操作性が良いものである。
【００１５】
請求項５に記載の発明は、露出操作手段としてパネル開閉スイッチを備え、制御手段は、電源オンの状態において、前記パネル開閉スイッチの操作によりカバーパネルを開動作又は閉動作制御すると共に、電源スイッチの操作により閉動作制御するように構成したものであり、カバーパネルを閉じるのは電源スイッチまたはパネル開閉スイッチの操作時にのみ閉じるものであり、誤動作を防止できるものである。
【００１６】
請求項６に記載の発明は、カバーパネルの開状態では、制御手段は、露出操作手段として構成された各機能の基本動作モード操作スイッチの操作があっても、カバーパネルを閉動作制御しないように構成したものであり、機能操作時に誤ってカバーパネルを閉じてしまうといった誤動作を防止できるものである。
【００１７】
以下本発明の実施の形態について、図１から図７を用いて説明する。
（実施の形態１）
図１は本発明の第１の実施の形態における操作部カバーパネル装置を搭載した音響機器のカバーパネルが第１の位置の状態を示す斜視図、図２はカバーパネルが第２の位置の状態を示す斜視図、図３は他の露出手段を操作した一例での斜視図、図４はパネル駆動手段の側面から見た状態を示す断面図、図５はカバーパネルの第１の位置と第２の位置及び、表示手段、照明手段を側面から見た状態を示す断面図、第６図はカバーパネル装置の制御部分のブロック図、図７はその制御部分を制御するマイコンの処理動作のフローチャート図である。
【００１８】
図１から図３において、音響機器１２の前面パネル１３には、カバーパネル１４，カセット蓋１５，ＣＤトレイ１６，及び透明パネル１７が構成されている。表示手段の液晶１８は、透明パネル１７を透過して外部より見えるように構成されている。回転つまみ１９は、カバーパネル１４を貫通して、その頂部がカバーパネル１４の前面とほぼ同一面になるように構成されている。各パネルの前面には露出操作手段２０ａ〜２０ｇが構成されており、その内２０ａは電源スイッチ釦、２０ｂはＣＤプレイスイッチ釦、２０ｃはチューナオンスイッチ釦、２０ｄはテーププレイスイッチ釦、２０ｅはＣＤトレイ開閉スイッチ釦、２０ｆはカセット蓋開閉スイッチ釦、２０ｇはカバーパネル開閉スイッチ釦である。
【００１９】
図４において、カバーパネル１４は、ラック２２ａを有するパネル保持部材２２にビス２３で固定されており、機器内部に固定されたパネル駆動用モータ２６から、ベルト２５、プーリーギア２４ａとその小歯車、更に中継歯車２４ｂとその小歯車、歯車２４ｃ及びその小歯車を介して、ラック２２ａを駆動することにより、パネル保持部材２２を駆動する駆動手段が構成されている。
【００２０】
図５において、ボリューム２７は機器内部に固定されたボリューム用プリント基板２８ににハンダ付けされており、ボリューム２７の回転軸に、回転式つまみ１９が嵌合されて構成されている。前面パネル１３には、回転式つまみ１９が配置され、カバーパネル１４が収納される凹部１３ａが形成されており、この凹部１３ａには、収納されたカバーパネル１４が第２の位置に後退したときに操作可能となる位置に、隠蔽操作手段である内部操作釦２１が臨むように設けられ、機器内部に固定された内部スイッチ用プリント基板３０にハンダ付けされたタクトスイッチ２９を、内部操作釦２１の頂部を押すことにより切換可能となるように構成されている。表示手段である液晶１８は、液晶ホルダー３３によって機器内部に固定され、液晶１８の後方には、照明手段であるランプ３１がランプ用プリント基板３２にハンダ付けされて液晶ホルダー３３に取り付けられている。
【００２１】
図６において、６１は機器の電源を供給するための電源回路、６２は機器の電源をオン・オフするための主電源スイッチ回路、２６はその回転によってカバーパネル１４を駆動するパネル駆動用モータ、６３はモータ２６を駆動するためのモータ駆動回路である。６４は複数の機能を有する複合機能機器としての機器の基本動作モードにおける機能実現手段、６５は機器の機能操作やカバーパネルの操作を行うための露出操作手段の一部の操作釦スイッチ群であり、前述した基本動作モードの露出操作手段の釦２０ａ〜２０ｇに対応する電源スイッチ６５ａ、ＣＤプレイスイッチ６５ｂ、チューナオンスイッチ６５ｃ、テーププレイスイッチ６５ｄ、ＣＤトレイ開閉スイッチ６５ｅ、カセット蓋開スイッチ６５ｆと、任意にカバーパネルを第１の位置と第２の位置に移動させる操作手段であるパネル開閉スイッチ６５ｇを含む。６６は機器の機能表示等を行うための表示手段であり、前述の液晶１８及びその駆動手段を含む。３１は液晶１８を後方より照明する照明手段であるランプ、６８はランプ３１の輝度切換をするための輝度切換手段、６９は操作釦スイッチからの入力などに従って、主電源スイッチ回路６２、モータ駆動回路６３、表示手段６６、輝度切換手段６８を制御するマイコンである。なお、マイコン６９の電源は機器の電源のオンオフ状態に関係なく供給されるよう構成している。
【００２２】
以上のように構成された操作部カバーパネル装置について、以下その動作について、図７を参照しながら説明する。
【００２３】
機器の電源オフ状態のとき、基本動作モードの操作手段である電源スイッチ釦２０ａ、ＣＤプレイスイッチ釦２０ｂ、チューナオンスイッチ釦２０ｃ、テーププレイスイッチ釦２０ｄ、ＣＤトレイ開閉スイッチ釦２０ｅ、カセット蓋開スイッチ釦２０ｆのいずれかの操作があると、それに対応するスイッチ６５ａ〜６５ｇのいずれかがオンされ、ステップＳ１〜Ｓ６の判断によりステップＳ７へ進み、主電源スイッチ回路６２をオンにするとともに、機能実現手段６４を制御して、操作されたスイッチに対応する動作を機能させる。さらに、ステップＳ８で輝度切換手段６８を高輝度照明に切り換え、ステップＳ９にて、モータ駆動回路６３を制御してカバーパネル１４を第２の位置へ後退させ、隠蔽操作手段である内部釦操作２１を操作可能な露出状態にする。
【００２４】
図２は一例として、電源スイッチ釦２０ａ、またはチューナオンスイッチ釦２０ｃを操作したときの状態で、カバーパネルは矢印Ａの方向に後退し、内部操作釦２１及び、回転つまみ１９の操作が可能な状態となる。図３は一例として、ＣＤトレイ開閉スイッチ釦２０ｅ、またはカセット蓋開閉釦２０ｆを操作したときの状態で、ＣＤトレイ１６が矢印Ｂの方向に出てくる、或いはカセット蓋１５が矢印Ｃの方向に回転して開くのと同時に、カバーパネル１４は矢印Ａの方向に後退し、内部操作釦２１及び回転つまみ１９の操作が可能な状態となる。この状態では、選択された機能状態での動作が可能であり、その動作に対応した表示を行うべく、高輝度照明が行われるようになっている。
【００２５】
この状態でパネル開閉スイッチ釦２０ｇの操作があると、ステップＳ１１の判断によりステップＳ１２へ進み、輝度切換手段を低輝度照明に切り換えるとともに、ステップＳ１３にて、モータ２６の駆動によってカバーパネル１４が第１の位置に戻り、隠蔽状態となる。さらに、この状態で再度パネル開閉スイッチ釦２０ｇの操作があると、ステップＳ１５の判断によりステップＳ８にて高輝度照明に切り換えるとともに、ステップＳ９にて、カバーパネル１４を第２の位置へ後退させる。
【００２６】
一方、このパネルが第２の位置にあるときに電源スイッチ釦２０ａの操作による電源オフの操作があると、ステップＳ１０の判断により、ステップＳ１６に進み低輝度照明に切り換えるとともに、ステップＳ１７でカバーパネル１４を第１の位置に戻し、ステップＳ１８で主電源スイッチ回路をオフにする。また、カバーパネル１４が第１の位置にあるときに電源スイッチ釦２０ａによる電源オフ操作があると、ステップＳ１４の判断によりステップＳ１８で主電源スイッチ回路をオフにする。
【００２７】
以上のように本実施形態によれば、電源スイッチ釦２０ａ、または各機能の基本動作モードの操作手段であるスイッチ釦２０ｂから２０ｆのいずれかを操作することにより、カバーパネル１４を第２の位置に後退させて、内部操作釦２１及び、回転つまみ１９の操作が可能な状態とするこができ、機器の動作中にパネル開閉スイッチ釦２０ｇの操作を行うと、カバーパネル１４を第１の位置もしくは第２の位置のいずれかに任意に選択することが出来、電源スイッチ釦２０ａによる電源オフ操作を行うと、必ずカバーパネル１４は第１の位置に戻って動作を終了することができることとなる。
【００２８】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電子機器の操作部カバーパネルにおいて、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状を実現できる。また、電源スイッチ釦又は各機能モードのスイッチ釦の操作により機器を動作させると必ずカバーパネルは第２の位置へ後退し、隠蔽された操作手段を含む全ての操作が可能となる。
【００２９】
また、第２の位置では液晶が高輝度となり表示が見えやすくなり、電源スイッチ釦のオフ操作を行えば必ずカバーパネルは第１の位置に戻ると共に液晶が低輝度となり、操作性の良い操作部カバーパネル装置が得られるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態による操作部カバーパネル装置の第１の位置の状態を示す斜視図
【図２】同第２の位置の状態を示す斜視図
【図３】同第２の位置の状態を示す他の例の斜視図
【図４】同パネル駆動手段の側面図
【図５】同側面から見た状態を示す断面図
【図６】同制御部分のブロック図
【図７】同制御部分を制御するマイコンの処理動作のフローチャート図
【図８】従来の操作部カバーパネル装置の第１の実施の形態を示す斜視図
【図９】同第２の実施の形態を示す斜視図
【符号の説明】
１４ カバーパネル
１８ 液晶
１９ 回転式つまみ
２０ａ 電源スイッチ釦
２０ｇ パネル開閉スイッチ釦
２１ 内部操作釦
２２ パネル保持部材
２２ａ ラック
２６ モータ
３１ ランプ
６１ 電源回路
６３ モータ駆動回路
６５ 操作スイッチ
６６ 表示手段
６９ マイコン
【発明の属する技術分野】
本発明は、単一機能または複合機能を有する電子機器の操作手段を覆い隠すためにカバーする操作部カバーパネル装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、操作部カバーパネル装置は特開平５８ー７５８９８号公報や特開平６２ー１１４２９９号公報に記載されたものが知られている。図８、図９は従来の操作部カバーパネル装置の斜視図を示すものである。
【０００３】
図８において、機器本体を構成するキャビネット１の前面パネル２には、表示器３，操作つまみ４が設けられている。パネル２に設けられたユニット収納窓５には窓５内に出入り自在に収納された操作ユニット６が設けられている。ユニット６の上面にはユニット６の中に設けられたスイッチを作動させるための操作つまみ７が装着されて構成されている。
【０００４】
図９において、機器本体８の前面に回転により開閉可能な蓋体９と、機器本体前面に外部操作つまみ１０と、蓋体９が開いた状態のとき操作可能となる内部操作つまみ１１とを備えて構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図８のような操作部カバーパネル装置においては、回転式つまみをユニット６の上面には配置できず、前面パネル２より突出して配置させるか、または、回転式つまみの周囲を凹形状として回転式つまみを操作可能にするかしかなく、機器の外観は凹凸のある形状になっていた。
【０００６】
また図９のような操作部カバーパネル装置においては、回転式つまみを内部操作つまみ１１の位置に配置することは可能であるが、蓋体９を閉じた状態では回転式つまみが見えず、回転式つまみを備えた高級な外観形状を提供することが出来なかった。
【０００７】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決し、電子機器の操作部カバーパネルにおいて、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状と、且つ操作性の良い操作部カバーパネル装置を提供することを目的としてなされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の操作部カバーパネル装置は、機器本体キャビネットとほぼ同一面の頂部となるように配置された回転式つまみと、この回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な少なくとも一つの露出操作手段と、前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、機器の機能表示を行う表示手段と、前記表示手段を照明する照明手段と、露出操作手段の操作によりパネル駆動手段を制御すると共に前記表示手段及び照明手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記カバーパネルの第１の位置と第２の位置に連動して前記照明手段による輝度を切り換え制御し、前記カバーパネルの第１の位置から第２の位置への移動により、回転式つまみを回転可能とすると共に、隠蔽操作手段による操作が可能となるように構成したものである。
【０００９】
これにより、電子機器の操作部カバーパネルにおいて、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状と、且つ操作性の良い操作部カバーパネル装置が得られる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
この課題を解決するために本発明の操作部カバーパネル装置は、機器本体キャビネットとほぼ同一面の頂部となるように配置された回転式つまみと、この回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な少なくとも一つの露出操作手段と、前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、機器の機能表示を行う表示手段と、前記表示手段を照明する照明手段と、露出操作手段の操作によりパネル駆動手段を制御すると共に前記表示手段及び照明手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記カバーパネルの第１の位置と第２の位置に連動して前記照明手段による輝度を切り換え制御し、前記カバーパネルの第１の位置から第２の位置への移動により、回転式つまみを回転可能とすると共に、隠蔽操作手段による操作が可能となるように構成したものであり、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状と、且つ操作性の良い操作部カバーパネル装置が得られるという作用を有する。また、機器の全ての操作が可能となる第２の位置においては表示手段の輝度を高くして操作性を良くし、機器の操作を行わない機器使用時においては、表示手段の輝度を下げることによって、必要以上に明るくない落ち着いた輝度とし、それを任意に選択できるという作用を有する。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、機器は、単一機能機器または複数の機能を有する複合機能機器であり、露出操作手段は、機能の基本動作モードの操作手段を含むものであり、各機能の基本動作モードの操作手段を操作することにより、全ての操作手段の操作が可能となり、操作性が向上するという作用を有する。
【００１２】
請求項３に記載の発明は、露出操作手段は、機能の操作とは無関係に任意にカバーパネルを第１の位置と第２の位置との間に移動させるカバーパネル開閉操作手段を含むものであり、機器使用時に、機器の全ての操作が可能となる第２の位置、又は、機器の外部に見える操作つまみが少なく、且つ機器の外形より突出しない回転つまみが見えるシンプルで高級感のある外観となる第１の位置を任意に選択できるという作用を有する。
【００１４】
請求項４に記載の発明は、回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な露出操作手段と、前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、前記露出操作手段の操作によりカバーパネルを開動作するべく前記パネル駆動手段を制御する制御手段とを備え、露出操作手段は、電源スイッチと各機能の基本動作モード操作スイッチを含む複数のスイッチを有しており、当該複数のスイッチのいずれが操作された場合でも、機器の電源をオンして、前記制御手段によりパネル駆動手段を開動作制御するように構成したものであり、電源スイッチと各機能の基本動作モード操作スイッチのいずれが操作された場合でも、カバーパネルを第２の位置に駆動でき、操作性が良いものである。
【００１５】
請求項５に記載の発明は、露出操作手段としてパネル開閉スイッチを備え、制御手段は、電源オンの状態において、前記パネル開閉スイッチの操作によりカバーパネルを開動作又は閉動作制御すると共に、電源スイッチの操作により閉動作制御するように構成したものであり、カバーパネルを閉じるのは電源スイッチまたはパネル開閉スイッチの操作時にのみ閉じるものであり、誤動作を防止できるものである。
【００１６】
請求項６に記載の発明は、カバーパネルの開状態では、制御手段は、露出操作手段として構成された各機能の基本動作モード操作スイッチの操作があっても、カバーパネルを閉動作制御しないように構成したものであり、機能操作時に誤ってカバーパネルを閉じてしまうといった誤動作を防止できるものである。
【００１７】
以下本発明の実施の形態について、図１から図７を用いて説明する。
（実施の形態１）
図１は本発明の第１の実施の形態における操作部カバーパネル装置を搭載した音響機器のカバーパネルが第１の位置の状態を示す斜視図、図２はカバーパネルが第２の位置の状態を示す斜視図、図３は他の露出手段を操作した一例での斜視図、図４はパネル駆動手段の側面から見た状態を示す断面図、図５はカバーパネルの第１の位置と第２の位置及び、表示手段、照明手段を側面から見た状態を示す断面図、第６図はカバーパネル装置の制御部分のブロック図、図７はその制御部分を制御するマイコンの処理動作のフローチャート図である。
【００１８】
図１から図３において、音響機器１２の前面パネル１３には、カバーパネル１４，カセット蓋１５，ＣＤトレイ１６，及び透明パネル１７が構成されている。表示手段の液晶１８は、透明パネル１７を透過して外部より見えるように構成されている。回転つまみ１９は、カバーパネル１４を貫通して、その頂部がカバーパネル１４の前面とほぼ同一面になるように構成されている。各パネルの前面には露出操作手段２０ａ〜２０ｇが構成されており、その内２０ａは電源スイッチ釦、２０ｂはＣＤプレイスイッチ釦、２０ｃはチューナオンスイッチ釦、２０ｄはテーププレイスイッチ釦、２０ｅはＣＤトレイ開閉スイッチ釦、２０ｆはカセット蓋開閉スイッチ釦、２０ｇはカバーパネル開閉スイッチ釦である。
【００１９】
図４において、カバーパネル１４は、ラック２２ａを有するパネル保持部材２２にビス２３で固定されており、機器内部に固定されたパネル駆動用モータ２６から、ベルト２５、プーリーギア２４ａとその小歯車、更に中継歯車２４ｂとその小歯車、歯車２４ｃ及びその小歯車を介して、ラック２２ａを駆動することにより、パネル保持部材２２を駆動する駆動手段が構成されている。
【００２０】
図５において、ボリューム２７は機器内部に固定されたボリューム用プリント基板２８ににハンダ付けされており、ボリューム２７の回転軸に、回転式つまみ１９が嵌合されて構成されている。前面パネル１３には、回転式つまみ１９が配置され、カバーパネル１４が収納される凹部１３ａが形成されており、この凹部１３ａには、収納されたカバーパネル１４が第２の位置に後退したときに操作可能となる位置に、隠蔽操作手段である内部操作釦２１が臨むように設けられ、機器内部に固定された内部スイッチ用プリント基板３０にハンダ付けされたタクトスイッチ２９を、内部操作釦２１の頂部を押すことにより切換可能となるように構成されている。表示手段である液晶１８は、液晶ホルダー３３によって機器内部に固定され、液晶１８の後方には、照明手段であるランプ３１がランプ用プリント基板３２にハンダ付けされて液晶ホルダー３３に取り付けられている。
【００２１】
図６において、６１は機器の電源を供給するための電源回路、６２は機器の電源をオン・オフするための主電源スイッチ回路、２６はその回転によってカバーパネル１４を駆動するパネル駆動用モータ、６３はモータ２６を駆動するためのモータ駆動回路である。６４は複数の機能を有する複合機能機器としての機器の基本動作モードにおける機能実現手段、６５は機器の機能操作やカバーパネルの操作を行うための露出操作手段の一部の操作釦スイッチ群であり、前述した基本動作モードの露出操作手段の釦２０ａ〜２０ｇに対応する電源スイッチ６５ａ、ＣＤプレイスイッチ６５ｂ、チューナオンスイッチ６５ｃ、テーププレイスイッチ６５ｄ、ＣＤトレイ開閉スイッチ６５ｅ、カセット蓋開スイッチ６５ｆと、任意にカバーパネルを第１の位置と第２の位置に移動させる操作手段であるパネル開閉スイッチ６５ｇを含む。６６は機器の機能表示等を行うための表示手段であり、前述の液晶１８及びその駆動手段を含む。３１は液晶１８を後方より照明する照明手段であるランプ、６８はランプ３１の輝度切換をするための輝度切換手段、６９は操作釦スイッチからの入力などに従って、主電源スイッチ回路６２、モータ駆動回路６３、表示手段６６、輝度切換手段６８を制御するマイコンである。なお、マイコン６９の電源は機器の電源のオンオフ状態に関係なく供給されるよう構成している。
【００２２】
以上のように構成された操作部カバーパネル装置について、以下その動作について、図７を参照しながら説明する。
【００２３】
機器の電源オフ状態のとき、基本動作モードの操作手段である電源スイッチ釦２０ａ、ＣＤプレイスイッチ釦２０ｂ、チューナオンスイッチ釦２０ｃ、テーププレイスイッチ釦２０ｄ、ＣＤトレイ開閉スイッチ釦２０ｅ、カセット蓋開スイッチ釦２０ｆのいずれかの操作があると、それに対応するスイッチ６５ａ〜６５ｇのいずれかがオンされ、ステップＳ１〜Ｓ６の判断によりステップＳ７へ進み、主電源スイッチ回路６２をオンにするとともに、機能実現手段６４を制御して、操作されたスイッチに対応する動作を機能させる。さらに、ステップＳ８で輝度切換手段６８を高輝度照明に切り換え、ステップＳ９にて、モータ駆動回路６３を制御してカバーパネル１４を第２の位置へ後退させ、隠蔽操作手段である内部釦操作２１を操作可能な露出状態にする。
【００２４】
図２は一例として、電源スイッチ釦２０ａ、またはチューナオンスイッチ釦２０ｃを操作したときの状態で、カバーパネルは矢印Ａの方向に後退し、内部操作釦２１及び、回転つまみ１９の操作が可能な状態となる。図３は一例として、ＣＤトレイ開閉スイッチ釦２０ｅ、またはカセット蓋開閉釦２０ｆを操作したときの状態で、ＣＤトレイ１６が矢印Ｂの方向に出てくる、或いはカセット蓋１５が矢印Ｃの方向に回転して開くのと同時に、カバーパネル１４は矢印Ａの方向に後退し、内部操作釦２１及び回転つまみ１９の操作が可能な状態となる。この状態では、選択された機能状態での動作が可能であり、その動作に対応した表示を行うべく、高輝度照明が行われるようになっている。
【００２５】
この状態でパネル開閉スイッチ釦２０ｇの操作があると、ステップＳ１１の判断によりステップＳ１２へ進み、輝度切換手段を低輝度照明に切り換えるとともに、ステップＳ１３にて、モータ２６の駆動によってカバーパネル１４が第１の位置に戻り、隠蔽状態となる。さらに、この状態で再度パネル開閉スイッチ釦２０ｇの操作があると、ステップＳ１５の判断によりステップＳ８にて高輝度照明に切り換えるとともに、ステップＳ９にて、カバーパネル１４を第２の位置へ後退させる。
【００２６】
一方、このパネルが第２の位置にあるときに電源スイッチ釦２０ａの操作による電源オフの操作があると、ステップＳ１０の判断により、ステップＳ１６に進み低輝度照明に切り換えるとともに、ステップＳ１７でカバーパネル１４を第１の位置に戻し、ステップＳ１８で主電源スイッチ回路をオフにする。また、カバーパネル１４が第１の位置にあるときに電源スイッチ釦２０ａによる電源オフ操作があると、ステップＳ１４の判断によりステップＳ１８で主電源スイッチ回路をオフにする。
【００２７】
以上のように本実施形態によれば、電源スイッチ釦２０ａ、または各機能の基本動作モードの操作手段であるスイッチ釦２０ｂから２０ｆのいずれかを操作することにより、カバーパネル１４を第２の位置に後退させて、内部操作釦２１及び、回転つまみ１９の操作が可能な状態とするこができ、機器の動作中にパネル開閉スイッチ釦２０ｇの操作を行うと、カバーパネル１４を第１の位置もしくは第２の位置のいずれかに任意に選択することが出来、電源スイッチ釦２０ａによる電源オフ操作を行うと、必ずカバーパネル１４は第１の位置に戻って動作を終了することができることとなる。
【００２８】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電子機器の操作部カバーパネルにおいて、使用頻度の低い操作釦を覆い隠すと共に、回転式つまみ頂部が外観として見えるにも関わらず機器の外形より突出しないシンプルで高級感のある形状を実現できる。また、電源スイッチ釦又は各機能モードのスイッチ釦の操作により機器を動作させると必ずカバーパネルは第２の位置へ後退し、隠蔽された操作手段を含む全ての操作が可能となる。
【００２９】
また、第２の位置では液晶が高輝度となり表示が見えやすくなり、電源スイッチ釦のオフ操作を行えば必ずカバーパネルは第１の位置に戻ると共に液晶が低輝度となり、操作性の良い操作部カバーパネル装置が得られるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態による操作部カバーパネル装置の第１の位置の状態を示す斜視図
【図２】同第２の位置の状態を示す斜視図
【図３】同第２の位置の状態を示す他の例の斜視図
【図４】同パネル駆動手段の側面図
【図５】同側面から見た状態を示す断面図
【図６】同制御部分のブロック図
【図７】同制御部分を制御するマイコンの処理動作のフローチャート図
【図８】従来の操作部カバーパネル装置の第１の実施の形態を示す斜視図
【図９】同第２の実施の形態を示す斜視図
【符号の説明】
１４ カバーパネル
１８ 液晶
１９ 回転式つまみ
２０ａ 電源スイッチ釦
２０ｇ パネル開閉スイッチ釦
２１ 内部操作釦
２２ パネル保持部材
２２ａ ラック
２６ モータ
３１ ランプ
６１ 電源回路
６３ モータ駆動回路
６５ 操作スイッチ
６６ 表示手段
６９ マイコン
Claims (6)
- 機器本体キャビネットとほぼ同一面の頂部となるように配置された回転式つまみと、
この回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、
このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動させるパネル駆動手段と、
カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な少なくとも一つの露出操作手段と、
前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、
機器の機能表示を行う表示手段と、
前記表示手段を照明する照明手段と、
露出操作手段の操作によりパネル駆動手段を制御すると共に前記表示手段及び照明手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記カバーパネルの第１の位置と第２の位置に連動して前記照明手段による輝度を切り換え制御し、
前記カバーパネルの第１の位置から第２の位置への移動により、回転式つまみを回転可能とすると共に、隠蔽操作手段による操作が可能となるように構成することを特徴とする操作部カバーパネル装置。 - 機器は、単一機能機器または複数の機能を有する複合機能機器であり、露出操作手段は、機能の基本動作モードの操作手段を含むことを特徴とする請求項１記載の操作部カバーパネル装置。
- 露出操作手段は、機能の操作とは無関係に任意にカバーパネルを第１の位置と第２の位置との間に移動させるカバーパネル開閉操作手段を含むことを特徴とする請求項１記載の操作部カバーパネル装置。
- 回転式つまみ周囲に配置され、当該回転式つまみが貫通する孔を有するカバーパネルと、
このカバーパネル前面が回転式つまみの頂部と同一面に配置される第１の位置から、当該カバーパネルを機器の内部に後退させて回転式つまみを露出させる第２の位置に移動さ
せるパネル駆動手段と、
カバーパネルの第１の位置で露出状態にあり、かつその操作によって前記パネル駆動手段を駆動可能な露出操作手段と、
前記カバーパネルの第１の位置では覆い隠され、第２の位置では露出可能な位置に配置された隠蔽操作手段と、
前記露出操作手段の操作によりカバーパネルを開動作するべく前記パネル駆動手段を制御する制御手段とを備え、
露出操作手段は、電源スイッチと各機能の基本動作モード操作スイッチを含む複数のスイッチを有しており、当該複数のスイッチのいずれが操作された場合でも、機器の電源をオンして、前記制御手段によりパネル駆動手段を開動作制御するように構成したことを特徴とする操作部カバーパネル装置。 - 請求項４において、露出操作手段としてパネル開閉スイッチを備え、
前記制御手段は、電源オンの状態において、前記パネル開閉スイッチの操作によりカバーパネルを開動作又は閉動作制御すると共に、電源スイッチの操作により閉動作制御するように構成したことを特徴とする操作部カバーパネル装置。 - 請求項４において、カバーパネルの開状態では、前記制御手段は、露出操作手段として構成された各機能の基本動作モード操作スイッチの操作があっても、カバーパネルを閉動作制御しないように構成したことを特徴とする操作部カバーパネル装置。
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| JPH1168329A (ja) | 1999-03-09 |
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