JPH0114056Y2 - - Google Patents

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JPH0114056Y2
JPH0114056Y2 JP1983102543U JP10254383U JPH0114056Y2 JP H0114056 Y2 JPH0114056 Y2 JP H0114056Y2 JP 1983102543 U JP1983102543 U JP 1983102543U JP 10254383 U JP10254383 U JP 10254383U JP H0114056 Y2 JPH0114056 Y2 JP H0114056Y2
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light
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door
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規な表示装置に関するものである。
詳しくは、扉体のような回動自在に支持された部
材に設けられた文字、記号等の表示要素を明確に
表示することができるようにして、扉体が配置さ
れた位置あるいは扉体に設けられた表示要素の視
認を容易ならしめると共に優れた意匠的効果を得
ることができるようにし、かつ、構造が簡単であ
ると共に組立及び保守作業も簡単である新規な表
示装置を提供しようとするものである。
背景技術及びその問題点 家庭用電気製品等各種の機器の中には、使用時
において機器本体の内部に他の部材を装着するよ
うに構成されたものがある。例えば、磁気テープ
が内蔵されたテープカセツトを用いて記録や再生
を行なうビデオテープレコーダやオーデイオテー
プレコーダ等(以下、「VTR等」と言う。)にお
いては、レコーダ本体内にテープカセツトを着脱
自在に装着して使用するように構成されており、
そのためVTRの内部にテープカセツトを挿入す
る開口部が設けられており、該開口部には、そこ
から異物が侵入するのを防ぐための扉体が開閉自
在に設けらている。そして、一般に、このような
扉体には、その位置が扉体のある位置であること
を表示する文字や、あるいは、装着される部材の
規格等を表示した文字、記号等の表示要素が設け
られている。
ところで、これら扉体に設けられた表示要素
は、適宜な発光手段を用いて発光せしめられるよ
うにした方が、視認が容易ならしめられると共
に、意匠的効果も増大する。しかるに、従来、こ
のような扉体に設けられた表示要素を発光表示す
るようにしたものは見当らない。これは、扉体に
光を導入することが技術上困難なものであるから
である。即ち、扉体は、必要に応じて開閉動作さ
れる部材であり、そのように動作される部材に光
を導入し、かつ、扉体に設けられた表示要素を視
認せしめるようにすることは構造が複雑になり、
装置が大きくなるといつた問題がある。
考案の目的 本考案表示装置は上記した問題点に鑑み為され
たもので、扉体のように回動自在に支持された部
材に設けられた文字、記号等の表示要素を簡単な
構造によつて照明表示することができるようにし
て、視認性を向上せしめ、また、意匠的効果を増
大することができ、かつ、組立及び保守作業も簡
単な新規な表示装置を提供することを目的とす
る。
考案の概要 本考案表示装置は、上記した目的を達成するた
めに、透明な材料から成り支持部材に対して回動
自在に支持された扉体と、透明な材料から成り出
射端面の反対側に反射放物面が設けられると共
に、該放物面の略焦点位置に光源挿入孔及び該挿
入孔を囲む突部が設けられた導光体と、支持部材
に支持され上記導光体の突部が挿通されると共に
該導光体に設けられた係止手段が係止されること
によつて該導光体を支持する基板と、上記導光体
の挿入孔に装着され上記導光体に光を供給する光
源とから成り、上記扉体には文字、記号等の表示
要素を付与すると共に、扉体が閉状態にあるとき
に、上記導光体の出射端面が扉体の受光端面と対
向するように配置し、扉体に形成された表示要素
が導光体から出射された光により視認せしめられ
るようにしたことを特徴とする。
実施例 以下に、本考案表示装置の詳細を添付図面に示
した実施例に従つて説明する。
図面は、本考案表示装置をVTRのテープカセ
ツト挿入用開口部に回動自在に支持された扉体の
表示装置に適用した実施の一例を示すものであ
る。
1はVTRを示す。2はVTR1のケースの前面
パネル部に形成されたカセツト挿入口である。3
はカセツト挿入口2の後方に配置された機枠であ
り、天板4の両側から側壁板5,5′が垂下状に
一体に形成された門型を為し、ケースの底部シヤ
ーシ6の上面に固定されている。
7,7′は上記カセツト挿入口2を開閉するた
めの上下の扉体で、合成樹脂により略薄板状に形
成されている。そして、上方の扉体7の上端部と
下方の扉体7′の下端部には、両端が扉体の側端
から突出された支軸部8,8′が一体に形成され
ており、該支軸部8,8′のそれぞれの両端部は
上記機枠3の両側壁板5,5′の各前方端上部に
形成された支持部9,9′に回動自在に支持され
ている。そして、各扉体7,7′はその回動端が
対向するように、いわゆるカセツト挿入口2を観
音開き状に開閉するようになつている。また、各
扉体7,7′の支軸部8,8′の機枠3の側壁板5
側の端部には、ピニオンギヤ10,10′が一体
に形成されている。しかして、各扉体7,7′は
前面側から押圧されることにより、各支軸部8,
8′が機枠3の支持部9,9′に支持された部分を
回動中心として第4図に2点鎖線で示すように回
動され、これによつてカセツト挿入口2が開かれ
る。
下扉7′はアクリル樹脂等の透明な合成樹脂に
より形成されており、中央部の背面側には傾斜面
11が形成され、また、該傾斜面11が形成され
た部分と対応する下端部には切欠凹部12が形成
されている。即ち、下扉7′の中央部は、上端面
の前面13側に寄つた位置から背面の下端に寄つ
た位置に至る部分が斜めに切欠かれて、そこに傾
斜面11が形成されており、また、該傾斜面11
の下端部は前面13に至る稍手前の位置まで切欠
かれて切欠凹部12が形成されている。そして、
傾斜面11には反射膜14が形成されている。こ
の反射膜14は、白色、銀色等の光反射性の良好
な色の紙片やテープを貼着したり、あるいは蒸着
法によつて金属膜を形成する等により形成されて
いる。また、前面13の中央部、即ち、背面側に
傾斜面11が形成された部分と対応する部分には
黒色等の遮光性の高い色の遮光膜15が形成され
ており、その適宜の箇所には切抜文字様の表示要
素16が形成されている。この遮光膜15は、例
えば、アルミ箔の表面に黒色の塗装を施したテー
プ片を扉体7′の前面13に貼着して形成されて
おり、この実施例における表示要素16は
「Tape Casette」の文字とされている。
尚、上扉7は、下扉7′と同様な合成樹脂材料
により形成されており、下扉7′に形成された遮
光膜15と同じ色とされている。
17は機枠3の前方開口部に配置され、下端部
がブラケツト18,18を介してシヤーシ6に固
定されたプリント配線基板であり、該基板17の
上端面は、下扉7′の下端面の前面13に寄つた
部分から稍下方に離間して位置されている。基板
17はある程度の弾性を有する合成樹脂から成
り、中央部の稍上方に寄つた位置には、円形の孔
の左右両側に挿通用切欠19,19が形成された
挿通孔20が形成されている。また、基板17の
上端面の略中央部には上端面側に開口された切欠
部21が形成されており、該切欠部21の一方の
側縁21aは上端面側から切欠部の底部側に至る
に従つて他方の側縁21bに近ずくように傾斜さ
れている。そして、切欠部21の他方の側縁21
bの下端部から上端面と平行な方向に延びるスリ
ツト22が形成されており、このスリツト22と
基板17の上端面との間の部分が、基板17の板
厚方向への可撓性を有する弾性係止片23とされ
ている。従つて、弾性係止片23の先端縁は切欠
部21の他側縁21bを構成する。尚、図示を省
略してあるが、プリント基板17には、所定のプ
リント配線が形成され、また各種の回路部品が装
着されており、VTRのコントロール部を構成し
ている。
24は透明な合成樹脂、例えばアクリル樹脂か
ら成る導光体であり、ある程度の板厚を有し、正
面形状において略半円形状とされ、放物面状の曲
面25を有している。そして導光体の一側面、即
ち、上記プリント基板17と対向する側の面には
係合片26,26と回わり止め片27とが形成さ
れている。即ち、28は上記放物面25の略焦点
位置において前方へ突出するように一体に形成さ
れた円筒状の突部であり、該突部28の外周面の
導光体の一側面と離間した位置の両側には互いに
反対の方向に向つて、かつ、導光体の上端面29
の延びる方向と稍斜めに交わる方向に延びる略翼
上の係合片26,26が一体に突設されている。
尚、突部28の孔30は導光体24を貫通して延
びており、該孔30の内周面が受光端面とされて
いる。また、回り止め片27は導光体24の上端
面29の中央部から稍下方へ寄つた位置に、導光
体24を上方から見た形状において略クランク状
を為すように形成されている。即ち、回り止め片
27は導光体24の一側面に突設された基端部2
7aと、該基端部27aの一端から前方へ向けて
突設された中間部27bと該中間部27bの先端
から導光体24の上端面29の延びる方向に沿つ
て反基端部27a側に突出された先端部27cと
から成り、中間部27bの先端部27c側の側面
27d及び先端部27cの先端面は、上端縁から
下端縁に至るに従つて基端部27aに近づくよう
な傾斜面とされている。尚、導光体24の上端面
29を除く各表面には白色、銀色等の光反射性の
良好な色の遮光膜31(第4図参照)が塗装等の
手段により形成されている。従つて、上端面29
が導光体24の出射端面とされている。しかし
て、導光体24は、係合片26,26が基板17
の正面側側面の挿通孔20の周縁に係合され、か
つ、回り止め片27の基端部27aが基板17に
形成された前記切欠部21に配置されて基板17
の背面に対して着脱自在に取付けられる。
導光体24が基板17に取付けられる過程を、
第8図及び第9図によつて順を追つて説明する。
先ず、導光体24の突部28を、基板17の挿通
孔20に、また、係合片26,26を挿通用切欠
19,19に挿通し、かつ、回り止め片27の中
間部27b及び先端部27cを切欠部21に配置
せしめる(第8図A及び第9図Aに示す状態)。
そして、この状態から導光体24をその前面が基
板17の背面に当接するように押圧する(第8図
Bに示す状態)。すると、回り止め片27はその
基端部27aが弾性係止片23を前方に向つて撓
ませ、かつ、先端部27cの背面が基板17の正
面と略同一平面上にあるようになる。また、係止
片26,26の背面も基板17の正面と略同一平
面上にあるようになる。そこで、導光体24を正
面側から見て(第9図の向き)反時計回り方向に
回動させる。すると、係合片26,26はその背
面が基板17の正面の挿通孔20周縁部と係合さ
れ、また、回り止め片27はその基端部27aが
切欠部21内に配置され、かつ、先端部27cの
背面が切欠部21の一方の側縁21aの正面側側
縁部と係合される(第8図C及び第9図Bに示す
状態)。この状態において、回り止め片27はそ
の中間部27bの上記側面27dが切欠部21の
一方の側縁21aと衝合され、また、その基端部
27aの弾性係止片23側の端縁27eが弾性係
止片23の先端、即ち、切欠部21の他方の側縁
21bと略当接状に対向される。従つて、導光体
24は、このようになされた状態において、回り
止め片27の基端部27aが切欠部21の両側縁
21a,21bによつて回動を阻止され、係合片
26,26と回り止め片27の先端部27cとの
基板18に対する係合状態が保持され、これによ
つて導光体24は基板17に対して確実に支持さ
れる。そして、このようにして基板17に取付け
られた導光体24の上端面29は、基板17の上
端面から稍上方へ突出された状態に位置され、か
つ、基板17の上端面と平行な方向に延びるよう
にされる。しかして、導光体24の上端部は下扉
7′の下端部に形成された凹部12内に位置され
ると共に、上端面29は下扉7′が閉状態にある
ときに該切欠凹部12の下向きの端面32と稍離
間して対向するように配置せしめられる。尚、上
記切欠凹部12の下向きの端面32は下扉7′の
受光端面とされる。
33はウエツジベースタイプの電球であり、後
端からリード線34,34が導出されている。こ
の電球33は前記した導光体24に形成された突
部28の孔30の内部に挿入され、リード線3
4,34が基板17の挿通孔20が形成された位
置の周辺に形成された凹部35の部分において、
基板17をその板厚方向に縫うようにして通さ
れ、所定のプリント配線と半田付けされる。しか
して、電球33は導光体24に光を供給する光源
となる。
しかして、上記のような表示装置にあつては、
電球33の光は受光端面30から導光体24内に
入り、出射端面29から下扉7′の受光端面32
に向つて出射されてゆく。即ち、電球33からの
光の一部は受光端面30から導光体24内に入つ
てそのまま出射端面29から出射され、他の一部
は受光端面30から導光体24内に入つた後、導
光体24の放物面状に形成された曲面25におい
て出射端面29の延びる方向と直交する方向に平
行な光束となつて反射され、そして、出射端面2
9から出射される。そして、上記のように導光体
24の出射端面29から出射された光は下扉7′
の受光端面32から下扉7′内に入り、傾斜面1
1によつて下扉7′の前面13側へ向けて反射さ
れる。そして、この下扉7′の前面13側へ反射
された光の一部は表示要素16を通つて前面13
から前方へ出射され、この前面13から前方へ出
射される光によつて表示要素16が光輝せしめら
れる。
尚、この実施例における表示装置の扉体7,
7′は、カセツト挿入口2を通つて挿入されたテ
ープカセツトを所定のカセツト位置までローデイ
ングするためのカセツトローデイング機構の所定
の動作と関連して開閉制御されるようにされてい
る。そこで、以下に、カセツトローデイング機構
の一部と扉体7,7′を開閉制御する機構につい
て説明する。
36は前記機枠3に移動自在に支持されたカセ
ツトキヤリアで、底板37の両側から側板38,
38′が一体に立ち上げられて成る。カセツトキ
ヤリア36の一方の側板38には外方へ突出した
案内ピン39,39,……が設けられており、図
示していないが、他方の側板38′にもこれと同
様の案内ピンが設けられていいる。そして、前記
機枠3の一方の側壁板5には、略横倒L字形をし
た案内溝40,40,……が形成されており、図
示していないが、他方の側壁板5′にもこれと同
様の案内溝が形成されている。しかして、カセツ
トキヤリア36の前記案内ピン39,39,……
はそれぞれ前記案内溝40,40,……に摺動自
在に係合され、従つて、カセツトキヤリア36は
それに設けられた案内ピン39,39,……が機
枠3の案内溝40,40,……に案内されること
によつて、側面方向から見て略横倒L字型の軌跡
を描くようにして機枠3に対して移動せしめられ
る。
41は機枠3の側壁板5に回動自在に支持され
た駆動ギヤで、該駆動ギヤ41は側壁板5の前方
部に取着されたブラケツト42に取付けられる図
示しないモータにより回転されるようになつてい
る。そして、駆動ギヤ41が取着された軸43に
は、図示しない駆動アームが取付けられており、
該駆動アームの先端部は前記したカセツトキヤリ
ア36の案内ピン39,39,……のいずれか一
と摺動自在に係合されている。しかして、カセツ
トキヤリア36は駆動ギヤ41が回転されること
によつて、前記した横倒L字型に軌跡を描いて移
動せしめられる。従つて、前記扉体7,7′を第
4図に2点鎖線で示すように押し開きながらカセ
ツト挿入口2を通して挿入されたテープカセツト
44はカセツトキヤリア36内に装着され、カセ
ツトキヤリア36が所定のローデイング完了位置
まで移動されることによつて所定のセツト位置に
セツトされる。
45は機枠側板5の外側面に沿つて摺動自在に
支持されたスライド板であり、案内長孔46及び
案内切欠47を有しており、これら案内長孔46
及び案内切欠47はカセツトキヤリア36の水平
移動方向に沿つて延びている。そして、これら案
内長孔46及び案内切欠47は、それぞれ機枠側
板5に植立された案内ピン48,49と摺動自在
に係合されており、従つて、スライド板45は水
平方向に摺動されるようになつている。また、該
スライド板45の前端部の上下端にはラツク5
0,50′が一体に形成されており、これらラツ
ク50及び50′は、それぞれ前記扉体7,7′の
支軸部8,8′に形成されたピニオンギヤ10,
10′と噛合されている。従つて、スライド板4
5が、第3図に示す状態から奥へ、即ち、第3図
における左側へ移動すると、そのラツク50,5
0′によつて、それと噛合されているピニオンギ
ヤ10,10′が回転されるため、扉体7,7′は
それぞれの回動端が奥へ向うように回動されてカ
セツト挿入口2を開くことになる。扉体7,7′
が開いている状態から、スライド板45が、第3
図における右側へ移動すると、扉体7,7′はそ
れぞれ閉方向に回動して、第2図乃至第4図に示
すように、カセツト挿入口2を閉じることとな
る。
51はその中間部にて機枠側板5に回動自在に
支持された扉体開閉用レバーであり、その一端5
1aは前記スライド板45の下端縁に形成された
切欠52と係合されている。この扉体開閉用レバ
ー51の一端51a側の腕と前記ブラケツト42
との間には引張スプリング53が張設されてお
り、この引張スプリング53によつて扉体開閉用
レバー51は第3図における時計回り方向に回動
するように付勢されており、従つて、スライド板
45はその切欠52と係合している扉体開閉用レ
バー51の一端51aを介して引張スプリング5
3によつて第3図に示す状態にあるように付勢さ
れる。
54は前記したところの図示しない駆動アーム
の側板5側の側面に形成されたカム部であり、該
カム部54はその一部に大径部55が形成されて
いる。そして、前記扉体開閉用レバー51の他端
51bは該カム部54の周面と接している。従つ
て、駆動アームが回動されてカム部54の大径部
55が扉体開閉用レバー51の他端51bの箇所
へ来ると、大径部55が該他端51bを押して、
扉体開閉用レバー51は引張スプリング53の引
張力に抗して第3図における反時計回り方向に回
動されることとなり、従つて、扉体開閉用レバー
51の一端51aと切欠52によつて係合してい
るスライド板45は奥へ向つて移動し、扉体7,
7′を開くことになる。
そして、本実施例においては、カセツトキヤリ
ア36の水平方向への移動の奥端部でカム部54
の大径部55の一番径の大きい部分が扉体開閉用
レバー51の他端51bと接し、カセツトキヤリ
ア36の水平移動の前端部及び垂直移動の下端部
でカム部54の小径部が扉体開閉用レバー51の
他端51bと接するようになつている。従つて、
カセツトキヤリア36が垂直移動の下端にあると
き及び水平移動の前端部にあるときには扉体7,
7′は閉じられた状態となる。尚、前記したよう
に、テープカセツト44を挿入する場合は、テー
プカセツト44の前端を扉体7,7′に押し付け、
更にテープカセツト44をそのまま押し込めば、
扉体7,7′は比較的弱い引張力の引張スプリン
グ53により閉じられているだけであるので、テ
ープカセツト44の前記押し込みによつて、扉体
7,7′は開かれる。
考案の効果 以上に記載したところからも明らかなように、
本考案表示装置は、透明な材料から成り支持部材
に対して回動自在に支持された扉体と、透明な材
料から成る導光体と、導光体に光を供給する光源
とから成り、上記扉体には文字、記号等の表示要
素を付与すると共に、扉体が閉状態とあるとき
に、上記導光体の出射端面が扉体の受光端面と対
向するように配置し、扉体に形成された表示要素
が導光体から出射された光により視認せしめられ
るようにしたことを特徴とする。
従つて、本考案表示装置によれば、回動自在に
支持された扉体の内部に、扉体と別に支持された
導光体から出射された光を容易に導入することが
でき、その導入された光によつて扉体に設けられ
た表示要素を明確に表示せしめることができる。
そして、特に、本考案によれば、扉体と該扉体に
光を導入するための導光体をそれぞれ別に支持す
るようにしたことによつて、扉体の回動動作と関
係なく導光体を配置することができるので、構造
を簡単なものとすることができ、扉体の回動動作
が重くなるようなこともない、その上、導光体は
導光体に設けられた係止手段が支持部材に支持さ
れた基板に係止されることによつて該基板に支持
されるので取付のためのねじ等が別個に必要でな
くなり、構造が簡単になると共に、一体成型で造
ることも可能になり、また、組立及び保守作業等
も極めて簡単になる。
しかして、本考案によれば、視認性に優れ、意
匠的効果も増大すると共に、構造が簡単で組立て
及び保守作業も簡単な新規な表示装置を提供する
ことができる。
尚、前記した実施例においては、導光体を取付
板に取付ける手段として、導光体に形成された係
合片と回わり止め片とを取付板に形成された係合
部に対して導光体を何ら変形させることなく係合
するだけで取付けることができるようにしたの
で、光学的に精度よく形成された導光板の機能を
損なうことなく、しかも容易かつ確実に取付ける
ことができる。
尚、前記した実施例においては、本考案表示装
置をVTRのカセツト挿入口に設けられた扉体に
適用した一例を示したが、本考案はこれに限ら
ず、各種の機器における扉体の表示装置に適用す
ることができる。
更に、前記した実施例では扉体に形成された表
示要素は切抜文字様のものであつたが、このよう
な表示要素に限らず、例えば、扉体の裏側に明度
差または色度差を利用して視認される表示要素を
形成し、これを扉体内に導入した光によつて照明
して、該表示要素を明示するようにしても良い
し、このように本考案における表示要素は適宜の
態様のものであつて良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案表示装置をビデオテープレコーダ
のカセツト挿入口部に回動自在に支持された扉体
の表示装置に適用した実施の一例を示すもので、
第1図はビデオテープレコーダの全体を示す斜視
図、第2図は扉体が支持された機枠を拡大して示
す斜視図、第3図は機枠の左側面図、第4図は第
1図におけるA−A線に沿つて切断し機枠を省略
して示す拡大断面図、第5図は第4図におけるB
−B線に沿う断面図、第6図は表示装置を分解し
て示す斜視図、第7図は導光体の斜視図、第8図
は導光体が取付基板に取付けられるときの状態の
変化をAからCへ順を追つて示す要部平面図、第
9図も同じく導光体が取付基板に取付けられると
きの状態の変化をAからBへ順をを追つて示す要
部正面図である。 符号の説明、3,6,18……支持部材、7′
……扉体、16……表示要素、17……基板、2
4……導光体、25……導光体の反射放物面、2
6,27……導光体の係止手段、28……導光体
の突部、29……導光体の出射端面、30……導
光体の光源挿入孔、32……扉体の受光端面、3
3……光源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明な材料から成り支持部材に対して回動自在
    に支持された扉体と、透明な材料から成り出射端
    面の反対側に反射放物面が設けられると共に、該
    放物面の略焦点位置に光源挿入孔及び該挿入孔を
    囲む突部が設けられた導光体と、支持部材に支持
    され上記導光体の突部が挿通されると共に該導光
    体に設けられた係止手段が係止されることによつ
    て該導光体を支持する基板と、上記導光体の挿入
    孔に装着され上記導光体に光を供給する光源とか
    ら成り、上記扉体には文字、記号等の表示要素を
    付与すると共に、扉体が閉状態にあるときに、上
    記導光体の出射端面が扉体の受光端面と対向する
    ように配置し、扉体に形成された表示要素が導光
    体から出射された光により視認せしめられるよう
    にしたことを特徴とする表示装置。
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