JPS6030613B2 - 保持装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、保持装置に係り、とくに、複数の濠を収納し
た箱を複数個一括して上方から保持するようなものに関
するものである。

一般に、品物を支持する場合には、その方法として品物
を支持部材上に戦暦する方法と品物を上方から保持する
方法とに大別されるが、品物を上方から保持する方法は
品物を支持部村上に戦鷹する方法と比べて様々な制約を
有していた。

このため、搬入部に搬入された品物を搬出部のパレット
上に複数段に荷緩みし、または、搬入部に搬入されたパ
レット上の複数段の品物を搬出部に滴下しするようなパ
レット荷役装置において、Ｌ品物を搬入部から搬出部に
移載する際には、品物を板状のキヤリツジ「多数のロー
ラからなるキヤ１」ツジあるいはフオーク状のキャリッ
ジなどの上に支持して搬入部から搬出部に移戦してし・
た。そのため、上記したような品物すなわち複数の鐘を
収納した箱をパレット上に荷積みしたり、パレット上か
ら荷下しするような場合、箱は、搬入部においてキヤリ
ッジに乗るとき、あるいは、搬出部においてキャリツジ
から下りるときに僅かではあるが差を乗り越え、あるい
は、落下することにより、このときに荷崩れを起したり
鯵と蟹がぶつかって騒音を発生たり破損したりすること
があった。本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、複数の選を収納した箱を複数個一括して上方から保
持するとを目的とし、これにより、箱をパレット上に荷
積みしたりパレット上から荷下ししたりする際における
荷崩れや騒音の発生を防止するものである。

本発明の保持装置は、上部に関口を有するとともに側部
に窓孔を有する箱を複数個一括して保持する保持装置で
あって、枠体と、この枠体に水平平行状に並設された複
数の回動軸と、この複数の回動軸の下方に設けられ回動
軸の回動により保持する箱の窓孔に対して進退しかつ外
霜の回動輪に設けられたものが外方を向くように配置さ
れた複数のフックと、上記枠体の下部に上記各回動輪の
両端部に沿って平行状に設けられ保持する複数の箱を一
括して挟持する下方に向かって拡関した一対のガイドプ
レートと、上記枠体の下部に上下動自在に設けられかつ
下方に向って付勢され保持する複数の箱に当俵する押え
体とを具備したことを特徴とするものである。

次に、本発明の一実施例を第１図ないし第９図に基づい
て説明する。

１は直交Ｌ字状の基台で、この基台１の基部上に旋回台
２が回動自在に支持されているとともに、この旋回台２
上にマスト３が立設され、このマスト３は旋回駆動され
るようになっている。

すなわち、上記マスト３の前方における旋回台２の下方
にクランク杵４の基部が水平方向回敷自在に鞠着され、
このクランク杵４の先端部の下方にガイドローラ５が軸
着されているとともに、上記基台１の直交Ｌ字状の両端
部ｌａ，ｌｂの中間部に沿う直線状の摺動溝６を上面に
有したクランクガイド７が基台１上に配設され「 この
クランクガイド７の摺動溝６に上記クランク杵４のガイ
ドローラ５が上方から係合されている。そして、上記ク
ランク杵４の基部は、旋回台２上に設けられた正逆転モ
ータ８に減速機９を介して連結され、第２図および第４
図において、上記モータ８を正回転駆動してクランク村
４を反時計方向に回動することによって、ガイドローラ
５が摺動溝６の基端部すなわちマスト３側の端部から先
端部に向かって摺動するとともに、このガイドローラ５
がクランク村４を介して上記旋回台２の前端部を引っ張
ってクランクガイド７に接近させるように作用し、旋回
台２とマスト３を第２図および第４図に示す状態すなわ
ち旋回台２とマスト３が基台１の一方の端部Ｉａに向い
ている状態から時計方向に旋回させる。

そうして、旋回台２とマスト３が４５度旋回すると、ガ
イドローラ５は摺敷溝６の先端部に位置するとともに、
クランク村４および旋回台２の先端部も摺動溝６の直上
に位置する。そして、この状態を境にガイドローラ５は
摺動溝６の先端部から基端部すなわちマスト３側の端部
に向かって摺動するとともに、このガイドローラ５がク
ランク杵４を介して上記旋回台２の前端部を基台１の他
方の織部ｌｂに向かって押圧してクランクガイド７から
離間させるように作用し、旋回台２とマスト３をさらに
４５度時計方向に旋回させるとモータ８が停止する。こ
れにより、旋回台２とマスト３は全体として９０度計方
向に旋回して旋回台２とマスト３が基台１と他方の端部
ｌｂに向いている状態となる。また、この状態において
、モータ８を逆回転駆動すると、上記逆に旋回台２とマ
スト３は反時計万向に９０度旋回し、その後モータ８が
停止し旋回台２とマスト３は基台１の他方の端部ｌｂに
向いている状態から一方の端部ｌａを向いている状態と
なる。なお、このとき「クランク杵４の回転角速度を一
定とすると、マスト３の旋回角速度は正弦函数的に変化
するので、マスト３は、旋回開始時および旋回停止時に
おいて緩行運動を行ない、旋回開始時における加速によ
るショックおよび旋回停止時における減速によるショッ
クが小さいものであるとともに、旋回開始時におけるマ
スト３の運動量が小さいので、クランク村４を回動する
モータ８は回転力が小さなものを使用することができる
。

そして、上記マスト３の前方にアーム１１が水平状に突
設され、このアーム１１は水平状態を保ちつつ昇降駆動
されるようになっている。

すなわち、上記アーム１１は、基部に平面視略コ字状の
昇降枠１２が設けられ、この昇降枠１！２の両側上下部
にローラ１３が軸架され、この両側の各ローラ１３が上
記マスト３の両側前端部に配設された断面略コ字状のガ
‐イドレール１４の外方に向かって開□した凹部１５に
係合されている。

そして、上記アーム１ １の基部上端にチェン１６の一
端部が取付けられ、このチェン１６が上記マスト３の上
端部に鞠架されたスプロケツトホ・イル１７に巻回され
ているとともに、このチェン１６の他端部が上記マスト
３の内部に垂下され、このチェン１６の他端部には上記
マスト３の内部において上下動可能に設けられたバラン
スウェィ化１８が取付けられている。そうして、上記ス
プロケツトホィル１７はマスト３の上端部に設けられた
正逆転モータ１９に減速機２０を介して連結され、上記
モータ１９を正回転駆動することにより上記チェン１６
の一端部がスプロケットホィル１７によって巻き上げら
れ、アーム１１が上昇し、また、上記モータ１！９が逆
回転駆動することにより、アーム１ １が下降する。ま
た、上記アーム１１の先端都下方に保持装置２１が取付
けられている。

この保持装置２１は第９図に示すような複数の錘８を収
納して上部を開□しかつ側部に窓孔を有する合成樹脂製
の箱Ｃを複数個たとえば９個を一括して上方から保持す
ることができるようになっている。すなわち、上記保持
装置２１は、枠体２２の下方前後間に複数本たとえば４
本の断面６角形状の回動軸２３が互いに平行にかつ回動
自在に構架され、この各回動軸２３のそれぞれに複数組
たとえば３組６本のフック２４が同方向にしてかつ外側
の各回動軸２３ａ，２３ｂにおいては外方を向いて隣接
する各回動軸２３においては相反する方向を向くように
付けられているとともに、上記フック２４が同方向を向
いている一対の回動軸２３すなわち端から１本目と３本
目の回敷軸２３ａ，２３ｃおよび２本目と４本目の回動
軸２３ｂ，２３ｄがそれぞれリンク状の連動機構２５で
連結されている。

そして、上記１本目の回動軸２３ａおよび４本目の回動
軸２３ｄのそれぞれに回動杵２６の一端部が取付けられ
ているとともに、この各回敷村２６の他端部に枠体２２
に設けられた回動駆動源としてのエヤシリンダ２７のピ
ストンロッド２８の先端部が軸着され、各ェャシリンダ
２７を作動してピストンロッド２８を進出させることに
より、回動軸２３ａ，２３ｄおよびこの回動軸２３ａ，
２３ｄと運動機構２５を介して連結された回動軸２３ｂ
，２３ｃのフック２４は後退し、ヱヤシリンダ２７を作
動してピストンロッド２８を後退させることにより、回
動軸２３ａ，２３ｄおよびこの回動軸２３ａ，２３ｄと
運動機構２５と介して連結された回動軸２３ｂ，２３ｃ
のフック２４は前進するようになっており、各フック２
４を縦横３個ずつの整列状態にある９個の箱Ｃの側面の
窓孔に対して箱Ｃの塵Ｂの頭部間から進出させて９個の
箱Ｃを整列状態で保持するようになっている。

また、上記枠体２２の前後端部に下方に向って舷開する
一対のガイドプレート２９が上記各回動軸２３の端部に
沿って平行状に設けられているともに、枠体２２の下方
には押え体としての押えバー３０がガイドプレート２９
と平行状に設けられ、この各押えバ−３０はスプリング
３１によつて常時下方に付勢されている。

そして、上記保持装置２１は、枠体２２の上部両側に複
数の取付具３２が板部材３３を介して取付けられている
とともに、枠体２２上部に複数の円孔３４が設けられ、
この円孔３４に上記アーム１１の先端下部に設けられた
取付板３５の下面の複数の位置決め用突起３６を係合し
、上記各取付具３２を操作して上記アーム１１の取付板
３５を枠体２２の上部と上記取付具３２とで挟持するよ
うにしてアーム１１の先端下部に取付けられる。

そうして、上記基台１の一方の端部ｌａを搬出部４１と
してパレットＰを敦暦するようにするともに、基台１の
他方の端部ｌａを搬入部４２として複数のローラ４３を
軸架並設し、この搬入部４２のローラ４３群にアキュー
ムコンベャ４４を接続し、このアキュームコンベヤ４４
の先端部にストツパ４５を設けるとともに、アキューム
コンベャ４４に複数個たとえば３個の箱Ｃを一括して搬
入部４２のローラ４３群上に押し出すプツシヤ４６を進
退可能に形成する。なお、４７はアキュームコンベヤ４
４に箱Ｃを搬入する搬入コンベヤである。
‐次に、全体的な作動について説明する。

まず、アーム１１を上昇するとともに、マスト３を時計
方向に旋回して保持装置２１を基台１の他方の端部ｌｂ
すなわち搬入部４２のローラ４３群の上方に位置させて
おき、パレットＰを基台１の一方の端部ｌａすなわち搬
出部４１上に載直しておく。

また、保持装置２１のフック２４は後退させておく。こ
の状態で、複数の鶴Ｂを収納した箱Ｃが搬入コンベヤ４
７によりアキュームコンベヤ４４１こ送り込まれると箱
Ｃはストッパ４５によって停止され、箱Ｃが３個一列に
並ぶとプッシャ４６が進退して３個の箱Ｃがローラ４３
群上に送り出される。

このような動作を繰り返して９個の箱Ｃがローラ４３群
上に整列される。ついで、アーム１１を下降させて保持
装置２１のフック２４を整列状態の９個の箱Ｃの上部の
関口から窓孔の内側に位置させるとともに、フック２４
を前進させてフック２４の箱Ｃの窓孔に係合する。

なお、このとき、保持装置２１の前後端部のガイドプレ
ート２９が各列３個の箱Ｃを前後から挟持するようにし
て所定位置に案内するように作用するともに、各押えバ
ー３８が箱Ｃの浮き上がりを押えるように作用し、９個
の箱Ｃを確実にかつ整然とした状態で保持することがで
きるとともに、箱Ｃ内の鰻Ｂがフック２川こよって破損
することがない。そして「アーム１１を上昇し、整列状
態の９個の箱Ｃを保持装置２１を介して上昇させておく
とともに、マスト３を反時計方向に旋回し〜 ９個の箱
Ｃを搬出部４１のパレットＰの上方に移動させる。

ついで「アーム竃竃を下降させて９個の箱Ｃをパレット
Ｐ上に載層するとともに、フック２４を後退させてフッ
ク２卑と箱Ｃの窓孔との係合を解き、９個の箱Ｃをパレ
ットＰ上に移動する。

このような動作を繰り返し、パレットＰ上に箱Ｃが所定
段数荷積みされるとフオークリフトなどによりパレット
Ｐをを搬出し「代りに空のパレットＰを搬出部４１すな
わち基台１の一方の端部量ａ上に軟層し〜つぎの箱Ｃの
移議に備える。なおｔ本実施例は「本発明を整列状態の
箱Ｃをパレット上に数段に荷積みするものすなわちパレ
ット荷積み装置に適用した場合について示したが、これ
に限らず、パレット上に複数段に荷積みされた箱Ｃを荷
下しするものすなわちパレット荷下し装置に適用するこ
ともできる。本発明によれば、枠体に複数の回動軸を水
平平行状に設け、この各回動軸の下方に複数のフックを
設け、このフック箱の上部の関口から箱の側部の窓孔に
進退するようにしたので「整列状態の数個の箱を上方か
ら一括して吊り下げ状に保持するとができ、そして、箱
の保持に際して、一対のガイドプレートで保持する複数
個の箱を一括して挟持位置決めするとともに、挟藷た箱
を押え体で押え箱の浮き上りを押えるようにしたので、
各フックが箱の閉口の所定位置に正確に挿入されて箱内
の品物たとえば鯵等を破損することがなく「 しかも挿
入された各フックが正確に窓孔に進入して箱及びフック
が破損することなく、確実に箱を保持することができ、
またへ外側の回動軸にフックは外方に向いて箱の内側か
ら窓孔に進退し、ガイドプレートも開閉式でなく固定式
のため「品物の保持及び解放に際して箱の周囲に広いス
ペースを必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第９図は本発明の一実施例を示すもので「
１図は本発明の保持装置を用いたパレット荷積み装置
の正面図、第２図はその平面図〜第３図はその一部を切
り欠いた拡大正面図「第４図はその拡大平面図、第５図
はクランク杵およびクランクガイド部の一部を切り欠い
た側面図、第６図は保持装置の側面図、第７図はその平
面図、８図はその断面図、第９図は保持装置のフックと
品物としての箱の係合状態を示す斜視図である。 ２貫・・…・保持装置、２２…・・・枠体「 ２３…・
・・回敷軸、２４……フック、２９……ガイドプレート
〜３０……押え体としての押えバー「Ｃ……箱。 鰭６図 端嶺図 ４図 Ｓ図 鰭２図 鷺３図 つ図 時８図 峯ｏ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上部に開口を有するとともに側部に窓孔を有する箱
   を複数個一括して保持する保持装置であつて、枠体と、
   この枠体に水平平行状に並設された複数の回動軸と、こ
   の複数の回動軸の下方に設けられ回動軸の回動により保
   持する箱の窓孔に対して進退しかつ外側の回動軸に設け
   られたものが外方を向くように配置された複数のフツク
   と、上記枠体の下部に上記各回動軸の両端部に沿つて平
   行状に設けられ保持する複数の箱を一括して挾持する下
   方に向かつて拡開した一対のガイドプレートと、上記枠
   体の下部に上下動自在に設けられかつ下方に向つて付勢
   され保持する複数の箱に当接する押え体とを具備したこ
   とを特徴とする保持装置。