JPH0382876A - 羽毛の防炎処理方法 - Google Patents

羽毛の防炎処理方法

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JPH0382876A
JPH0382876A JP1215484A JP21548489A JPH0382876A JP H0382876 A JPH0382876 A JP H0382876A JP 1215484 A JP1215484 A JP 1215484A JP 21548489 A JP21548489 A JP 21548489A JP H0382876 A JPH0382876 A JP H0382876A
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feather
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直 山崎
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、羽毛の防炎処理方法に関するものである。
[従来の技術] 従来知られている技術としては、例えば特公昭49−3
0879号・特公昭50−17596号に示されるよう
に、羊毛に対する防炎処理方法が存在している。この技
術は、チタン・ジルコニウム等の金属元素を、イオン結
合によって羊毛に吸着さUて、羊毛に防炎効果を付与す
るものである。
ところが、羽毛は、羊毛に比較して、無極性のアミノ酸
の比率が多いため、イオン化した金属の、羽毛への吸着
量が少なく、上記方法では、防炎性能を充分にイ・1与
することがてきない。そこで、羽毛に対しては、羊毛と
異なり、ノメヂルメチルポスホネートオリゴマーのj:
うな防炎薬剤を物f!目的に表面に付着させ、防炎性能
を例与するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この技術においては、防炎処理した羽毛
に対し、洗濯、特に水沈い洗濯を行うと、1回の洗濯に
よって防炎薬剤のほとんどが脱落し、羽毛の防炎性能が
極度に低下するという不都合がある。また、この従来の
技術では、羽毛表面に所定量の防炎薬剤を、接着成分に
より物理的に(=J着させているために、別軸に羽枝が
からまり、羽毛の嵩高性が劣化するという不都合もある
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、耐洗濯性
が高く、嵩高性が劣化することのない防炎処理を行うこ
とのできる羽毛の防炎処理方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するだめの下段コ 本発明者は、洗濯性の高い防炎処理を得る方法を開発す
るために研究を重ねた結果、羽毛を強い酸性条件下にお
くと、アミノ基が活性化して正にm m (イオン化)
した状態どなり、この状態で、負に・摺電した防炎薬剤
を羽6に付与することにより、羽毛に防炎薬剤を化学的
(イオン的)に吸着させることができること、および、
テトラブロモフタル酸の誘導体のエマルジョンと、ジル
コニウムまたはチタンのフッ化物の水溶化物とを水中に
添加すると、両者における防炎薬剤としての有効成分を
いずれも負に41)電させて羽毛に吸着させることがで
き、さらには、両者を防炎薬剤として併用することによ
り、耐洗濯性が相乗効果的に向上するという知見をも見
出だした。また、両者を防炎薬剤どして使用すると、羽
毛の嵩高性の低下を防止でき、その風合いをξイl: 
I’、’iてきることち先出ノこしノこ。
ずなわち、本発明は、水への添加によってエマルジョン
となるテトラゾ【7モフタル酸の誘導体と、ジルコニウ
ムまたはチタンの化合物の水溶化物とを添加した酸性水
溶液中に、羽毛を浸漬する羽Eの防炎処理方法に構成さ
れている。
本発明において、水への添加によってエマルジョンとな
るテトラブロモフタル酸の誘導体とは、テトラブロモフ
タル酸の誘導体を水に安定的に分散可能としたものをい
う。テトラブロモフタル酸の誘導体の使用量は、羽毛乾
燥重量に対して(以下「OW F 」という)12〜1
5%の範囲が適当である。ここで、羽毛乾燥重量どは、
気温20°C・湿度65%の標準状態で水分を平衡状態
とした羽毛の重量をいうものである。テトラブロモフタ
ル酸の誘導体の使用量が、前記範囲よりも低い@たと、
防炎性能が不満足となり、一方、この範囲より高い量を
使用してち、防炎性能の向上が期待できないばかりか、
羽毛の風合いの低下を(71<という不都合がある。ま
た、ノルコニウノ、またはチタンのフッ化物の水溶化物
どしては、フッ化ノル:1ニウムカリウム、フッ化チタ
ニウムカリウム、ジルコニウムフッ化水素酸、チタンフ
ソ化水素酸なとが用いられる。これらの化合物の使用量
は、10〜30%(0,W、F、)の範囲が適当である
これよりも低い風だと、防炎性能が不満足となり、これ
より高い量を使用しても、防炎性能の向」二を期待する
ことができない。また、酸性水溶液として(」、Ii、
A酸、蟻酸、硫酸、6′1酸などを含む酸性水溶液が用
いられる。この酸性水溶液の水素イオン蟲度(p+−1
)は、2〜4の範囲が適当である。これより低いpHで
は、羽毛を構成するタンパク質に化学的傷害を生じて、
羽毛の風合いを損なうし、また、これより高いp Hで
は、羽毛の等電点がpH45であるために、負に帯電し
た防炎薬剤の羽毛への吸着が悪くなるという不都合があ
る。特に、p I(は、22付近が、吸着力と風合いと
のバランスを最良とすることができるので好ましい。
前記酸性水溶液による処理においては、まず、洗浄、ず
ずぎ後、または、洗浄、すすぎ、乾燥後の羽毛を、常温
水に浸漬する。この際の浴比は、羽毛乾燥重量1kgに
対して水10kg〜50kg(1:10〜50)が適当
である。この浴比は、羽毛の嵩高性によって変化させる
ことが好ましい。すなわち、嵩高性の高い羽毛(例えば
ダウン率80〜90%の羽毛)の場合には、浴比13o
とし、嵩高性の低い羽毛(例えばダウン率50%以下の
羽毛)の場合には、浴比1:1o〜15とする。ついで
、堝酸、蟻酸なとのうち適当な酸によって、水(1) 
pHヲ2〜4の範囲に調整し、フッ化ノルコニウム、フ
ッ化チタニウムカリウムなどの適当なフッ化物の水溶化
物を10〜30%(0,W、F、)加え、羽毛に充分浸
透させる。この際、羽毛に(J、水に濡れにくい性質が
あるので、羽毛への前記化合物の浸透を促進するために
、界面活性剤を用いた浸透剤を助剤として使用すること
が望ましい。
ただし、アニオン系の浸透剤を用いると、浸透剤が、負
に1+電した防炎薬剤と競合して羽毛に吸着し、防炎薬
剤の吸着量の減少を引き起こすので、非イオン系の浸透
剤を用いることが好ましい。ついで、エマルジョンタイ
プのテトラブロモフタル酸の誘導体を10〜20%(0
,W、F、)加え、水を徐々に昇温し、70〜100℃
で約30分間羽毛を処理したのち、すすぎを行う。もち
ろん、テトラブロモフタル酸の誘導体を添加した後に、
フッ化ジルコニウムなとのフッ化物を添加する手段であ
ってもよい。
羽毛の耐洗濯ヤl二を一層強固としたい場合には、後処
理として、浴比1 lO〜50の量の水に、前記防炎処
理の終了した羽毛を投入し、ケイフッ化水素酸を2〜5
%(0,W、F、)加え、50〜60℃に昇温し、15
〜20分間処理し、そののち充分ずずぎを行う。ここで
、ケイフッ化水素酸の添加量は、フッ化ジルコニウムな
とのフッ化物の添加量に比例して添加することが好まし
い。添加量の例を下記に示す。
フッ化ジルコニウム  ケイフッ化水素酸10%   
→    2% 20%   →    35% 30%−1−5% なわ、羽毛の防炎性能の評価については、財団法人口車
防炎1(A会訪炎製品認定委員会の定める、寝具類詰物
類の試験方法における45°メセメミンバスケット法に
基づいて行うことができる。この試験方法の概略は、ま
ず、羽毛を50℃±2°Cの恒i’+’+A G+2燥
室内L: 241!j間放t& L、ノリカケル入りデ
フケータ−中に2時間放置し、このようにして乾燥され
た羽毛2gを、各面がメゾン1.状とされた直方体状の
バスケット中に入れる。ついて、湿度65%±5%、温
度20°C±5℃の室内に、燃焼試験箱を置き、この試
験箱内に前記バスケットを45°の傾斜に保って固定す
る。ついで、バスケットの内部であってかつ羽毛の」二
面側に固形燃料(ヘキザメヂレンテトラミンO,15g
、φ64.4.3mm厚)を、移動12ない方法で置く
。ついで、固形燃料にマツチで点火し、燃焼が終了する
まで放置する。そして、羽毛の炭化部分の、縦方向の長
さを測定する。以」二の操作を3個の試験体(ザンブル
)について行い、炭化部分の長さの最大が120mm以
下で、かつ、その平均値が100mm以下であるとき、
その羽毛を合格と判定する。
また、防炎処理後の羽毛の耐洗濯性を評価する方法とし
ては、防炎処理後の羽毛、ドライクリ−ニング後の羽毛
、40℃の水と中性洗剤とによる水洗い洗濯後の羽毛、
60℃の水と中性洗剤とににる水沈い洗濯後の羽毛のそ
れぞれにつき、上記した燃焼試験を行い、結果を比較す
ることにより、羽毛の耐洗濯性を評価することができる
さらに、羽毛の嵩高性の評価については、通商産業省指
導に係る、羽毛製品協議会により定められた「羽毛充填
材料の試験方法」の中の嵩高性試験により測定評価する
ことができる。この試験の概略は、円筒状に形成された
ンリンダ内に、標準状態(気温20℃・湿度65%)で
水分の平衡状態となった羽毛を所定量入れ、ついで羽毛
上に錘を載せ、2分間経過後の羽毛の嵩高さを測定する
。この操作を3回繰り返し、平均値を試験結果とする。
し作用〕 羽毛を酸性水溶液に浸漬すると、羽毛中のアミノ基が活
性化して、正に帯電した状態となる。この酸性水溶液中
にエマルジョンタイプのテトラブロモフタル酸の誘導体
を添加すると、水中に分散して負に帯電し、羽毛と化学
的に結合する。同様に、チタンまたはジルコニウムのフ
ッ化物の水溶化物を水溶液に添加すると、チタンまたは
ジルコニウムの元素が負に帯電して、羽毛と化学わに結
合する。また、テトラブロモフタル酸の誘導体と前記フ
ッ化物との併用による耐洗濯性の向上については、その
機構の詳細は明らかではないが、実験的に、耐洗濯性の
向上を図ることができることが判る。すなわち、2種の
防炎薬剤を併用して防炎処理を施した羽毛は、5回の水
洗い洗濯後においても、充分な防炎性能を有している。
[効果] 本発明に係る方法によって羽毛に防炎処理を施すと、防
炎薬剤と羽毛との吸着力が強固となるとともに2種の防
炎薬剤を併用していることにより、防炎処理を施した羽
毛の耐洗濯性が向上し、さらには、防炎薬剤を接着成分
により物理的に付着させるものではないので、羽毛の嵩
高性を維持することができるという効果がある。
[実施例] 以下、本発明の詳細な説明する。
(実施例1) 常温水30Q中に中国産ホワイトブースの羽毛(ダウン
70%、フェザ−30%の組成となっている)Ikgを
浸漬し、ついで、塩酸を約12%(0,WF、)添加し
、常温水のp +−1を2.2に調整した。
ついで、フッ化ジルコニウムカリウムを20%(○W、
F、)加えるとともに、テトラブロモフタル酸の誘導体
のエマルジョンタイプのもの(商品名rApex  P
 lame  Proof  # I 60 に米国所
在のrApex  Chemical  corp、 
J社製)を15%(0゜W、F、)加えた。ついで、常
温水を75℃まで昇温させた後30分間羽毛を処理し、
その後水洗し、乾燥した。
このようにして得られた羽毛につき、&層重後の燃焼試
験と、嵩高性の評価試験とを行った。各試験の評価方法
は、それぞれ、45°メセメミンバスケツト法と、「羽
毛充填材料の試験方法」の中の嵩高性試験とにより側窓
評価した。ここで、燃焼試験は、3個の試験体(第1表
においてサンプルナンバー■〜■)について試験した。
前記燃焼1 試験の結果を第1表に示し、嵩高性の測定の結果を第2
表に示す。本実施例においては、洗濯後においても充分
な防炎性能を有するととらに、嵩高性の低下が少なくて
良好な風合いを紺、持することができた。
なお、第1表における、40°C・60℃の水浣い洗濯
においては、それぞれ中性洗剤を使用した。
(実施例2) 実施例Iにおいては、中国産ホワイトグースの羽毛の組
成を、ダウン70%、フェザ−30%としたが、この実
施例2においては、ダウン50%、フェザ−50%の組
I戊とし、他の点は、実施例Iと同一条件で実施したも
のである。本実施例によって得られた羽毛につき、洗濯
後の嵩高性の測定を行った。その結果を第2表に示す。
本実施例においても、良好な風合いを紺、持することが
てきた。
(実施例3) 実施例1においては、中国産ホワイトグースの羽毛の組
成を、ダウン70%、フェザ−30%としたが、この実
施例3においては、ダウン90%、2 フェザ−10%の組成とし、他の点は、実施例1と同一
条件て実施したものである。本実施例によって得られた
羽毛につき、洗濯後の嵩高性の測定を行った。その結果
を第2表に示す。本実施例においても、良好な風合いを
維持することができた。
(実施例4) 実施例Iにおいては、フッ化ジルコニウムカリウムを2
0%(0,W、 F、)加えるものとしたが、実施例4
においては、これに代えてフッ化チタニウムカリウムを
12%加えるものとし、他の点は、実施例1と同一条件
で実施したものである。
本実施例により得られた羽毛につき、洗濯後の燃焼試験
と、嵩高性の測定とを行った。その結果を第1表と第2
表とに示す。本実施例においても、洗濯後において充分
な防炎性能を有するとともに、良好な風合いを維持する
ことができた。また、実施例4のようにフッ化チタニウ
ムカリウムを使用した場合には、実施例1のようにフッ
化ジルコニウ1、カリウムを使用した場合に比較して、
少量で同等の効果を発揮することができた。ただし、白
色の羽毛がごく薄く黄色に着色したので、本実施例は、
羽毛に純白を必要としない用途に使用すると良い。
(実施例5) 実施例4においては、中国産ホワイトブースの羽毛の組
成を、ダウン70%、フェザ−30%としたが、この実
施例5においては、ダウン50%、フェザ−50%の組
成とし、他の点は、実施例4と同一条件で実施したもの
である。本実施例により得られた羽毛につき、洗濯後の
嵩高性の測定を行った。その結果を第2表に示す。本実
施例においても、良好な風合いを維持することができた
(実施例6) 実施例4においては、中国産ホワイトブースの羽毛の組
成を、ダウン70%、フェザ−30%としたが、この実
施例6においては、ダウン90%、フェザ−10%の組
成とし、他の点は、実施例4と同一条件で実施したもの
である。本実施例により得られた羽毛につき、洗濯後の
嵩高性の測定を行った。その結果を第2表に示す。本実
施例においてち、良好な風合いを維持することができた
(実施例7) 実施例1においては、常温水を75℃まで昇温さUた後
30分間処理し、水洗し、乾燥した状態で、燃焼試験等
を行ったが、この実施例7においては、羽毛を水洗した
後、後処理として、約30Qの常温水に羽毛1kgを浸
漬し、けいフッ化水素酸を3%(0,W、F、)加え、
60℃まで昇温し、20分間処理し、ついで、水洗し、
乾燥したものであり、他の点は、実施例1と同一条件と
した。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の燃焼試験
と、嵩高性の測定とを行った。その結果を第1表と第2
表とに示す。本実施例においては、特に、水洗い洗濯後
における防炎性能が、実施例1に対して向」ニした。
(実施例8) 実施例7においては、中国産ホワイトブースの羽毛の組
成を、ダウン70%、フェザ−30%としたが、この実
施例8においては、ダウン50%、フェザ−50%の組
成とし、他の点は、実施例7と同一条件で実施したもの
である。本実施例により得られた羽毛につき、洗濯後の
嵩高性の測定を行った。その結果を第2表に示ず。本実
施例においても、良好な風合いを!(:持することがで
きた。
(実施例9) 実施例7においては、中国産ホワイトグースの羽毛の組
成を、ダウン70%、フェザ−30%としたが、この実
施例9においては、ダウン90%、フェザ−1O%の組
成とし、他の点は、実施例7と同一条件で実施したもの
である。本実施例により得られた羽毛につき、洗濯後の
嵩高性の測定を行った。その結果を第2表に示す。本実
施例においても、良好な嵩高性を維持することができた
(比較例1) 水3012中に、ジメチルメチルホスホネートオリゴマ
ー(商品名「フランTF−2000J大和化学工業株式
会社製)を入れ、約8%の濃度の溶液を作った。ついで
、中国産ホワイトブースの羽毛(ダウン70%、フェザ
−30%の組成となっている)Ikgを浸漬し、常温の
まま15分間処理した。ついで、羽毛を脱水し、乾燥し
た。このとき、羽毛を脱水するに際しては、乾燥状態に
おいて1kgとなる羽毛の分量当たり、2kgの重量と
なるように水分を残して脱水する。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の燃焼試験
と、嵩高性の測定とを行った。その結果を第1表と第2
表とに示す。この比較例1においては、水洗い洗濯後の
燃焼試験に不合格であり、風合い試験においても、嵩高
性が、同じダウン率を有する実施例1・4・7よりも劣
っている。
(比較例2) 比較例2においては、羽毛の組成を、ダウン50%、フ
ェザ−50%とした点で比較例1と相違するが、他の条
件は比較例1と同様にして処理した。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の風合いの
評価を行った。結果を第2表に示す。比較例2は、同じ
ダウン率を有する実施例2・5・8よりも劣っている。
(比較例3) 比較例3においては、羽毛の組成を、ダウン90%、フ
ェザ−10%とした点で比較例1と相違するが、他の条
件は比較例1と同様にして処理した。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の風合いの
評価を行った。結果を第2表に示す。比較例3は、同じ
ダウン率を有する実施例3・6・9よりも劣っている。
(比較例4) 実施例1においては、常温水3012中に中国産ホワイ
トブースの羽毛1kgを浸漬し、ついで、塩酸を添加し
た後、フッ化ジルコニウムカリウムを加えるとともに、
テトラブロモフタル酸のエマルションタイプのものを加
えたが、この比較1’l14においては、フッ化ジルコ
ニウムカリウムの添加を省略したものである。他の条件
は、実施例1と同様とした。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の燃焼試験
を行った。これらの結果を第1表に示す。
この比較例4においては、40℃・60℃のそれぞれの
温水による5回の水洗い洗濯後の燃焼試験に不合格であ
り、耐洗濯性において本発明の各実施例よりも劣ってい
る。
(比較例5) 実施例1においては、常温水30Q中に中国産ホワイト
ブースの羽毛1kgを浸漬し、ついで、塩酸を添加した
後、フッ化ジルコニウムカリウムを加えるとともに、テ
トラブロモフタル酸のエマルノヨンタイプのものを加え
たが、この比較例においては、テトラブロモフタル酸の
添加を省略したものである。他の条件は、実施例1と同
様とした。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の燃焼試験
を行った。これらの結果を第1表に示す。
この比較例5においては、60°Cの温水による5回の
水洗い洗濯後の燃焼試験に不合格であり、耐洗濯性にお
いて本発明の各実施例よりも劣っている。
(比較例6) 実施例4において(J、テトラブロモフタル酸とフッ化
ヂタニウムカリウムと添加するものとじたが、この比較
例で(」、テトラブロモフタル酸の添加を省略したしの
である。他の条件は、実施例4と同様とした。
このようにして得られた羽毛につき、洗濯後の燃焼試験
を行った。これらの結果を第1表に示す。
この比較例6においては、60℃の温水による5回の水
洗い洗濯後の燃焼試験に不合格てあり、耐洗濯性におい
て本発明の各実施例よりも劣っている。
(以下余白) 第2表 22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水への添加によってエマルジョンとなるテトラブロモフ
    タル酸の誘導体と、ジルコニウムまたはチタンのフッ化
    物の水溶化物とを添加した酸性水溶液中に、羽毛を浸漬
    することを特徴とする羽毛の防炎処理方法。
JP1215484A 1989-08-22 1989-08-22 羽毛の防炎処理方法 Granted JPH0382876A (ja)

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KR1019900012884A KR950004496B1 (ko) 1989-08-22 1990-08-21 우모의 방염 처리방법
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