JPS6030521Y2 - 回転軸用摺擦シ−ル - Google Patents

回転軸用摺擦シ−ル

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Publication number
JPS6030521Y2
JPS6030521Y2 JP1980086606U JP8660680U JPS6030521Y2 JP S6030521 Y2 JPS6030521 Y2 JP S6030521Y2 JP 1980086606 U JP1980086606 U JP 1980086606U JP 8660680 U JP8660680 U JP 8660680U JP S6030521 Y2 JPS6030521 Y2 JP S6030521Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
case
opposite directions
shaft
engagement hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980086606U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5710550U (ja
Inventor
満男 今橋
Original Assignee
臼井国際産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 臼井国際産業株式会社 filed Critical 臼井国際産業株式会社
Priority to JP1980086606U priority Critical patent/JPS6030521Y2/ja
Publication of JPS5710550U publication Critical patent/JPS5710550U/ja
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Publication of JPS6030521Y2 publication Critical patent/JPS6030521Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関におけるクランクシャフト、或いはそ
の他一般に油等の流体を内在するケース内で回転る回転
軸等に挿着係合孔してケース内の流体の外部への洩れを
防止するための回転軸用摺擦シールの構造の改良に関す
るものである。
従来、この種の摺擦シールとしては、例えば本出願人が
実開昭56−12435汚で提案したように、シールの
中央部側をケース内側方向にだけラッパ状に彎曲して形
成することにより回転軸への挿着係合孔を形成し、該挿
着係合孔の先端付近の孔周面に、渦巻き状の連続した筋
状切れ目を形成し、回転軸を挿着係合孔へ挿嵌すること
によりリップ部を回転軸周面と摺擦するように構成して
いた。
従って、回転軸に挿着係合した使用状態では、渦巻き状
の筋状切れ目により形成された突出壁部分のケース内側
方向で且つ摺擦面側の隅部に先鋭端縁が形成され、この
端縁及び前記渦巻き状の筋状切れ目により回転軸の油が
掻き取られてケースの内側方向へ戻されるものではある
が、しかしながら、前記一方側方向だけラッパ状にシー
ル部材を彎曲して形成した形状のために、その使用条件
の如何によっては、外部からの雨水、洗車水、或いは塵
埃等を筋状切れ目を伝わってケース内部に誘引する憂い
があった。
本考案は、このような従来の前記問題を効果的に解決す
るため、それぞれ相反する方向にラッパ状に彎曲して形
成したリップ部に回転軸より小径の挿着係合孔を設け、
外周壁部分を一組の環状ケースで挟持、固定され、且つ
断面二股状に拡開された可撓性シール部材から戒り、リ
ップ部の挿着係合孔の内周面に、それぞれ反対方向に渦
巻き状の連続した筋状切れ目を形成して回転軸を挿着係
合孔に挿嵌することにより挿着係合孔の内周面と回転軸
の外周面とを摺擦するよう構成するもので、断面二股状
に拡開されたシール部材により、一方のリップ部をもっ
てケースの内側方向へ油を掻き取って戻し、また他方の
リップ部をもって外側方向へ雨水、洗車水或いは塵埃等
を排出させるものであり、これら相乗効果によって長期
に亘り確実なシール機能を発揮することを目的とするも
のである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は本考案の一実施例を示す回転軸用摺擦シールの
平面図、第2図は第1図A−A線の断面図、第3図は同
じく回転軸への挿着係合状態を示す断面図で、断面二股
状に拡開した可撓性シール部材1はそれぞれ相反する方
向にラッパ状に彎曲して形成したリップ部4,4′に、
回転軸7の直径よりや)小径の挿着係合孔2,2′を形
成し、且つ該挿着係合孔2,2′の内周面に、それぞれ
反対方向に渦巻き状の連続した筋状切れ口3゜3′を形
成され、挿着係合孔2,2′の内周面は回転軸7の外周
面と摺擦するものであり、前記シール部材の外周壁部分
6は両側に開放した一組の環状ケース部材5の嵌着重合
した直往部5′、5″間で挟持、固定されものである。
更に前記リップ部4.4′の挿着係合孔2,2′は、そ
の内周面で回転軸体7の外周面と当接した摺擦シー(回
転軸を挿着係合孔に挿嵌)状態において、前記それぞれ
の相反する方向に連続して設けた渦巻き状の筋状切れ目
3,3′により、前述の実開昭56−124352号に
示すように該切れ目間に形成された突出壁部分のケース
の内側方向又は外側部で且つ摺擦面側におけるそれぞれ
の隅部において先鋭端縁となるように形成するもので、
先鋭端縁と前記渦巻き状の筋状切れ口3,3′によって
ケース側では回転軸から油を掻き取ってケース側へ戻し
、又外部側へ排出する作用を発揮するものである。
なお、第3図における実線による矢印は、ケース内側方
向への油の流れの方向を示し、また一点鎖線による矢印
は同様に雨水、洗車水或いは塵埃等の外部側への排出の
方向をそれぞれ示すものである。
このように本考案は、シール部材1を断面二股状に拡開
した形状を有して構威し、且つ前記リップ部4,4′の
それぞれの挿着係合孔2,2′の内周面に互に反対方向
に渦巻き状の連続した筋状切れ口3,3′を形成したた
め、回転軸7に挿着係合された使用状態で、該筋状切れ
ロ3,3′間に形成される突出壁部分の摺擦面側で且つ
ケースの内側方向又は外部側方向における隅部において
先鋭端縁が形成され、先鋭端縁と連続した筋状切れ目に
よりその一方側をもって回転軸から油を掻き取りケース
の内側へ戻し、また他方側をもって雨水、洗車水或いは
塵埃等を回転軸から掻き取って外部側へ排出することが
でき、これら相乗効果によってシール機能を一層確実と
することができる極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回転軸用摺擦シールの
平面図、第2図は第1図A−A線の断面図、第3図は同
じく回転軸への挿着係合状態を示す断面図である。 1・・・・・・シール部材、2,2′・・・・・・挿着
係合孔、3.3′・・・・・・渦巻き状に連続した筋状
切れ目、4.4′・・・・・・リップ部、5・・・・・
・環状ケース部材、5 /、 5 III・・・・・・
底壁部、6・・・・・・外周壁部分、7・・・・・・回
転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相反する方向にラッパ状に彎曲して形成したリップ部4
    ,4′に設けられ且つ回転軸7の直径よりや)小径の挿
    着係合孔2,2′と、一組の環状ケース5の底壁部5′
    、5″間に挟持、固定された外周壁部分6とを有する断
    面二股状に拡開された可撓性シール部材1から戊り、前
    記リップ部4゜4′の挿着係合孔2,2′の内周面に夫
    々反対方向に渦巻き状の連続した筋状切れ目3,3′を
    形成し、前記挿着係合孔2,2′への回転軸7の挿嵌に
    より筋状切れ目3,3′を有する挿着係合孔2.2′の
    周面と回転軸7の外周面を摺擦せしめたことを特徴とす
    る回転軸用摺擦シール。
JP1980086606U 1980-06-20 1980-06-20 回転軸用摺擦シ−ル Expired JPS6030521Y2 (ja)

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JP1980086606U JPS6030521Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 回転軸用摺擦シ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS5710550U JPS5710550U (ja) 1982-01-20
JPS6030521Y2 true JPS6030521Y2 (ja) 1985-09-12

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JP1980086606U Expired JPS6030521Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 回転軸用摺擦シ−ル

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