JPH08128533A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JPH08128533A JPH08128533A JP6289286A JP28928694A JPH08128533A JP H08128533 A JPH08128533 A JP H08128533A JP 6289286 A JP6289286 A JP 6289286A JP 28928694 A JP28928694 A JP 28928694A JP H08128533 A JPH08128533 A JP H08128533A
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- Japan
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- seal
- seal member
- elastic body
- sealing
- rubber
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3248—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports
- F16J15/3252—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports
- F16J15/3256—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports comprising two casing or support elements, one attached to each surface, e.g. cartridge or cassette seals
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/07—Adaptation of roll neck bearings
- B21B31/078—Sealing devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム状弾性体製のシールリップによって密封
対象流体を密封でき、しかも外部からシールリップ摺動
部への異物の浸入を阻止でき、さらにシール性を一層向
上させ得る密封装置を提供する。 【構成】ゴム状弾性体24と補強用の金属環21とを備
えた環状の第1シール部材2と、樹脂製摺動材32とゴ
ム状弾性体31とを備えた環状の第2シール部材3と、
を備え、第1シール部材2には、密封対象流体側に向か
って延びて相手摺動部材12と摺動自在に密封接触する
シールリップ23を有すると共に、反密封対象流体側端
面に前記第2シール部材3が装着可能な環状凹部26を
設け、第2シール部材のゴム状弾性体の外周を環状凹部
26の内周壁21cに嵌合し、樹脂製摺動材32を相手
摺動部材12に摺動自在に密封接触させたことを特徴と
する。
対象流体を密封でき、しかも外部からシールリップ摺動
部への異物の浸入を阻止でき、さらにシール性を一層向
上させ得る密封装置を提供する。 【構成】ゴム状弾性体24と補強用の金属環21とを備
えた環状の第1シール部材2と、樹脂製摺動材32とゴ
ム状弾性体31とを備えた環状の第2シール部材3と、
を備え、第1シール部材2には、密封対象流体側に向か
って延びて相手摺動部材12と摺動自在に密封接触する
シールリップ23を有すると共に、反密封対象流体側端
面に前記第2シール部材3が装着可能な環状凹部26を
設け、第2シール部材のゴム状弾性体の外周を環状凹部
26の内周壁21cに嵌合し、樹脂製摺動材32を相手
摺動部材12に摺動自在に密封接触させたことを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄鋼圧延機の軸
受部等に用いられる密封装置に関する。
受部等に用いられる密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の密封装置としては、たと
えば、図2(a)に示すように、ゴム状弾性体で形成され
たシールリップ101を有するオイルシール100が用
いられていた。
えば、図2(a)に示すように、ゴム状弾性体で形成され
たシールリップ101を有するオイルシール100が用
いられていた。
【0003】このオイルシール100は、ハウジング1
02と、ハウジング102に対して回転軸受104を介
して回転自在に支持される回転軸103との間に装着さ
れるもので、シールリップ101が回転軸103外周に
摺動自在に密封接触している。
02と、ハウジング102に対して回転軸受104を介
して回転自在に支持される回転軸103との間に装着さ
れるもので、シールリップ101が回転軸103外周に
摺動自在に密封接触している。
【0004】しかし、このようなゴム状弾性体のオイル
シール100では、外部の大気側からの異物(特に、鉄
粉,粉塵等の鋭利なダスト)がシールリップ101と回
転軸103との間に入り込み、シールリップ101の損
傷あるいは過大摩耗を促進するという問題がある。
シール100では、外部の大気側からの異物(特に、鉄
粉,粉塵等の鋭利なダスト)がシールリップ101と回
転軸103との間に入り込み、シールリップ101の損
傷あるいは過大摩耗を促進するという問題がある。
【0005】そこで、従来からシールリップ101を大
気側に向けて、摺動面に自動給油等で一定時間毎にグリ
ースを供給し、鉄粉等の粉塵を流し出す方式(いわゆる
グリースの垂れ流し方式)が採用されていた。
気側に向けて、摺動面に自動給油等で一定時間毎にグリ
ースを供給し、鉄粉等の粉塵を流し出す方式(いわゆる
グリースの垂れ流し方式)が採用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来のグリースの垂れ流し方式のオイルシールでは、一
応のシールリップの保護になるものの、グリースの消費
量が多くなるという問題があった。
従来のグリースの垂れ流し方式のオイルシールでは、一
応のシールリップの保護になるものの、グリースの消費
量が多くなるという問題があった。
【0007】一方、他の従来例として、図2(b)に示す
ような複合タイプのパッキン110が知られている。こ
のパッキン110は、回転軸103に摺動自在に密封接
触する硬質の樹脂製摺動材110bと、樹脂製摺動材1
10bの背面にゴム状弾性体110aを備え、ハウジン
グ102に設けられた装着溝111に装着されていた。
ような複合タイプのパッキン110が知られている。こ
のパッキン110は、回転軸103に摺動自在に密封接
触する硬質の樹脂製摺動材110bと、樹脂製摺動材1
10bの背面にゴム状弾性体110aを備え、ハウジン
グ102に設けられた装着溝111に装着されていた。
【0008】このパッキン110は硬質で粉塵等に対し
て傷つき難い利点があるが、硬質の樹脂の特性から、回
転軸103に対する追随性及び密着性が悪い。また、装
着溝111が断面矩形状の堀り込み溝となるために、そ
の円周上一箇所をカットして使用しなければならず、カ
ット面のシール性が不安定となるという問題があった。
て傷つき難い利点があるが、硬質の樹脂の特性から、回
転軸103に対する追随性及び密着性が悪い。また、装
着溝111が断面矩形状の堀り込み溝となるために、そ
の円周上一箇所をカットして使用しなければならず、カ
ット面のシール性が不安定となるという問題があった。
【0009】本発明は上記した従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、ゴ
ム状弾性体製のシールリップによって密封対象流体を密
封でき、しかも外部からシールリップ摺動部への異物の
浸入を阻止でき、さらにシール性を一層向上させ得る密
封装置を提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、ゴ
ム状弾性体製のシールリップによって密封対象流体を密
封でき、しかも外部からシールリップ摺動部への異物の
浸入を阻止でき、さらにシール性を一層向上させ得る密
封装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、ゴム状弾性体と補強用の金属環
とを備えた環状の第1シール部材と、樹脂製摺動材とゴ
ム状弾性体とを備えた環状の第2シール部材と、を備
え、前記第1シール部材には、密封対象流体側に向かっ
て延びて相手摺動部材と摺動自在に密封接触するシール
リップを有すると共に、反密封対象流体側端面に前記第
2シール部材が装着可能な環状凹部を設け、前記第2シ
ール部材のゴム状弾性体外周を環状凹部の内周壁に嵌合
し、樹脂製摺動材を相手摺動部材に摺動自在に密封接触
させたことを特徴とする。
に、本発明にあっては、ゴム状弾性体と補強用の金属環
とを備えた環状の第1シール部材と、樹脂製摺動材とゴ
ム状弾性体とを備えた環状の第2シール部材と、を備
え、前記第1シール部材には、密封対象流体側に向かっ
て延びて相手摺動部材と摺動自在に密封接触するシール
リップを有すると共に、反密封対象流体側端面に前記第
2シール部材が装着可能な環状凹部を設け、前記第2シ
ール部材のゴム状弾性体外周を環状凹部の内周壁に嵌合
し、樹脂製摺動材を相手摺動部材に摺動自在に密封接触
させたことを特徴とする。
【0011】第1シール部材の環状凹部は金属環によっ
て構成されることを特徴とする。
て構成されることを特徴とする。
【0012】第2シール部材のゴム状弾性体外周には、
環状の突起が設けられていることを特徴とする。
環状の突起が設けられていることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明にあっては、密封対象流体については、
相手摺動部材に対して密封接触する第1シール部材のシ
ールリップによって密封される。一方、反密封対象流体
側からのダストは第2シール部材の樹脂製摺動材によっ
て阻止され、シールリップの摺動部へ浸入しない。した
がって、シールリップが外部からのダストによって傷つ
くおそれはなく、従来のようにグリースを垂れ流す必要
はない。
相手摺動部材に対して密封接触する第1シール部材のシ
ールリップによって密封される。一方、反密封対象流体
側からのダストは第2シール部材の樹脂製摺動材によっ
て阻止され、シールリップの摺動部へ浸入しない。した
がって、シールリップが外部からのダストによって傷つ
くおそれはなく、従来のようにグリースを垂れ流す必要
はない。
【0014】さらに、第1シール部材のシールリップか
ら密封対象流体が洩れだしたとしても、第2シール部材
の樹脂製摺動材によって流出が阻止され、密封対象流体
のシール性が向上する。樹脂製摺動材は、背面のゴム状
弾性体の弾発力によって相手摺動部材に押圧されてシー
ル面圧が適正に保たれる。
ら密封対象流体が洩れだしたとしても、第2シール部材
の樹脂製摺動材によって流出が阻止され、密封対象流体
のシール性が向上する。樹脂製摺動材は、背面のゴム状
弾性体の弾発力によって相手摺動部材に押圧されてシー
ル面圧が適正に保たれる。
【0015】特に、第2シール部材は無端状で、第1シ
ール部材の環状凹部に装着されるので、全周的に漏れ無
くシールされる。
ール部材の環状凹部に装着されるので、全周的に漏れ無
くシールされる。
【0016】また、シール部材の環状凹部を金属環によ
って構成することによって、第2シール部材外周を強固
に固定できる。
って構成することによって、第2シール部材外周を強固
に固定できる。
【0017】さらに、第2シール部材のゴム状弾性体外
周に環状の突起を設けて第1シール部材の嵌合凹部内周
に密接させることにより、第2シール部材の外周シール
が確実になる。
周に環状の突起を設けて第1シール部材の嵌合凹部内周
に密接させることにより、第2シール部材の外周シール
が確実になる。
【0018】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る密封装置を
示すものである。図中、1は密封装置全体を示すもの
で、概略、ゴム状弾性体24と補強用の金属環21とを
備えた環状の第1シール部材2と、樹脂製摺動材32と
ゴム状弾性体31とを備えた環状の第2シール部材3
と、から構成されている。
示すものである。図中、1は密封装置全体を示すもの
で、概略、ゴム状弾性体24と補強用の金属環21とを
備えた環状の第1シール部材2と、樹脂製摺動材32と
ゴム状弾性体31とを備えた環状の第2シール部材3
と、から構成されている。
【0020】前記第1シール部材は、密封対象流体側O
に向かって開く断面略U字形状の環状部材で、ハウジン
グ11内周に嵌着する外周シール部21と、相手摺動部
材としての回転軸12外周に密封接触するシールリップ
23と、を備えている。
に向かって開く断面略U字形状の環状部材で、ハウジン
グ11内周に嵌着する外周シール部21と、相手摺動部
材としての回転軸12外周に密封接触するシールリップ
23と、を備えている。
【0021】金属環21は、前記外周シール部21に埋
設される円筒状の外筒部21aと、この外筒部21aの
反密封対象流体側端部から半径方向内方に向かって延び
る端面フランジ部21bと、端面フランジ部21bの内
径端から密封対象流体側Oに向かって延びる円筒状の内
筒部21cと、内筒部21cの密封対象流体側端縁から
半径方向内方に延びる内径フランジ部21dと、から構
成されている。
設される円筒状の外筒部21aと、この外筒部21aの
反密封対象流体側端部から半径方向内方に向かって延び
る端面フランジ部21bと、端面フランジ部21bの内
径端から密封対象流体側Oに向かって延びる円筒状の内
筒部21cと、内筒部21cの密封対象流体側端縁から
半径方向内方に延びる内径フランジ部21dと、から構
成されている。
【0022】そして、金属環21の外筒部21a内側
面、端面フランジ部21bの密封対象流体側側面、内筒
部及21c外側面及び内径フランジ部21dの密封対象
流体側側面に、連続してゴム状弾性体24が一体的に焼
き付けられ、シールリップ23が内径フランジ部21d
の端部軸方向密封対象流体側Oに向かって延びて、リッ
プ先端25が回転軸12に密封接触するようになってい
る。
面、端面フランジ部21bの密封対象流体側側面、内筒
部及21c外側面及び内径フランジ部21dの密封対象
流体側側面に、連続してゴム状弾性体24が一体的に焼
き付けられ、シールリップ23が内径フランジ部21d
の端部軸方向密封対象流体側Oに向かって延びて、リッ
プ先端25が回転軸12に密封接触するようになってい
る。
【0023】そして、端面フランジ部21bの大気側側
面、内筒部21cの内周面、内径フランジ部21dの大
気側側面は、金属面が露出しており、内筒部21cと内
径フランジ部21dによって、第2シール部材3が装着
される環状凹部26を形成している。
面、内筒部21cの内周面、内径フランジ部21dの大
気側側面は、金属面が露出しており、内筒部21cと内
径フランジ部21dによって、第2シール部材3が装着
される環状凹部26を形成している。
【0024】第2シール部材3は略断面矩形状の無端リ
ングで、外周側にリング状のゴム状弾性体31が、内周
側にリング状の樹脂製摺動材32が位置するように積層
され、ゴム状弾性体31の弾発力によって、樹脂製摺動
材31を回転軸12に対して押圧している。
ングで、外周側にリング状のゴム状弾性体31が、内周
側にリング状の樹脂製摺動材32が位置するように積層
され、ゴム状弾性体31の弾発力によって、樹脂製摺動
材31を回転軸12に対して押圧している。
【0025】そして、ゴム状弾性体31外周が上記環状
凹部26の内周壁に当たる金属環21の内筒部21c内
周に嵌合し、樹脂製摺動材32内周の摺動面32aが回
転軸12に摺動自在に密封接触している。第1シール部
材2の環状凹部26が金属環21によって構成されてい
るので、第2シール部材3外周を強固に固定できる。
凹部26の内周壁に当たる金属環21の内筒部21c内
周に嵌合し、樹脂製摺動材32内周の摺動面32aが回
転軸12に摺動自在に密封接触している。第1シール部
材2の環状凹部26が金属環21によって構成されてい
るので、第2シール部材3外周を強固に固定できる。
【0026】また、この第2シール部材3のゴム状弾性
体31外周には、環状の突起33が複数設けられ、これ
らの突起33が内筒部21c内周に流体密に接触してい
る。
体31外周には、環状の突起33が複数設けられ、これ
らの突起33が内筒部21c内周に流体密に接触してい
る。
【0027】図1(b)には、鉄鋼圧延機等の軸受部のシ
ールとして用いた場合の装着状態を示している。
ールとして用いた場合の装着状態を示している。
【0028】すなわち、この密封装置1は、ハウジング
11と、ハウジング11に対して回転軸受13を介して
回転自在に支持される回転軸12との間であって、回転
軸受13の大気側に装着されて、回転軸受13からのグ
リース等を封止すると共に、大気側から回転軸受13側
への鉄粉や粉塵等のダストの浸入を防止するものであ
る。
11と、ハウジング11に対して回転軸受13を介して
回転自在に支持される回転軸12との間であって、回転
軸受13の大気側に装着されて、回転軸受13からのグ
リース等を封止すると共に、大気側から回転軸受13側
への鉄粉や粉塵等のダストの浸入を防止するものであ
る。
【0029】ハウジング11の内周には、回転軸受13
が装着される軸受装着部11cと、この軸受装着部11
cの大気側に位置し、軸受装着部11cよりも一段小径
の密封装置装着部11bと、密封装置装着部11bのさ
らに大気側に位置する端壁11aと、が設けられてい
る。
が装着される軸受装着部11cと、この軸受装着部11
cの大気側に位置し、軸受装着部11cよりも一段小径
の密封装置装着部11bと、密封装置装着部11bのさ
らに大気側に位置する端壁11aと、が設けられてい
る。
【0030】そして、密封装置1は、第1シール部材2
が回転軸受13側に、第2シール部材3が大気側Aとな
るようにハウジング11内に装着され、第1シール部材
2の端面フランジ部21bをハウジング11の端壁11
aに当接することによって軸方向の位置決めがなされて
いる。
が回転軸受13側に、第2シール部材3が大気側Aとな
るようにハウジング11内に装着され、第1シール部材
2の端面フランジ部21bをハウジング11の端壁11
aに当接することによって軸方向の位置決めがなされて
いる。
【0031】ハウジング11の端壁11aの代わりに、
図1(c)に示すように、位置決めプレート15を介して
ハウジング11内周に係合するストップリング14によ
って位置決めするように構成してもよい。
図1(c)に示すように、位置決めプレート15を介して
ハウジング11内周に係合するストップリング14によ
って位置決めするように構成してもよい。
【0032】本発明にあっては、密封対象流体、たとえ
ば回転軸受13の潤滑剤等については、回転軸12に対
して密封接触する第1シール部材2のシールリップ23
によって密封される。一方、大気側からのダストは第2
シール部材3の樹脂製摺動材32によって阻止され、シ
ールリップ23の摺動部へ浸入しない。したがって、シ
ールリップ23が外部からのダストによって傷つくおそ
れはなく、従来のようにグリースを垂れ流す必要はな
く、回転軸受13の潤滑剤を完全に密封でき、グリース
等の消費量を減らすことができる。
ば回転軸受13の潤滑剤等については、回転軸12に対
して密封接触する第1シール部材2のシールリップ23
によって密封される。一方、大気側からのダストは第2
シール部材3の樹脂製摺動材32によって阻止され、シ
ールリップ23の摺動部へ浸入しない。したがって、シ
ールリップ23が外部からのダストによって傷つくおそ
れはなく、従来のようにグリースを垂れ流す必要はな
く、回転軸受13の潤滑剤を完全に密封でき、グリース
等の消費量を減らすことができる。
【0033】さらに、第1シール部材2のシールリップ
23から潤滑剤等の密封対象流体が洩れだしたとして
も、第2シール部材3の樹脂製摺動材32によって流出
が阻止され、密封対象流体のシール性が向上する。樹脂
製摺動材32は、背面のゴム状弾性体31の弾発力によ
って回転軸12に押圧されてシール面圧が適正に保たれ
る。
23から潤滑剤等の密封対象流体が洩れだしたとして
も、第2シール部材3の樹脂製摺動材32によって流出
が阻止され、密封対象流体のシール性が向上する。樹脂
製摺動材32は、背面のゴム状弾性体31の弾発力によ
って回転軸12に押圧されてシール面圧が適正に保たれ
る。
【0034】特に、第2シール部材3は無端状で、第1
シール部材2の環状凹部26に装着されるので、全周的
に漏れ無くシールされる。
シール部材2の環状凹部26に装着されるので、全周的
に漏れ無くシールされる。
【0035】さらに、第2シール部材3のゴム状弾性体
3外周に環状の突起33を設けて第1シール部材2の嵌
合凹部26内周に密接させることにより、第2シール部
材3の外周シールが確実になる。
3外周に環状の突起33を設けて第1シール部材2の嵌
合凹部26内周に密接させることにより、第2シール部
材3の外周シールが確実になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、反密封対象流体側からのダストは第2シール部材の
樹脂製摺動材によって阻止されるので、シールリップが
外部からのダストによって傷つくおそれはなく、従来の
ようにグリースを垂れ流す必要はない。
は、反密封対象流体側からのダストは第2シール部材の
樹脂製摺動材によって阻止されるので、シールリップが
外部からのダストによって傷つくおそれはなく、従来の
ようにグリースを垂れ流す必要はない。
【0037】さらに、従来のようにグリース等を垂れ流
すことなく、第1シール部材によって密封対象流体をシ
ールすることができ、グリース等の消費量を減らすこと
ができる。
すことなく、第1シール部材によって密封対象流体をシ
ールすることができ、グリース等の消費量を減らすこと
ができる。
【0038】また、第1シール部材のシールリップから
密封対象流体が洩れだしたとしても、第2シール部材の
樹脂製摺動材によって流出が阻止され、密封対象流体の
シール性が向上する。
密封対象流体が洩れだしたとしても、第2シール部材の
樹脂製摺動材によって流出が阻止され、密封対象流体の
シール性が向上する。
【0039】特に、第2シール部材は無端状で、第1シ
ール部材の環状凹部に装着されるので、全周的に漏れ無
くシールされる。
ール部材の環状凹部に装着されるので、全周的に漏れ無
くシールされる。
【0040】また、シール部材の環状凹部が金属環によ
って構成することによって、第2シール部材外周を強固
に固定できる。
って構成することによって、第2シール部材外周を強固
に固定できる。
【0041】さらに、第2シール部材のゴム状弾性体外
周に環状の突起を設けて第1シール部材の嵌合凹部内周
に密接させることにより、第2シール部材の外周シール
が確実になる。
周に環状の突起を設けて第1シール部材の嵌合凹部内周
に密接させることにより、第2シール部材の外周シール
が確実になる。
【図1】図1は本発明の一実施例に係る密封装置を示す
もので、同図(a)は要部断面図、同図(b)及び同図(c)
は取付状態を示す図である。
もので、同図(a)は要部断面図、同図(b)及び同図(c)
は取付状態を示す図である。
【図2】図2は従来の密封装置を示す図である。
1 密封装置 2 第1シール部材 21 金属環 21a 外筒部 21b 端面フランジ部 21c 内筒部 21d 内径フランジ部 22 外周シール部 23 シールリップ 24 ゴム状弾性体 25 リップ先端部 26 環状凹部 3 第2シール部材 31 ゴム状弾性体 32 樹脂製摺動材 32a 摺動面 33 突起 11 ハウジング 11a 端壁部 11b 密封装置装着部 11c 軸受装着部 12 回転軸 13 回転軸受
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴム状弾性体と補強用の金属環とを備え
た環状の第1シール部材と、 樹脂製摺動材とゴム状弾性体とを備えた環状の第2シー
ル部材と、を備え、 前記第1シール部材には、密封対象流体側に向かって延
びて相手摺動部材と摺動自在に密封接触するシールリッ
プを有すると共に、反密封対象流体側端面に前記第2シ
ール部材が装着可能な環状凹部を設け、 前記第2シール部材は無端状で、該第2シール部材のゴ
ム状弾性体外周を環状凹部の内周壁に嵌合し、樹脂製摺
動材を相手摺動部材に摺動自在に密封接触させたことを
特徴とする密封装置。 - 【請求項2】 第1シール部材の環状凹部は金属環によ
って構成されることを特徴とする請求項1に記載の密封
装置。 - 【請求項3】 第2シール部材のゴム状弾性体外周に
は、環状の突起が設けられていることを特徴とする請求
項1または2に記載の密封装置。
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