JPS6030520Y2 - 回転軸体用シ−ル - Google Patents

回転軸体用シ−ル

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Publication number
JPS6030520Y2
JPS6030520Y2 JP1980023470U JP2347080U JPS6030520Y2 JP S6030520 Y2 JPS6030520 Y2 JP S6030520Y2 JP 1980023470 U JP1980023470 U JP 1980023470U JP 2347080 U JP2347080 U JP 2347080U JP S6030520 Y2 JPS6030520 Y2 JP S6030520Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft body
rotating shaft
seal
engagement hole
hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980023470U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56124352U (ja
Inventor
正佳 臼井
Original Assignee
臼井国際産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 臼井国際産業株式会社 filed Critical 臼井国際産業株式会社
Priority to JP1980023470U priority Critical patent/JPS6030520Y2/ja
Publication of JPS56124352U publication Critical patent/JPS56124352U/ja
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Publication of JPS6030520Y2 publication Critical patent/JPS6030520Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関におけるクランクシャフト、或いは
その他一般に油等の流体を内圧するケース内で回転する
回転軸体等に挿着係合し外部への流体の漏れを防止する
ための回転軸体用シールの構造の改良にするものである
従来、この種の回転軸体用のシール構造としては、例え
ばその中央部の挿着係合孔を回転軸体の局面と摺擦する
ように流体側にラッパ状に彎曲させたシール部材のリッ
プ部の孔周面に、その円周方向に沿って断面楔状からな
る複数の環状の溝を形成し、畝溝によって隔離された複
数の突出壁が回転軸体の周面と接するよう構成されてい
た。
しかしながら、このような従来のシールは、前記環状の
溝及び隔離した複数の突出壁を、型による押圧加工、或
いは型への材料の流し込みによって形成しているため、
前記突出壁の隅部を先鋭にすることができず、概して隅
部が丸味を帯びた構造となり、従って特に回転軸体との
摺擦面側で且つ流体側の隅部での油の掻き取り作用が充
分でなく、又、シール機能を充分に満足できない傾向に
あり、しばしば外部への洩れを誘発する等、その一層の
改善が望まれる現状にあった。
本考案は、このような問題を効果的に解決するため、特
に回転軸体周面と摺擦するラッパ状に彎曲したリップ部
の孔周面に、従来の断面楔状の環状の溝により形成され
た複数の突出壁を設けることに代って、回転軸体周面へ
の当接摺擦面積を損うことなく、前記ラッパ状に彎曲し
たリップ部の挿着係合孔の孔周面の肉厚部分の表面に回
転軸体の回転方向とは反対方向の渦巻き状の連続した筋
状切れ目を切り込むことにより、回転軸体周面と当接し
た摺擦状態において、前記筋状切れ目に、摺擦面側で且
つ流体側の隅部において先鋭端縁を形成するもので、前
記先鋭端縁によって、飛散され且つ回転軸体に沿って外
部へ流れようとする油を掻き取り渦巻き状の切り目に沿
って流体側へ油を戻す働きをさせ、長期に亘り確実なシ
ール機能を保つことを目的とする回転軸体用シールを提
供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す回転軸体用シ−ルの平
面図、第2図は第1図のA−A線の断面図、第3図は第
1図の本考案の要部を示す部分拡大断面図であって、1
及び2はそれぞれ底壁部1’、2’を有して両側に開放
した断面コ字状からなる一対のアウターケースとインナ
ーケースで、相互に嵌着重合して環状ケース部材を構成
するものである。
3は外部側と流体側とを封止するゴム製シール部材であ
って、流体側にラッパ状に彎曲せしめたリップ部8の中
央部に、回転軸体9の直径よりや)小径の挿着係合孔6
を有し、且つ該挿着係合孔の回転軸体9周面と摺擦する
前記リップ部8の挿着係合孔6の孔周面に、回転軸体9
の回転方向とは反対方向の渦巻き状の連続した筋状切れ
目3′を形威したものである。
シール部材3の外周壁部5は前記環状ケース部材の底壁
部1′。
2′間に当て板4を介在して挟持固定されている。
7は前記筋状切れ目3′により該切れ目間に連続して形
威された突出壁部分であって、外部側より回転軸体9を
挿着係合孔6に挿嵌した摺擦状態において、前記突出壁
部分7の摺擦面側で且つ流体側の隅部が第3図のように
先鋭端縁7′となるように構成したものである。
前記シール部材3の材質はその使用条件に応じて、例え
ばポリウレタンゴム、ニトリルゴム、スチロールゴム、
弗素ゴム、パイトンゴム、シリコンゴム或いは四弗化エ
チレンゴム等を使用するものであり、また環状ケース部
材は一般に金属材料によって構成されるものである。
なお第3図における実線による矢印は、渦巻き状の連続
した筋状切れ目3′及び先鋭端縁7′による油の流体側
への戻りの方向を示すものである。
このように方考案の回転軸体用シールは、挿着係合時の
回転軸体9周面リップ部8の挿着係合孔6での摺擦状態
において、その孔周面に設けた前記回転軸体9の回転方
向とは反対方向の渦巻き状の連続した筋状切れ目3′に
より連続した突出壁部分7を形威し、且つ突出壁部分7
の摺擦面側で且つ流体側の隅部を、先鋭端縁7′として
構成するため、これらの先鋭端縁7′によって回転軸体
9に付着し外部側へ流出しようとする油を掻き取り、更
に渦巻き状の連続した筋状切れ目3′により掻き取った
油を流体側へ戻すことができ、長期に亘って確実なシー
ル機能を有することのできる極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回転軸体用シールの平
面図、第2図は第1図A−A線の断面図、第3図は第1
図の本考案の要部を示す部分拡大断面図である。 1’、2’・・・・・・底壁部、2・・・・・・シール
部材、3′・・・・・・筋状切れ目、5・・・・・・外
周壁部分、6・・・・・・挿着係合孔、7・・・・・・
突出壁部分、7′・・・・・・先鋭端縁、8・・・・・
・リップ部、9・・・・・・回転軸体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体側にラッパ状に彎曲せしめて構成されたリップ部8
    の中央部に回転軸体9の直径よるや)小径の挿着係合孔
    6を有し且つ外周壁部5を一対の環状ケース1,2の底
    壁部1’、2’により挟持固定された弾性シール部材3
    から戊り、前記り・ツブ部8の挿着係合孔6の孔周面に
    前記回転軸体9の回転方向とは反対方向の渦巻き状の連
    続した筋状切れ目3′を形成し、前記回転軸体9の外部
    側からの挿着係合孔6への挿嵌により前記筋状切れ目3
    ′に、回転軸体の摺擦面側で且つ流体側の隅部において
    先鋭端縁7′を形成したことを特徴とする回転軸体用シ
    ール。
JP1980023470U 1980-02-25 1980-02-25 回転軸体用シ−ル Expired JPS6030520Y2 (ja)

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JPS56124352U JPS56124352U (ja) 1981-09-22
JPS6030520Y2 true JPS6030520Y2 (ja) 1985-09-12

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ID=29619571

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JP1980023470U Expired JPS6030520Y2 (ja) 1980-02-25 1980-02-25 回転軸体用シ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4560177A (en) * 1984-08-09 1985-12-24 Chicago Rawhide Mfg. Co. Contoured shaft seal for high pressure applications
JPH026303Y2 (ja) * 1985-01-09 1990-02-15
JPH0222527Y2 (ja) * 1985-04-12 1990-06-18
JP2006233990A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Nok Corp 粉体用回転シール

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JPS56124352U (ja) 1981-09-22

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