JPS603042B2 - ヘアコンデイシヨナ−組成物 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はリンス効果と整髪効果を合せ有するヘアコン
ディショナー組成物に関する。

毛髪をシャソプすると、毛髪に付着した農や挨及びヘア
クリーム、ポマード等の油性物質と共に毛髪自身の油分
も除去され、その結果毛髪のなめらかさや光沢が喪失し
、ブラッシングの際に静電気が発生する。

そのため一般にはリンス剤を水で希釈してシャンプーし
た毛髪を綾み洗いしているが、これは主として陽イオン
性界面活性剤による帯電防止と毛髪表面の改質効果を狙
うものであり、また近年リンス剤に高級アルコール等の
油性物質を添加して、シャンプーによって除去された毛
髪の油分を補ない、毛髪になめらかさや光沢を付与する
ことが行なわれるようになった。しかしこれらのリンス
剤はあくまで水に希釈し、毛髪を綾み洗いすることによ
り、その効果が達成されるものであり、使用者にとって
かなり面倒なことである。この発明はこうした弊害を除
去すべくなされたもので、水を希釈して使用することな
く、そのままあるいはスプレーすることにより、直接毛
髪に適用して、リンス効果と整髪効果とを同時に発揮し
うるヘアコンディショナー組成物である。

前記のような優れた効果は、ヘアコンディショナー組成
物中に、特定の４成分が含有され、かつこれらの成分が
所定量含有されたときに発揮される。即ち第４級塩型陽
イオン性界面活性剤、水灘溶性であるプロピレンオキサ
ィド付加モル数（以下Ｐ）８〜３０のポリオキシブロピ
レングリコールのアルキルエーテル、エチルアルコール
および水の４成分がこの発明における必須成分である。
ここで第４級歯型陽イオン性界面活性剤は通常リンス剤
に使用されるものはすべて使用可能である。例えば炭素
数８〜２０のアルキル基を有する、ジアルキルジメチル
アンモニウム塩、アルキルジメチルベンヂルアンモニウ
ム塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩など、ヒドロ
キシル基を有する第４級アンモニウム塩、例えばアルキ
ルアミノェタノールなどがある。これらの第４級塩型腸
ィオン性界面活性剤はヘアコンディショナー組成物中０
．２〜５重量％含有される。含有率が０．ａ重量％未満
では毛髪に対する柔軟効果が得られず、又５重量％より
多いとツャ及びしっとり感が悪くなる。本発明に用いる
Ｐ８〜３０のポリオキシプロピレングリコールのアルキ
ルエーテルのヘアコンディショナー中の含有率は１．５
〜１の重量％で、このものは水鱗溶性であり、アルキル
基はＣ４〜Ｃ位のものが望ましい。そして含有率が１．
５重量％未満では毛髪に対するツャやしっとり感が不充
分であり、又１の重量％より多いとべたつく感じとなり
不適当である。エチルアルコールのヘアコンディショナ
ー組成物中の含有率は、５重量％未満ではヘアコンディ
ショナーを使用後、乾くまでの時間が長くなり、又４の
重量％より多いと使用後の乾きが速やすぎて毛髪間に十
分浸透せず、またヘアコンディショナーが燃やすくなり
不適当であるため、５〜４の重量％が好適である。

ヘアコンディショナー中の水の含有率は、４５重量％未
満では毛髪の伸びが充分でないため、〈せ毛が直らず、
十分な整髪効果が得られず、又９の重量％より多いと毛
髪の乾きが多いため不適当であり、従って４５〜９の重
量％が好適である。

この発明のようなヘアコンディショナーは適度の乾燥速
度を有することが十分な整髪効果を得るため必要である
が、特に水：エタノールの重量比が９：１〜３：２の場
合において有効である。この発明は以上のような４成分
を、所定重合有すことにより、シャンプーによって喪失
された毛髪のなめらかさや光沢を付与し、毛髪をなめら
かに、あるいはしなやかにし、しかも毛髪の帯電を防止
して、くせ毛を直し容易に整髪を行うことができる。

特にこの発明は水灘溶性である８〜３０モルのポリオキ
シブロピレングリコールのアルキルヱーテルによる潤滑
効果により毛髪になめらかさ、艶及びしっとり感を付与
し、他の成分による個々の特性が総合的に発揮され、リ
ンス効果と整髪効果を同時に合せ有する。

また、この発明は前記４成分の他に、水落性非イオン界
面活性剤を乳化剤とし、更にリンス剤あるいは整髪料に
通常使用される、例えば可溶化剤、香料、養毛剤、殺菌
剤を含有することもできる。

水溶性非イオン性界面活性剤には炭素数６〜１２のアル
キル基を有するアルキルフェノールの重合度５〜２０の
ポリオキシェチレンェーテル、炭素数１０〜松の脂肪族
アルコールの重合度５〜２０のポリオキシェチレンェー
テル、炭素数８〜２０の脂肪酸庶糖ェステル炭素数８〜
２０の脂肪酸ソルビタンェステル等を挙げることができ
る。これらの水溶性非イオン性界面活性剤はヘアコンデ
ィショナー中に１〜１の重量％含有させると好適である
。水溶性非イオン性界面活性剤の含有率が１重量％未満
では乳化剤としての効果に乏しく１の重量％より多いと
べ夕つくようになり不適当である。第４級塩型陽イオン
性界面活性剤、水雛溶性ポリオキシアルキレン型非イオ
ン性界面活性剤、エチルアルコールおよび水を必須成分
とし、目的用途に応じて前記した種々の成分を任意に含
有したこの発明の組成物は使用に際して、ジメチルェー
テルやＬＰＧなどの噴射剤とともに圧力容器に入れて直
接毛髪に噴議するエアゾール型、あるいは使用時に空気
等による圧力を加えて直接毛髪に贋綾するディスペンサ
ー型の形態を探ることができる。

エアゾール型の形態を探るときは、この発明の組成物を
５〜９の重量％，階霧剤を５０〜１の重量％の割合とす
ることが望ましい。この発明の組成物は水に溶かして、
髪を榛み洗いする必要はなく、却って水に溶かして使用
することは水雛溶性非イオン界面活性剤の効果を著しく
減少させるため、避けるべきである。実施例 次表に示す各種のヘアコンディショナー組成物７の重量
部と頃霧剤（ジメチルェーテル）３の重量部からなるエ
アゾール系のヘアコンディショナーを調整し、リンス効
果と整髪効果について測定した。

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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 第４級塩型陽イオン性界面活性剤０．２〜５重量％
   ，水難溶性であるプロピレンオキサイド付加モル数８〜
   ３０のポリオキシプロピレングリコールのアルキルエー
   テル１．５〜１０重量％，エチルアルコール５〜４０重
   量％および水４５〜９０重量％を含有することを特徴と
   するヘアコンデイシヨナー組成物。