JP2003113032A - オレンジピールワックスを含有する化粧品 - Google Patents
オレンジピールワックスを含有する化粧品Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 皮膚及び毛髪の保護、感触剤として有用な天
然ワックスとしてオレンジピールワックス及びこれを含
有する化粧品の提供。 【解決手段】 オレンジピールワックスとしては、エッ
センシャルオイルとオレンジテルペンを分離した後、オ
レンジの皮から得られる柔らかいワックスであり、特別
なエステル、遊離アルコール、遊離ステロール、遊離脂
肪酸、炭化水素の複雑な混合物からなる。さらに少量の
フラボノイド、カロチノイド、糖脂質やリン脂質を含
み、この融点は６０℃以下で凝結点は３０℃以上であ
る。上記オレンジピールワックスを０．０５〜５０重量
パーセント含有し、溶液、エマルジョン、ゲル、ワック
ス又はエアゾルの形態である皮膚及び毛髪の保護剤、或
いは感触改良剤である化粧品。
然ワックスとしてオレンジピールワックス及びこれを含
有する化粧品の提供。 【解決手段】 オレンジピールワックスとしては、エッ
センシャルオイルとオレンジテルペンを分離した後、オ
レンジの皮から得られる柔らかいワックスであり、特別
なエステル、遊離アルコール、遊離ステロール、遊離脂
肪酸、炭化水素の複雑な混合物からなる。さらに少量の
フラボノイド、カロチノイド、糖脂質やリン脂質を含
み、この融点は６０℃以下で凝結点は３０℃以上であ
る。上記オレンジピールワックスを０．０５〜５０重量
パーセント含有し、溶液、エマルジョン、ゲル、ワック
ス又はエアゾルの形態である皮膚及び毛髪の保護剤、或
いは感触改良剤である化粧品。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、特定のオレンジピール
ワックスを含有する化粧品を対象とする。
ワックスを含有する化粧品を対象とする。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ワック
スは、化粧品において多くの役割を担っている。例え
ば、単独で皮膚保護剤として使用されたり或いは化粧品
の安定性や粘性を保つ目的で、エマルジョン中の油脂成
分として使用されている。皮膚用化粧品ワックスは、皮
膚に対して油脂補給の役割や疎水性の働きを成してい
る。また、毛髪用化粧品ワックスは、毛髪の保護剤ない
しコンディショニング剤として使用されている。最も一
般的に知られている動物性ワックスは蜜蝋である。これ
は、蜂の分泌物であり入手出来る量が限られており、エ
ステル含有量も高く、安定性に劣る。一方、化粧品用と
して一般的に使用されており絶対量も多く商業的入手可
能な植物性ワックスは、カンデリラワックス及びカルナ
ウバワックスである。しかし、これらのワックスは硬
く、脆弱で融点が高く、一般的な化粧品においては、非
常に乳化しにくい状態である。一方、オレンジピールワ
ックスは、温帯気候域の植物で、絶対量も多く商業的に
入手することも容易であり、前述のような欠点のない化
粧品原料である。
スは、化粧品において多くの役割を担っている。例え
ば、単独で皮膚保護剤として使用されたり或いは化粧品
の安定性や粘性を保つ目的で、エマルジョン中の油脂成
分として使用されている。皮膚用化粧品ワックスは、皮
膚に対して油脂補給の役割や疎水性の働きを成してい
る。また、毛髪用化粧品ワックスは、毛髪の保護剤ない
しコンディショニング剤として使用されている。最も一
般的に知られている動物性ワックスは蜜蝋である。これ
は、蜂の分泌物であり入手出来る量が限られており、エ
ステル含有量も高く、安定性に劣る。一方、化粧品用と
して一般的に使用されており絶対量も多く商業的入手可
能な植物性ワックスは、カンデリラワックス及びカルナ
ウバワックスである。しかし、これらのワックスは硬
く、脆弱で融点が高く、一般的な化粧品においては、非
常に乳化しにくい状態である。一方、オレンジピールワ
ックスは、温帯気候域の植物で、絶対量も多く商業的に
入手することも容易であり、前述のような欠点のない化
粧品原料である。
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者が研究を行った結果、天然の植物ワックスである
オレンジピールワックスを使用することにより、これを
含有する化粧品によって、前述の課題は解決される。 本発明は、次のようなオレンジピールワックスを使用
することを対象とする。例えば、Ｋｏｓｔｅｒ Ｋｅｕ
ｎｅｎ Ｈｏｌｌａｎｄ Ｂｖ社製のオレンジピールワ
ックス（ＩＮＣＩ／ＣＴＦＡ−Ｎａｍｅ：Ｏｒａｎｇｅ
Ｐｅｅｌ Ｗａｘ）は、エッセンシャルオイルとオレ
ンジテルペンを分離後、オレンジの皮から得るソフトワ
ックスである。このオレンジピールワックスは、フルー
ツを環境から守る一方、呼吸をスムーズにすると同時に
水分バランスを保ち、成分の組成と濃度についてはラノ
リンに似ている。オレンジの色と香りを有する。このワ
ックスは、特別なエステル、遊離脂肪酸、炭化水素、遊
離ステロール、遊離アルコールの複雑な混合物から成
り、さらに、酸化防止剤、抗炎症剤、日焼け防止等で知
られているフラボノイド、カロチノイド、糖脂質、リン
脂質が少量含まれている。オレンジワックスの中のフィ
トステロールは、乳化剤及び乳化安定剤であり、フルー
ツの呼吸をスムーズにし、水分バランスを保ち、また、
人の皮膚を保護し、すばらしい感触を与えるエモリエン
ト剤である。融点は６０℃以下で凝結点は３０℃以上で
ある。化粧品に配合し易く、皮膚および毛髪上では硬度
の皮膜を形成することが推察できる。 オレンジピールワックスは、皮膚保護作用を求める
時、化粧品に多用されているワセリンに比べ閉塞性が少
なく、その成分として適している。また、毛髪保護剤及
びコンディショニング剤として、櫛通りや毛髪の扱い易
さを改善し、滑らかさと毛髪のコシ感が得られることを
見いだした。これにより、オレンジピールワックスを含
有することを特徴とする毛髪処理用化粧品を提供するこ
とが可能となる。 本発明による処理剤は、例えばデェイクリーム、ナイ
トクリーム、ハンドクリーム、日焼け止めクリーム、リ
ップクリーム等の皮膚保護剤。ファンデーションや頬紅
等のメイキャップ用品。シャンプー、ヘアコンディショ
ナー、ヘアリンス等の毛髪保護剤、入浴剤、洗浄剤等と
して提供することができる。 本発明による組成物が、エマルジョン形態の皮膚保護
剤またはエモリエント剤の場合、オレンジピールワック
スを０．０５〜５０重量パーセント含有することが望ま
しい。水中油型のエマルジョンの形態で提供される皮膚
保護剤またはエモリエント剤の場合、オレンジピールワ
ックスを０．０５〜２０重量パーセント含有することが
望ましい。油中水型エマルジョンの形態で提供される皮
膚保護剤またはエモリエント剤の場合、オレンジピール
ワックスを１〜５０重量パーセント含有することが望ま
しい。本発明による組成物が、毛髪保護剤またはコンデ
ィショニング剤、或るいは毛髪洗浄剤及び身体洗浄剤の
場合は、オレンジピールワックスを０．１〜１０重量パ
ーセント含有することが望ましい。本発明によるヘアオ
イル、光沢剤及びヘアワックスは、オレンジピールワッ
クスを１〜５０重量パーセント含有することが望まし
い。本発明による組成物は、オレンジピールワックス及
び生理学上問題のない媒体や添加物と混合させ、これら
の化粧品に対して一般的に用いられる。
発明者が研究を行った結果、天然の植物ワックスである
オレンジピールワックスを使用することにより、これを
含有する化粧品によって、前述の課題は解決される。 本発明は、次のようなオレンジピールワックスを使用
することを対象とする。例えば、Ｋｏｓｔｅｒ Ｋｅｕ
ｎｅｎ Ｈｏｌｌａｎｄ Ｂｖ社製のオレンジピールワ
ックス（ＩＮＣＩ／ＣＴＦＡ−Ｎａｍｅ：Ｏｒａｎｇｅ
Ｐｅｅｌ Ｗａｘ）は、エッセンシャルオイルとオレ
ンジテルペンを分離後、オレンジの皮から得るソフトワ
ックスである。このオレンジピールワックスは、フルー
ツを環境から守る一方、呼吸をスムーズにすると同時に
水分バランスを保ち、成分の組成と濃度についてはラノ
リンに似ている。オレンジの色と香りを有する。このワ
ックスは、特別なエステル、遊離脂肪酸、炭化水素、遊
離ステロール、遊離アルコールの複雑な混合物から成
り、さらに、酸化防止剤、抗炎症剤、日焼け防止等で知
られているフラボノイド、カロチノイド、糖脂質、リン
脂質が少量含まれている。オレンジワックスの中のフィ
トステロールは、乳化剤及び乳化安定剤であり、フルー
ツの呼吸をスムーズにし、水分バランスを保ち、また、
人の皮膚を保護し、すばらしい感触を与えるエモリエン
ト剤である。融点は６０℃以下で凝結点は３０℃以上で
ある。化粧品に配合し易く、皮膚および毛髪上では硬度
の皮膜を形成することが推察できる。 オレンジピールワックスは、皮膚保護作用を求める
時、化粧品に多用されているワセリンに比べ閉塞性が少
なく、その成分として適している。また、毛髪保護剤及
びコンディショニング剤として、櫛通りや毛髪の扱い易
さを改善し、滑らかさと毛髪のコシ感が得られることを
見いだした。これにより、オレンジピールワックスを含
有することを特徴とする毛髪処理用化粧品を提供するこ
とが可能となる。 本発明による処理剤は、例えばデェイクリーム、ナイ
トクリーム、ハンドクリーム、日焼け止めクリーム、リ
ップクリーム等の皮膚保護剤。ファンデーションや頬紅
等のメイキャップ用品。シャンプー、ヘアコンディショ
ナー、ヘアリンス等の毛髪保護剤、入浴剤、洗浄剤等と
して提供することができる。 本発明による組成物が、エマルジョン形態の皮膚保護
剤またはエモリエント剤の場合、オレンジピールワック
スを０．０５〜５０重量パーセント含有することが望ま
しい。水中油型のエマルジョンの形態で提供される皮膚
保護剤またはエモリエント剤の場合、オレンジピールワ
ックスを０．０５〜２０重量パーセント含有することが
望ましい。油中水型エマルジョンの形態で提供される皮
膚保護剤またはエモリエント剤の場合、オレンジピール
ワックスを１〜５０重量パーセント含有することが望ま
しい。本発明による組成物が、毛髪保護剤またはコンデ
ィショニング剤、或るいは毛髪洗浄剤及び身体洗浄剤の
場合は、オレンジピールワックスを０．１〜１０重量パ
ーセント含有することが望ましい。本発明によるヘアオ
イル、光沢剤及びヘアワックスは、オレンジピールワッ
クスを１〜５０重量パーセント含有することが望まし
い。本発明による組成物は、オレンジピールワックス及
び生理学上問題のない媒体や添加物と混合させ、これら
の化粧品に対して一般的に用いられる。
【発明の実施の形態】本発明による処理剤は、皮膚処理
剤及び毛髪処理剤として、適当な任意の調合形態を採る
ことができる。例えば、本発明による処理剤は、水−ア
ルコール溶液、アルコール溶液、エマルジョン、クリー
ム、或るいはゲルの形態で得ることが出来る。さらに、
本発明による処理剤は、噴射用ガスと混合し、ポンプを
用いて噴射剤とすることも出来る。また、溶液、クリー
ム、エマルジョン或るいはゲルに対する一般的な添加剤
としては、水、エタノール、プロパノール及びイソプロ
パノールのような低級脂肪族アルコール、或るいはグリ
セリン及び１、２−プロピレングリコールのようなグリ
コール等の溶媒、他に、脂肪族アルコール硫酸エステル
類・アルキルトリメチルアンモニウム塩・アルキルベタ
イン・オキシエチル化脂肪族アルコール・脂肪酸アルカ
ノールアミド・オキシエチル化脂肪酸エステル等のアニ
オン性及び両性或るいは非イオン性界面活性剤からなる
湿潤剤または乳化剤を０．１〜５．０重量パーセント量
／香油を０．０１〜３．０重量パーセント量／例えば、
エチレングリコールジステアレートのような乳白剤を約
０．５〜５．０重量パーセント量／例えば、脂肪酸モノ
アルキロールアミドとエチレングリコールジステアレー
トの混合物のような真珠様光沢剤を約１．０〜１０．０
重量パーセント量／例えば、２、４、４トリクロル・２
−ヒドロキシジフェニルエーテル或るいはメチルクロル
イソチアゾリノンのような殺菌剤または防カビ剤を０．
０１〜１．０重量パーセント量／例えば、椰子脂肪酸ジ
エタノールアミドのような増粘剤を０．５〜５．０重量
パーセント量／例えば、クエン酸ナトリウム或るいは燐
酸ナトリウムのような緩衝剤を０．１〜１．０重量パー
セント量／例えば、エトキシ化ヒマシ油のような溶液媒
介物を約０．１〜２．０重量パーセント量／例えば、フ
ルオレスセイン−ナトリウム塩のような着色剤を約０．
１〜１．０重量パーセント量／例えば、カチオン性樹
脂、ラノリン誘導体或るいは、アーモンド油、ホホバ
油、蜜蝋及び鯨ワックス等の天然、化学変性天然、或る
いは合成ワックスまたはオイルを０．１〜５重量パーセ
ント量／さらに、日焼け防止剤、保湿剤、酸化防止剤、
錯塩形成剤及び鱗片剥離防止剤を約０．０１〜０．８重
量パーセント量使用することができる。次ぎに実施例を
上げて本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施
例に限定されるものではない。
剤及び毛髪処理剤として、適当な任意の調合形態を採る
ことができる。例えば、本発明による処理剤は、水−ア
ルコール溶液、アルコール溶液、エマルジョン、クリー
ム、或るいはゲルの形態で得ることが出来る。さらに、
本発明による処理剤は、噴射用ガスと混合し、ポンプを
用いて噴射剤とすることも出来る。また、溶液、クリー
ム、エマルジョン或るいはゲルに対する一般的な添加剤
としては、水、エタノール、プロパノール及びイソプロ
パノールのような低級脂肪族アルコール、或るいはグリ
セリン及び１、２−プロピレングリコールのようなグリ
コール等の溶媒、他に、脂肪族アルコール硫酸エステル
類・アルキルトリメチルアンモニウム塩・アルキルベタ
イン・オキシエチル化脂肪族アルコール・脂肪酸アルカ
ノールアミド・オキシエチル化脂肪酸エステル等のアニ
オン性及び両性或るいは非イオン性界面活性剤からなる
湿潤剤または乳化剤を０．１〜５．０重量パーセント量
／香油を０．０１〜３．０重量パーセント量／例えば、
エチレングリコールジステアレートのような乳白剤を約
０．５〜５．０重量パーセント量／例えば、脂肪酸モノ
アルキロールアミドとエチレングリコールジステアレー
トの混合物のような真珠様光沢剤を約１．０〜１０．０
重量パーセント量／例えば、２、４、４トリクロル・２
−ヒドロキシジフェニルエーテル或るいはメチルクロル
イソチアゾリノンのような殺菌剤または防カビ剤を０．
０１〜１．０重量パーセント量／例えば、椰子脂肪酸ジ
エタノールアミドのような増粘剤を０．５〜５．０重量
パーセント量／例えば、クエン酸ナトリウム或るいは燐
酸ナトリウムのような緩衝剤を０．１〜１．０重量パー
セント量／例えば、エトキシ化ヒマシ油のような溶液媒
介物を約０．１〜２．０重量パーセント量／例えば、フ
ルオレスセイン−ナトリウム塩のような着色剤を約０．
１〜１．０重量パーセント量／例えば、カチオン性樹
脂、ラノリン誘導体或るいは、アーモンド油、ホホバ
油、蜜蝋及び鯨ワックス等の天然、化学変性天然、或る
いは合成ワックスまたはオイルを０．１〜５重量パーセ
ント量／さらに、日焼け防止剤、保湿剤、酸化防止剤、
錯塩形成剤及び鱗片剥離防止剤を約０．０１〜０．８重
量パーセント量使用することができる。次ぎに実施例を
上げて本発明をさらに説明するが、本発明はこれら実施
例に限定されるものではない。
【実施例１】
【表１】
【皮膚保護作用に対する比較試験】被験者５人の右前腕
内側、大きさ２ｃｍ２の皮膚表面に
内側、大きさ２ｃｍ２の皮膚表面に
【実施例１】記載の発明品１スキンクリームを塗布し、
同じ被験者の同じ前腕内側、別の箇所大きさ２ｃｍ２の
皮膚表面に比較品１のスキンクリームを塗布し、１分間
軽く擦り込む。その後、セルロース物質で軽く拭くこと
により余分なスキンクリームを除去する。Ｈｅｌｍａｎ
ｎ Ｇａｂｈ（ドイツ）製の赤外線温度計ＫＴ１５オブ
ジェクトＬを用いて、皮膚表面に対するオブジェクト距
離を同じとし、周囲の温度を一定に保持して、
同じ被験者の同じ前腕内側、別の箇所大きさ２ｃｍ２の
皮膚表面に比較品１のスキンクリームを塗布し、１分間
軽く擦り込む。その後、セルロース物質で軽く拭くこと
により余分なスキンクリームを除去する。Ｈｅｌｍａｎ
ｎ Ｇａｂｈ（ドイツ）製の赤外線温度計ＫＴ１５オブ
ジェクトＬを用いて、皮膚表面に対するオブジェクト距
離を同じとし、周囲の温度を一定に保持して、
【実施例１】記載のスキンクリームで処理した右前腕２
箇所の皮膚表面温度および未処理の左前腕皮膚表面の皮
膚温度を測定する。次に、
箇所の皮膚表面温度および未処理の左前腕皮膚表面の皮
膚温度を測定する。次に、
【実施例１】記載のスキンクリームで処理した右前腕大
きさ２ｃｍ２の皮膚表面及び未処理の左前腕の同じ大き
さの皮膚表面に、４％のアンモニア水溶液を塗布し、１
０分後前述と同じ方法で皮膚温度を測定する。５人の被
験者に対して測定した、アンモニア水溶液処理前、処理
後の右前腕及び左前腕皮膚温度から、上昇温度の平均値
を計算した。その結果は次の通りである。 比較実験から、あらかじめ
きさ２ｃｍ２の皮膚表面及び未処理の左前腕の同じ大き
さの皮膚表面に、４％のアンモニア水溶液を塗布し、１
０分後前述と同じ方法で皮膚温度を測定する。５人の被
験者に対して測定した、アンモニア水溶液処理前、処理
後の右前腕及び左前腕皮膚温度から、上昇温度の平均値
を計算した。その結果は次の通りである。 比較実験から、あらかじめ
【実施例１】記載のスキンクリームによって前処理する
ことによって、アンモニアによる皮膚温度上昇を軽減す
ることが出来る。特に本発明品１はその効果が高いこと
が分かる。すなわち本発明１のスキンクリームは皮膚保
護作用があることが認められる。
ことによって、アンモニアによる皮膚温度上昇を軽減す
ることが出来る。特に本発明品１はその効果が高いこと
が分かる。すなわち本発明１のスキンクリームは皮膚保
護作用があることが認められる。
【皮膚の表面感触改良に対する比較試験】ＫＥＳ−ＳＥ
−ＤＣ 摩擦感テスター（カトーテック社製）で、
−ＤＣ 摩擦感テスター（カトーテック社製）で、
【実施例１】記載クリームの延び感、滑りやすさ、滑ら
か感について、人工皮革サプラーレ（出光石油化学社
製）を使い、摩擦センサーで摩擦係数μの２０ｍｍ間の
平均値ＭＩＵ（平均摩擦係数）を同時にどれだけ変動が
あるかをＭＭＤ（平均摩擦係数の変動）として測定し
た。 測定結果：１サンプルにつき３回ずつ測定し、平均値を
出した。 ＭＩＵは、人が物体の表面を擦る時に感じる、滑りやす
さとの相関がとれ、ＭＩＵの値が大きいほど滑りにくく
なる。ＭＭＤは、人が物体の表面を擦る時に感じる滑ら
かさとの相関がとれ、ＭＭＤの値が大きいほど物体の表
面はざらざらしている。従って、本発明品１は、比較品
１より滑りやすく、滑らかなことが分かり、オレンジピ
ールワックスは、優れた感触のエモリエント効果を与え
ることが分かる。
か感について、人工皮革サプラーレ（出光石油化学社
製）を使い、摩擦センサーで摩擦係数μの２０ｍｍ間の
平均値ＭＩＵ（平均摩擦係数）を同時にどれだけ変動が
あるかをＭＭＤ（平均摩擦係数の変動）として測定し
た。 測定結果：１サンプルにつき３回ずつ測定し、平均値を
出した。 ＭＩＵは、人が物体の表面を擦る時に感じる、滑りやす
さとの相関がとれ、ＭＩＵの値が大きいほど滑りにくく
なる。ＭＭＤは、人が物体の表面を擦る時に感じる滑ら
かさとの相関がとれ、ＭＭＤの値が大きいほど物体の表
面はざらざらしている。従って、本発明品１は、比較品
１より滑りやすく、滑らかなことが分かり、オレンジピ
ールワックスは、優れた感触のエモリエント効果を与え
ることが分かる。
【実施例２】
【表２】
本発明品は絹のような泡を形成する。従って、これによ
り洗浄することで毛髪は梳かしやすいように、また扱い
やすいように改善される。
り洗浄することで毛髪は梳かしやすいように、また扱い
やすいように改善される。
【実施例３】
【表３】
本発明品３は使用後問題なく毛髪から洗い流すことがで
き、毛髪は湿潤時および乾燥の時、ともに梳かしやすく
なり、手触りおよび外観が良好に改善される。
き、毛髪は湿潤時および乾燥の時、ともに梳かしやすく
なり、手触りおよび外観が良好に改善される。
【毛髪の表面感触改良に対する比較試験】ＫＥＳ−ＳＥ
−ＤＣ 摩擦感テスターで実施例２・３記載のシャンプ
ー・コンディショナーで処理した毛髪表面の滑りやす
さ、滑らか感を摩擦センサーで摩擦係数μの２０ｍｍ間
の平均値ＭＩＵ（平均摩擦係数）を同時にどれだけ変動
があるかをＭＭＤ（平均摩擦係数の変動）として測定し
た。 サンプルの処理方法：２０代女性一人の健康毛より得た
毛束（１ｇ１５ｃｍ）シャンプーに１分間浸漬した後、
３０秒間温流水にて洗浄する。この毛束をさらにコンデ
ィショナーにて同様の処理を行い自然乾燥してサンプル
とした。この毛髪２０本をスライドガラスの上に１ｍｍ
間隔で並べ、その上を摩擦センサーで滑らせ摩擦係数を
測定した。 測定結果：１サンプルにつき３回ずつ測定し平均値を出
した。 従って、本発明品２・３は比較品２・３より滑りやす
く、滑らかなことが分かる。
−ＤＣ 摩擦感テスターで実施例２・３記載のシャンプ
ー・コンディショナーで処理した毛髪表面の滑りやす
さ、滑らか感を摩擦センサーで摩擦係数μの２０ｍｍ間
の平均値ＭＩＵ（平均摩擦係数）を同時にどれだけ変動
があるかをＭＭＤ（平均摩擦係数の変動）として測定し
た。 サンプルの処理方法：２０代女性一人の健康毛より得た
毛束（１ｇ１５ｃｍ）シャンプーに１分間浸漬した後、
３０秒間温流水にて洗浄する。この毛束をさらにコンデ
ィショナーにて同様の処理を行い自然乾燥してサンプル
とした。この毛髪２０本をスライドガラスの上に１ｍｍ
間隔で並べ、その上を摩擦センサーで滑らせ摩擦係数を
測定した。 測定結果：１サンプルにつき３回ずつ測定し平均値を出
した。 従って、本発明品２・３は比較品２・３より滑りやす
く、滑らかなことが分かる。
【毛髪の曲げ特性改良に対する比較試験】ＫＥＳ−ＦＢ
２−Ｓ−ＤＣ毛髪コシ感テスター（カトーテック社製）
で、毛髪を曲げたときの硬さ、柔らかさ、回復性の有る
無しについて、前述の摩擦係数測定にて、処理した毛髪
２００本を２ｃｍの間隔に並べ、曲げて測定した。 測定条件：ＳＥＮＳ ［フルスケール２０ｇ ］ 曲げ率 ［１．０ ］ Ｂ ｇ・ｃｍ２／ｃｍ ［０〜０．５の傾き ］ ２ＨＢ ｇｆ・ｃｍ／ｃｍ［０．５のヒステリシス］ 測定結果：１サンプルにつき１回測定した。 Ｂは人が物体を曲げた時に感じるや柔らかさと相関がと
れ、値が大きくなれば固くなる。２ＨＢは人が物体を曲
げて戻した時に感じる回復性（コシ感）と相関がとれ、
値が大きくなれば回復性が悪くなる。 従って、本発明品２・３は比較品２・３よりやわらか
く、コシ感があることが分かる。以上、の結果よ
り、オレンジピールワックスは毛髪に優れたコンディシ
ョニング剤として、使用することができる。
２−Ｓ−ＤＣ毛髪コシ感テスター（カトーテック社製）
で、毛髪を曲げたときの硬さ、柔らかさ、回復性の有る
無しについて、前述の摩擦係数測定にて、処理した毛髪
２００本を２ｃｍの間隔に並べ、曲げて測定した。 測定条件：ＳＥＮＳ ［フルスケール２０ｇ ］ 曲げ率 ［１．０ ］ Ｂ ｇ・ｃｍ２／ｃｍ ［０〜０．５の傾き ］ ２ＨＢ ｇｆ・ｃｍ／ｃｍ［０．５のヒステリシス］ 測定結果：１サンプルにつき１回測定した。 Ｂは人が物体を曲げた時に感じるや柔らかさと相関がと
れ、値が大きくなれば固くなる。２ＨＢは人が物体を曲
げて戻した時に感じる回復性（コシ感）と相関がとれ、
値が大きくなれば回復性が悪くなる。 従って、本発明品２・３は比較品２・３よりやわらか
く、コシ感があることが分かる。以上、の結果よ
り、オレンジピールワックスは毛髪に優れたコンディシ
ョニング剤として、使用することができる。
【実施例４】
【表４】
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ａ６１Ｋ 7/00 Ａ６１Ｋ 7/00 Ｎ
Ｒ
Ｓ
7/06 7/06
7/48 7/48
Claims (4)
- 【請求項１】オレンジピールワックスとしては、エッセ
ンシャルオイルとオレンジテルペンを分離した後、オレ
ンジの皮から得られる柔らかいワックスであり、特別な
エステル、遊離アルコール、遊離ステロール、遊離脂肪
酸、炭化水素の複雑な混合物からなる。さらに少量のフ
ラボノイド、カロチノイド、糖脂質やリン脂質を含み、
この融点は６０℃以下で凝結点は３０℃以上である。 - 【請求項２】請求項１記載のオレンジピールワックスを
含むことを特徴とする毛髪及び皮膚処理用組成物。 - 【請求項３】溶液、エマルジョン、ゲル、ワックスまた
はエアゾルの形態であることを特徴とする請求項２記載
の組成物。 - 【請求項４】請求項１記載のオレンジピールワックスを
０．０５〜５０重量パーセント含有する皮膚及び毛髪の
保護剤、或いは感触改良剤であることを特徴とする、請
求項３記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001337105A JP2003113032A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | オレンジピールワックスを含有する化粧品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001337105A JP2003113032A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | オレンジピールワックスを含有する化粧品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001337105A patent/JP2003113032A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11896693B2 (en) | 2019-12-01 | 2024-02-13 | The Procter & Gamble Company | Hair conditioner compositions with a preservative system containing sodium benzoate and glycols and/or glyceryl esters |
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