JPS6029774Y2 - 照明器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は照明器具に係り、スポットライトなどの副照明
器具を接続して照明の多用化を図ることができるように
引掛はシーリングなどの接続器を取付可能とした構造に
関する。

従来、主照明器具に独立した副照明器具を接続して照明
の多用化を図るようにした照明方式が知れらている。

すなわち主照明となる器具の側面に引掛はシーリングを
設け、・このシーリングに副照明となるスポットライト
などの補助器具を接続し、この両照明器具により複合的
或は単的な照明が得られるような照明方式が知られてい
る。

そして従来の器具本体のシャーシにカバーを取付けたカ
バー付或は枠付照明器具における引掛はシーリングの取
付構造は、器具本体の外周側面に単純な取付孔を形成し
、この取付孔にねじ止め手段などにより引掛はシーリン
グを取付ける構造が採られており、この構造では器具本
体の外周側面の任意位置に引掛はシーリングを取付けで
きる利点を有するものの引掛はシーリング付器具とする
には取付孔を穿設するなど器具の取付施工時に行う後加
工時に行う後加工に手数がかかる欠点を有している。

また従来予め引掛はシーリングを別体の取付具に取着し
、この取付具を器具本体に取着することにより引掛はシ
ーリングを器具本体の外周側面に取付ける構造が採られ
ているが、この構造では引掛はシーリングの取付作業性
は良好であるが、器具の種類によって取付具を変えなく
てはならず、互換性、標準化或は意匠性に問題がある。

本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、セード枠体の
上辺部に、このセード枠体の上辺部に、このセード枠体
を取着する器具本体に着脱可能に取付けられた引掛はシ
ーリングなどの接続器を配設する凹部を形成するととも
に凹部を閉塞蓋を設けて接続器付の照明器具と、接続器
を有しない照明器具とを選択できる構造で作業性がよく
、照明器具が安価に製造できるようにするとともに、ま
た接続器を有しない照明器具の外周側面に接続器を取付
ける改造が簡単にでき、外観性も損うことにない照明器
具を提供するものである。

次に本考案の一実施例の構造を図面について説明する。

１はセード枠体で、同一形状の一対の端部枠部材２と、
同一形状の一対の横枠部材３とにて構成され、この端部
枠部材２は合成樹脂にて成形され、端面板部２ａの周縁
には枠縁４が内面側から突出形成されている。

またこの枠縁４の両側には枠縁４の内縁から略Ｃ字状の
前記横枠部材３の端部を嵌合部５が形成され、この嵌合
部５に端部を嵌合した横枠部材３はタッピングねじ６に
て固着され、この横枠部材３の上面と枠縁４の上面は同
一面となるようになっている。

またこの両側嵌合部５間の下部にセード受段部７を有す
るセード受縁８が形成され、この受縁８にはこの受縁８
との間にセード９の端部を保持する間隙をもってリブ状
の保持突起１０が形成されている。

またこの端部枠部材２の上辺部となる端面板部２ａの上
縁および枠縁４の中心より一側に偏した位置には凹部１
が形成され、この凹部１１は端面板部２ａの外面および
内側に開口されている。

この凹部１１の外面側開口部１２の縁部に嵌合段部１３
が形成され、さらにこの凹部１１の上面側開口部１４の
嵌合段部１５が形成されている。

また前記凹部１１の両側部１６には内縁に開口された矩
形状の係合部１７がそれぞれ切欠き形成されている。

次に１８は器具本体のシャーシで、前記セード枠体１の
上面開口部１９を覆ってセード枠体１を着脱自在に取着
するようになっている。

このシャーシ１８の端縁にはスポットライトなどの副照
明器具を接続する例えば引掛はシーリング２０がねじな
どにて着脱可能に取着され、このシャーシ１８に前記セ
ード枠体１を取着したとき引掛はシーリング２０は凹部
１１に配設されるようになっている。

また前記シャーシ１８の両端部の下面中央部にセード枠
体取付片２１が突設され、この取付片２１には下縁に開
口した係合溝２２が形成され、この係合溝２２の内端に
拡径した係止孔が形成され、この保合溝２２に挿通され
る径と係止孔に係合されるテーパー状部を有し内方に図
示しないスプリングにて附勢された係止杆２３が前記セ
ード枠体１に設けられている。

モして係止杆２３を内方に押圧しながらシャーシ１８の
取付片２１の係合溝２２に挿通し、係止杆２３の押圧を
解くと係止杆２３の拡径されるテーパー状部が係合孔に
係合され、セード枠体１はシャーシ１８に取着され、ま
た係止杆２３を押圧すると係止杆２３は取付片２１の係
合溝２２から外れ、シャーシ１８からセード枠体１は取
外せるようになっている。

次に２４は閉塞蓋で、合成樹脂にて略直角状に折曲され
た外側板部２５と上板部２６とにてＬ字状に形成されて
いる。

この外側板部２５は前記セード枠体１の凹部１１の外面
側開口部１２に嵌合され内面周縁部は嵌合段部１３に係
合され、また上板部２６は上面側開口部１４に嵌合され
内面周縁部は嵌合段部１５に係合され、この外側板部２
５の外面と上板部２６の外面とはセード枠体１の外面と
はセード枠体１の外面と上辺部と同一面に保持される。

またこの閉塞蓋２４の上板部２６の内面両側には弾性片
部２７が前記凹部１１の両側部１６に当接される間隔を
もって相対して突出され、この弾性片部２７の先端側外
面には係止鉤部２８が形成され、この係止鉤部２８は傾
斜状の係合案内部２９とこの案内部２９に連続する係止
段部３０が形成されている。

さらにこの閉塞蓋２４の外側板部２５の内面には凹部１
１の両側部１６に係合する摺動案内条３１が補強を兼ね
て突出されている。

なお前記上板部２６の両側には係止鉤部２８を形成する
ための型抜き切欠部３２が設けられている。

次にこの実施例の作用について説明する。

スポットライトなどの副照明器具を接続する必要のない
ときにはセード枠体１の凹部１１に上方から閉塞蓋２４
の外側板部２５の内面両側縁を嵌合段部１３に合せて押
し付けると、案内突条３１が両側部１６に沿って案内さ
れながら外側板部２５が外面側開口部１２を閉塞すると
ともに上板部２６の内面両側縁が嵌合段部１５に嵌合さ
れて上面側開口部１４が閉塞され、外側板部２５と上板
部２６とはセード枠体１の外面と同一面に保持される。

このとき弾性片部２７は先端の係止鉤部２８が凹部１１
の両側部１６の係合部１７に係止され、閉塞蓋２４は上
方への抜は外れが阻止されるとともにセード枠体１の外
面側への抜は外れが阻止される。

またこの閉塞蓋２４はその外側板部２５と上板部２６が
嵌合段部１３，１５に係合され、セード枠体１の内方へ
の移動が阻止される。

次に副照明器具を接続する場合にはシャーシ１８の端部
に引掛はシーリング２０を固着し、この引掛はシーリン
グ２０をシャーシ１８に取付けられている点灯部品の電
源側に電気的に接続する。

またセード枠体１の凹部１１を閉塞して閉塞蓋２４を弾
性片部２７の弾力に抗して係止鉤部２８と係合部１７と
の係合を解いて取外す。

この状態でセード枠体１をシャーシ１８に取着すると、
引掛はシーリング２０はセード枠体１の凹部１１に配設
され、引掛はシーリング２０の接続面２０ａはセード枠
体１の外面に露出される。

そして引掛はシーリング２０は必要に応じてシャーシ１
８の一方端または両端部に取付け、またセード枠体１の
一方端または両端部の凹部１１を閉塞する閉塞蓋２４を
取外す。

また引掛はシーリング２０を取付けた状態から引掛はシ
ーリング２０を不要とする場合にはシャーシ１８から引
掛はシーリング２０を外し、またセード枠体１の凹部１
１を閉塞蓋２４にて閉塞する。

なお前記実施例の構造ではセード枠体１の凹部、１１の
両側部１６に形威した係合部１７は内縁に開口した切欠
きにて形威した礼状として係止鉤部２８と係合部１７と
の係合で閉塞蓋２４の内方への移動を阻止するようにし
てもよい。

また係止鉤部２８を形威した弾性片部２７は閉塞蓋２４
の外側板部２５の内面から突設してもよい。

さらに接続器は引掛はシーリングに限られるものではな
く、各種接続器を用いることができる。

また前記実施例ではセード枠体１の端部枠部材２を左右
同一形状としたので、成形製を共通にでき、安価にでき
る。

さらに前記実施例では矩形形状のセード枠体について説
明したが、円形状など各種セード枠体に適用できる。

本考案によれば、セード枠体の上辺部に接続器配設凹部
を形威し、このセード枠体を着脱自在に取付ける器具本
体に前記凹部に配設される接続器を着脱自在に取付け、
またセード枠体の凹部には着脱自在の閉塞蓋を設けたの
で、接続器を取付けた照明器具と、接続器を有しない単
的な照明器具の選択が器具本体に接続器を着脱する操作
とセード枠体の凹部に閉塞蓋を着脱する操作とによって
容易にでき、作業性がよく、器具の汎用性が高められ、
また単的な照明器具に接続器を取付ける作業も容易にで
きる。

さらに閉塞蓋はセード枠体の外側面と同一面を形成する
外側板部とをセード枠体の凹部の閉塞がより外観性よく
確実にできるとともに閉塞蓋の内面に凹部の両側部に係
合した係合部に係脱自在に係合される係止鉤部を有する
弾性片部を突設したので、閉塞蓋の着脱操作が容易であ
る。

閉塞蓋が抜は外れることがなく、構造簡単で安価に得ら
れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す照明器具の斜視図、第
２図は同上器具本体を外した状態の斜視図、第３図は同
上一部の拡大斜視図である。 １・・・・・・セード枠体、１１・・・・・・凹部、１
２・・・・・・外面側開口部、１４・・・・・・上面側
開口部、１６・・・・・・凹部１１の両側部、１７・・
・・・・係合部、１８・・・・・・器具本体となるシャ
ーシ、１９・・・・・・セード枠体１の上面開口部、２
０・・・・・・接続器としての引掛はシーリング、２４
・・・・・・閉塞蓋、２５・・・・・・外側板部、２６
・・・・・・上板部、２７・・・・・・弾性片部、２８
・・・・・・係止鉤部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 接続器配設凹部を上辺部に形成したセード枠体と、前記
   凹部に配設される接続器を着脱可能に取着し前記セード
   枠体の上面開口部を覆って着脱自在にセード枠体を取付
   ける器具本体と、前記セード枠体の凹部を閉塞する着脱
   自在の閉塞蓋とを具備腰前記セード枠体の凹部の両側部
   に係合部を切欠き形成し、前記閉塞蓋は前記セード枠体
   の凹部の外面側開口部を閉塞しセード枠体の外側面と同
   一面を形成する外側板部と、セード枠体の凹部の上面開
   口部を閉塞する上板部とを有し、かつこの閉塞蓋の内面
   には先端に前記凹部の係合部に着脱自在に係止される係
   止鉤部を形成した弾性片部を相対して形成したことを特
   徴とする照明器具。