JPS6029212Y2 - 高周波トランジスタ発振回路 - Google Patents

高周波トランジスタ発振回路

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JPS6029212Y2
JPS6029212Y2 JP945879U JP945879U JPS6029212Y2 JP S6029212 Y2 JPS6029212 Y2 JP S6029212Y2 JP 945879 U JP945879 U JP 945879U JP 945879 U JP945879 U JP 945879U JP S6029212 Y2 JPS6029212 Y2 JP S6029212Y2
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JP
Japan
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oscillation circuit
high frequency
microstrip line
oscillator
substrate
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JP945879U
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JPS55109907U (ja
Inventor
雄二 野田
寿之 西原
孝 松浦
主央己 結城
Original Assignee
日本電気株式会社
日本電信電話株式会社
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高周波トランジスタ発振器に関するものである
従来の高周波トランジスタ発振器においては、トランジ
スタ、固定抵抗器、巻線インダクタンス磁器コンデンサ
などの個別部品を使用し、プリント基板上に実装すると
いう方法が主であった。
この様な個別部品で構成される高周波トランジスタ発振
器を移動無線機等のように振動の多い環境で動作させる
場合、個別部品のうち、とくに巻線インダクタンスの振
動によりS/Nが悪化し易く、これを改善するための効
果的な方法がなかった。
発振周波数が高い場合はアルミナ基板又はテフロン等の
合成樹脂平板の上下両面に導電体層を形成したマイクロ
ストリップ線路の分布定数回路により発振回路を構成す
ることがあるが、これらの絶縁体の比誘電率は大体2〜
9であるため、VHF乃びUHF帯においては、同一電
気長に対する寸法が大きくなること、又、低い特性イン
ピーダンスの要求に対してはストリップ線路幅が大にな
りこれらの理由により発振器の寸法が集中定数による回
路構成に比べて大きくなり、したがって小型化が困難に
なると共に、大きな基板を必要とするため高価になる欠
点がある。
本考案の目的は前述の欠点を除去して安価で小型で耐振
性の優れたトランジスタ発振回路を提供するものである
即ち、アルミナ基板又は合成樹脂絶縁物の代りに、(1
−X) BaO−xTiO2組成(ただし0.7≦X<
1.0)の誘導体基板を用いて高周波トランジスタ発振
回路を構成するものである。
誘電体(1−x)BaO・x Tie2基板の誘電特性
は円板状試料を用いてIMHz、 xBandで測定し
た場合の一例を第1表に示す。
また同表におけるtanδおよび比誘電率の温度変化も
同様にxBandで測定した値を示す。
第2表は通常の誘電体(アルミナ)との特性の比較を示
したものである。
表から明らかな様に本考案において用いられる誘電体基
板の特徴は組成全域にわたり高誘電率の特性が得られ、
その上tanδおよびEの温度変化が小さい。
しかしx<0.7ではtanδが大きくなり実用上使用
できない。
したがって有効な高周波トランジスタ発振器用誘電体基
板の組成は0.7≦X〈1.0の範囲であることが好や
しい。
以下本考案の原理と作用・効果について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案の高誘電率基板を用いた電圧制御発振回
路(VCO)の一実施例の等他回路図を示し、第2図は
その一実施例である。
ここで示した一実施例の電圧制御発振回路は、λ/4マ
イクロストリップ線路Z1の一端に容量を接続しりアク
タンス変換することによりインダクタンスを構成してい
る。
この様な伝送線路型発振器は容易に高いQのインダクタ
ンスを構成することができるため、C/N比の良いVC
Oを実現するのに適している。
第1図、第2図においてCI、C2は帰還用コンデンサ
、C3は高周波バイパスコンデンサ、C4、C5,C6
は発振回路を構成するコンデンサ、R1,R2,R3は
バイアス用抵抗体、TRはトランジスタ、Ll、L2.
L3は分布定数線路で構成したチョークコイル、Xlは
電圧制御可能容量素子(バラクタダイオード)、Zlは
入/4のマイクロストリップ線路、Z2はカップリング
用マイクロストリップ線路である。
1は高周波出力端子、2は電源端子、3は発振周波数制
御電圧端子、Eはグランドを示す。
第2図において4は本考案の高誘電率基板、5は発振器
ケースである。
本発振器に示すようにマイクロストリップ線路を発振器
の共振回路として使用した場合の発振器の周波数安定度
は、第2表つり比誘電率の温度係数αは一15ppm/
’C1基板の線膨張係数+8.0ppm/℃であるから
、−0,5ppm/’Cとなり、温度特性のよい共振器
が実現できる。
又、高誘電率であるため同一特性インピーダンス、同一
[気長のマイクロストリップ線路はアルミナ基板と比較
し1/2の線路長で実現できるためインダクタンス、R
1,R2,R3のバイアス用抵抗体も基板上に厚膜もし
くは薄膜により容易に構成でき、高誘電率基板をケース
に密着しているため個別部品の構成に比べ、振動時のS
/N劣化量が大幅に減少し、さらに半田付けによる接続
点数が減少するため信頼性が向上するという利点がある
次に、トランジスタTRの直流供給法について言及する
第1図においてトランジスタTRへの直流電圧はコレク
タ供給されるが、この場合に端子2よりの高周波電圧流
出防止のためにインダクタンスL2が接続される。
L2のもう一方の端子はマイクロストリップ線路z1の
ほぼ中間部に接続される必要がある。
これは発振回路における電圧定在波がλ/4で構成され
る基板線路内において線路のほぼ中間部で最小値をとる
ためである。
したがって上記のようにL2を接続することにより、L
2にもとすく発振器性能の劣化を最少にできるとともに
、端子2より高周波流出量の軽減もできる利点がある。
以上述べた小型で耐振性の優れた高周波トランジスタ発
振器は車載などの振動の多い環境で動作させることが多
い、多チャンネルの移動無線機の局部発振器として利用
した時にその効果が大きい。
すなわち、多チャンネルの移動無線機では局部発振周波
数を可変できる事が必要であるため、周波数シンセサイ
ザを用いるのが有利であるが、その場合発振器の耐振性
によって周波数シンセサイザの耐振性能が左右されるこ
とが多く、そのために発振器単体の耐振性を向上させて
おく必要がある。
その一実施例を第3図に示す。第3図において、20は
基準周波数発振器、21は位相比較器、22は低減フィ
ルタ、23は本考案にもとすくトランジスタ発振器、2
4は固定分周器、25は可変分周器である。
この例では直接分周方式シンセサイザの構成国となって
いるが、従来より広く使用されているような、周波数変
換回路を使用したミキサ一方式シンセサイザを構成する
ことも可能である。
以上述べたように前記高誘電率基板を用いて発振回路を
構成し、電圧供給回路を工夫することは発振回路の小型
化、高性能化、製造コストの低減化においてその効果が
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す等価回路図、第2図は
その一実装例の平面図、第3図は本考案のトランジスタ
発振器を使用した周波数シンセサイザに一構成例である
。 図において、CI、C2,C3,C4,C5゜C6はコ
ンデンサ、R1,R2,R3はバイアス用抵抗体、TR
はトランジスタ、Ll、L2.L3は分布定数回路で構
成したインダクタンス、Xlは電圧制御可能容量素子(
バラクタダイオード)、zlは入/4のマイクロストリ
ップ線路、z2はカップリング用マイクロストリップ線
路、Eはグランド、1は高周波出力端子、2は電源端子
、3は発振周波数制御電圧端子、4は本考案の高誘電率
基板、5は発振器ケースである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導体基板上に形成あるいは設けられた少なくともマイ
    クロストリップ線路と、第1乃至第3キヤパシタンスと
    ある制御信号に応答してその容量を変えるバラクタダイ
    オードと、第1乃至第3の電極を有するトランジスタと
    、抵抗体とを含む高周波トランジスタ発振回路において
    、前記誘導体基板を(l X) BaOXTlO2(
    ただし、0.7zX<1)で構成し前記マイクロストリ
    ップ線路の一端に前記第1のキャパシタンスと前記バラ
    クタダイオードよりなる容量性負荷を接続し他端に前記
    第1の電極を接続し、前記第1の電極にバイアス電圧を
    供給するために前記マイクロストリップ線路の中間部に
    高周波阻止用インダクタンスを結合しかつ前記誘導体と
    第2の電極との間および前記第2と第3の電極との間に
    それぞれ前記第2と第3の電極との間にそれぞれ前記第
    2および第3のキャパシタンスを設けさらに前記第3の
    !極にバイアスのための前記抵抗体を結合したことを特
    徴とする高周波トランジスタ発振回路。
JP945879U 1979-01-26 1979-01-26 高周波トランジスタ発振回路 Expired JPS6029212Y2 (ja)

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JPS55109907U JPS55109907U (ja) 1980-08-01
JPS6029212Y2 true JPS6029212Y2 (ja) 1985-09-04

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