JPS602916B2 - 含砒素・硫酸第1鉄溶液の脱砒処理法 - Google Patents
含砒素・硫酸第1鉄溶液の脱砒処理法Info
- Publication number
- JPS602916B2 JPS602916B2 JP13925881A JP13925881A JPS602916B2 JP S602916 B2 JPS602916 B2 JP S602916B2 JP 13925881 A JP13925881 A JP 13925881A JP 13925881 A JP13925881 A JP 13925881A JP S602916 B2 JPS602916 B2 JP S602916B2
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- Japan
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- arsenic
- iron
- ferrous sulfate
- sulfate solution
- treatment method
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は少なくとも枇素と硫酸第1鉄を含む溶液から枇
素を除去し、枇素を含まない鉄殿物を回収して有効に活
用できるようにした脱枇処理法に関するものである。
素を除去し、枇素を含まない鉄殿物を回収して有効に活
用できるようにした脱枇処理法に関するものである。
鉱山排水や工場排液等には硫酸鉄を主体としたものが多
く、その鉄殿物量も極めて多量で、これの有効利用が望
まれているが、これら鉄殿物中には硯素が多量に含まれ
ている場合が多く、砥素を含まない鉄殿物を効率良く回
収するには技術的にも経済的にも多くの問題があり、未
だ良法は見出されていないのが現状である。
く、その鉄殿物量も極めて多量で、これの有効利用が望
まれているが、これら鉄殿物中には硯素が多量に含まれ
ている場合が多く、砥素を含まない鉄殿物を効率良く回
収するには技術的にも経済的にも多くの問題があり、未
だ良法は見出されていないのが現状である。
従来、枇素含有量の少ない鉄殿物を得る公3母の方法で
は、排水中の硫酸第1鉄の40〜50%をまず硫酸第2
鉄に酸化し、これに炭酸カルシウムを加えて中和し、液
中の枇素を生成鉄沈殿物に共淡させて分離した後、炭酸
カルシウムと反応しない硫酸第1鉄溶液を酸化・中和し
て低枇素鉄殿物を得ていた。
は、排水中の硫酸第1鉄の40〜50%をまず硫酸第2
鉄に酸化し、これに炭酸カルシウムを加えて中和し、液
中の枇素を生成鉄沈殿物に共淡させて分離した後、炭酸
カルシウムと反応しない硫酸第1鉄溶液を酸化・中和し
て低枇素鉄殿物を得ていた。
しかし、この方法では硫酸第2鉄がその性質上炭酸カル
シウムと急速に反応して沈殿するので、枇素との共沈効
果が悪く、また硫酸第2鉄は軸の高い方が沈殿析出しや
すいので、排水中の枇素を充分除くためには多量の硫酸
第2鉄を必要としていた。本発明は硫酸第1鉄が炭酸カ
ルシウムとは反応しない性質を利用したもので、硫酸第
1鉄溶液にあらかじめ過剰の炭酸カルシウムを加えてお
き、これに蟻気を行なうことにより徐々に酸化されて一
部が硫酸第2鉄となり、これが直ちに炭酸カルシウムに
よって中和されて鉄殿物となる。このとき、液中の枇素
も効率よく鉄殿物に吸着・共枕するのである。本発明法
によれば、Fe2十→Feゞへの酸化は少しづつ行なわ
れ、生成されて来る硫酸第2鉄は予め添加された炭酸カ
ルシウムにより中和沈殿し、硫酸第2鉄の生成とその中
和が時を同じくして行なわれるので、中和反応のpHも
6.0位にまで高く上げることができるから枇酸塩が沈
殿析出しやすく、生成鉄殿物への枇素の吸着・共枕効果
が良い。
シウムと急速に反応して沈殿するので、枇素との共沈効
果が悪く、また硫酸第2鉄は軸の高い方が沈殿析出しや
すいので、排水中の枇素を充分除くためには多量の硫酸
第2鉄を必要としていた。本発明は硫酸第1鉄が炭酸カ
ルシウムとは反応しない性質を利用したもので、硫酸第
1鉄溶液にあらかじめ過剰の炭酸カルシウムを加えてお
き、これに蟻気を行なうことにより徐々に酸化されて一
部が硫酸第2鉄となり、これが直ちに炭酸カルシウムに
よって中和されて鉄殿物となる。このとき、液中の枇素
も効率よく鉄殿物に吸着・共枕するのである。本発明法
によれば、Fe2十→Feゞへの酸化は少しづつ行なわ
れ、生成されて来る硫酸第2鉄は予め添加された炭酸カ
ルシウムにより中和沈殿し、硫酸第2鉄の生成とその中
和が時を同じくして行なわれるので、中和反応のpHも
6.0位にまで高く上げることができるから枇酸塩が沈
殿析出しやすく、生成鉄殿物への枇素の吸着・共枕効果
が良い。
従って、本発明法によれば極めて単純な操作により従来
に比し枇素の除去に要する鉄量が少なくて済み、効率良
く枇素を除去することができるのである。
に比し枇素の除去に要する鉄量が少なくて済み、効率良
く枇素を除去することができるのである。
実施例 1
液中鉄濃度545雌/そ、液中枇素濃度3.61のo/
その鉱山排水6のこ予め18夕の炭酸カルシウムを加え
、毎分45cc/地の空気を吹込んで蟻気蝿拝した結果
を第1表に示す。
その鉱山排水6のこ予め18夕の炭酸カルシウムを加え
、毎分45cc/地の空気を吹込んで蟻気蝿拝した結果
を第1表に示す。
第 1 表
比較例
液中鉄濃度807雌/夕、液中破秦濃度5.36のc/
その鉱山排水6れこついて曝気を行なった後炭酸カルシ
ウムを加える従来法による結果を第2表に示す。
その鉱山排水6れこついて曝気を行なった後炭酸カルシ
ウムを加える従来法による結果を第2表に示す。
第 2 表
実施例 2
実施例1に記載の鉱山排水に硫酸第1鉄と亜枇酸を加え
て鉄濃度10磯蛾/そ、枇素濃度13.5雌/れこ調整
した後に炭酸カルシウム23夕を加え、毎分45cc/
仇の空気を吹込んで蟻気燈梓した結果を第3表に示す。
て鉄濃度10磯蛾/そ、枇素濃度13.5雌/れこ調整
した後に炭酸カルシウム23夕を加え、毎分45cc/
仇の空気を吹込んで蟻気燈梓した結果を第3表に示す。
第 3 表図は実施例1,2及び前記比較例の液中残留
批素濃度と沈殿鉄・枇素比の関係グラフを示したをので
、このグラフ並びに前記各表から判るように本発明法に
よれば脱枇後に残留する液中枇素濃度は従来法よりも大
中に低く、枇素を吸着・共枕する鉄殿物のFe/Aa比
も低いので、枇素除去に要する鉄損失も少なくて済み、
次工程における鉄殿物の回収に際して枇素含有率の極め
て少ない高品質の鉄殿物を得ることができる。
批素濃度と沈殿鉄・枇素比の関係グラフを示したをので
、このグラフ並びに前記各表から判るように本発明法に
よれば脱枇後に残留する液中枇素濃度は従来法よりも大
中に低く、枇素を吸着・共枕する鉄殿物のFe/Aa比
も低いので、枇素除去に要する鉄損失も少なくて済み、
次工程における鉄殿物の回収に際して枇素含有率の極め
て少ない高品質の鉄殿物を得ることができる。
図は本発明法と従釆法による液中残留枇素濃度と沈殿鉄
・耽素比との関係グラフを示したものである。
・耽素比との関係グラフを示したものである。
Claims (1)
- 1 少なくとも砒素と硫酸第1鉄を含む溶液にあらかじ
め炭酸カルシウムを添加し、該溶液を曝気することによ
り液中の硫酸第1鉄の一部の酸化と中和を同時に行ない
、生成する殿物に砒素を吸着又は共沈させることを特徴
とする含砒素・砒酸第1鉄溶液の脱砒処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13925881A JPS602916B2 (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 含砒素・硫酸第1鉄溶液の脱砒処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13925881A JPS602916B2 (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 含砒素・硫酸第1鉄溶液の脱砒処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5840191A JPS5840191A (ja) | 1983-03-09 |
JPS602916B2 true JPS602916B2 (ja) | 1985-01-24 |
Family
ID=15241100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13925881A Expired JPS602916B2 (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 含砒素・硫酸第1鉄溶液の脱砒処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602916B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3484652D1 (de) * | 1983-03-21 | 1991-07-04 | Union Oil Co | Verfahren zum abtrennen schwerer metalle aus waessrigen loesungen durch kopraezipitation. |
JPS63267994A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-04 | 株式会社デンソー | デジタル数値表示制御装置 |
SE514338C2 (sv) * | 1999-06-01 | 2001-02-12 | Boliden Mineral Ab | Förfarande för rening av sur laklösning |
JP5685456B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2015-03-18 | 卯根倉鉱業株式会社 | ポリ硫酸第二鉄の製造方法 |
CN103663779A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-03-26 | 苏州丹百利电子材料有限公司 | 安全高效处理砷烷生产中含砷废水的方法 |
-
1981
- 1981-09-04 JP JP13925881A patent/JPS602916B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5840191A (ja) | 1983-03-09 |
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