JPS6028989A - ブレオマイシンの蛋白またはポリペプチド結合体の新規製造法 - Google Patents
ブレオマイシンの蛋白またはポリペプチド結合体の新規製造法Info
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- JPS6028989A JPS6028989A JP58122387A JP12238783A JPS6028989A JP S6028989 A JPS6028989 A JP S6028989A JP 58122387 A JP58122387 A JP 58122387A JP 12238783 A JP12238783 A JP 12238783A JP S6028989 A JPS6028989 A JP S6028989A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプレオマイシンの蛋白又はポリペプチド結合体
の製法に関する。プレオマイシンは1966年本発明者
の一人である梅沢らにより発見された制癌性抗生物質で
(梅沢ら:ジャーナル・オプ・アンチピオチクス、20
0頁、1966年)放線菌ストレプトミセス・バーチシ
ラスによシ生産される1原子の2価の銅を容易にキレー
トする塩基性水溶性糖ペプチドで、通常の培養法では1
6種の含銅体が生産され、単離されている。(例えば、
梅沢ら:ジャーナルOオプーアンチビオチクスZ9A、
210i1966年)。これらプレオマイシンのうち、
A1、 A2. A5. B2.デメチルA2等は、そ
の混合物の脱銅体(以下「プレオマイシン・コンフレッ
クス」という。)が現在すでに癌治療の臨床面で広く使
用されており、とくに偏平上皮癌を中心に、食潰j」臼
珪ヨb、−皮膚癌、頭頚部癌、肺癌、悪性リンパ腫など
の優れた成績をあげている。
の製法に関する。プレオマイシンは1966年本発明者
の一人である梅沢らにより発見された制癌性抗生物質で
(梅沢ら:ジャーナル・オプ・アンチピオチクス、20
0頁、1966年)放線菌ストレプトミセス・バーチシ
ラスによシ生産される1原子の2価の銅を容易にキレー
トする塩基性水溶性糖ペプチドで、通常の培養法では1
6種の含銅体が生産され、単離されている。(例えば、
梅沢ら:ジャーナルOオプーアンチビオチクスZ9A、
210i1966年)。これらプレオマイシンのうち、
A1、 A2. A5. B2.デメチルA2等は、そ
の混合物の脱銅体(以下「プレオマイシン・コンフレッ
クス」という。)が現在すでに癌治療の臨床面で広く使
用されており、とくに偏平上皮癌を中心に、食潰j」臼
珪ヨb、−皮膚癌、頭頚部癌、肺癌、悪性リンパ腫など
の優れた成績をあげている。
また、米国特許第3922262号及び米国特許第Re
30451号には種々のプレオマイシン類が開示され
ている。
30451号には種々のプレオマイシン類が開示され
ている。
本発明者らはプレオマイシン類およびその誘導体のラジ
オイムノアッセイ(以下RIA)及びエンザイ詣イムノ
アッセイ(以下EIA)の必要から、プレオマイシンを
蛋白質またはポリペプチドと結合する方法を検討した。
オイムノアッセイ(以下RIA)及びエンザイ詣イムノ
アッセイ(以下EIA)の必要から、プレオマイシンを
蛋白質またはポリペプチドと結合する方法を検討した。
プレオマイシン類を蛋白質と結合させた例は過去3°例
−文献に見出される。A、 BrouLon及びJ、
E、 Strong は脱銅プレオマイシン・コンプレ
ックスを牛血清アルブミン(以下BSA)をリン酸緩衝
液中で水溶性カルボジイミドを用いて反応させプレオマ
イシン−BSA結合体を得て、これをプレオマイシンの
RIAに用いている( canserResearch
36 1419〜142,1.1976年)。
−文献に見出される。A、 BrouLon及びJ、
E、 Strong は脱銅プレオマイシン・コンプレ
ックスを牛血清アルブミン(以下BSA)をリン酸緩衝
液中で水溶性カルボジイミドを用いて反応させプレオマ
イシン−BSA結合体を得て、これをプレオマイシンの
RIAに用いている( canserResearch
36 1419〜142,1.1976年)。
またに、 Fujiwara、 M、 Yasuno、
K、 KitagawaらはGMBS(N −γ −
(maleimido−butloxy) −succ
ini−mide )でペプロマイシンをアシル化し、
マレイミド基を導入し、これをS H基を導入したBS
Aと反応させ、ペプロマイシン−BSA結合体を合成し
ている。また同時にMB S (N−m −(male
imi−dobenzoyloxy succinim
ide)で脱銅ペプロマイシンをアシル化することによ
り、マレイミド基を導入し、これを、β−ガラクトシダ
ーゼのSH基と反応させることにより、ペプロマイシン
−β−ガラクトシダーゼ結合体を合成している。
K、 KitagawaらはGMBS(N −γ −
(maleimido−butloxy) −succ
ini−mide )でペプロマイシンをアシル化し、
マレイミド基を導入し、これをS H基を導入したBS
Aと反応させ、ペプロマイシン−BSA結合体を合成し
ている。また同時にMB S (N−m −(male
imi−dobenzoyloxy succinim
ide)で脱銅ペプロマイシンをアシル化することによ
り、マレイミド基を導入し、これを、β−ガラクトシダ
ーゼのSH基と反応させることにより、ペプロマイシン
−β−ガラクトシダーゼ結合体を合成している。
(Canser Re5earch 41 4121−
4126 。
4126 。
1981年)
しかしながら上記のいずれの方法で作られたプレオマイ
シン(またはその誘導体)−蛋白の結合体はプレオマイ
シン類のもつ生物活性をもつことは記載されておらず、
脱銅体をアシル化するか、アミド結合を生成する反応条
件にさらしているので、当然得られた結合体は、プレオ
マイシンの活性発現に必須であるジアミノプロピオン酸
アミド部分の一級アミノ基が結合反応に使われプレオマ
イシンの生物活性を失っていると考えられる。
シン(またはその誘導体)−蛋白の結合体はプレオマイ
シン類のもつ生物活性をもつことは記載されておらず、
脱銅体をアシル化するか、アミド結合を生成する反応条
件にさらしているので、当然得られた結合体は、プレオ
マイシンの活性発現に必須であるジアミノプロピオン酸
アミド部分の一級アミノ基が結合反応に使われプレオマ
イシンの生物活性を失っていると考えられる。
また、上記結合方法で得られた結合体はプレオマイシン
、ペプロマイシンの末端アミン部分が遊離であるので、
これらを用いて作られた抗血清はプレオマイシン、ペプ
ロマイシンの末端アミンをも認識し、両者を区別すると
考えられる。したがって、上記方法ではプレオマイシン
、ペプロマイシンの夫々について、別の抗血清を調製し
なければならないと考えられるdそこで本発明者らプレ
オマイシンの活性を保持し、かつ種々のプレオマイシン
類を認識する抗血清を作りうるプレオマイシンの蛋白ま
たはペプチド結合体の農法について種々検討した結果、
末端に遊離−級又は二級アミノ基を有するプレオマイシ
ン誘導体の活性部位を銅錯体として保護したのち、末端
アミン基にカルボン酸又はその反応性誘導体を有する基
を導入して得られるプレオマイシンを蛋白またはペプチ
ドと縮合させることにより、プレオマイシン−蛋白捷た
はペプチド結合体が得られることを見い出した。
、ペプロマイシンの末端アミン部分が遊離であるので、
これらを用いて作られた抗血清はプレオマイシン、ペプ
ロマイシンの末端アミンをも認識し、両者を区別すると
考えられる。したがって、上記方法ではプレオマイシン
、ペプロマイシンの夫々について、別の抗血清を調製し
なければならないと考えられるdそこで本発明者らプレ
オマイシンの活性を保持し、かつ種々のプレオマイシン
類を認識する抗血清を作りうるプレオマイシンの蛋白ま
たはペプチド結合体の農法について種々検討した結果、
末端に遊離−級又は二級アミノ基を有するプレオマイシ
ン誘導体の活性部位を銅錯体として保護したのち、末端
アミン基にカルボン酸又はその反応性誘導体を有する基
を導入して得られるプレオマイシンを蛋白またはペプチ
ドと縮合させることにより、プレオマイシン−蛋白捷た
はペプチド結合体が得られることを見い出した。
即ち本発明は下記一般式〔I〕
(BX:)−NH−A−NR2−o(CH2COY)、
CI’:]〔式中[BX]は次式 で表わせる(含銅体の場合はキレート銅を省略)プレオ
マイシン酸のカルボキシル基から水酸基を除いた残基を
示し、Aはアミノ基をつなぐ結合鎖を示し、低級アルキ
レン、又はN原子を介して結合したアルキレン、たとえ
ば (m、及びm′は2〜6好ましくは、3または4の整数
)を示し、Rは水素、又はアルキル基、又はフェニルで
置換されたアルキル基、例えば−〇Hs、(CH2)3
cH3,−CH(CHs)@を示し、nは1又は2であ
り、Yはカルボキシル基又はその反応性誘導体を示す。
CI’:]〔式中[BX]は次式 で表わせる(含銅体の場合はキレート銅を省略)プレオ
マイシン酸のカルボキシル基から水酸基を除いた残基を
示し、Aはアミノ基をつなぐ結合鎖を示し、低級アルキ
レン、又はN原子を介して結合したアルキレン、たとえ
ば (m、及びm′は2〜6好ましくは、3または4の整数
)を示し、Rは水素、又はアルキル基、又はフェニルで
置換されたアルキル基、例えば−〇Hs、(CH2)3
cH3,−CH(CHs)@を示し、nは1又は2であ
り、Yはカルボキシル基又はその反応性誘導体を示す。
〕で表わされる新規プレオマイシン誘導体に蛋白または
ポリペプチドを結合させることを特徴とするプレオマイ
シン類の蛋白またはポリペプチド結合体の製造に関する
ものである。
ポリペプチドを結合させることを特徴とするプレオマイ
シン類の蛋白またはポリペプチド結合体の製造に関する
ものである。
本発明で得られるプレオマイシンの蛋白又はポリペプチ
ド結合体は反応の方法又は蛋白の種類などにより、蛋白
1分子に対して、結合するプレオマイシンの数は種々異
なるが、一般的には1〜数十個の範囲である。本発明で
使用される一般式〔■〕のプレオマイシン誘導体は含銅
体および脱銅体のいずれでも使用できる。
ド結合体は反応の方法又は蛋白の種類などにより、蛋白
1分子に対して、結合するプレオマイシンの数は種々異
なるが、一般的には1〜数十個の範囲である。本発明で
使用される一般式〔■〕のプレオマイシン誘導体は含銅
体および脱銅体のいずれでも使用できる。
上記の一般式〔I〕のプレオマイシン誘導体と蛋白又は
ポリペプチドとの縮合は、通常ペプチドの縮合に使用さ
れる方法が使用でき、例えばYがカルボキシル基である
場合には、通常使用される縮合剤の存在下に蛋白または
ポリペプチドを縮合するか、または、Yが反応性誘導体
のときはそのまま、必要ならば縮合剤を加えて、蛋白筒
たはポリペプチドと縮合させればよい。
ポリペプチドとの縮合は、通常ペプチドの縮合に使用さ
れる方法が使用でき、例えばYがカルボキシル基である
場合には、通常使用される縮合剤の存在下に蛋白または
ポリペプチドを縮合するか、または、Yが反応性誘導体
のときはそのまま、必要ならば縮合剤を加えて、蛋白筒
たはポリペプチドと縮合させればよい。
上記一般式〔■〕で表わされる化合物のうち、製造上の
容易なことから好ましいものとしてはAが−(CH2)
3−、−(CH2)3−NCH3(CH2)3 。
容易なことから好ましいものとしてはAが−(CH2)
3−、−(CH2)3−NCH3(CH2)3 。
−(CH2)3−NH−(CH2)3−2(CH2)3
NH(CH4)4−2Rが水素−又は、1−フェニル
エチルである化合物があげられる。上記一般式〔I〕に
おけるYで示されるカルボキシル基の反応性誘導体は、
蛋白またはポリペプチドのアミノ基と反応しウルもので
あれば特に制限はないが、通常ペプチド結合の形成に使
用される活性エステル誘導体が使用される。
NH(CH4)4−2Rが水素−又は、1−フェニル
エチルである化合物があげられる。上記一般式〔I〕に
おけるYで示されるカルボキシル基の反応性誘導体は、
蛋白またはポリペプチドのアミノ基と反応しウルもので
あれば特に制限はないが、通常ペプチド結合の形成に使
用される活性エステル誘導体が使用される。
な
一般式CI)の化合物のうち代表的ゆものとしては第−
表の化合物が挙げられる。なお表中XはYからカルボニ
ルを除いた基を示す。
表の化合物が挙げられる。なお表中XはYからカルボニ
ルを除いた基を示す。
表 1
化合物
番号 A Rn X
、7H3
(CH2)3−N−(CH,)、−Hl −ON<神上
記一般式〔l〕で示される化合物は次のように製造する
ことが出来る。
記一般式〔l〕で示される化合物は次のように製造する
ことが出来る。
一般式CIII
[BX 〕−〕NI−1−A−NH−R[fD〔式中[
BX]、A、Rは前記に同じ。〕で示されルフレオマイ
シン誘導体に、カルボニル化合物として、0HC−Co
on又はその塩を還元的に縮合することにょシ、前記一
般式(DにおいてYがカルボキシル基である化合物を得
ることが出来る。
BX]、A、Rは前記に同じ。〕で示されルフレオマイ
シン誘導体に、カルボニル化合物として、0HC−Co
on又はその塩を還元的に縮合することにょシ、前記一
般式(DにおいてYがカルボキシル基である化合物を得
ることが出来る。
縮合に用いる還元剤としては、シアノ水素化ホウ素ナー
トリウムなどの水素化ホウ素化合物などがあげられる。
トリウムなどの水素化ホウ素化合物などがあげられる。
またパラジウム炭素など)触媒をもちいて接触還元をお
こなっても′よい。カルボニル化合物は、RがHの場合
、1〜1.5モルを用いれば主としてn = 1の誘導
体、3モル以上用いればロー2の誘導体が主として得ら
れる。RがH以外の場合は、1モル以上用いれば良い。
こなっても′よい。カルボニル化合物は、RがHの場合
、1〜1.5モルを用いれば主としてn = 1の誘導
体、3モル以上用いればロー2の誘導体が主として得ら
れる。RがH以外の場合は、1モル以上用いれば良い。
反応は溶媒として、メタノール、水、ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、それらの混合液が用いられる。
ミド、アセトニトリル、それらの混合液が用いられる。
又、これらに、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、
リン酸ナトリウムなどの塩及び、酢酸を単独に、又は適
当な割合で混合して用いても良い。
リン酸ナトリウムなどの塩及び、酢酸を単独に、又は適
当な割合で混合して用いても良い。
温度は、0〜50℃が良い。
以上のようにして得られた誘導体を単離するには、水素
化ホウ素化合物を用いた場合には、塩酸で反応液のp)
lを1に合わせ室温で5〜1゜分攪拌し過剰の還元剤を
分解したのち中和し、メタノールを減圧で溜去した後、
過剰のアルデヒド、ケトンをエーテル又はブタノールで
抽出除去し、続いて次の脱塩操作を行なった。即ち吸着
樹脂たとえばアルバーライ)’XAD−2(ローム・ア
ンド・ハース社製)を蒸留水を用いて充填したカラムに
注入して、目的物を吸着する。蒸留水で塩類を洗い流し
た後、酸性の含水メタノール、たとえば1150規定塩
酸水溶液−メタノール(1: 4 V/V )で溶出し
、青色のプレオマイシン誘導体の分画を集め必要なら■ げ、陰イオン交換樹脂、ダウエックス44(OH型;ザ
・ダウ・ケミカル社製)で中和したのち減圧下で濃縮し
て凍結乾燥すると、誘導体の青色粗粉末がえられる。
化ホウ素化合物を用いた場合には、塩酸で反応液のp)
lを1に合わせ室温で5〜1゜分攪拌し過剰の還元剤を
分解したのち中和し、メタノールを減圧で溜去した後、
過剰のアルデヒド、ケトンをエーテル又はブタノールで
抽出除去し、続いて次の脱塩操作を行なった。即ち吸着
樹脂たとえばアルバーライ)’XAD−2(ローム・ア
ンド・ハース社製)を蒸留水を用いて充填したカラムに
注入して、目的物を吸着する。蒸留水で塩類を洗い流し
た後、酸性の含水メタノール、たとえば1150規定塩
酸水溶液−メタノール(1: 4 V/V )で溶出し
、青色のプレオマイシン誘導体の分画を集め必要なら■ げ、陰イオン交換樹脂、ダウエックス44(OH型;ザ
・ダウ・ケミカル社製)で中和したのち減圧下で濃縮し
て凍結乾燥すると、誘導体の青色粗粉末がえられる。
さらに純度をあげるためつぎの操作を行なう。
上記の粉末を蒸留水に溶解し、あらかじめpH6,8,
1/20リン酸−リン酸ナトリウム緩衝液■ で平衡化したCMセファデックスC−25(Na+型:
ファルマシア、ファインケミカル社製)を充填したカラ
ムに注入し吸着する。上記の緩衝液に連続的に塩化ナト
リウムを加えることによシナトーリウム濃度を1.0モ
ルまで徐々に上昇させる直線濃度勾配法によシ溶出する
。Yがカルボキシル基の場合は、このクロマトグラフィ
ーで、n = 2の誘導体が最も速く、ついで0=1の
誘導体が溶出し、未1反応の原料が最後に溶出する性質
があるので、紫外線吸収モニターを用いることにより分
離することが可能である。
1/20リン酸−リン酸ナトリウム緩衝液■ で平衡化したCMセファデックスC−25(Na+型:
ファルマシア、ファインケミカル社製)を充填したカラ
ムに注入し吸着する。上記の緩衝液に連続的に塩化ナト
リウムを加えることによシナトーリウム濃度を1.0モ
ルまで徐々に上昇させる直線濃度勾配法によシ溶出する
。Yがカルボキシル基の場合は、このクロマトグラフィ
ーで、n = 2の誘導体が最も速く、ついで0=1の
誘導体が溶出し、未1反応の原料が最後に溶出する性質
があるので、紫外線吸収モニターを用いることにより分
離することが可能である。
もし目的物の分画に不純物の混入が認められれば、上記
クロマトグラフィーを再度行なうか、1)H6,8の緩
衝液のかわシにpH4,5のl/20モル酢酸−酢酸ナ
トリウム緩衝液を用いて、クロマトグラフィーを再度行
ない、完全除去をはかればよい。
クロマトグラフィーを再度行なうか、1)H6,8の緩
衝液のかわシにpH4,5のl/20モル酢酸−酢酸ナ
トリウム緩衝液を用いて、クロマトグラフィーを再度行
ない、完全除去をはかればよい。
このようにして得られる目的物の分画を、先■
に用いたアンバーライ)XAD−2脱塩法で脱塩したの
ち、凍結乾燥すると、プレオマイシン誘導体の含銅体が
青色の無定形粉末で得られる。
ち、凍結乾燥すると、プレオマイシン誘導体の含銅体が
青色の無定形粉末で得られる。
以上に説明した方法によシ製造されるプレオマイシン誘
導体を6規定塩酸水中で、105℃、20時間加水分解
Kかけると、BLM類に共通する分解生成物、C’L−
トレオニン、β−アミノ−β−(4−アミノ−6−カル
ボキシ−5−メチル−ピリミジン−2−イル)プロピオ
ン酸、4−アミノ−3−オキシ−2−メチル−〇−ペン
タン酸、β−オキシ−L−ヒスチジン、β−アミノ−L
−アラニン、2’ −(2−アミノエチル)〜2.4′
−ピチアゾールー4−カルボン酸〕及び一般式(II)
の原料プレオマイシンに対応したカルボキシル基を含む
一般弐圃で表わされるアミン NR2−A−NR2,−n(CH2COOH)。 l]
ll:]〔式中A、Rは前記に同じ。〕 が検出された。又アンバーリスト■15を用いたメタツ
リシスでは、プレオマイシンと同じL−グロース、3−
0−カルバモイル−D−マンノースのメチルグリコシド
がガスクロマトグラフィーで検出された。
導体を6規定塩酸水中で、105℃、20時間加水分解
Kかけると、BLM類に共通する分解生成物、C’L−
トレオニン、β−アミノ−β−(4−アミノ−6−カル
ボキシ−5−メチル−ピリミジン−2−イル)プロピオ
ン酸、4−アミノ−3−オキシ−2−メチル−〇−ペン
タン酸、β−オキシ−L−ヒスチジン、β−アミノ−L
−アラニン、2’ −(2−アミノエチル)〜2.4′
−ピチアゾールー4−カルボン酸〕及び一般式(II)
の原料プレオマイシンに対応したカルボキシル基を含む
一般弐圃で表わされるアミン NR2−A−NR2,−n(CH2COOH)。 l]
ll:]〔式中A、Rは前記に同じ。〕 が検出された。又アンバーリスト■15を用いたメタツ
リシスでは、プレオマイシンと同じL−グロース、3−
0−カルバモイル−D−マンノースのメチルグリコシド
がガスクロマトグラフィーで検出された。
以上の事実−は本発明の方法によって製造されたプレオ
マイシン誘導体が前記式〔IJで表わされる化学構造を
有することを裏づけでいる。
マイシン誘導体が前記式〔IJで表わされる化学構造を
有することを裏づけでいる。
また、一般式〔IJにおいてYがカルボキシル基の反応
性誘導体である化合物は例えば次の様にして製造するこ
とが出来る。
性誘導体である化合物は例えば次の様にして製造するこ
とが出来る。
一般式〔■〕においてYがカルボキシル基である化合物
と一般式瀾 HX 囚 〔式中Xは前記に同じ〕で示される化合物を縮合剤で縮
合することによシ製造できる。
と一般式瀾 HX 囚 〔式中Xは前記に同じ〕で示される化合物を縮合剤で縮
合することによシ製造できる。
縮合剤としては、ジシクロへキシルカルボジイミド、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド、l−シクロへキシル−3−(2−モルホリノ
エチル)カルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミ
ド、ジフェニルホスホルアジディ) (DPPA)、ジ
エチルホスホロシアニブイト(DEPC)などがあげら
れる。
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド、l−シクロへキシル−3−(2−モルホリノ
エチル)カルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミ
ド、ジフェニルホスホルアジディ) (DPPA)、ジ
エチルホスホロシアニブイト(DEPC)などがあげら
れる。
一般式眼〕で示される化合物としては、p−ニトロフェ
ノール、0.p−ジニトロフェノール、ペンタクロロフ
ェノール、2.4.5−) IJりo。
ノール、0.p−ジニトロフェノール、ペンタクロロフ
ェノール、2.4.5−) IJりo。
フェノール、ペンタフルオロフェノール、N−ヒドロキ
シスクシンイミド、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン
−2,3−ジカルボキシイミド等があげられる。
シスクシンイミド、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン
−2,3−ジカルボキシイミド等があげられる。
との縮合に用いられる溶媒は、反応に影響をあたえな、
いものであれば何でも良いが、通常一般式〔■〕及び囚
で示される原料化合物を溶解する極性溶媒がよく、水、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセト
ニトリル、それらの混合溶媒である。一般式〔■〕の化
合物に対して、一般式囚の化合物及び縮合剤の割合は0
.5〜20当量、好ましくは1〜10当量である。
いものであれば何でも良いが、通常一般式〔■〕及び囚
で示される原料化合物を溶解する極性溶媒がよく、水、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセト
ニトリル、それらの混合溶媒である。一般式〔■〕の化
合物に対して、一般式囚の化合物及び縮合剤の割合は0
.5〜20当量、好ましくは1〜10当量である。
このようKして得られた縮合物が望む活性エステルであ
ることは、IR吸収スペクトルで1780.1740c
m 付近に吸収帯を示すこと後にのべるように蛋白と結
合物を作ること、冷アルカリ水で加水分解すると容易に
もとのカルボキシル基をもつ化合物にもどることがら明
らかである。
ることは、IR吸収スペクトルで1780.1740c
m 付近に吸収帯を示すこと後にのべるように蛋白と結
合物を作ること、冷アルカリ水で加水分解すると容易に
もとのカルボキシル基をもつ化合物にもどることがら明
らかである。
このようにして得られた一般式〔IJの化合物は、Yが
功ルボキシル基の反応性誘導体である場合には、単に中
性又は微アルカリ性の緩衝液中で蛋白又はポリペプチド
と反応させることにより、Yがカルボキシル基である化
合物の場合には、通常使用しうる縮合剤たとえば前記縮
合剤、好ましくは1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩を用いて、蛋白又は
ポリペプチドと反応させることによシブレオマイシン−
蛋白又はポリペプチド結合体を得ることができる。反応
温度は通常−5°〜60℃この捷しくは00〜30℃で
ある。
功ルボキシル基の反応性誘導体である場合には、単に中
性又は微アルカリ性の緩衝液中で蛋白又はポリペプチド
と反応させることにより、Yがカルボキシル基である化
合物の場合には、通常使用しうる縮合剤たとえば前記縮
合剤、好ましくは1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩を用いて、蛋白又は
ポリペプチドと反応させることによシブレオマイシン−
蛋白又はポリペプチド結合体を得ることができる。反応
温度は通常−5°〜60℃この捷しくは00〜30℃で
ある。
本発明において蛋白又はポリペプチドと一般式CIO]
の化合物の割合は、特に制限はないが、通常蛋白又はポ
リペプチドに対して一般式CDの化合物を過剰に用いる
のが好ましく、一般式0.1]の化合物の量を多くする
ことにより蛋白又はポリペプチドに結合するプレオマイ
シンの量を多くすることが出来る。上記の蛋白又はポリ
ペプチドとし、ては、アルブミン、グロブリン、酵素、
及びポリリジンなどが挙げられる。上記反応液から目的
物であるプレオマイシン−蛋白又はポリペプチド結合体
を単離するには、通常蛋白又はポリペプチドの精製に用
いられる方法、たとえばゲル濾過、限外濾過、塩析、透
析等の方法がすべて用いられる。
の化合物の割合は、特に制限はないが、通常蛋白又はポ
リペプチドに対して一般式CDの化合物を過剰に用いる
のが好ましく、一般式0.1]の化合物の量を多くする
ことにより蛋白又はポリペプチドに結合するプレオマイ
シンの量を多くすることが出来る。上記の蛋白又はポリ
ペプチドとし、ては、アルブミン、グロブリン、酵素、
及びポリリジンなどが挙げられる。上記反応液から目的
物であるプレオマイシン−蛋白又はポリペプチド結合体
を単離するには、通常蛋白又はポリペプチドの精製に用
いられる方法、たとえばゲル濾過、限外濾過、塩析、透
析等の方法がすべて用いられる。
一例をあげると、上記活性エステル(含銅体)を用いて
調製したプレオマイシン−BSA結合体は、反応液を必
要なら限外濾過して濃縮しpH7,5のリン酸緩衝液で
平衡化した5ephadex@G50のカラムに注入し
て、クロマトグラフィーを行なうと、青色の2つの分画
に分れる。先に溶出される分子量の大きい青色物質が目
的物(含銅体)であり、後から溶出する青色分画には、
原料の活性エステル及びその加水分解物が含1れる。目
的分画を水に対して透析したのち凍結乾燥するとプレオ
マイシン−BSA結合体(含銅体)が青色粉末として得
られる。このものはEIA、RIAに用いる抗血清を作
成するための免疫用抗原として有用である。
調製したプレオマイシン−BSA結合体は、反応液を必
要なら限外濾過して濃縮しpH7,5のリン酸緩衝液で
平衡化した5ephadex@G50のカラムに注入し
て、クロマトグラフィーを行なうと、青色の2つの分画
に分れる。先に溶出される分子量の大きい青色物質が目
的物(含銅体)であり、後から溶出する青色分画には、
原料の活性エステル及びその加水分解物が含1れる。目
的分画を水に対して透析したのち凍結乾燥するとプレオ
マイシン−BSA結合体(含銅体)が青色粉末として得
られる。このものはEIA、RIAに用いる抗血清を作
成するための免疫用抗原として有用である。
生成物の構造はゲルクロマトグラフィーにおいて目的物
の分子量範囲にあること、プレオマイシン−銅錯体に由
来する青色を示すこと、6N塩酸110℃、18時間の
加水分解により蛋白又はポリペプチド由来の通常アミノ
酸と同時にプレオマイシン由来の上記の特異アミノ酸テ
するβ−ヒドロキシヒスチジン等が検出されることから
、蛋白又はポリペプチド及びプレオマイシンの側構造を
持っていることが確かめられる。
の分子量範囲にあること、プレオマイシン−銅錯体に由
来する青色を示すこと、6N塩酸110℃、18時間の
加水分解により蛋白又はポリペプチド由来の通常アミノ
酸と同時にプレオマイシン由来の上記の特異アミノ酸テ
するβ−ヒドロキシヒスチジン等が検出されることから
、蛋白又はポリペプチド及びプレオマイシンの側構造を
持っていることが確かめられる。
さらに驚くべきことに本物質、例えば、3−(+S)
−1−フェニルエチルアミノ)プロピルアミノプレオマ
イシン−BSA結合体(含銅体)はHe La 83細
胞の増殖を阻害した。そのI D、O値は57μg/m
+であった。この事実は、蛋白部分に癌に特異性をもつ
キャリヤーを選んでやれば、プレオマイシンを選択的に
癌組織に運び、癌細胞をたたくことが出来ると考えられ
る。
−1−フェニルエチルアミノ)プロピルアミノプレオマ
イシン−BSA結合体(含銅体)はHe La 83細
胞の増殖を阻害した。そのI D、O値は57μg/m
+であった。この事実は、蛋白部分に癌に特異性をもつ
キャリヤーを選んでやれば、プレオマイシンを選択的に
癌組織に運び、癌細胞をたたくことが出来ると考えられ
る。
また一般式〔I〕の化合物のうち活性エステルであるも
のは、中性かつ室温以下という緩和な条件で蛋白と結合
出来るので、蛋白として酵素を用いた場合に酵素活性の
消失も少ないため、この方法で調製されたプレオマイシ
ン−酵素結合体は、EIAにおける標識抗原として使用
出来る。結合させる酵素は活性に関与しないアミノ基を
有するものであれば良く、パーオキシダーゼ、β−D−
ガラクトシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、ゲルコ
ールオキシダーゼ、リゾチームなどがある。
のは、中性かつ室温以下という緩和な条件で蛋白と結合
出来るので、蛋白として酵素を用いた場合に酵素活性の
消失も少ないため、この方法で調製されたプレオマイシ
ン−酵素結合体は、EIAにおける標識抗原として使用
出来る。結合させる酵素は活性に関与しないアミノ基を
有するものであれば良く、パーオキシダーゼ、β−D−
ガラクトシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、ゲルコ
ールオキシダーゼ、リゾチームなどがある。
次に本発明を実施例によシ具体的に説明する。
実施例
1)一般式〔■〕で表わされる化合物の合成イ)3−(
(S)−1−フェニルエチルアミノ)プロピルアミノプ
レオマイシン2塩酸塩(含銅体) 5001Qを5’O
dのメタノールに溶解しグリオキシル酸ナトリウム・水
和物66Ingを添加し、ついで20ダのシアン水素化
ホウ素ナトリウムを添加した。40℃、20時間反応し
た後、6規定塩酸水溶液で反応液のpHを1.0に下げ
、10分間放置して反応を止めた。
(S)−1−フェニルエチルアミノ)プロピルアミノプ
レオマイシン2塩酸塩(含銅体) 5001Qを5’O
dのメタノールに溶解しグリオキシル酸ナトリウム・水
和物66Ingを添加し、ついで20ダのシアン水素化
ホウ素ナトリウムを添加した。40℃、20時間反応し
た後、6規定塩酸水溶液で反応液のpHを1.0に下げ
、10分間放置して反応を止めた。
1規定水酸化ナトリウムで中和したのち、減圧下でメタ
ノールを溶去し、残渣に蒸留水を加えて一10mとした
。これをあらかじめpH6,8,1/20モルリン酸緩
衝液で平衡化した■ 0Mセフ7デツクスc−25(Na+型:ファルマシア
、ファインケミカル社製)を充填したカラム(100d
容)に注入し吸着した。
ノールを溶去し、残渣に蒸留水を加えて一10mとした
。これをあらかじめpH6,8,1/20モルリン酸緩
衝液で平衡化した■ 0Mセフ7デツクスc−25(Na+型:ファルマシア
、ファインケミカル社製)を充填したカラム(100d
容)に注入し吸着した。
上記の緩衝液に連続的に塩化ナトリウムを加えることに
よりナトリウム濃度を1.0モルまで徐々に上昇させる
直線濃度勾配法によシ溶出し0.1〜0,15モル前後
で溶出する青色の分画50m1を集め、予め蒸留水で充
填したア■ ンバーライト XAD −2(ローム・アンド・ハース
社製)のカラムに(100ml容)に注入して、目的物
を吸着した。蒸留水150mJでカラムをあらった後、
1150M塩酸水溶液−メタノール(1: 4 v/v
)で溶出した。
よりナトリウム濃度を1.0モルまで徐々に上昇させる
直線濃度勾配法によシ溶出し0.1〜0,15モル前後
で溶出する青色の分画50m1を集め、予め蒸留水で充
填したア■ ンバーライト XAD −2(ローム・アンド・ハース
社製)のカラムに(100ml容)に注入して、目的物
を吸着した。蒸留水150mJでカラムをあらった後、
1150M塩酸水溶液−メタノール(1: 4 v/v
)で溶出した。
青色の分画を集め、陰イオン交換樹脂、ダウ■
エックス 44(OH型:ザ・ダウ・ケミカル社製)で
中和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥することによ
り化合物番号1の化合物の青色粉末270■を得た。
中和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥することによ
り化合物番号1の化合物の青色粉末270■を得た。
本島の融点、は210〜212℃(分解)で、蒸留水で
測定した紫外吸収極太は292mμ。
測定した紫外吸収極太は292mμ。
E1%/1crnは118.7であった。臭化カリ錠剤
法で測定した赤外吸収極大波数(dl)は3400.1
720.1640,1550,1460゜1370,1
330,1130,1,100,1060゜1010.
980.920.760であった。
法で測定した赤外吸収極大波数(dl)は3400.1
720.1640,1550,1460゜1370,1
330,1130,1,100,1060゜1010.
980.920.760であった。
その他の理化学的性状は第2表に示した通シである。
口)3−(:、N−メチル−N−(3−アミノプロピル
)アミノコプロピルアミノプレオマイシン3塩酸塩(含
銅体)11を100m1の0.INN酢酸カリメンノー
ル溶液0.IN酢酸メタノール溶液(2: 1 v/v
)に溶解し、グリオキシル酸57In9を添加し、つ
いで26〜のシアン水素化ホウ素ナトリウムを添加した
。
)アミノコプロピルアミノプレオマイシン3塩酸塩(含
銅体)11を100m1の0.INN酢酸カリメンノー
ル溶液0.IN酢酸メタノール溶液(2: 1 v/v
)に溶解し、グリオキシル酸57In9を添加し、つ
いで26〜のシアン水素化ホウ素ナトリウムを添加した
。
40℃24時間反応した後、6規定塩酸水溶液で反応液
のpHを1.0に下げ、1o分間放置して反応を止めた
。l規定水酸化ナトリウムで中和したのち、減圧下でメ
タノールを溶去し、°残−渣に蒸留水を加えて20dと
した。これをあらかじめpH6,8,1/jOモルリン
]1衝液で平衡化したCM七フ・デ・り、$)c−2s
(Na+W :ファルマシア、ファインクミカル社製
)を充填したカラム(100mA!容)に注入し吸着し
た。上記の緩衝液に連続的に塩化ナトリウムを加えるこ
とによりナトリウム濃度を1.0モルまで徐々に上昇さ
せる直線濃度勾配法によシ溶出し0.3モル前後で溶出
する青色の分画120 mlを集め、予め蒸留水■ で充填したアンバーライト XAD−2(ローム拳アン
ド・ハース社製)のカラム(100ml容)に注入して
、目的物を吸着した。蒸留水150m/!でカラムをあ
らった後、1150M塩酸水溶液−メタノール(1:
4 v/v )で溶出した。青色の分画を集め、陰イオ
ン交換樹■ 脂、ダウエンクス44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社
製)で中和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥するこ
とによシ化合物先5の化合物の青色粉末630mgを得
た。
のpHを1.0に下げ、1o分間放置して反応を止めた
。l規定水酸化ナトリウムで中和したのち、減圧下でメ
タノールを溶去し、°残−渣に蒸留水を加えて20dと
した。これをあらかじめpH6,8,1/jOモルリン
]1衝液で平衡化したCM七フ・デ・り、$)c−2s
(Na+W :ファルマシア、ファインクミカル社製
)を充填したカラム(100mA!容)に注入し吸着し
た。上記の緩衝液に連続的に塩化ナトリウムを加えるこ
とによりナトリウム濃度を1.0モルまで徐々に上昇さ
せる直線濃度勾配法によシ溶出し0.3モル前後で溶出
する青色の分画120 mlを集め、予め蒸留水■ で充填したアンバーライト XAD−2(ローム拳アン
ド・ハース社製)のカラム(100ml容)に注入して
、目的物を吸着した。蒸留水150m/!でカラムをあ
らった後、1150M塩酸水溶液−メタノール(1:
4 v/v )で溶出した。青色の分画を集め、陰イオ
ン交換樹■ 脂、ダウエンクス44(OH型;ザ・ダウ・ケミカル社
製)で中和したのち、減圧下で濃縮して凍結乾燥するこ
とによシ化合物先5の化合物の青色粉末630mgを得
た。
水晶の融点は207℃(分解)で、蒸留水で測定した紫
外吸収極太は292mμ、E1%/1crnは100で
あった。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収極太波数(
ctn)は3400゜1400.1380,1330.
1140.1100゜1070.1020,990,9
30であった。
外吸収極太は292mμ、E1%/1crnは100で
あった。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収極太波数(
ctn)は3400゜1400.1380,1330.
1140.1100゜1070.1020,990,9
30であった。
その他の理化学的性状は第2表に示した通シである。
上記の反応で3−〔N−メチル−N−(3−アミノプロ
ピル)アミノコプロピルアミノプレオマイシン3塩酸塩
(含銅体)11グリオキシル酸140■、シアノ水素化
ホウ素ナトリウム52ダを用いた結果、5101n9の
化合物N116の化合物(表1)が得られた。
ピル)アミノコプロピルアミノプレオマイシン3塩酸塩
(含銅体)11グリオキシル酸140■、シアノ水素化
ホウ素ナトリウム52ダを用いた結果、5101n9の
化合物N116の化合物(表1)が得られた。
水晶の融点は202〜204℃(分解)、蒸留水で測定
した紫外吸収極大は292mμ、E1%/ICrnは1
07.3であった。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収
極大波数(σ)は3430.2950.1720.16
40.1550゜1460.1390,1370.13
20.1250゜1090.1130,1050.10
10.990であった。
した紫外吸収極大は292mμ、E1%/ICrnは1
07.3であった。臭化カリ錠剤法で測定した赤外吸収
極大波数(σ)は3430.2950.1720.16
40.1550゜1460.1390,1370.13
20.1250゜1090.1130,1050.10
10.990であった。
その他の理化学的性状は第2表に示した通シである。
表 2
番 号 Rf値*1 1とする)*2
1 0.18 0.81
5 .0.58 0.88
6 0.57 0.85
*1ニジリカゲル60F254’、シラナイ■
ズド(メルク社)、20%酢酸アン
モンーメタノール(75: 25 v/v%)*2:ア
ビセルSF’■(FMC社)、ギ酸−酢酸一水(24:
75二900 v/v%)800■、15分 ・・)イ)で得られた化合物NQlの化合物50mgを
1 mlのジメチルホルムアミドに溶解し、N −ヒド
ロキシゴハク酸イミド36〜を添加し、ついでジシクロ
へキシルカルボジイミド31七トンで洗った後乾燥し、
水に溶解、不溶物をろ側抜、ろ液を凍結乾燥することに
より、化合物11&x2の化合物(表1)の青色粉末4
6〜を得た。臭化カリ錠剤法で測定した本品の赤外吸収
極太波数(crn)は3400,2950゜1820、
.1780,1730,1640,1550゜1460
.1370.1240,1210,1100゜1060
.1010.920,880.810であった。
ビセルSF’■(FMC社)、ギ酸−酢酸一水(24:
75二900 v/v%)800■、15分 ・・)イ)で得られた化合物NQlの化合物50mgを
1 mlのジメチルホルムアミドに溶解し、N −ヒド
ロキシゴハク酸イミド36〜を添加し、ついでジシクロ
へキシルカルボジイミド31七トンで洗った後乾燥し、
水に溶解、不溶物をろ側抜、ろ液を凍結乾燥することに
より、化合物11&x2の化合物(表1)の青色粉末4
6〜を得た。臭化カリ錠剤法で測定した本品の赤外吸収
極太波数(crn)は3400,2950゜1820、
.1780,1730,1640,1550゜1460
.1370.1240,1210,1100゜1060
.1010.920,880.810であった。
その他の理化学的性状は第3表に示した通シである。
上記の方法でN−ヒドロキシコノ・り酸イミドのかわり
に、p−ニトロフェノール又はN−ヒドロキシ5−ノル
ボルネン−2,3−ジカルボキシイミドを用いて反応す
ることによシ、夫々化合物N3の化合物、化合物rlh
4の化合物を合成した。
に、p−ニトロフェノール又はN−ヒドロキシ5−ノル
ボルネン−2,3−ジカルボキシイミドを用いて反応す
ることによシ、夫々化合物N3の化合物、化合物rlh
4の化合物を合成した。
これらの理化学的性状は第3表に示した通りである。
二)口)で得られた化合物N5の化合物30m9を1
mlのジメチルホルムアミドと0.05all!の蒸留
水の混合液に溶解し、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボキシイミド33mgを添加し、つ
いでジシクロへキシルカルボジイミド19〜を添加した
。室温15時間攪拌し反応した後、20m1lのアセト
ンを加え生じた沈澱を濾取した。沈澱をアセトンで洗っ
た後乾燥し、水罠溶解、不溶物をろ側抜ろ液を凍結乾燥
することにより化合物N9の化合物の青色粉末30mf
Iを得た。臭化カリ錠剤法で測定した本品の赤外吸収極
太波数(Crn)は3430.2950..1780.
1740.1720゜1650、 1580. 156
0. 1460. 1380゜1320、 1240.
1140. 1100. 1060゜1010、であ
った。
mlのジメチルホルムアミドと0.05all!の蒸留
水の混合液に溶解し、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボキシイミド33mgを添加し、つ
いでジシクロへキシルカルボジイミド19〜を添加した
。室温15時間攪拌し反応した後、20m1lのアセト
ンを加え生じた沈澱を濾取した。沈澱をアセトンで洗っ
た後乾燥し、水罠溶解、不溶物をろ側抜ろ液を凍結乾燥
することにより化合物N9の化合物の青色粉末30mf
Iを得た。臭化カリ錠剤法で測定した本品の赤外吸収極
太波数(Crn)は3430.2950..1780.
1740.1720゜1650、 1580. 156
0. 1460. 1380゜1320、 1240.
1140. 1100. 1060゜1010、であ
った。
その他の理化学的性状は第3表に示した通シある。
上記の方法で、N−ヒドロキシ5−ノルボルネン−2,
3−ジカルボキシイミドのかわりに、N−ヒドロキシコ
ハク酸イミドを用いて反応することによシ、化合物N7
の化合物を合成した。
3−ジカルボキシイミドのかわりに、N−ヒドロキシコ
ハク酸イミドを用いて反応することによシ、化合物N7
の化合物を合成した。
これらの理化学的性状は第3表に示した通シである。
又、さらに、上記の方法において、化合物翫5の化合物
のかわりに化合物N6の化合物を用いて、N−ヒドロキ
シコハク酸イミド、N−ヒドロキシ5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミドの夫々と反応させることに
より夫々化合物148 、10の化合物を得た。
のかわりに化合物N6の化合物を用いて、N−ヒドロキ
シコハク酸イミド、N−ヒドロキシ5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミドの夫々と反応させることに
より夫々化合物148 、10の化合物を得た。
これらの理化学的性状は第3表に示した通シである。
表 3
2、’ 0.46
3 0.15
4 0、.45
7 0.89
8 0.86
9 0.82
10 0.81
*1ニジリカゲル6(lF254.シラナイズド(メル
ク社)、20係酢酸アンモ ンーメタノール(50: 50 v/v%)但し、化合
物6)では()内に20係 酢酸アンモンーメタノール(70: 30 v/v%)での値を示す。
ク社)、20係酢酸アンモ ンーメタノール(50: 50 v/v%)但し、化合
物6)では()内に20係 酢酸アンモンーメタノール(70: 30 v/v%)での値を示す。
2)ブレオマイシンと蛋白結合体の合成イ)牛血清アル
ブミン(BSA)53m9を2.5 rnlの0.05
M!Jン酸緩衝液(pH7,5)に溶解し前記1)−口
)で得た化合物2を198rng(プレオマイシン/B
SAモル比=1:175)添加した。室温−夜反応後、
あらかじめ上記の緩衝液で平衡化した150m1容のセ
ファデックス”G=50を充填したカラムに注入し、同
じ緩衝液でクロマトグラフィーを行ない、溶出液を2.
5 mlづつ分画した。ブレオマイシン銅による青色バ
ンドが、分画18〜24と分画48〜65に夫々溶出さ
れた。分画18〜24は同時に蛋白に由来する280
nmの吸収を示したことから、結合体の生成が認められ
た。分画18〜24を水に対して一夜透析後凍結乾燥し
、43m9のプレオマイシン−BAA結合体の青色粉末
を得た。
ブミン(BSA)53m9を2.5 rnlの0.05
M!Jン酸緩衝液(pH7,5)に溶解し前記1)−口
)で得た化合物2を198rng(プレオマイシン/B
SAモル比=1:175)添加した。室温−夜反応後、
あらかじめ上記の緩衝液で平衡化した150m1容のセ
ファデックス”G=50を充填したカラムに注入し、同
じ緩衝液でクロマトグラフィーを行ない、溶出液を2.
5 mlづつ分画した。ブレオマイシン銅による青色バ
ンドが、分画18〜24と分画48〜65に夫々溶出さ
れた。分画18〜24は同時に蛋白に由来する280
nmの吸収を示したことから、結合体の生成が認められ
た。分画18〜24を水に対して一夜透析後凍結乾燥し
、43m9のプレオマイシン−BAA結合体の青色粉末
を得た。
このものの280 nmにおけるE1%/1cTnは2
3.9であった。BSA、及びプレオマイシンの280
1mにおける夫々の81%値、66゜IO2,6を用い
て結合数を計算すると、B5Al分子当シブレオマイシ
ン8.4分子が結合していた。
3.9であった。BSA、及びプレオマイシンの280
1mにおける夫々の81%値、66゜IO2,6を用い
て結合数を計算すると、B5Al分子当シブレオマイシ
ン8.4分子が結合していた。
又、B5A33■に対して、化合物2を32〜(プレオ
マイシン/BSAモル比=1 + 25)用いて反応を
行なわせ40〜の結合体を得た。
マイシン/BSAモル比=1 + 25)用いて反応を
行なわせ40〜の結合体を得た。
このものの280 nmにおけるE1%/ l C’I
n は12.61であシ、B5Al分子あたり、2.6
分子のプレオマイシンを結合していた。
n は12.61であシ、B5Al分子あたり、2.6
分子のプレオマイシンを結合していた。
口)2)−イ)と同様にして、B5A23mgと化合物
9を23m9反応させ、精製した結果、21〜の結合体
を得た。このものの280口mにおける81%71cm
は331を示し、イ)と同様な計算により、B5Al分
子あだ1115.1分子のプレオマイシンを結合してい
た。
9を23m9反応させ、精製した結果、21〜の結合体
を得た。このものの280口mにおける81%71cm
は331を示し、イ)と同様な計算により、B5Al分
子あだ1115.1分子のプレオマイシンを結合してい
た。
特許出願人 日本化薬株式会社
Claims (2)
- (1)一般式 %式%) 〔式中(BX)はプレオマイシン酸のカルボキシル基か
ら水酸基を除いた残基を示し、Aは結合鎖を、RはH又
はアルキル又はフェニルで置換されたアルキルを、Yは
カルボキシル基またはその反応性誘導体を示し、口は1
または2である〕 で表わされるプレオマイシン誘導体と蛋白またはポリペ
プチドを縮合させることを特徴とするプレオマイシンの
蛋白またはポリペプチド結合体の製造方法 - (2)一般式 %式%) 〔式中〔BX〕はプレオマイシン酸のカルボキシル基か
ら水酸基を除いた残基を示し、Aは結合鎖を、Rは水素
又はアルキル又はフェニルで置換されたアルキルを、Y
はカルボキシル基またはその反応性誘導体を示し、nは
1または2である〕 で表わされるプレオマイシン誘導体及びその塩
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58122387A JPS6028989A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | ブレオマイシンの蛋白またはポリペプチド結合体の新規製造法 |
JP25192990A JPH03141278A (ja) | 1983-07-07 | 1990-09-25 | ブレオマイシン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58122387A JPS6028989A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | ブレオマイシンの蛋白またはポリペプチド結合体の新規製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25192990A Division JPH03141278A (ja) | 1983-07-07 | 1990-09-25 | ブレオマイシン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6028989A true JPS6028989A (ja) | 1985-02-14 |
JPH0428000B2 JPH0428000B2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=14834536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58122387A Granted JPS6028989A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | ブレオマイシンの蛋白またはポリペプチド結合体の新規製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028989A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112239488A (zh) * | 2019-07-18 | 2021-01-19 | 上海医药工业研究院 | 一种争光霉素族化合物的铜螯合物的纯化方法 |
-
1983
- 1983-07-07 JP JP58122387A patent/JPS6028989A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112239488A (zh) * | 2019-07-18 | 2021-01-19 | 上海医药工业研究院 | 一种争光霉素族化合物的铜螯合物的纯化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428000B2 (ja) | 1992-05-13 |
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