JPS6028758Y2 - 空振りタイプのキ−シリンダロック - Google Patents

空振りタイプのキ−シリンダロック

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JPS6028758Y2
JPS6028758Y2 JP1981115242U JP11524281U JPS6028758Y2 JP S6028758 Y2 JPS6028758 Y2 JP S6028758Y2 JP 1981115242 U JP1981115242 U JP 1981115242U JP 11524281 U JP11524281 U JP 11524281U JP S6028758 Y2 JPS6028758 Y2 JP S6028758Y2
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JP
Japan
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lever
lock
arm
cylinder
cylinder body
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JP1981115242U
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JPS5821648U (ja
Inventor
洋 産形
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日産車体株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車両、建物、家具等のドアに使用される空
振りタイプのキーシリンダロックに関するものである。
このようなキーシリンダロックが自動車のドアに使用さ
れた場合を例にとって説明する。
従来の空振りタイプのキーシリンダロックは、例えば第
1図に示されるようなものがある。
図中1は自動車のドアパネル外板で、外板1に穿設され
た孔1aにシリンダ本体2が挿入固着されている。
シリンダ本体2にはブツシュボタン3の操作により、軸
方向に移動自在なシリンダ軸4が組み込まれている。
このシリンダ軸4の後端には、レバー5が固着され、レ
バー5にはシリンダ軸4の中心と偏心した位置で高さ調
整自在とされたボルト6が立てられている。
このボルト6と常態で僅かの間隙をもって対向するベル
クランク7を回動自在に装着するベルクランク用ブラケ
ット8が外板1にボルト9で固着されている。
しかしながら、従来の空振りタイプのキーシリンダロッ
クにあっては、上述のような構造であって、シリンダ本
体2とベルクランク7とが別個の組立体となっていたの
で、ベルクランク用ブラケット8が必要となり、全体と
して高価で重いものとなっていた。
また、別個に外板1に取り付けるため組付工数を要腰間
隙調整も組付後に行なわなければならず大変に繁雑な作
業となっていた。
そこで、この考案は、従来の空振りタイプのキーシリン
ダ構造の問題点に鑑みてなされたもので、ベルクランク
状のレバーをシリンダ本体に直接回動自在に装着するこ
とにより、組付が容易で、コンパクトで、しかも廉価な
空振りタイプのキーシリンダ遁ツクを提供することを目
的としている。
次にこの考案の図面に基づいて説明する。
第2図〜第8図は、この考案の一実施例を示す図である
ドアの一部である外板に固定されたシリンダ本体22に
は、押圧操作により軸方向に摺動自在で、かつキーによ
る回動操作により周方向に回動自在なブツシュボタン2
3が取り付けられ、このブツシュボタン23の後方には
、ブツシュボタン23の操作で一体に動くシリンダ軸2
4が設けられている。
さらに、シリンダ本体22には、先端が二股に分かれた
支持脚22aがシリンダ本体22の後端から後方に一体
に延在されている。
シリンダ軸24は、後端部に図外のオープナ−に連動さ
れる第ルバー25がポルト26で固着されている。
シリンダ軸24に取り付けられた第ルバー25は、シリ
ンダ本体22に対してロック解除位置である空振り位置
とを周軸方向に角度的に選択設定され、それぞれ第ルバ
ー25が第5図および第7図の状態を呈している。
また、シリンダ軸24は、これら同位置でブツシュボタ
ン23の操作により軸方向に移動自在であるとともに、
常時、図示省略のスプリングによりシリンダ本体22内
に没入する方向に付勢されている。
第ルバー25は、シリンダ本体22の軸心より外周方向
に延在されて三方に延びるアーム部からなり、第1アー
ム部25aは図外のオープナ−と連結されるとともに空
振り位置を保持させ、第2アーム部である解除アーム部
25bはロック解除位置で第2レバー27と係合可能と
され、第3アーム部はロック解除位置を保持させている
解除アーム部25bと第3アーム部25c間には空振り
用逃げ部25dが解除アーム部25bの側方を切欠いて
形成され、第3アーム部25cとシリンダ本体22との
間に設けられたクリップスプリング21によって第5図
に示すロック解除状態と第7図に示す空振り状態との位
置に第ルバー25を切換えて維持される。
第1アーム部25aには、空振り位置を維持させるため
解除アーム部25bから周方向に適宜離間した位置に形
成され、支持脚22aの第1ストッパ一部22cと当接
する第1被ストッパ一部25eおよびロック解除位置を
維持させるため空振り用逃げ部25dに隣接した位置に
支持脚22aの第2ストッパ一部22dと当接する第2
被ストッパ一部25fが形成されている。
第2レバー27は、基部27dから解除アーム部25b
に向かって先端が延び、第ルバー25に対向し当接する
アーム部27aと図外のロックへ連結されるアーム部2
7bとエマ−ジエンシー用アーム27cとが形成され、
基部27dがシリンダ本体22の支持脚22aの二股部
に回動自在に装着されている。
この支持脚22aの二股部にはストッパ一部22bが形
成されており、第2レバー27は、軸方向に回動自在で
第1L/バー25へ当接する方向にスプリング29で付
勢され、ストッパ一部22bで第4図のように止められ
、第1レバー25との間に間隙が設けられている。
なお、ブツシュボタン23とシリンダ軸24とは一体で
も、別体でもよい。
次に作用を説明する。
第3図〜第5図は、図外のロックを解除可能状態として
いる。
この状態で車外からブツシュボタン23を押すと、シリ
ンダ本体22内のスプリング(図示省略)のスプリング
力に抗してシリンダ軸24がシリンダ本体22から押し
出され、シリンダ軸24の後端部に設けられた第ルバー
25の第2アーム部である解除アーム部25bが第2レ
バー27のアーム部27aと当接し、第2レバー27を
第4図から第6図の状態に回動する。
第2レバー27のアーム部27bが下方に移動すると、
図外のロックが解除されドアを開けることができる。
ブツシュボタン23を押し込んでいた力を除去すると、
シリンダ軸24は図示省略のスプリングによりブツシュ
ボタン23を突出させるとともにシリンダ本体22内に
没入する。
そして第2レバー27は、第ルバー25がシリンダ軸2
4に連れて移動し離れていくので、スプリング29の復
帰付勢力によりストッパ一部22bに当接するまで回動
する。
したがって、最終的には第4図の状態に戻っている。
また、車外からドアを開ける必要ができたときニハ、エ
マ−ジエンシー用アーム27cを操作することにより直
接ロックを解除できる。
一方、第4図の状態でドアが閉められロックが施されて
いるとき、外部のブツシュボタン23を押しても解除し
ないようにするには、第ルバー25の第1アーム部25
aに連動している図外のオープナ−を操作して、第3ア
ーム部25cの第2被ストッパ一部25fが支持脚22
aの第2ストッパ一部22dに当接するまで第5図に示
すロック解除可能状態から第7図の空振り状態、すなわ
ち第2レバー27のアーム部27aを空振り用逃げ部2
5dへ対応させた状態へ第1レバー25を回動させ、第
ルバー25と第2レバー27とが当接しない位置にクリ
ップスプリング21で保持させる。
この状態で外部のブツシュボタン23を押しても第8図
のようにシリンダ軸24の後端部の第ルバー25は第2
レバー27のアーム部27aと当接しないため、第2レ
バー27が回動せず図外のロックを解除することはない
これをいわゆる空振り状態という。
このような空振り状態にシリンダ軸24を位置させるの
に、図外のオープナ−操作によったのであるが、ブツシ
ュボタン23に設けられた図外省略のキーシリンダ孔か
らキー操作で空振り状態にすることも可能である。
以上、自動車のドアを例にとって説明したけれども、車
両は勿論、建物、家具等にも使用できるのは勿論である
以上説明してきたように、この考案によれば、ドアに固
定されたシリンダ本体には押圧操作により軸方向に移動
自在で、かつキーによる回動操作により周軸方向に回動
自在なブツシュボタンが取り付けられ、該ブツシュボタ
ンの後方にはブツシュボタンの操作で一体に動くシリン
ダ軸が設けられ、該シリンダ軸の後端には、シリンダ本
体の軸心より外周方向に延在された解除アーム部と該ア
ーム部の側方に形成された空振り用逃げ部とを有する第
ルバーが設けられ、該第ルバーには前記解除アーム部か
ら周方向に適宜離間した位置に形成された第1被ストッ
パ一部と、前記空振り用逃げ部に隣接した位置に形成さ
れた第2被ストッパ一部とがシリンダ本体の軸心より外
周方向に延在されて設けられ、前記シリンダ本体には該
本体の後端から後方に延在された支持脚が設けられ、該
支持脚にはロックに連結された第2レバーの基部が回動
自在に設けられ、該基部から前記解除アーム部の位置に
向って先端が延びたアームが前記第2レバーに設けられ
、前記第1レバーの摺動範囲と等しいか、それよりも長
く延設された前記支持脚には、前記第1レバーがロック
解除位置に回動されたとき、前記第2被ストッパ一部が
当接される第2ストッパ一部と、前記第ルバーがロック
位置に回動されたとき、前記第1被ストッパ一部が当接
される第1被ストッパ一部が形成され、前記第ルバーと
シリンダ本体の間には第ルバーをロック位置およびロッ
ク解除位置に付勢するスプリングが設けられ、ロック位
置では第ルバーの空振り用逃げ部が前記第2レバーのア
ーム部先端に位置し、ロック解除位置では第ルバーの解
除アーム部が前記第2レバーのアーム部先端に位置する
ようにした構造としたため、次のような効果を有する。
シリンダ単体で簡単に組み付けられ、キーシリンダの組
付体を外板の孔から挿入して装着することができる。
従って、ベルクランク用ブラケットは不要となり、外板
への取付工数も不要であり、従来のシリンダロックとベ
ルクランクとの間隙調整も不要となり、組付が要易で、
精度良く、コンパクトでしかも廉価な空振りタイプのキ
ーシリンダロックを提供することができる。
なお、コンパクトで取付スペースが小さくてすむことは
、ドア内のドア開閉あるいはウィンドガラス昇降のリン
ク機構さらには電動化のためのモータ駆動機構の配設に
対して設計上の自由度を増す効果を奏する。
また、シリンダ軸の後端にロック位置とロック解除位置
とを規制するため、それぞれ空振り用逃げ部と解除アー
ム部とを有する第ルバーが設けられているため、この第
ルバーを利用あるいは第ルバーの形状を変えるとか、別
部材を追加してオープナ用リモコンロッドにつなげるこ
とも容易に行なえ、ブツシュボタンの操作以外でも施錠
状態の解除操作が行なえるようにすることが簡単に行な
える。
さらに、シリンダ本体の後端と第ルバーとの間には第ル
バーを施錠位置と解除位置とに付勢するスプリングが設
けられているので、各位置が確実に保持される。
さらに、第ルバー用位置規制用ストパー(第1、第2ス
トッパ一部)は第2レバーを枢着している支持脚を利用
して設けることができるので、部品数を増やすとか形状
を複雑化することなく位置規制が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空振りタイプのキーシリンダロックを装
着した状態の正面図、第2図〜第8図はこの考案の空振
りタイプのキーシリンダ陥ツクであって、第2図は第1
図と同様な正面図、第3図は後部斜視図、第4図はロッ
ク解除位置の後部拡大正面図、第5図は同位置の右側面
図、第6図は同位置でロックを解除した状態の正面図、
第7図は空振り位置の右側面図、第8図は同位置の後部
拡大正面図である。 22・・・・・・シリンダ本体、22a・・・・・・支
持脚、22c・・・・・・第1ストッパ一部、22d・
・・・・・第2ストッパ一部、23・・・・・・ブツシ
ュボタン、24・・・シリンダ軸、25・・・第ルバー
、25a・・・・・・第1アーム部、25b・・・・・
・第2アーム部(解除アーム)、25c・・・・・・第
3アーム部、25d・・・・・・空振り用逃げ部、25
e・・・・・・第1被ストッパ一部、25f・・・・・
・第2被ストッパ一部、27・・・・・・第2レバー、
27a、27b・・・・・・アーム部、27d・・・・
・・基部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアに固定されたシリンダ本体には押圧操作により軸方
    向に移動自在で、かつキーによる回動操作により周軸方
    向に回動自在なブツシュボタンが取り付けられ、 該ブツシュボタンの後方にはブツシュボタンの操作で一
    体に動くシリンダが設けられ、 該シリンダ軸の後端には、シリンダ本体の軸心より外周
    方向に延在された解除アーム部と該アーム部の側方に形
    成された空振り用逃げ部と有する第ルバーが設けられ、 該第ルバーには前記解除アーム部から周方向に適宜離間
    した位置に形成された第1被ストッパ一部と、前記空振
    り用逃げ部に隣接した位置に形成された第2被ストッパ
    一部とがシリンダ本体の軸心より外周方向に延在されて
    設けられ、前記シリンダ本体には該本体の後端から後方
    に延在された支持脚が設けられ、該支持脚にはロックに
    連結された第2レバーの基部が回動自在に設けられ、該
    基部から前記解除アーム部の位置に向って先端が延びた
    アームが前記第2レバーに設けられ、 前記第ルバーの摺動範囲と等しいか、それよりも長く延
    設された前記支持脚には、前記第ルバーがロック解除位
    置に回動されたとき、前記第2被ストッパ一部が当接さ
    れる第2ストッパ一部と、前記第ルバーがロック位置に
    回動されたとき、前記第1被ストッパ一部が当接される
    第1ストッパ一部が形成され、 前記第ルバーとシリンダ本体の間には第ルバーをロック
    位置およびロック解除位置に付勢するスプリングが設け
    られ、 ロック位置では第ルバーの空振り用逃げ部が前記第2レ
    バーのアーム部先端に位置し、ロック解除位置では第ル
    バーの解除アーム部が前記第2レバーのアーム部先端に
    位置するようにしたことを特徴とする空振りタイプのキ
    ーシリンダロック。
JP1981115242U 1981-08-04 1981-08-04 空振りタイプのキ−シリンダロック Expired JPS6028758Y2 (ja)

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JPS5821648U JPS5821648U (ja) 1983-02-10
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