JPS6028707Y2 - 通気性材料を熱処理する熱処理炉の出入口シ−ル装置 - Google Patents

通気性材料を熱処理する熱処理炉の出入口シ−ル装置

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JPS6028707Y2
JPS6028707Y2 JP18291680U JP18291680U JPS6028707Y2 JP S6028707 Y2 JPS6028707 Y2 JP S6028707Y2 JP 18291680 U JP18291680 U JP 18291680U JP 18291680 U JP18291680 U JP 18291680U JP S6028707 Y2 JPS6028707 Y2 JP S6028707Y2
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JP
Japan
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furnace
entrance
heat treatment
exit
heat
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Expired
Application number
JP18291680U
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English (en)
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JPS56107877U (ja
Inventor
達郎 各務
善一郎 白浜
喬 阪野
直樹 塚田
Original Assignee
東洋紡績株式会社
中外炉工業株式会社
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Publication date
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通気性材料を熱処理する熱処理炉の出入口シー
ル装置に関するものである。
従来、熱処理炉の出入口シール方法としては種々の形式
のものが提案されている。
その一つとして剛体からなる一対のローラを炉出入口に
対設し、(被)処理材を挾圧することにより炉出入口の
開口を減少させるものがある。
この方法では、(被)処理材の両側部には必然的に(被
)処理材厚みの間隙が生じ、この間隙から大量の炉気が
排出したり、あるいは外気が炉内に侵入する。
そのため、熱の無駄が大であるとともに雰囲気ガスを大
量に必要とすると云う欠点を有する。
ところで、炭素繊維が溶剤吸着回収装置の吸着材、フィ
ルター、耐熱材、補強材、摺動材、バッキング材等の用
途から近年脚光をあびて来ているが、これらはトウ、織
物あるいはフェルト状有機繊維を熱処理炉である焼成炉
で無酸素状態で焼成処理して製造するものである。
この場合において、熱処理炉の出入口に前記シール装置
を採用すれば、(被)処理材自身が通気性を有するため
前記欠点は更に助長されるばかりか搬入される被処理材
中の空隙により酸素が炉内に運び込まれ、炉内酸素濃度
の管理が難かしい。
また、シールローラで必要以上に被処理材を挾圧するこ
とは製品との関係でできず、かつこのシールローラを駆
動ローラとすることはできないと云う欠点を有する。
本考案は、シールローラを独立気泡からなる柔難性かつ
弾性材である、たとえば、フオームラバー、スポンジゴ
ム等で製作し、常時炉出入口に密接回転するように配置
し、(被)処理材の通過部分のシールローラをその弾性
により変形させ、すなわち、(被)処理材の外方出入口
部をほぼ完全にシールし、(被)処理材中の空隙部を炉
気排出部として炉気の排出量を極力抑えて炉圧を高め、
外気の炉内への侵入を防止するとともに、シールローラ
が(被)処理材と密着する点を利用してシールローラを
駆動ローラとすることのできる熱処理炉の出入口シール
装置を提供しようとするものである。
つぎに、本考案を一実施例である図面にしたがって説明
する。
図面は、トウ等の通気性を有する繊維を焼成して活性炭
化繊維とする熱処理炉に本考案のシール装置を適用した
場合を示し、1は熱処理炉、3はシールローラで、該シ
ールローラ3は独立気泡のフオームラバーやスポンジ等
の柔難性を有するとともに弾性材(たとえば、25%圧
縮した場合、80±209/cftの弾性力を有する。
)からなり、炉1の出入口2に備えられ、常態において
、一対のローラ3で炉出入口2をシールしている。
4は雰囲気ガス噴出孔で、前記一対のシールローラ3の
炉内側に、炉出入口部に向かって傾斜させである。
なお、熱処理炉1には雰囲気ガスを供給してラジアント
チューブで加熱してもよく、また、バーナを直接燃焼さ
せて、その無酸素状態の燃焼ガスを雰囲気ガスとしても
よい。
この場合、炉気は露点が高いため、前記雰囲気ガス噴出
孔4から、炉出入口部2にドライ雰囲気ガスを噴出させ
るのが好ましい。
前記構成において、いま、シールローラ3を図示しない
駆動装置で回転させ、トウ等からなる被処理材である繊
維5を装入すると、第2図に示すように、シールローラ
3はその被処理材5の部分のみが弾性により陥没して適
度の生着力を生じ、被処理材5は炉内へ搬送され、炉1
で図示しないバーナ等により焼成され、炭素化した処理
材5は前記同様炉出口に設けたシールローラから炉外へ
抽出される。
ここで、炉入口側シールローラについて述べると、前記
のように被処理材5の炉内への装入時においては、被処
理材5の外方はシールローラ3で極めて少間隙である隅
部6を除いて完全にシールされ、炉内外は被処理材5自
身の空隙でのみ連通ずることになる。
また、炉内圧は大気圧以上に設定しであるため、炉気は
この空隙からのみ排出され、前記従来の剛体シールロー
ラに比べて炉気(雰囲気ガス)の損失(熱損失をも含む
)は極めて少ない。
そのため炉圧を十分に保持でき、かつ、炉気は小さい被
処理材5中の空隙から排出されること、および特に炉入
口方向に向かう雰囲気ガス噴出孔4からの噴出雰囲気ガ
スとの相剰作用により外気の侵入はない。
さらに、熱処理炉1においては、製品の歩留の点から炉
内酸素濃度は極めて少量1こ規制されるが、前記の方法
においては被処理材5の空隙内に存在する空気は炉外に
噴出する炉気により追出されるため、被処理材5の搬送
につれて酸素が炉内へ持込まれることはなく、炉内の酸
素濃度の管理を容易にすることができる。
なお、炉の出口においては、前記酸素の追出し効果を除
いて作用・効果は全く同様である。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、熱処理
炉の出入口に設けるシールローラを柔難性かつ弾性を有
する独立気泡体で構威し、通過する通気性のある(被)
処理材部分を除いて完全にシールし外気との流通開口は
(被)処理材自身としたため、その開口面積は極めて小
さく、熱および雰囲気ガス損失を少なく経済的なものと
することができる。
また、シールローラは被処理材と密着しているためこれ
を駆動ローラとすることができ、それだけ炉全体の構成
が簡単かつ安価となる。
さらに、被処理材を炭化させる場合には炉内酸素量を極
めて低くする必要があるが、このような場合でも炉内圧
を高めて被処理材から燃焼ガス(雰囲気ガス)を放出さ
せて、被処理材とともに炉内へ持ち運ばれる空気を追い
出すことができ酸素量の管理が容易である。
なお、炉内雰囲気として、バーナからの高温燃焼生成ガ
スを使用する場合には、高温雰囲気ガス中の水蒸気が出
入口部(シール部近傍)で温度が低下して飽和状態にな
り、水滴となって被処理材に滴下し、不具合を生じるこ
とがあるが、このような場合、ドライ雰囲気ガスを、雰
囲気ガス噴出孔から供給することにより結露を防止する
よ゛うにすることもできる。
また、いずれの場合でも、高温の雰囲気ガスは直接シー
ルローラ3にあたらず、シールローラ3の保護をも図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した炉出入口部の部分断面図で、
第2図は第1図の■−■線断面図である。 1・・・・・・熱処理炉、2・・・・・・出入口部、3
・・・・・・シールローラ、4・・・・・・雰囲気ガス
噴出孔、5・・・・・・(被)処理材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉内圧を大気圧以上に保持して通気性繊維材料を熱処理
    し、活性炭化繊維材料とする熱処理炉において、前記炉
    の出入口部に独立気泡を有する柔軟性かつ弾性材からな
    る一対のシールローラを、前記出入口部の上・下向壁面
    に密着させ、かつ、一対のシールローラが密接回転する
    ように配置するとともに、前記一対のシールローラの炉
    内側に、炉出入口方向に向かって傾斜する雰囲気ガス噴
    出孔を配設したことを特徴とする熱処理炉の出入口シー
    ル装置。
JP18291680U 1980-12-18 1980-12-18 通気性材料を熱処理する熱処理炉の出入口シ−ル装置 Expired JPS6028707Y2 (ja)

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JPS56107877U JPS56107877U (ja) 1981-08-21
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