JPS6028686B2 - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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JPS6028686B2
JPS6028686B2 JP59058619A JP5861984A JPS6028686B2 JP S6028686 B2 JPS6028686 B2 JP S6028686B2 JP 59058619 A JP59058619 A JP 59058619A JP 5861984 A JP5861984 A JP 5861984A JP S6028686 B2 JPS6028686 B2 JP S6028686B2
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air
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vehicle
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敦則 斉藤
政則 永の間
康宏 岩田
潔 宇佐見
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00849Damper doors, e.g. position control for selectively commanding the induction of outside or inside air

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷却用熱交換器の稼働率を低減させるようにし
た車両用空調制御装置に関する。
〔従来技術〕
車戦エンジンによって駆動される冷媒圧縮機を含む車両
用空調制御のための冷房機構においては、冷房機構の稼
働率を低減しようとする要求がある。
この要求の解決に関連して、実関昭52−12946号
が公知である。この公知技術によれば、外気温度を予め
設定した基準温度と比較することにより、冷房機構の作
動・停止を決定することが提案されている。一方、この
公知技術においては、車室内へ吐出する空気温度を調節
する温度調節部材の位置と関連させて内外空気取入を切
替えることが示されている。しかしながら、公知技術に
おいては、冷房機構の稼働率の低減にある程度の効果が
期待されるけれども、低温である外気を積極的に利用し
て効果を一層高めることができなかった。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、低温外気を積極的に利用するこ
とにより、稼働率の低減効果をより高めた車両用空調制
御装置を提供することである。
〔発明の構成の概要〕本発明は上記目的を達成するため
、第17図に示されるように、車室VCに向かって空気
を送るための通風ダクト10、この通風ダクト10にお
いて空気取入を車室内外から選択的に行なう切替装置1
3、前記通風ダクト1川こおいて車室VCに向かう空気
流を生じせるブロワモータ14、および前記通風ダクト
1川こ配置された冷却用熱交換器15、を備える車両用
空調制御装置において、車室外の温度に応じた信号を発
生する信号発生手段61と、この信号発生手段61によ
って車室外の温度が所定温度以下であることが検出され
た時に前記冷却用熱交換器15の冷却効果を消勢させる
第1の手段MIと、この手段MIの作動にともなって前
記切換装置13を車室外空気を取入れる方向に作動させ
る第2の手段M2と、を備えて構成したことを特徴とす
る。
本発明の実施例において、上記第1および第2の手段は
、予め設定した制御プログラムに従って逐次命令を実行
するデジタルコンピュータを用いて構成される。
また前記第1の手段においては、車室外の温度を検出す
るに際して、車室内の温度との相対差をもって所定温度
以下であることを検出するようにすれば、冷却用熱交換
器の稼働率低減効果をより一層高めることができる。
また冷却用熱交換器は、加熱用熱交換器および温度調節
部材と共同して通風ダクトから車室内に供給する空気温
度を調節し、もって車室内温度を目標温度に接近させる
ように構成され、この際、冷却用熱交換器の冷却効果が
消勢された場合に、温度調節部村を加熱効果が低減され
る方向に補正作動させることにより、室内温度の変動を
抑制する上で有利である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、車室外温度が所定温度より低いと、冷
却用熱交換器の冷却効果を低減するのに伴い、切替装置
を車室外空気の取入方向に作動させるため、低温空気を
積極的に通風ダクト内に導入することにより、冷却効果
が消勢されても室内温度を速やかに調整することができ
、冷却用熱交換器の稼働率の一層の低減に大きな効果が
ある。
〔実施例〕以下本発明を添付図面を示す実施例について
説明する。
この実施例は自動車用空気調和装置に係わるもので、公
知の冷風温風混合方式の空気調和装置、すなわち温度調
節部材の上流に供給される空気をこの温度調節部材によ
って加熱器とそのバイパス通路とに分配し、その分配の
比によって対象空間に吹出す下流側の混合空気の温度を
調節するようにした空気調和装置において、その温度調
節部材の変位層を、デジタルコンピュータにより予め設
定された処理順序に従って制御するように構成してある
。全体システムを示す第1図において、通風ダクト10
の上流側には空気導入口(吸入口)として自動車の車室
内と通じて内気(室内空気)を循環させるための内気導
入ロー1と、外気(室内大気)を取入れるための外気導
入ロー2とが形成してあり、両導入口はダンパ13によ
っていずれか一方が閉塞される。
ダンパ13による導入口11,12の選択を内外気切替
と称する。通風ダクト1川こは下流側に向かって、プロ
アモータ14、冷房サイクル22の冷煤蒸発器(ェバポ
レータ)よりなる冷却器15、エンジン冷却水を熱源と
する加熱器(ヒータコア)16、およびこの加熱器12
を通る空気とバイパス通路17を通る通気との比を調節
する温度調節部材としてのダンパ18が順に配置されて
いる。通風ダクト10の最も下流側には、通風ダクト1
0内で温度調節された空気を車室内に向かって吹出すた
めの2.種の吹出口19,20が形成してあり、符号1
9で示す一方の吹出口は車室内上部に向かって冷風を吹
出すための上吹出口、20の吹出口は車室内下部に向か
って温風を吹出すための下吹出口である。上吹出口19
と下吹出口201ま、それぞれ車室内の適当な箇所に複
数個の閉口部を設けてそれらをダクトで連結してもよい
。上、下の吹出口19,2川よ、ダンパ21によってい
ずれか一方が閉塞される。ダンパ21による吹出口19
,20の選択を吹出口切替と称する。通風ダクト10‘
こ配置された各要素は温度調節ダンパ18による温度制
御のほか運転者の好みとする運転モードに従って空気調
和に供せられる。
この実施例で説明する空気調和装置は運転モードとして
、内外気切替運転、冷却器15の作動、非作動を人為的
に切替える運転、および冷却器15の作動、非動を自動
的に切替えるェコノミ運転(経済運転)を行なう。内外
気切替は、外気温度がかなり高いときの冷房運転の場合
とか大気が汚れている場合の内気循環運転、内気が汚れ
た場合の外気取入運転を選択することができる。また、
内外気切替は他の運転モードと連動して自動的に行なわ
れることもある。例えば冷却器15の非作動モードでは
内気循環モードで目標とする室内温度が得られなくなる
と、ダンパ13が自動的に外気切替となって外気取入モ
ードとなる。冷却器15の作動、非作動の選択は、外気
温度が高いときの冷房運転を希望する場合とか除湿のた
めに冷却器15を使用したい場合、あるいは外気温度が
十分低いときの暖房運転を希望する場合に使用される。
ェコノミ運転は、目標とする室内温度を得るために冷却
器15の作動が必要か否かを判断して冷却器15の作動
、非作動を自動的に制御するもので、冷却器15の作動
時間を低減しその駆動エネルギーの消耗を防ぐ場合に使
用される。冷却器15を含む前記冷房サイクル22は、
自動車原動機としてのエンジン23のプロペラシャフト
にてVブルト等を介して駆動されるコンブレッサ(冷媒
圧縮機)24と、コンデンサ25と、受液器26と、膨
張弁27とを冷却器15に配管結合して構成される公知
のものであり、コンデンサ25において冷煤の熱を放出
し冷却器15において導入される空気の熱を冷媒に吸収
させる熱サイクルをなしている。
そして、冷却器15を通過した空気の温度はほぼ0℃と
なり、導入される空気の温度およびコンブレツサ24の
回転速度にはあまり関係しない。冷却器15の作動、非
作動は冷房サイクル22の運転とこぼ対応する。冷房サ
イクル22はその駆動源であるコンブレッサ24とエン
ジン23との機械的な連結機構を断続することによって
停止し運転される。前記加熱器1−6はエンジン23の
冷却水ブラケットに接続された冷却水配管に連結され、
エンジン16にて加熱された冷却水の熱を放出する熱交
換作用を有する。
流路調整弁28は冷却水温度に応じて冷却水の流路を、
加熱器16を通るものと図示しないラジェータを通るも
のとで調節し、従って加熱器16もほぼ一定した熱交換
能力を得るようになっている。温度制御および前記運転
モードの制御のために、前記冷房サイクル22と通風ダ
クト10内の内外気切替ダンパ13、温度調節ダンパ1
8、吹出□切替とダンパ21が電気的に駆動される。
電磁クラッチ5川まコンブレツサ24とエンジン23と
の機械的な連結機構を断続するもので、電源線60aを
介して付勢されたときにコンブレッサ24を回転すべく
クラッチを接続し消勢されたときはクラッチを遮断して
コンブレッサ24を停止する。コンブレッサ24の回転
状態をオン、停止状態をオフと称する。内外気切替ダン
パ13は、ダイアフラム作動器51と、大気達通とエン
ジン負圧達通とを切替える三方切替電磁弁52とからな
く負圧作動器によって駆動される。電源線52aを介し
て三方切替電磁弁52が付勢されると、ダイアフラム作
動器51に負圧が供給され連結機構51aを介してダン
パ13を図示の外気導入状態から破線矢印方向に比較的
急速に引張って内気導入状態とし、電磁弁52が消勢さ
れるとダイアフラム作動器51には大気圧が供給され図
示しないばねの力によってダンパ13を図示位置(内外
導入状態)に押し返す。温度調節ダンパ18はダイアフ
ラム作動器53と、エンジン負圧連通および大気連通を
制御する2個の電磁弁54,55とからなる負圧作動器
によって駆動され、電源線54aにより電磁弁54が付
勢されたときはダイアフラム作動器53に負圧が供給さ
れて連結機構58aを介してダンパ18を矢印方向にゆ
っくり引き、電源線55aにより電磁弁55が付勢され
たときはダイアフラム作動器53に大気圧が供給されて
図示しないばねによってダンパ18はゆっくり押し返さ
れる。
両方の電磁弁54,55は消勢されたときは、ダイアフ
ラム作動器53は停止してダンパ18の駆動を停止させ
、そのときの位置に保持させる。なお、ダンパ18の関
度はバ・ィパス通路17を全閉した図示位置(最大暖房
位置)を100%とし、加熱器16の上流を全閉したと
き(最小暖房位置)を0%とする。吹出□切替ダンパ2
1はダイアフラム作動器56と、大気達通とエンジン負
圧連通とを切替える三方切替電磁弁57とからなる負圧
作動器によって駆動され、電源線57aにより電磁弁5
7が付勢されるとダイアフラム作動器56に負圧を供給
し連結機構56aを介して図示位置(下側吹出)からダ
ンパ21を比較的急速に引いて上側吹出とし、電磁弁5
7の消勢時はダイアフラム作動器57に大気圧を供給し
図示しないばねによってダンパ21を図示位置に押し返
す。
制御装置1は電気的駆動部村である上記電磁クラッチ5
0、電磁弁52,54,55,57の付努、消勢を切替
えて、温度制御および各運転モードの制御を指令する。
また制御装置1は温度制御および各運転モードの制御を
行なうために各種の情報入力手段と接続されており、入
力された情報を予め内部設定された制御プログラムに基
いて処理し上記電気的制御部材を作動させる。ブロアモ
ータ14は電源線14aにより付勢されたとき回転した
通風ダクト10内に空気の流れを形成する。
ブロワモータ14は空気調和装置が動作状態である限り
、目標とする温度および運転モードとは関係なく作動す
る。制御装置1に各種の情報を入力する手段としては、
内気が通過するように通風ダクト10の上流部に設けら
れた小通路に設置され、内気温度に応じた信号を発生す
る内気温センサ60、ラジェータグリルの前面等に通風
およびエンジン等の頚射熱をなるべく受けなし、らよに
設定され、外気温度に応じた信号を発生する外気温セン
サ61、温度調節ダンパ18の開度(位置)に応じた信
号を発生する開度サンサ62、および制御装置1の近傍
に設置される操作パネル2がある。
制御装置1は空気調和装置の近傍に設置するが、操作パ
ネル2は例えば運転席前部の計器盤などに取付けてもよ
い。操作パネル2には、目標とする内気温度の設定に応
じて信号を発生する温度設定器63、空気調和装置の作
動、非作動を指令するメインスイッチ64、および運転
モードを選択するためのスイッチとして、冷却器15の
、すなわち冷房サイクルの作動、非作動を選択するスイ
ッチ(以下エアコンスイッチと称する)65、吸込口す
なわち内気導入口11と外気導入口12とを選択する吸
込口切替スイッチ66、ェコノミ運転を選択するェコノ
ミスィッチ67、吸込口を数分間だけ内気導入口11と
する短時間内気スイッチ(以下短内気スイッチと称する
)68が設けてある。また操作パネル2には制御中の内
気温度を表示する表示手段を付設してもよい。装置の電
源供給は車載バッテリ3からイグニッションキースイッ
チ4を介してなされる。
第2図は制御装置1と各種情報入力手段と電気的制御部
材との相互の電気的な接続を示す結線図である。
情報入力手段のうち、内気温センサ60、外気温センサ
61、ダンパ開度サンサ62、操作パネル2における温
度設定器63は、それぞれ発生する信号をアナログ電圧
信号の形で制御装置1に入力する。そのため、内気溢セ
ンサ60、外気溢センサ61としてサーミスタ等の感熱
抵抗素子が使用され、通電によってその端子に生じるア
ナログ電圧を信号線60a,61aを介して制御装置1
に接続している。操作パネル2の各種スイッチのうち、
エアコンスイッチ65、吸入口切替スイッチ66、ェコ
ノミスィッチ67、短内気スイッチ68は一端が接地さ
れ、開閉懐点を介した池端を制御装置1に接続しており
、前3者は操作記憶形のスイッチ、あとの短内気スイッ
チ68は自己復帰形のスイッチである。詳細は後述する
が、短内気スイッチ68が閉成されると、そのことは制
御装置1内で電気信号として保持される。操作パネル2
におけるメインスイッチ64は、一端をイグニツション
キースィッチ4に接続し他端をブロワモータ14および
電気的駆動部材52,54,55,67に接続してある
。ブロワモータ14は電源線の他の一端が接続してある
ので、メインスイッチ64が閉成している間回転する。
電気的駆動部材52,54,55,57の電源線の池端
は制御装置1に婆続してあり、電気的駆動部材のうち電
磁クラッチ50の電源線50aも制御装置に接続してあ
り、制御装置1を介して電源供給路が成立する。制御装
置1の作動電源はメインスイッチ64を介さずイグニツ
ションキ−スイッチ4を通して供給される。従って、制
御装置1としてはィグニッションスィッチ4が閉成され
た状態で作動する。ただし、前述の通りメインスイッチ
64が開成されなければブロワモータ14および電気的
駆動部材への電源供給が成立しないので、その間制御装
置1は待機状態におかれる。制御装置1は空気調和装置
全体の制御を司る機能部品としてマイクロコンピュータ
100を有する。
この実施例で説明するマイクロコンピューターOQ‘ま
、CPUのほかにROM,RAM,1/0ボート、タイ
マ等を内蔵した富士通株式会社製の1ビットのワンチツ
フ。マイクロ コンピュータM旧8841である。その
内部構成、ピンの接続、取扱い等には富士通株式会社発
行のMB8840シリ−ズ、ユーザマニアルを使用する
ことができる。制御装置1はマイクロコンピュータ10
0を情報入力手段および電気的駆動部材と作動的に結合
するための結合回路および処理回路を含む。まず、アナ
ログ信号をマイクロコンピュータ100に入力させる回
路として、前層増幅回路群110、アナログマルチプレ
クサ120、およびアナログーデジタル変換回路(A−
○変換回路)130が使用される。前暦増幅回路群11
川ま、内気センサ60、外気センサ61、ダンパ開度サ
ンサ62、および温度設定器63からの各々の信号を独
立して前層増幅する個別の前層増幅回路111,112
,113,114からなる。内気センサ60と外気セン
サ61のように全抵抗が変化する素子に対しては前暦増
幅回路111,112として第3図に示す回路を使用す
る。第8図において、内気センサ60、外気センサ61
を代表する素子6′と直列に抵抗111aが接続され、
その接続点の電圧と、可変抵抗1 1 1bおよび抵抗
11 1cからなる基準電圧発生器の出力電圧とを、オ
ベアンプ111dを使用した差動増幅回路に入力し、1
つの電圧の差に応じた増幅電圧を得るように構成されて
いる。ダンバ開度サンサ62、および温度設定器63の
ように出力信号が既に電圧信号となっている場合では、
前檀増幅回路113,114として第4図に示す回路を
使用する。第4図において、ダンパ関度サンサ62と温
度設定器63を代表する素子6′からの電圧と、可変抵
抗113aおよび抵抗113bからなる基準電圧発生器
の出力電圧とを、オベアンプ113eを使用した作動増
幅回路に入力し、2つの電圧の差に応じた増幅電圧を得
るように構成されている。第3図、第4図に示す2つの
型の前檀増幅回路において、可変抵抗111bと113
aは増幅の利得を調節して入力のアナログ信号のレベル
を調節しマイクロコンピュータ10川こおいて演算し易
いレベルに変換するために用いられる。アナログマルチ
プレクサ120は、アナログスイッチ121,122,
123,124とその制御ゲートに接続されたィンバー
タ125,126,127,128からなり、インバー
タ125〜128の各入力端子はマイクロプロセッサ1
00の入出力ボートRo〜R,5のうちピンRo〜R3
に接続される。
アナログマルチプレクサ12川まマイクロコンピュータ
10川こよって指令される(このときピンからの出力は
0レベルとなる)順序でアナログスイッチ121〜12
4が個別的にオン状態となって、前直増幅回路110の
1つの出力電圧を順にA−D変換回路130に入力する
。A−D変換回路130は、電圧比較器131とラダー
形電圧発生器132からなり、ラダー形電圧発生器13
2の入力端子はマイクロコンピュータ100の並列出力
ボート比〜比に接続され、電圧比較器131の出力端子
は入出力ボートのうちのピンR4に接続されている。こ
の型のA−○変換回路130は、例えば昭和58(19
78)年7月20日発行の日本電装公開技報VoLII
,No.76に温度検出回路として紹介されているが、
それ以前から公知でありその作動説明は省略する。マイ
クロコンピュータ100‘ま並列出力ボートQ〜比から
出力した2進コードと入出力ボートRo〜R.5のピン
R4の入力信号レベルとによってアナログ信号をデジタ
ル量として認知できる。スイッチ信号をマイクロコンピ
ュータ100に入力する回路として、オンオフ信号増幅
回路140が使用される。オンオフ信号増幅回路140
は運転モードの選択に使用する前記スイッチ65〜68
の一方の端子が俊点閉成による接地電圧にあるか解放状
態にあるかによって2値しベルの反転した電圧信号を発
生する個別の増幅回路141,142,143,144
からなり、各出力端子をマイクロコンピュータ100の
ノンラツチ入力ボートKo〜K5に接続してある。これ
らの増幅回路141〜144は、符号141で代表例を
示すように、スイッチ接点が閉成状態のとき、トランジ
スタ141がオンしてそのコレクタに1レベルの信号を
発生し、スイッチ接点が解放状態のとき、トランジスタ
141はオフしてコレクタを0レベルとするものである
。マイクロコンピュータ100は入力ボートKo〜K3
の各ピン毎に1レベルか0レベルかを判定することによ
って、スイッチ65〜68の操作状態を認知できる。マ
イクロコンピュータ10川こよって、電気的駆動部材と
しての、電磁クラッチ50、内外気切替ダンパ13を駆
動する電磁弁52、温度調節ダンパ18を駆動する電磁
弁54,55、および吹出□切替ダンパ21を駆動する
電磁弁57の付勢と消勢を切替えるため、オンオ−フ信
号増幅回路150が使用される。
電磁クラッチ50を除く電磁弁52,54,55,57
を作動させる個別の増幅回路151,153,154,
155は、例えば第5図のように反転作動する2個のト
ランジスタ151a,151bで電磁弁を直接付勢する
ように構成されている。また電磁クラッチ50を作動さ
せる増幅回路152は、大電流出力を要するので第6図
のようにリレー152aを使用している。リレー駆動ト
ランジスタ152bはィンバ−夕152cを介して作動
するようにしてあり、第5図のものも第6図のものもマ
イクロコンピュータ100の出力が0レベルの時電気的
駆動部材を付勢する。電源回路170は制御装置1の作
動に必要な電源を供給するもので、バッテリ3の端子電
圧から公知の定電圧電源回路1 71によって十5Vの
定電圧電源を作成し各回路に供給する。
また、バッテリ3からのそのままの電圧(通電例えば1
2V)をオンオフ信号増幅回路150に供給する。マイ
クロコンピューター00‘こ付設する回路として、起動
回路180がある。起動回路180は、ィグニッション
キースィッチ4の閉成により5Vの電圧が印加されると
一定時間の間0レベルの信号をマイクロコンピュータ1
00のRESET端子に入力してマイクロコンピュータ
100を初期化する働きを有する。このマイクロコンピ
ューター00は初期化の間全ての出力ボートから1レベ
ルの信号を出力する。マイクロコンピュータ100のク
ロックジェネレ−夕用端子Extal,Etalには抵
抗、容量を接続し、IMHZのクロツクジェネレータを
構成してある。富士通株式会社製のマイクロコンピュー
タMB8841には図示していない端子があと教本ある
がこの実施例では必要でないので省略してある。制御装
置1はさらにィグニツションキースィツチ4が閉成され
ているときの内気温度を表示するための表示用信号変換
回路160を内蔵してもよい。
変換回路160は例えばマイクロコンピューター00の
入出力ボートのうちのピンR,2〜R,5から送られて
いる2進コードを個別の論理信号に変換するデコーダと
することにより、内気温度に応じて発光ダイオード群2
′の中から所定の発光ダイオードを点灯することができ
る。発光ダイオード群2′は前記の表示パネルに設けて
もよい。次に温度制御の方法と各運転モードについて説
明する。空気調和装置の作動を図式化した第7図におい
て、設定温度を示す信号T2と前記内気温センサ6川こ
よる内気温度の測定値を示す信号Trとの偏差を偏差検
出部201で求め、その偏差に従って制御対象(車室内
空気)200の温度を上昇、下降させるべく前記の温度
調節ダンパ18を駆動する。これにより、所定の熱負荷
を有する制御対象200の温度は変化し、この変化は前
記内気温センサ60の測定値を示す信号Trの変化とし
て偏差検出部201に帰還され、その結果制御としては
内気温度Trが設定温度Lに近ず〈ようにダンパ18の
開度をくり返し調節する。しかるに、制御対象200の
熱負荷は一定ではなく種々の要因によって変化する。自
動車用の空気調和装置では、制御対象20川こおける熱
伝播の遅れを含む制御系の応答遅れの問題があり、例え
ば外気温度Tamの変化に対して内気温度Trを一定に
保つことができないという問題がある。従って予測制御
を採用することにより、すなわち外気温度Tamのよう
な外乱要素を予め検出して制御対象200の熱負荷が外
乱の影響を受けるのと同時に偏差検出部201にも補正
信号を加えるようにして、内気温度Trを安定に保持す
る。予測制御では、内気温度Trを設定温度T2に近ず
けるにはその他の温度制御に関与する要素がどのような
条件のときどのような補正を行なうべきかを、前もって
実験的に算出しておく。
この実施例では、温度調節ダンバ18を駆動するために
次の計算式を使用する。K,=Kr十Kam+Kpo十
OF+MF ・・・【1}△Kpo=K2一K
. ・・・‘2}ここで、偏
差△Kpoがある決められた範囲内に収束するように温
度調節ダンパ18の開度が制御される。
【1ー式における内気温度の項Kr、外気温度の項Ka
m、ダンパ関度の項Kpoはそれぞれ実際に測定された
内気温度Rr、外気温度Tam、ダンパ関度Tpoに所
定の利得定数を秦して得られたものである。補正項MF
は空気調和装置が前記冷却器15が作動してないとき(
コンブレッサ、オフのとき)、つまり冷却器15の通過
後の空気の温度が0℃でないときにそれに応じてダンパ
開度を補正するために使用される。このMFは運転モー
ドが内気式であれば内気温度Trに、外気式であれば外
気温度Tamに所定の定数を掛けた値として示される。
補正項CFは温度制御系を目標とする設定温度T2に正
確に一致させるために、設定温度T2と内気温度Trと
を比較してその偏差に対応して決められる補正項である
。なお、後述するが空気調和装置の運転が開始された初
期の状態では内気温度Trは一定しないので、補正項C
Fは内気温度Trの安定を待って計算に用いられる。な
お、温度制御の予測制御において、外気温度Tam以外
の外乱要素についても補正を加えることができる。例え
ば日射量、自動車の速度、乗員数等に関係する補正項を
{1}式の右辺に加算すればよい。上記(1}式におけ
る各項Kr,Kam,KpopCF,M『は全て温度に
換算した値となるように利得定数が定めてあり、従って
加算値K,はそれらの各項の示す条件において調節され
るようとする制御対象200の温度を示す。
上記(2}式ではm式で計算した制御されようとする温
度K,と目標とする温度K2=T2とを比較してその差
△Kpoをダンパ駆動のために取出す。これらの計算を
図式化した第7図において、実線の長方形の枠211,
212,213,214,215は上記の計算を実行す
る上で行なわれる各項毎の利得計算を示し、円201と
205は偏差検出を、円202,203,204は加算
を示す。
前記吹出口功替ダンパ21による上下吹出口の切替は、
温度調節ダンパ18の関度、すなわち吹出空気の温度に
応じて自動的に決定される。
ただし、前述の通りコンブレツサ、オンとオフでは同じ
ダンパ開度でも吹出空気の温度は異なるので、その補正
のために補正処理215によって補正値Msを得、吹出
口の切替に供する。第7図に図式化される温度制御と運
転モードの制御とは前記マイクロコンピュータ100の
ROMに格納された制御プログラムに従って逐次実行さ
れる。
制御プログラムの概略を第8図に示す。前記ィグニッシ
ョンキースイッチ4が開成されると制御装置1は作動状
態となり、マイクロコンピュータ100‘こ電源が供給
されると制御プログラムは開始ステップ300より実行
開始される。そして前記起動回路18川こよって初期化
がなれれ、初期設定ルーチン400ではプログラム実行
上の基礎となる条件を設定する。初期設定ルーチン40
0では例えば後述するタイマ機能のIJセット、あるい
は温度制御の計算式における補正項○Fをまず0とする
ことも含んでいる。そして、制御プログラムは初期婦度
読込ルーチン500、アナ。
グ信号読込と関連処理ルーチン600、運転モード判別
とその関連処理ルーチン700、温度演算とそれに基〈
温度調節ダンパ駆動ルーチン800、便東用補正処理ル
ーチン900と続き、ルーチン500もしくはルーチン
600へ戻り、以後これをくり返す。このくり返し処理
の時間間隔(ルーチン600なし、し800の処理間隔
にほぼ等しい)は大体数10ミリ秒である。第8図にお
ける、処理温度読込ルーチン500、およびアナログ信
号読込とその関連処理ルーチン600の詳細を第9図に
示す。また、運転モード判別とその関連処理ルーチン7
00を第10図ないし第13図に、温度演算とそれに基
く温度調節ダンパ駆動ルーチン800を第14図に、収
束用補正処理ルーチン900を第16図に示す。第9図
ないし第16図における各ルーチンの始端と終端および
分岐端を示すA,B,C,D,Eの符号は第8図の同符
号と一致させてある。第9図により、初期温度読込ルー
チン500と、アナログ信号読込およびその関連処理ル
ーチン600とを説明する。
まず、ステップ501においてマイクロコンピュータ1
00が内蔵するタイマ機能の1つ(タイマ1)をスター
トさせる。マイクロコンピュータ100‘こ内蔵させる
タイマ/カウンタを使用するタイマ機能については前述
のMB磯40シリーズ、ユーザマニュアルに説明されて
いるが、この実施例ではタイマ1としてそのタイマノカ
ウンタのオーバフローをソフトウエアで計数する(RA
Mの所定番地をカウンタとする)ことによって2分間の
タイマをなしている。後述するタイマ2も同様にして1
0分間のタイマを構成している。次にステップ502で
初期の内気温度Tr(0)の読込を行なう。
このとき第2図を参照して前述したように内気温センサ
60の出力信号を前層増幅回路111で適当なしベルに
調節し、アナoグスィッチ121をオンさせ、A−D変
換回路130を介してデジタル量として謙込むのである
。なお、ここで内気温センサ60の出力信号とA−D変
換回路130から説込んだデジタル量との間に適当な対
応関係を持たせるためにマイクロコンピュ−夕100‘
こおいてソフトウェアでの処理を行なってもよい。そし
て得られた内気温度Trを示す値は初期の内気温度Tr
(0)としてRAMに格納される。次いでステップ60
1,602,603,604ではそれぞれ内気温度Tr
、外気温度Tam、設定温度T2、温度調節ダンパの関
度Tpoが読込まれ、それと付随した演算処理が実行さ
れる。
前記の温度演算式を実行するための、各項の利得乗算も
それぞれ行なわれる。内気温度Trが読込まれると、そ
のデジタル量Trとともに、温度計算に使用する予め定
めた利得Krを秦算した内気温度の頃Kr、温度計算に
コンブレッサ、オフ時の補正項として使用する。予め定
めた利得はを案算した項Mi、および上下吹出口の選択
のための補正演算に使用する。予め定めた利得8を黍算
した項Msiをそれぞれ算出してRAMの所定番地に格
納する。外気温度Tamを読込むと、そのデジタル量T
amとともに、温度計算に使用する予め定めた利得Ka
mを秦算した外気温度の項Kam、温度計算にコンブレ
ッサ、オフ時の補正項として使用する、予め定めた利得
Qを秦算した項Mx、および上下吹出口の選択のための
補正演算に使用する、予め定めた利得ごを秦算した項M
xiをそれぞれ算出してRAMに格納する。
設定温度T2を謙込むと、そのデジタル量T2をものま
ま温度計算、ほかに使用する項K2としてRAMに格納
する。
ダンパ開度Tpoを読込むと、百分率(%)で表わされ
るそのデジタル量Tpoを温度計算に使用する一定の利
得Kpoを秦算した値KpoとしてRAMに格納する。
次に内気温度の表示処理ルーチン605を実行するが、
温度表示自体は本発明の要旨とあまり重要な関連を持た
ないのでその説明は省略する。cは分岐入力端を示し、
初期温度の読込ステップ501,502が使用されない
とき、つまり後述するように初期温度Tr(0)の有効
記憶期間である少なくとも2分間が経過しない間は、こ
の分岐入力端cを通ってプログラムがくり返し実行され
る。第10図ないし第13図により、運転モード判別と
その関連処理ルーチン700の概略を説明する。
2つの判定ステップ701,702では、操作パネル2
におけるヱアコンスイツチ66とェコノミスイツチ67
が関(オフ)にあるか閉(オン)にあるかを、マイクロ
コンピュータ100の入力ボートのうちピンKo+K2
の信号レベルによって判別する。
そして判定ステップ701においてエアコンスイッチが
オフであれば、すなわちコンブレツサ、オフの、冷却器
15を使用しない運転モードが指定されているときは、
線aに従って処理を実行する。(なお、菱形で示す判定
ステップは水平方向の流れを「はい一(YES)、下方
向の流れを「いいえ一(NO)とする)。そしてコンブ
レツサ、オフの運転モードであるため、まず出力ステッ
プ703でコンブレッサ、オフの指令信号を出力する。
これを第2図を参照すると、マイクロコンピュータ10
0はラッチ付入出力ボートのうちのピンR8に1レベル
の信号を出力し、これをオンオフ信号増幅回路152で
増幅し電磁クラッチ50に消勢信号として出力する。電
磁クラッチ50はそれ以前の状態が付勢であったなら消
勢に切替えられ、消勢であったならそのままである。次
いで、マイクロコンピュ−夕100は、ルーチン704
に移り入力ボートのうちのピンK,の信号レベルを調べ
て、吸込口切替スイッチ64が内気式を示す関(オフ)
であるか外気式を示す(オン)であるかを判定し、また
入力ボートのうちのピンK3の信号レベルを調べて短内
気スイッチ64が開くオフ)であるか開くオン)である
かを判定し、判定に従って内外気切替ダンパ13を駆動
すべく電磁弁52の付勢、消勢を指定する。そして、ま
た内気式(短内気式も含めて)であるか外気式であるか
によって「前述の温度計算式における補正項MFを決定
する。すなわち、内気式であればMi(=QTr)、外
気式であればMx(=yTam)を選択する。次に吹出
口の上、下を切替えるためにそのときの温度調節ダンパ
18の関度が吹出空気の何度に相当するかを計算し、そ
の計算値に従って吹出空気が例えば30℃以上であれば
下側吹出口20,30℃以下であれば上側吹出口19と
いうように、吹出□切替ダンパ21を駆動すべく電磁弁
57の付勢、消勢を指定する信号を入出力ボートのピン
R7から出力する。ピンR7が1レベルのとき電磁弁5
7は消勢され、内外気切替ダンパ21は下側吹出口20
を開き、ピンR7が0レベルのとき電磁弁57は付勢さ
れ内外気切替ダンパ21が上側吹出口19を開くことは
前述の通りである。第11図はa線以後のコンブレッサ
、オフ時の制御プログラムを具体的に示すものである。
内外気判別ステップ705において、吸入口切替スイッ
チ66が閉のときは「内気式」と判定され、ステップ7
06で内外気切替ダソパ13を内気側とすべ〈電磁弁5
2を付勢するための信号を出力する(マイクロコンピュ
ータ100の入出力ホートのピンR9に0レベルの信号
を生じる)。次に温度計算の補正項MFとして、内気温
度Trに関係する項MiがRAMから謙出されて、設定
される。
すなわち、コンブレッサ、オフでかつ内気式であるため
、温度調節ダンパ18の上流から送り込まれる空気の温
度は0℃(コンブレツサ、オン時の冷却器15通過後の
空気の温度)ではなく、内気温度Trにほぼ等しいため
、内気温度T【に応じて、内気温度Trが0℃以上であ
れば温度調節ダンパ18をより冷房側(加熱側16を通
るよりバイパス通路17を通る空気の割合を増加させる
。)に駆動し、内気温度Trが0℃以下であればより暖
房側に駆動するように、補正項MFを決めるのである。
前述の通り、Miは内気温度Trに利得定数ばを乗じて
算出されるが、利得定数Q‘ま内気温度Trとダンパ開
度およびそのときの吹出空気の温度との関係を調ばた結
果としての実験データにより定められる。なお、コンブ
レツサ、オン時にこのような補正は必要ないので補正項
M『は0とおかれる。ステップ708,709,71川
ま吹出口の上下を決めるための演算処理をなしている。
コンブレツサ、オン時はダンパ閥度が例えば60%のと
き、3000の吹出空気の温度が得られるとすれば、ダ
ンパ関度が60%より大か小かで吹出口の上下を切替え
れば、頭寒足熱型の空気吹出が自動的になされるがYコ
ンブレッサ、オフ時ではただ単にダンパ開度によって吹
出口を切替えるのでは一定の吹出空気温度、例えば30
;0によって吹出口を切替えることはできず、吸込空気
の温度によってダンパ開度と吹出空気との関係を補正し
なければならない。ステップ708では、その補正項M
sとして内気温度Trに利得定数Bを掛けた値Msiを
選択する。そしてステップ709において吹出口の切替
点を示すダソパ開度sを補正する。ここで、Dとあるの
はコンブレツサ、オン時に吹出口の切替の境界となる吹
出空気温度。例えば30ooが得られるダンパ閥度、例
えば60%を示す値である。次にステップ710におい
て実際のダンパ関度Kpoが、吹出口の切替点をなるグ
ンパ関度sより大きいかを判定し、「はい一のときはス
テップ711により乗員の主として下半身に、温風を吹
出すべく、電磁弁57の消勢命令を出力して切替ダンパ
21により下側吹出口20を開かせる。ステップ71川
こおいて実際のダンパ開度Kpoが境界値sより小さい
ときは、ステップ712により乗員の主として上半身に
冷風を吹出すべく、電磁弁57の付勢命令を出力して、
切替ダンパ21により上側吹出口19を開かせる。内外
気判定ステップ705において「いいえ一と判定される
と、短内気判定ステップ113において短時間内気スイ
ッチ68がオンであるかが判定される。
「いいえ一であれば、外気式ということであるのでステ
ップ717に移るが、「はい一であればタイマスイッチ
714,715,716により一定時間例えば10分間
だけ内気式とし、10分経過後は外気式に切替える。前
述の通り短時間内気スイッチ68は自己復帰式であるた
め、一時閉成されると判定ステップ713からステップ
714を通過してステップ715に移り、内蔵したタイ
マ機能としてのタイマ2をスタートさせて、ステップ7
06から前述した内気式の処理を実行する。そしてステ
ップ715においてタイマ2をスタートさせると同時に
短時間内気スイッチ68が閉成されたことを示す数値を
RAMの所定番地に記憶させ判定ステップ713ではこ
れを判定するようにする。そしてタイプ判定ステップ7
16において、10分経過したことが判定されてときに
、このRAMに記憶した数値を消勢させる。外気式の場
合はまずステップ717において、内外気切替ダンパ1
3を外気導入口12に解放させるべく電磁弁52の消勢
指令信号を出力する。次いで、温度計算のための補正項
MFを外気温度Tamに利得定数yを乗じたMMこ決定
する。次にステップ719,720,721により内気
式の場合と同様に吹出口の上下を決めるダンパ開度sを
外気温度Tamに一定の利得定数‘を掛けた値Msxで
補正し、これと実際のダンパ開度Kpoと比較して、吹
出口の上下を決定する。ステップ722,723ではそ
の決定に従って吹出□切替ダンパ21を駆動するため電
磁弁57に消勢、付勢を指令する。第10図にもどって
エアコンスイッチの判定ステップ701において「いい
え一(エアコンスイッチ、オン)であれば次の判定ステ
ップ702でェコノミスィッチ67のオン、オフが判定
される。
ェコノミスイツチがオフ(「いいえ一)であれば線bに
従って、コンブレッサ、オンの通常の運転モードで空気
調和装置が運転されるよう処理が実行される。まず、ス
テップ724でコンブレッサ、オンの指令、すなわち前
記の冷房サイクルを運転させるために電磁クラッチ52
を付勢する信号を出力する。次に、ルーチン725では
内気式か外気式かあるいは短時間内気的かの判定を行な
って、その判定に従って内外気切替ダンパ18を制御し
、また温度調節ダンパの開度に応じて吹出口の切替えを
実行する。ルーチン725の詳細を第12図により説明
する。
ステップ724で冷房サイクルが運転されるとステップ
726で温度計算の補正項MOを0にし、判定ステップ
727,728において吸込口切替スイッチ66と短内
気スイッチ68のオンオフを調べ、内気式が指定されて
いればステップ729に進んで電磁弁52の付勢指令信
号を出力して内外気切替ダンパ13を内気導入側に駆動
し、外気式が指定されていればステップ7301こ進ん
で電磁弁52の消勢指令信号を出力して内外気切替ダン
パ13を外気導入側に駆動する。また、短時間内気式が
指定されていればタイマ処理ステップ731,732,
733によって1び分間は内気式としてその後外気式に
切替える。次に吹出口の上下を切替える処理ステップ7
34,735,736,737を実行するが、冷房サイ
クルが運転されているため冷却器15を通過した空気の
温度はほぼ0℃で一定であるので、温度調節ダンパ18
の開度Kpoによって吹出空気の温度を知ることができ
、従って3000の吹出空気温度に相当するダンパ開度
D(一般に60%程度)を吹出口の切替点を示すダンパ
開度sとし、これと実際の開度とを比較して吹出口の上
下を決定し、電磁弁52の付勢、消勢を制御する。
第10図にもどって、エアコンスイッチの判定ステップ
701において「いいえ一(エアコンスイツチ、オン)
であり、かつ次のェコノミスイツチ判定ステップ702
で「はい一(ェコノミスィッチ67がオン)と判定され
ると、線cに進んでェコノミ運転モードで空気調和装置
を制御する。
まずコンブレッサ、オン、オフの条件判定ルーチン73
8において、内気式と外気式のいずれが指定されている
かを判別してそれに従って内外気切替ダンパ13を駆動
し、また短時間内気式が指定されているときは短時間内
気の処理ルーチン739を実行する。内気式もしくは外
気式が指定されているときはクールダウン、すなわち急
な冷房の立ち上がりによる大きな冷房効果を得ることの
必要があるかを、目標とする設定温度T2と内気温度T
rとの比較によって決定し、クールダウンが必要なとき
は綾b‘こ従ってクールダウンが不要となるまでコンブ
レッサ「オンの通常モードで空気調和装置を運転する。
クールダウン処理後は、冷房サイクルの運転なしで目標
とする設定温度T2が得られるかを、設定温度T2と外
気温度Tamとの比較によって判別し、判別の結果設定
温度T2が得られないときは、線bに従って設定温度T
2が得られると判別されるまでコンブレッサ、オンの通
常モードで空気調和装置を運転する。冷房サイクルの運
転なしで目標とする設定温度Lが得られると判別される
と、コンブレッサ、オフの制御ルーチン740を実行す
る。
この制御ルーチン740では、冷房サイクルの運転を停
止すると同時に吸入口を外気式に切替えて空気調和装置
を運転する。第13図によりェコノミ運転モードについ
て詳細に説明する。
まず、吸込口判定ステップ741,742により、内気
式か外気式かあるいは短時間内気式のいずれが指定され
ているかを判定する。そして内気式の場合はステップ7
43において内外気切替ダンパ13を内気導入にし、外
気式の場合はステップ744において内外気切替ダンパ
13を外気導入にし、短時間内気式の場合はタイマ処理
ステップ745,746,746aにより1粉ご間だけ
内気式とし、1粉ご経過後は外気式とする。短時間内気
式の処理ステップ747,748,749,750,7
51,751,753は、第12図で説明したコンブレ
ッサ、オン時の制御とほぼ同じであり、内気式か外気式
かの判定を既に済ましている点で異なるのみである。短
時間内気式であく内気式もしくは外気式の場合は吸込口
切替ダンパ13の駆動指令信号ステップ743,744
で出力した後、ステップ754,755,756からな
るク−ルダウン要杏判別ルーチンを実行する。ステップ
754で設定温度Lと内気温度Trとの温度差Pを算出
し、この温度差Pが予め定められた温度差B、例えば1
.6℃より4・さげればステップ755でクールダウン
不要ぐはし、」)と判定し、また温度差Pが温度差B+
b例えば2.が0により小さい場合もステップ756で
クールダウン不要(「いいえ一)と判定し、温度差Pが
例えば2.6o○より大きいときはクールダウン要と判
定されてステップ756から分岐艦bを介して第12図
に示すコンブレッサ、オン時の通常運転モードでの制御
に移る。判定ステップ755,756で温度差Pを判定
するのに温度差b分の差を設定しているのは、判定レベ
ルにヒステリシスを設けることによりコンブレツサのオ
ン、オフがくり返し生じないようにするためである。ク
ールダウン不要と判定されると、冷房サイクルを運転せ
ずに目標とする設定温度T2が得られるかを判定する能
力判定処理がステップ757,758,759,76川
こて実行される。
この能力判定処理は設定温度T2に対して導入される空
気の温度が十分低いかを判定するものである。ここで本
空気調和装置を冷房用に用いる場合、冷房サイクルの運
転なしで内気温度Trを目標とする設定温度に安定的に
一致させるには原理的に外気導入でかつ外気温度Tam
が設定温度T2より十分低くなればならない。この実施
例では、ステップ757で設定温度T2と外気温度Ta
mとの温度差Rを算出すると、その温度差Rが冷房サイ
クルの停止時(コンブレッサ、オフ)で例えば7℃以上
、冷房サイクルの運転時(コンブレツサ、オン)で7℃
より低い例えば1oo0以上であるとき、冷房サイクル
を停止しても良い(能力有)と判定する。温度差Rが上
記の値より小さいときは、能力無と判定して線bに従っ
て第12図のコンブレッサ、オン時の通常モードの制御
を行なう。冷房サイクルを停止して目標とする設定温度
が得られると判定された場合は、ステップ761で電磁
クラッチ50の消勢指令信号を出力して冷房サイクルを
停止させるとともに、ステップ762で電磁弁52の消
勢指令信号を出力して内外気切替ダンパ13を外気導入
に切替える。さらに温度計算のための補正項MFを外気
温度Tamに関係した値Mxに決定する。次いでステッ
プ765,766,767,768により吹出口の上下
を決定する処理を行なう。ステップ763からステップ
768までの処理は、コンブレッサ、オフ時の制御とし
て説明した第11図のステップ718からステップ72
3までと同じである。次に、第14図により温度調節ダ
ンパ18を駆動するための温度計算とそれに基くダンパ
駆動ルーチンを説明する。
ステップ801,802でまず、前記の温度計算式(1
},■を計算する。この計算に必要な項のうちK2,K
r,Kam,Kpoについてはアナログ信号読込とその
関連処理ルーチン(第9図参照)でRAMに格納してあ
り、MFについては運転モード判別とその関連処理ルー
チン(第10図ないし第13図参照)で決定してあり、
またOFは初期設定ルーチンで0としてあり、ステップ
801,802ではこれらの値をRAMから読出して計
算するだけである。計算の結果得られる△Kpoは、空
気調和装置のその時点の各種運転条件から算出されて、
制御されようとする制御対象の温度K,と、前記温度さ
れようとする制御対象の温度K.と、前記温度設定器6
8によって設定された目標とする設定温度K2(=T2
)との偏差を示す。
次の判定ステップ803,804,805,806,8
07,808では、その偏差△Kpoが「ほぼ0」であ
るか、それより大きいか、あるいは小さいかを判定し、
偏差△Kpoがほぼ0のときはステップ809で電磁弁
54,55の両方を消勢して温度調節ダンパ!8を停止
させ、偏差△Kpoが「ほぼ0」より大きいときは内気
温度Trを設定温度T2にするには制御されるようとす
る温度K,が「低い」つまり吹出空気温度が低いと判断
して、ステップ811により電磁弁55を付勢してダン
パ18をその開度が大きくなる方向に駆動し、また偏差
△Kpoが「ほぼ0」より小さいときは内気温度Trを
設定温度T2にするには制御されるようとする温度K,
が高い、つまり吹出空気温度が高いと判断して、ステッ
プ810‘こより電磁弁55を付勢してダンパ18をそ
の開度が小さくなる方向に駆動する。ここで判定ステッ
プ803〜808は、電磁弁54,55の付勢、消勢が
短時間に激しく切替わることがないように、偏差△Kp
oの判定レベルに所定の幅を持たせてヒステリシスを付
加するとともに、プログラム処理上電磁弁54と電磁弁
55の付勢が一度に切替わることのないようにしてある
。判定ステップ803,804はそれまでに電磁弁54
,55が付勢(オン)されているか消勢(オフ)されて
いるかを判定する。そしてどちらかが付勢されていれば
ステップ805,806によりその付勢を持続するか消
勢に切替えるかを別差△Kpoの大きさによって判定す
る。また電磁弁54,55のいずれも付勢されてないと
きはステップ805,806により。消勢状態を持続す
るかいずれか一方を付勢するかを判定する。判定ステッ
プ803〜808の機能を図示すると第15図のように
なる。第15図において、実線55aは電磁弁55の付
勢消勢と偏差△Kpoとの関係を示し、実線54aは電
磁弁54の付勢消勢と偏差△Kpoとの関係を示す。
そして、温度上昇に関与する電磁弁55が消勢から付勢
へ切替わるときは1℃の判定ステップ807から切替ス
テップ811へ進み、逆に付勢から消勢へ切替わるとき
は0.6℃の判定ステップ806から切替スップ809
へ進む。また温度下降に関与する電磁弁54が付勢から
消勢へ切替わるときは、一0.4q0の判定ステップ8
1 0から功替ステップ810へ進み。逆に付勢から消
勢へ切替わるときは000の判定ステップ805から切
替ステップ809に進む。偏差△Kpoが000〜0.
600の「ほぼ0」のときは電磁弁54,55の両方と
もが消勢状態となる。電磁弁54,55のいずれかが付
勢されていれば温度調節ダンパ18が駆動中、つまり温
度制御としてはまだ安定してないことになるので、分岐
端Cを介してアナログ信号読込とその関連処理ルーチン
600(第9図参照)に戻る。
電磁弁54,55の両方ともが消勢されるまで分岐端C
を通って処理をくり返す。電磁弁54,55の両方とも
が沼勢されるとタイマ判定ステップ812に移る。タイ
マ判定ステップ812は初期温度読込ルーチン500(
第9図参照)でタイマーをスタートさせてから2分が経
過しているかを判定する。そして、2分が経過してない
間は分岐端Cを通ってアナログ信号読込とその関連処理
ルーチン600‘こ戻る。すなわち、初期温度読込ルー
チン500を一旦通過すると最低でも2分間でかつ電磁
弁54,55が両方とも付勢されるまで、アナログ信号
論込とその関連処理ルーチン600、運転モード判別と
その関連処理ルーチン700、および温度演算とそれに
基〈温度調節ダンパ駆動ルーチン800をくり返し実行
する。なお、一般的な空気調和装置では外気温度Tam
等の大きな変化がなければ2分間で温度調節ダンパ18
の関度は安定化される。電磁弁54,55の両方ともが
消勢され、かつ初期の内気温度Tr(0)の謙込から2
分が経過していれば、判定ステップ812から第16図
に示す収束用補正処理ルーチンへ移る。
収束用補正処理ルーチンでは、温度演算とそれに塞く温
度調節ダンバ駆動ルーチン800の処理の結果として、
温度調節ダンパ18が停止し従って吹出空気温度が安定
すると、ステップ901,902,903によりその状
態の内気温度Tr(アナログ信号読込とその関連処理ル
ーチン600で読込んだものをRAMから論出して用い
る。)をタイマ1のスタート時の初期温度Tr(0)と
比較して、ほぼ2分の間に内気温度Trが安定したかを
判定する。安定していないときは端子Aに戻って初期温
度謙込ルーチン500から再び処理を行なう。内気温度
Trが2分の間はぼ同じであると、前記計算式‘1},
(2}による温度制御が安定したとみなされる。次にス
テップ904,905,906,907,908では、
そのときの内気温度Trと目標とする設定温度T2とを
比較して、その差があるときは前記温度計算式(1},
【2ーを補正し、端子Aからプログラムの始めに戻る。
内気温度Trの安定判定ステップ90 1〜903では
、まずステップ901でそのときの内気温度Trと初期
の内気温度Tr(0)との温度差△Trを算出し、判定
ステップ902,903でその差△Trが例えば0±1
℃にあるか否かを判定する。
2分間の温度差△Trが0±1℃以内であるときは、前
記温度計算式による温度制御が安定したとみなされる。
そして、次にステップ904において、目標とする設定
温度Lと室内温度Trとの温度差Yを算出し、判定ステ
ップ905,906でその温度差Yが例えば0±1℃に
あるか杏かを判定する。温度差とが十1℃以上のときは
温度調節ダンパ18をさらに暖房側の位置に補正するべ
く、温度計算式の補正項OF(初期設定では0にされて
いる)をcfだけ小さい値にする。また温度表Yが−1
℃以上のときは温度調節ダンパ18をさらに冷房側の位
置に補正するべく、補正項OFをcfだけ水きし・値に
する。cfの値は空気の温度例えば0.800の変化に
相当する値程度であればよい。ステップ907,908
で補正項CFが新たに算定されると、端子Aからプログ
ラムの始め(初期塩度読込ルーチン)に戻り、少なくと
も2分間経過してダンパ関度が安定すると、内気温度T
rの安定判定ステップ901〜903を実行し、再びス
テップ904で設定温度Lとの比較をして、なお温度差
Yが0±1℃以内にないときは補正項CFの値をさらに
cfだけ増加させるか減少させる。
温度差Yが0土1℃以内にあるときは、内気温度Trが
ほぼ目標とする設定温度Lに使東したことを示すもので
あり、補正項CFをそのままにして端子Aからプログラ
ムのはじめに戻り、メインスイッチ64が閉成されてい
る間は今まで説明したプログラムに従って空気調和装置
の各機能要素をくり返し制御する。空気調和装置の運転
中に運転モードとか温度制御の設定温度、あるいは外気
温度等が変化しても、プログラムのくり返し周期は数十
ミリ秒であるため、その変化に対してほとんど遅れるこ
となく追従する。この実施例では、収束用補正処理ルー
チンをほぼ2分毎に実行するが、この間隔を数十秒ない
し数分に設定してもよい。
また、内気温度Trと設定温度T2との温度差Yの判定
域を0±1℃より狭くし、また補正項CFの増減域cf
を0.800(吹出空気の温度)より小さくすることに
より、温度制御の収束の精度を向上できる。また、収束
用補正処理ルーチンの実行される間隔は例えば2分間に
固定せずに制御途中で変化させてもよい。
例え空気調和装置の運転開始からしばら〈の間は内気温
度Trが安定するのに余分に時間がかかり、一旦、安定
した後は一般的に次の安定までにはわずかの時間で良い
ため、収束用補正処理ルーチンの実行間隔を、運転開始
からの経過時間とか、設定温度T2と内気温度Trとの
温度差とかに応じてプログラム上で変更するようにして
も良いoまた、内気温度Trが安定したか否かを判別す
る方法としては、上述のように温度調節ダソパ18の停
止と、初期内気温度Tr(0)と2分後の内気温度Tr
との温度差とによって判別するほか、温度調節ダンパ1
8が所定時間連続して停止状態にあるか否かを判別する
方法を用いてもよい。
前記収束用補正項CFの増減値cfは一定であくとも、
内気温度Trと設定温度しとの温度差の大きさによって
変化させてもよい。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明を自動車用空気調和装置に適用した実
施例を示すもので、第1図は全体システムの構成図、第
2図は電気制御系の電気結線図、第3図および第4図は
第2図図示の前層増幅回路110の詳細な電気結線図、
第5図および第6図は第2図図示のオンオフ信号増幅回
路150の詳細な電気結線図、第7図は温度制御の模式
図、第8図は第2図図示のマイクロコンピュータ100
による制御プログラムの概略を示すフローチャート図、
第9図ないし第14図、および第16図は第8図図示の
制御プログラムの各部の詳細を示すフローチャート図で
、第9図は初期温度謙込ルーチン500とアナログ信号
謙込とその ルーチン600、第10図は運転モ
ード判別とその関連処理ルーチン700、第11図は第
10図中のエアコンスイッチ、オフに続く処理ルーチン
、第12図は第11図中のエアコンスイッチ、オフでか
つェコノミスイツチ、オフに続く処理ルーチン、第13
図は第11図中のェコノミスィッチ、オンに続く処理ル
ーチン、第14図は温度演算とそれに基くダンパ駆動ル
ーチン800、第16図は収束用補正処理ルーチン90
0をそれぞれ示す、第15図は制御プログラム中第14
図のルーチンの説明に供するダンパ駆動におけるヒステ
リシス特性図、第17図は本発明の構成上の特徴を表わ
すブロック図である。 10・・・・・・通風ダクト、13・・・・・・内外気
切替ダンパ(切替装置)、14・・・・・・ブロワモー
タ、15・・・・・・冷却器(冷却用熱交換器)、61
・・・・・・外気温度サンサ(信号発生器)、100・
・…・マイクロコンピュータ(第1の手段および第2の
手段)。 第1図第3図 第4図 第5図 第6図 第8図 第2図 第7図 第9図 第10図 第15図 第16図 第11図 第12図 第17図 第13図 図 寸 船

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車室に向かつて空気を送るための通風ダクト、この
    通風ダクトにおいて空気取入を車室内外から選択的に行
    なう切替装置、前記通風ダクトにおいて車室に向かう空
    気流を生じさせるブロワモータ、および前記通風ダクト
    に配置された冷却用熱交換器、を備える車両用空調制御
    装置において、 車室外の温度に応じた信号を発生する
    信号発生手段と、 この信号発生手段によつて車室外の
    温度が所定温度以下であることが検出された時に前記冷
    却用熱交換器の冷却効果を消勢させる第1の手段と、
    この手段の作動にともなつて前記切替装置を車室外空気
    を取入れる方向に作動させる第2の手段と、 を包含し
    てなる車両用空調制御装置。 2 前記第1の手段が、前記車室外の温度を車室内の温
    度との相対差をもつて所定温度以下であることを検出す
    るようになつている特許請求の範囲第1項に記載の車両
    用空調制御装置。
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